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うちのガラクタ http://utinogarakuta.blog.fc2.com/

古びたモノが好きです。日常の捕って付けたようなモノ・コトの紹介です。

どこか昭和を感じさせる生活道具や民具が好きです。”雑閑”では日々の雑記・展覧会・読書・映画・フリマ・骨董市などでの感想を、”モノがたり”では部屋のガラクタを、”一枚の写真”では昔の旅写真などを載せています。つたないモノコトの紹介ですがお愉しみください!

フナコレタロ
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小平市
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旭川市
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2020/09/05

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  • 1169 民具のデザイン図鑑・その2

    ● 『民具のデザイン図鑑』展 武蔵野美術大学 美術館展示室1 編前回にひきつづき美大での民具展。今回は美術館の会場でのようすです。民俗資料室ギャラリーの展示での着用具、竹製品、やきものなどとは異なりこちらでは縁起物、玩具など鮮やかなものが多く民具の映像も多用され、よりダイナミックな演示方法です。また美術館では、彫刻展も同時開催中でした。 ● 『民具のデザイン図鑑』展 展示風景バナー写真(下)は民具...

  • 1168 民具のデザイン図鑑 その1

    ● 『民具のデザイン図鑑』展 武蔵野美術大学 民俗資料室ギャラリー/美術館展示室Ⅰ東京都小平市前期10/24-11/20、後期12/5-12/24 <* 水曜休館>『民具のデザイン図鑑』の刊行にちなみ、二会場で開催している美大収蔵の民具の数々。民俗資料室ギャラリーの会場では小展示ながら、おもにカゴ類ややきもの、労働での着用の民具を展示している。その多くは収集後ゆうに半世紀を経ており、とくに竹や藁などの自然素材の民具では人々...

  • 1167 飯能さんぽ

    ● 飯能さんぽしてみました。 2022年10月23日比較的近場とはいえ、飯能に来るのもほんとうにひさしぶり。前のときには自転車で手早く巡ったけれど、今回のように少し歩いてみたら、町の雰囲気も多少なりとも良く分かりしっくりとくる。町をぶら歩く愉しみは、やはり昔を感じさせる町の面影を見つけること。明治44(1911)年の大通りと、現在の街並みを比較してみたらどうだろうと、博物館の古写真に見入ってみる。 ● 町なかにみ...

  • 1166 糸となる

    ● みちくさあん・小石川植物祭連動企画「いと になった くさ と き」展 文京区白山 gallery KEIAN にてみちくさあん(山本あまよかしむ)の小石川植物園でのワークショップと兼ねた企画。今回は、植物園内で採れる8種類の植物で繊維にし、その糸で編んだ作品の展示即売会。ギャラリーではその8種類の標本を番号付けして、植物園内にある実物を探してみるというもの。選ばれた8種類はいずれも衣服や道具などに実用とされる...

  • 1165 画面のなかに _014 茶鋏

    ● 茶鋏 映画『そして、私たちは愛に帰る』よりトルコ系ドイツ人 ファティ・アキン監督の映画『そして、私たちは愛に帰る』は、ドイツとトルコを跨ぐ、すれ違いの物語である。映画の最後のシークエンスでは茶畑が登場し、茶摘みする女性が大きな袋が付いた茶鋏を使っていた。トルコと日本、国は異なっていても茶摘みに使う茶鋏はまるで同じかたちをしている。ただトルコのそれは、お手製のチェック柄の袋がどこか可愛らしく目を...

  • 1164 画面のなかに _013 カンテラ

    ● 『夜行列車』 イエジー・カワレロウィッチ監督 ポーランド 1959年むかしのポーランド映画を視ていたら、車掌が首から提げている安全灯が気になった。筐体に被さる熱除けの丸屋根、光源を前面に拡散させる円形の反射板、空気取りの小孔など、家にあるカンテラにどこか通じるかたちである。イエジー・カワレロウィッチが撮った『夜行列車』は、夜行列車の閉鎖的な車内に乗り合わせた者の人生模様を描いた作品である。彼...

  • 1163 木の名の漢字

    ● 木の名の漢字先日寄った「家具の博物館」の解説シートにあったのが、こんな“木の名の漢字”表。「あなたは、いくつ読めますか」と記されていた。なんだか小学生の漢字ドリルのような気分で挑戦する。オウチヌルデ、オウチ、ヒサカキ、ムロの4種はまったくはじめて知る樹種。それ以外は、どこかで聞いた名前のものばかり。道具の部材や建材、そのほか人の生活にまつわる様々な木の名の漢字に、しげしげと見入る。通常認識している...

  • 1162 モノがたり _329 引手

    ● 家具の博物館 東京都昭島市コロナ以来ひさしぶりにフランスベッドの家具の博物館へ。開催されていたのは『西日本の衣裳箪笥』展。松本、名古屋、武生、三国、京都、大阪、近江、三重、出雲、石見、山陰、広島、大川、北九州などの和箪笥(江戸末期~昭和時代)が23棹セレクトされていた。杉、欅、桐、樅、黄肌、黒檀、桑、クサマキ、黒柿などさまざまな材の用い方とともに、飾り金具などの意匠に地域性がかんじられ、どれも...

  • 1161 モノがたり _328 液温計

    ● 液温計 長さ150ミリセィフティーライトの赤い光りの元、時計の秒針とにらめっこ。空白の紙面にうっすらと像が現れ、しだいにくっきり定着していく。どこまで押すかが勝負どころ。現像液のバットにはこんな液温計が沈んでいた。露光・時間・温度の3要素が複雑に絡み合い、1枚のプリントが完成する。暗闇のなかで過ごすひとときは集中を要し、時計の秒針の進み具合も、ときには速くときにはずいぶん間延びしてと、けっして一様...

  • 1160 モノがたり _327 金唐紙

    ● 金唐紙 (再現品) 140×230ミリオランダ渡りの革製品金唐革(きんからかわ)をヒントに、日本で素材を紙に置き換えて独自に発展させた金唐紙(きんからかみ)という擬革紙がある。明治期には産業化し欧米へも盛んに輸出され、昭和初期に工場とともにその技術も消失する。 ● 旧日本郵船株式会社小樽支店 貴賓室の壁紙には金唐紙がつかわれているいまでもときどき古い洋館などの壁紙に、金唐紙がつかわれているのを目にするこ...

  • 1159 モノがたり _326 壁紙

    ● 『アーツ・アンド・クラフツとデザイン』 府中市美術館コロナ以来ひさしぶりに府中市美術館へ。本日はフリー・デー、開催されていたのが『アーツ・アンド・クラフツとデザイン』展“ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで”というもの。アール・ヌーヴォー的なデザインも好きなので、英国のおなじ頃のデザイン運動にも興味がある。インスタ映えを狙ったものか、会場のサインボードなど結構趣向を凝らしてお...

  • 1158 画面のなかに _012 ウィローパターン

    ● ウィローパタンの皿 映画『フレンジー』よりヒッチコックの映画『フレンジー』では、事件の確信に迫る警部と、その妻との食卓でのやりとりがおもしろい。料理に凝る妻が仕上げた豚足料理の取り皿は、よくみたらウィローパターンの皿だった。 ● 料理を褒めつつも口のなかの豚足がもたつき、 妻の居ぬ間に皿に吐き出してしまう警部。 映画『フレンジー』よりシノワズリーのブームが興った19世紀初頭の英国で、東洋由来...

  • 1157 モノがたり _325 袋

    ● 袋 インドネシア 130×130×高さ240ミリスマトラのカバンジャヘの市場では、こんな葉編みの袋が買物で使われていた。素材はなんだろう? ヤシの類ではあるとおもうけど・・・・網代でもって緻密に編まれ、米粒ひとつ逃がさない。 ● カバンジャヘの市場(1992年撮影)と袋。網代編み角底で、こんなふうに畳んで販売されていた。あれから30年、市場で幾つも求めたこの葉編みの袋も、いま手元に残るのはこの小さな一枚きり。スーパー...

  • 1156 モノがたり _324 雁爪

    ● 雁爪(がんづめ) 巾165×長さ190×165ミリだれが名付けたものか、鳥の名前がついたこんな農具がある。アイアン・クロウ まさに 鉄の爪。4本爪、備中鍬にも似ているけれどこちらは手鍬の類。特徴的なのは、柄が極端に短く掌の握り幅しかないところ。柄が抜けないように“こみ”先を柄尻で折り曲げ、しっかり固定している。手がもつ“掻く”という機能をそのままトレースしたようなかたちである。畝間の中耕や除草では、細かくポイ...

  • 1155 モノがたり _323 箸置

    ● 箸置 67×33×高さ21ミリなんとも小さなものだけど、箸置ひとつあるだけで、普段のつましい食事もどこかしゃんとする。そして箸包みを捨てずに、その場で折り紙にして箸置を作ってしまう。食器の端に掛け置くのもありだけど、やはり卓上で箸を直置きしないささやかな抵抗として、このわずかな高さに安心する。木製で根付のように細かくリアルに仕上げた瓢箪の箸置である。瓢箪のおしりのぼっちや、蔓のとれた口の表情もじつに...

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