うの華3 151
それは、紅茶付きなの?。娘の質問に、多分そうでしょうねと母は答えた。学校祭のバザーを過ぎると何処もそうね。娘達の言葉に、本当にそうねと母も相槌を打った。店主がモダンだねぇ、この辺りは、皆さんハイカラなんですな。と店内の親娘に声を掛ければ、学校祭のバザーで皆覚えて来るのよと、事も無げに彼女達の中から長女が応じた。「あちらは未だ就学前なのに、どちらから習って来られたのかしらね。」母は誰に言うとなくそんな疑問を店内のテーブルに投げ掛けてみる。ここ等は子供のいる家が多いからね、店主が彼女に答えた。「その辺りからでやしょう。」。そうねと彼女は店主に微笑しながら応じた。そうして置いて、彼女は彼女の長女に、「それで十分よ、40分頃でもいいわね、ここを出るのは。」と安心させる様に言うと、彼女は、安心して胸を撫で下ろした。母と姉...うの華3151
2021/04/30 09:34