~前巻のあらすじ~ 男鹿と父の問題は、男鹿の父が裏口入学という汚い手段を取り男鹿を志望校に入学させようとしたことによるものだった。 男鹿は父のことを尊敬していたが、裏切られた気持ちになり、防医大に入校してきた。 そのことを男鹿から打ち明けられたがその話をハナレや久保出も聞いていて、久保出が家族も大切にできない人間は医者には向いていない、と男鹿と対立してしまう。 一方で、久保出は父親に暴言を吐いた直後に震災で父を亡くしており、その後悔から家族を許せない男鹿に反発していたようだ。 どちらの肩も持てない賢人は、ハナレにアドバイスを求め、2人を信じて様子を見守ることにするのだ