勾玉
勾玉の形については諸説あるものの、未だ何の形であるか定説には至っておりません。獣形勾玉などを見ると胎児の形なのかとも思いますが、そうすると緑色の翡翠に拘った理由が理解できません。月の形であるならば、太陽の意匠とされる鏡とのバランスが取れていないにもほどがあるように思います。動物の牙を模したのであれば、固い翡翠を労力かけて削らなくても牙を身に付ければ?って思ってしまいます。頭が日を尾が月を表し宇宙の表現だとか、魂の意匠なのだとかいう説もあります。金属がまだなかったとされる縄文時代から翡翠の勾玉は作られます。硬い翡翠を勾玉形に加工して穴をあけるのにどれほどの労力がかかったことでしょうか。細い竹ひごを使い、きりもみ法で翡翠に穴をあける実験では3時間で1ミリほどしか進まなかったそうです。そこまでしてあの形にし穴を開けて...勾玉
2021/01/28 17:41