リケジョ大学院生くまによるサブブログです。メインブログで話さない恋愛等のことを語ります。 メインブログはこちら。https://watakumachan.hatenablog.com
最後に会った日、彼は革のケースに包まれたメモ帳をくれた。 その薄ピンクの革の色も、方眼のメモ帳も、私の好きなもの全部、 わかっているようなそのメモ帳をもらった時、なんだか無性に泣きたくなった。 どうして、知ってるの。 こんなもの使ってくださいなんて、はにかみながら渡されたら、忘れられないじゃないか。 もう全部、諦めたのに。 好きだからこそ、いつか嫌いになるのが嫌で、失望するのが嫌で、私は逃げた。 あなたが辛い時、見て見ぬふりをした私には、もう好きでいる資格はないから。 さようなら。 そう心で思っても、私はずるいから。 次の予定を尋ねる君に、快く、承諾の返事を告げる。
先日、就職祝いにと異性の友人からプレゼントを頂いた。 寂しい時に相手になるだろうからとのことだったので、 ぬいぐるみだろうと予想してウキウキで家に帰った。 家に帰って開けてみると、それは1万(円)はするだろうアップル製品だった。 そのときの私の頭には三つほど?が浮かんでいただろう。 確かに、ぬいぐるみにしてはだいぶ重かったけれども、 話しかけたらまねして話してくれるやつかなと思っていた(前から欲しかった)。 トラネコ 録音 おしゃべり マスコット おもちゃ まねるん2 ねこ ユニック プレゼント ものまねぬいぐるみ マシュマロポップ価格:1099円(税込、送料別) (2021/3/24時点) …
結論から言うと、 彼のことを嫌いになったわけではないけれど、好きでも無くなってしまった。 自分では気づいていなかったけれど、私はあの人の飄々と生きていく姿に憧れていて、尊敬していたから惹かれていたのかもしれない。 身軽に生きていない今の彼に魅力を見つけられなくなってしまった。 と言うのは、言い訳で、 単純に気持ちを保ち続けられなかっただけかもしれない。 どちらにせよ、この恋は失われてしまった。 恋を失うと書いて、失恋だけれども、 自分から手放した恋もまた失恋と呼べるのだろうか。
私は一年の中で、年末年始が一番好きだ。 クリスマスのキラキラした街を眺めながらショッピングするのが大好きだし、 福袋の争奪戦に挑むのも大好きだからだ。 でも、今年はクリスマスイブになっても、全く実感が湧かなかった。 先生からケーキもチキンも頂いたけれど、 なんだかクリスマスの気分にはなれなかった。 ちなみに、今年は発表練習が忙しく、 余裕がなさすぎて福袋争奪戦にも参加できなかった。かなしい。 早く、本当に楽しい気持ちでイベントに望めるような世の中に戻ってほしいなぁと切に願う。
今日は休みだった。 なんとなく片付けをしたい気分になって、小物を整理し始める。 もっと掃除するところはあるくせに。とも思ったが考えないことにする。 今日はリップを断捨離することとする。 唇は一つなのに、どうしてこうもリップはたくさん欲しくなるのか。 箱にいっぱいに収められたリップたちを ひとつずつ手に取って、捨てるか否かの判断を下していく。 しかし、思い出と思い入れが邪魔をして、 結局捨てることができたのは、ほぼほぼ使い切った一本のみだった。 昔読んだ本の中で、 恋人を捨てるタイミングはガムを捨てるタイミングと同じ と書いてあったけれど、いまいちしっくりこなかった。 私にとって、そのタイミング…
駅のエレベータの前でばったり彼に会った。 それだけで運命とか思ってしまう私は単純すぎる。 そもそも登校中には他の知り合いにもよく会うので、 運命の出会いだとしたらたくさん転がりすぎている。 そのまま話しながら同じ電車に乗る。 前に見えていた、同じ大学の子の足が細くて羨ましい。 私も細く生まれたかったと話すと、肉があるくらいがちょうどいいと励まされた。 励ましじゃなくて、君の好みが知りたいんだけどなぁ。 自分は食べても太らないという彼に、カチンと来たので、 生物的に、食べても太らなかったら生存に不利だと言ったら笑われた。 太りたいと漏らす彼に、 君のすらっとしたスタイルは好きだよという言葉をかけ…
トンボが飛んでいると、秋が近づいてくる気がする。 秋が終わって冬が来て、冬が終わればもう卒業だ。 もっとたくさん思い出を作りたかったのに、どんなことがあっても時は止まってくれない。 わたしが学部生の時、院生の先輩方は早く卒業したいって嘆いていたけれど、 私はいまだに卒業したいと思うことができない。 先生に会えなくなるし、好きな実験できなくなるし、彼にも会えなくなる。 来年からはきっと本当の自分が心からやりたいと思える研究はできなくなる。 企業に入ったら企業のための仕事をするのは当たり前のことだ。 社会に出るとはそういうことだし、 やりたいと思っていた職業につけた私は幸せなはずである。 でも、こ…
夏だ。 夏は嫌いじゃないけれど、暑いのは嫌いだ。 生まれも育ちも東北である私には、より南の暑さに対応しきれない。 そんな話をすると、もうここに何年住んでいるのですか、と後輩に笑われた。 今年で6年目である。 自転車で登校中に、熱中症になりかけた話を友人にすると、 塩分タブレットなるものをおすそわけしてくれた。 なんでも、家族で美味しいタブレットを模索中らしく、数種類いただいたので 何日かにわけて食べた。 個人的にはICE BOXのものが一番気に入った。 RADWINPSのセプテンバーさんという歌がある。 最初に聞いた頃は、夏ってだけでキラキラしてたというフレーズと、 なんともいえない明るいのに…
梅雨が明けたらしい。 駅に向かう途中の自転車で アブラゼミの声に包まれる。 夏が来たみたいだ。 久しぶりに彼が学校に来た。 スッピンの日に限って彼が来るから困ると思いつつも、顔が緩む。 最近カプリコの開け口が新しくなって、りんごの皮むきみたいにくるくる開けれるようになっている。 いつもは途中で切れてしまうそれが、今日は最後まで切れずに剥けた。 嬉しくなって、一心にパソコンに向かっている彼にそれを自慢すると、小学生みたいだと呆れたような顔で笑う。 小学生だと言われてもいいから、きみが笑ってくれるだけで嬉しい。 それだけで今日一日、幸せだったと思える私は案外単純だ。 明日からは、化粧をして学校に行…
大好きなコレサワの曲に 『最後の彼女になりたかった』と言う曲がある。 名前の割にポップなこの曲を聞くと、高校時代の彼を思い出す。 高校生の時、初めての彼氏ができた。 クラス替えの時に一目惚れした彼にバレンタインに告白をした。 幸せだった。 部活のない水曜日に、一緒に帰ることが唯一の楽しみだった。 いつだったか、冬の寒い日、 私は伊達巻が嫌いだと言う話をした。 それを聞いた彼は、手作りの伊達巻はとってもおいしいのだと言っていた。 いつか、あなたのおばあちゃんに教わってつくりたいなぁと私は答えた。 そのいつかは、こなかった。 家族の都合で、私は遠くの大学に行き、 離れ離れになったら、あっという間に…
自粛中、マスクを作った。 別に、裁縫が好きとかじゃなく、母に言われたからだ。 曰く、女の子なんだからマスクくらいつくれないと、だそうだ。 製作中にふと女の子らしいってなんなのだろう?と疑問に思う。 甘い物がすきなこと?料理をすること?お裁縫をすること? 甘いものはもともと大好きだし、料理も好きだけど、 別に裁縫は好きじゃない。 苦手なことを克服しようとすることはいいことだとは思うけれど でも、女の子らしくあるために、苦手なことを頑張る必要なんてあるのだろうか。 私は上に兄がいる。小さなころは兄と同じスポーツをしていた。 でも、女の子なのだからお手伝いしなさい、とか 女の子なんだからおしとやかに…
みなさん、恋していますか。 私は、恋をしています。しかし、実る兆しはありません。 先日、カップルでオンラインデートなるものをしていると、 彼氏の写りの悪さに百年の恋も醒めてしまうというお話をどこからか伝えきいた。 気になってGoggleで、「リモート 彼氏 不細工」と調べてみても、 めぼしいものは見つけられなかったが。 男性は普段自撮りをしないので、 撮りなれていなくて写りがわるいとか、そう言う理由だろうか。 それはさておき、その話を聞いて、内心私は好都合だと思っていました。 なぜなら、実る兆しのない恋もこれであきらめられるだろうと思ったからだ。 ちょうど彼を交えた複数人でのリモート会議がある…
目が覚めると、バスのようなものに乗っていた ふと、前方から青白い着物を着た二人の女の子がやってきた お化けのような様相だが、可愛らしい顔立ちで全く怖くはない 二人はそれぞれショートカットとロングヘアで、話を聞くと姉妹らしい そういや、私にも妹がいるんだったと思い出す そのロングヘアの姉が言うには、 あなたは私と同じ波長を持っているから、あの怪物を除霊できる あなたの妹を助けるためにも怪物をなんとしてでも倒して欲しい とのことだった 怪物ってなんの話だろうと思ったけど、 不思議とどんな怪物かは頭の中にイメージで湧いてきていた どう答えようか考えあぐねていると、 どこからか懐かしい民謡が流れ始めた…
私の母は専業主婦だ。 父は、家のことは一切しない人だったが、 仕事をしていたらそういうものかなと思っていた。 物心ついた頃から、父の悪口ばかり聞かされてきた。 でも、子どもたちのために離婚しないとそう言っていた。 それは、本心からだったとは思う。 その反面教師からか、 いつのまにか、結婚しても仕事を続けられるような職種につくことを志すようになった。 小さい頃は、少女漫画を読みながら、 将来の夢はお嫁さんで、日中家事をして 料理を作りながら旦那さんの帰りを待つのを夢見てた。 それはほんとに夢となった。 今の目標は、家を建てることだし、 自分の給料でTiffanyのTスマイルのネックレスを買うこと…
夜になると、ふと死にたいと言う言葉が頭に浮かんでくることがある。 でも、別に具体的に何かが辛いとかではない。 いや、辛いことは山ほどあるし未来は不安で仕方がないけれど。 死ぬまでの過程が絶対しんどいし。 仮にしんどくなかったとしても、 明日は今日よりかは幸せかもしれないから死なないんだけど。 美味しいもの食べたいし。 なんでか、無性に死にたいと思う、そんな日がある。 そういう日の日記を覗くと大抵、 『明日は今日よりちょっとだけ幸せになりますように』 などとポジティブな言葉で締め括られている。 ほんとはそんなポジティブになれてないくせに、 日記にまで嘘をついている自分が笑えてくる。 そう思いなが…
今週のお題「2020年上半期」 先日、やっと就活が終わり、気持ちに余裕が生まれた。 人に会えないのに、就活もしなければいけないのは本当に地獄だった。 説明会や面接を受ける度に、心が少しずつ削られていって、 いつかすり減って無くなってしまいそうだった。 無くなる前に、内定をいただけたのは幸運だった。 ある人が言うには、就活は運とタイミングらしい。 まあ生まれる環境も、頭の良さも、 運動神経も全て運なのだから当たり前と言えば当たり前か。 (今一瞬、RADWINPSの有神論が頭をかすめた。) しかし、今のシステムが続く限り心がすり減って無くなってしまう人は 毎年たくさん出るのだろうなと思う。 就活を…
暑すぎて、ついにクーラーをつけて寝た。 案の定、朝起きると風邪を引いている。 クーラーの中にいると風邪を引くのは田舎者の宿命なのだろうか。 ZOOM会議の10分前に起きる。危ない危ない。 会議の最後まで私の声はガサガサだった。 ZOOM会議だと、好きな人の顔を永遠とみていてもばれないので、おすすめである。 録画なんてしたらずっと楽しめるかもしれない。(しないけれども) そうこうしているうちにいつの間にか夕食の時間になった。 夕飯にラム肉を焼いた。ラム肉が好きだ。 私の夢は、北海道の牧場で羊をみながらジンギスカンを食べることである。 その他の肉も大好きなので、私の前世は肉食動物ちがいない。 そう…
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