インフレ・金利上昇・円安による影響でこれからの不動産市況はどうなる?
現在、海外の金利上昇やインフレ・円安など、ニュースでこのような言葉を聞く機会が増えていますよね。このような経済状態は、不動産業界にも大きく影響します。 そこで今回は、インフレ・金利上昇・円安が不動産に与える影響について解説していきたいと思います。今後、不動産投資を行う際の注意点などもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。 インフレ・金利上昇・円安それぞれの2022年の状況 それではまず、インフレ・金利上昇・円安それぞれの2022年の状況を見ていきましょう。 インフレ まずは、インフレです。現在、新型コロナウイルスの影響でインフレ傾向が高まっています。そこに加えて、エネルギーや穀物などの価格も上昇していてインフレ状態はさらに加速すると言われています。 しかし、世界中でこのような物価の上昇が起きていますが、日本では購買力が上がらず物価だけが上がるという状態になっています。 金利上昇 2つ目は、金利上昇の状況です。2022年は、金利上昇が最も大きな変化と言われています。新型コロナウイルスの影響で、景気が落ち込んでいる中で金融緩和が強まりインフレ傾向が大きくなったのです。 しかし、新型コロナウイルスの影響が少しずつ落ち着いてきている現在、海外では政策金利の引き上げの動きが広がりを見せています。 ただし日本では、日銀が「従来の大規模緩和を維持する」と表明している事もあり、金利上昇の動きはありませんが海外との金利差が大きくなっているという現状です。 円安 そして3つ目は、円安です。インフレや海外との金利の差によって、2022年10月では1ドル=140~150円台で約30年ぶりの円安となっています。このような状態が続くと、輸入価格の上昇でさらにインフレ状態が進み、悪循環に陥ると懸念されています。 不動産業界に与える影響 では次に、不動産業界に与える影響を解説していきたいと思います。 インフレ インフレは物価の上昇なので、当然不動産業界にも大きな影響を及ぼします。エネルギーや原材料価格の上昇によって、建築費の上昇に繋がり不動産価格の上昇圧力になります。
2022/10/25 16:39