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  • うの華3 151

    それは、紅茶付きなの?。娘の質問に、多分そうでしょうねと母は答えた。学校祭のバザーを過ぎると何処もそうね。娘達の言葉に、本当にそうねと母も相槌を打った。店主がモダンだねぇ、この辺りは、皆さんハイカラなんですな。と店内の親娘に声を掛ければ、学校祭のバザーで皆覚えて来るのよと、事も無げに彼女達の中から長女が応じた。「あちらは未だ就学前なのに、どちらから習って来られたのかしらね。」母は誰に言うとなくそんな疑問を店内のテーブルに投げ掛けてみる。ここ等は子供のいる家が多いからね、店主が彼女に答えた。「その辺りからでやしょう。」。そうねと彼女は店主に微笑しながら応じた。そうして置いて、彼女は彼女の長女に、「それで十分よ、40分頃でもいいわね、ここを出るのは。」と安心させる様に言うと、彼女は、安心して胸を撫で下ろした。母と姉...うの華3151

  • 今日の思い出を振り返ってみる

    マルのじれんま19さてドクター・マルと弟のエンがもめた一件が有った翌日、マルとの約束の時間に、シルは自分のワークデスクに着いて彼を待っていました。しかし彼はなかなか彼女の相談室に現れませんでした。......>続きを読む今日のお天気は雨。今後一週間程は雨模様の天気予報です。花の多い時期、今年の作品にも写真を載せたくなります。ゴールデンウィークが始まって、雨続きの予報に、私は外に出るなという神様の思し召しかしらと思ったりしています。こちらの春の大祭もこの時期なので、今年は元々コロナで中止になっていましたが、この雨予報なので、あってもお流れになったかもしれません。祭りは例年雨天中止です。1年に1度、折角の祭りなので、時には小雨決行の場合もありましたが、これは今年は、しない方が良いという天からのお告げかもしれませんね...今日の思い出を振り返ってみる

  • うの華3 150

    さて、食堂でおにぎり等頼んで、テーブルに落ち着いた母娘がお茶など啜り、キョロキョロと店内を見回してみると、食堂の柱に小さな古めかしい振り子時計が掛けられている。その時計の針は丁度正午を指していた。未だそんな時間なのかと、時計の針を見た彼女は意外に思った。思い返せば、義妹からの急な電話を受けた時、自分は我知らずの内に気が動転していたのだなぁ。直ぐに取る物も取り敢えず家を飛び出したのだっけ。あれは確か11時半前だったと思う。概ね20分頃だったろうか。その後は慌てふためいて子供達の学校を飛び回って…、子供2人を伴ってここへ来たんだった。それから家の前であの子に会って、…、あれこれ話していた時間が10分程かしら?。そんなものだったかしらと、振り返って考えていた彼女は逆算した。その間忙しく動き回っていた彼女には優に一時間...うの華3150

  • 今日の思い出を振り返ってみる

    マルのじれんま18一騒動の後の店内の後片付けが済んだ頃、ドクター・マルは物思いに沈みこんでいました。そこでシルは彼を誘って、パーラーの隅にある別のテーブルの椅子に2人で落ち着きました。彼女はそこで......>続きを読むすみません、間違えました。一昨年の物と2作品あったので、古い方のタグをクリックしたようです。昨年の方、アップしました。今日の思い出を振り返ってみる

  • 今日の思い出を振り返ってみる

    今日の思い出を振り返ってみる親交45その後彼は祖父に抱えられて自室に戻ると、再び前後不覚に陥りばったりと寝床に倒れ込み、そのままの姿勢でグァー、グァーと、寝息も荒く眠り込んでしまいました。彼がこんなにも深......>続きを読む良いお天気でした。鉢の植え替えなどしていました。コロナの接種券が昨日から郵送ということで、母の分が今日来ました。ワクチン接種の足音が聞こえるみたいです。未だ先の話なので、ポツポツですね。😊今日の思い出を振り返ってみる

  • うの華3 149

    その後、親戚の子が家に入るのを見届けて、彼女達親娘はまた会話をし始めた。「この後あの子が来るとして、何処から来るかしらね。」母が口にすると、彼女の娘姉妹の内長女が、そうねぇと応じた。「この、表玄関からは…、彼、来ないんじゃないかしら。」多分ねと姉は言う。彼女の従兄弟、その兄はきっと、自分が指図した下の兄弟の首尾を確かめに来る筈だ。暗黙の内にこの点でこの親娘の意見は一致していた。抜かり無い彼の事だ、きっとこの家に現れるだろう。「表立って口に出来る様な事じゃ無い話ですもの。」姉は自分の発言を続けた。こっそりと…。そこ迄言うと、彼女は自分の妹の方へ視線を投げ掛けた。妹はコクリと頷くと、「裏よ、裏庭から忍んで来ると思う。」姉さんそうでしょうと、彼女は自分の意見を口にすると姉の同意を求めた。妹の呼び掛けに、姉の方は考えな...うの華3149

  • 一昨日の思い出を振り返ってみる

    マルのじれんま17子供の親のエン方は、どうやらドクター・マルが星を出た当時の頃の、自分の苦労話をしているようです。星に残された自分や家族のその後の身の上を吐露しています。兄のマルの方はというと、......>続きを読む今日もお天気はよさそう。良く晴れています。私の思い出は、メールの具合で、昨年より1日前の物が多いです。でも、本人は気にしていません。aboutというものです。😌読まれる方も気にしないで下さい。あと、もう1つ。現在、書いている作品達は本になる予定はありません。過去の文庫本は自費出版です。しかも、人生の節目の記念にと、特別に出版社の企画に応じたものでした。長く主婦の身の私では収入0円。そうそう出費する費用はありません。悪しからず🙇、ね。😊一昨日の思い出を振り返ってみる

  • 今日の思い出を振り返ってみる

    マルのじれんま16さて、マルとエンの言い争いは続いています。そこでエンは、ピー、マーの自分の娘達2人が、親に注ぐ視線に気付くと、彼女達に店の外へ行って遊んでいるよう促しました。「遠くに行かないよ......>続きを読む今日も良いお天気です。昨年は2作品アップした日です。今回は番号の早い回を載せました。今日の思い出を振り返ってみる

  • 今日の思い出を振り返ってみる

    マルのじれんま15ドクター・マルたちを店に残して、このエリアの大通りを歩いて来たシルでした。休憩コーナーのベンチの所まで来ると、彼女はそこに配置されていた楓の木の下のベンチに腰を下ろしました。そ......>続きを読む良いお天気です。気温は昨日より低いそうですが、乾燥して気持ちの良い日です。さて、一昨日よりぬいぐるみ用の服を作っています。こういった極小の服は、随分前にも作った事があります。その時は子供の古着を利用して作りました。古着利用をすると、いくつか端縫いを省略出来るので割合助かります。ぬいぐるみモデルは以前と同じです。20年以上経つでしょうか、可なり見る影もない状態ですが、未だ家で存命です。かつて聞いた事ありますが、ホント!😌、プレゼントにマスコットが喜ばれるって、分かりますね。😊今日の思い出を振り返ってみる

  • うの華3 148

    へー、こんな親戚の取り込んだ時に。まぁ、呆れた。と、母娘は共に声に出して驚いた。「まぁ、如何いうお坊ちゃんなんでしょう。」「幼気な子に、何て無慈悲な事を!。」と、彼女達は、この目に前にいる幼い子に痛く同情した。そうしてその兄の横暴さに呆れ憤慨した。そこで彼女達、この子供にとっての伯母親娘は2人如何しましょうかと、暫しボソボソ相談していたが、遂に母である彼女が一計を案じた。彼女は傍でちんまりと控えていた彼女の末娘を自分達の側に呼び寄せると、彼女の娘達にあれこれと指図をした。そうして置いて、目の前にいた幼子には、「まぁまぁ、あなたも心労だったわねぇ。ああよしよし、全てこの伯母さん達に任せて置きなさいよ。」そう言うと、あなたは何案じる事無く、あなたの兄に言われた通り、この家に入って、あなたの叔父さんに、あなたのお兄さ...うの華3148

  • 今日の思い出を振り返ってみる

    マルのじれんま14「何を言い出すんだ。」私はモテてなどいないと、ドクター・マルは怒った様子で弟の言葉を否定しました。「モテていたのは、お前の方だろう。」彼は返ってあれやこれやと弟の昔の話を口にする......>続きを読む今日は全国的に良いお天気だった様です。今週は傘マークが無さそうなので、この機会に家周りの整理がしたいです。なので、本編は休みがちになりそうです。今日の思い出を振り返ってみる

  • うの華3 147

    いざ、進まん!。奮起した彼は、やおら流しの角から這い出した。身を低くして果敢に先を窺う。この家の座敷や居間、何方の部屋からも話し声は未だ聞こえている様だ。家の奥へと進んだ彼は何時しか匍匐前進となっていた。そんな自分達の従弟の、台所の床をずりずりと這いながら進む背中を、流しの所に残った姉妹はさも呆れた様子で眺めていた。その内姉の方が言った。「あんたも、人が悪いなぁ。」あの子に未だ言ってなかったの、あの子が生きてるって事を。そう言彼女がうと、妹は姉に向かってぺろりと舌を出した。彼女はくりくりした瞳を悪戯っぽく輝かせて姉に言った。「だって、あの子の真剣な顔付き、面白いんだもん。」「本当に自分の兄弟が養子になれると思ってるのかしら、」この家のよ。と、姉は嘆息しながら誰に言うともなく、妹に言った。「あんなに真剣になって、...うの華3147

  • うの華3 146

    「それが、分からないのよ、私にも。」従姉は彼の問い掛けにあっけらかんとして答えた。「なんだぁ。」。期待外れな彼女の答えに、彼はぼやいた。『如何しようかな』、彼は思った。彼は居間に続く廊下の遥か先を眺めた。廊下の先の障子戸は開いている。その開放された戸から彼の目に映って来る居間の黒ずんだ畳、畳からより奥に有る濃い茶色の扉、それがぼんやりと自分の目に入って来るのを彼は眺めた。『玄関木戸だ。』彼は思った。自分が立っているこの場から、玄関往来の居間に迄差し込んで来る日差しが見える。その漆塗りの美しい扉の桟に、各々の隙間から漏れ出ずる陽光が見える。おかげで居間の奥はぼんやりと白く烟っている。彼のこの家での好みの家財、その1つである端麗な扉は、今遠く霞んで彼の目にはほの眩く見えた。彼は目を細め思わず微笑んだ。「あの先に、有...うの華3146

  • 今日の思い出を振り返ってみる

    マルのじれんま13「それで、兄さん、今度はこのシルさんと結婚するんだね。」エンが突然そんな事を言い出す物だから、マルは慌てました。彼は赤面して弟の言葉を否定すると、これだからと言って、お前に離婚......>続きを読む今日のお天気は曇。過ごしやすい気温です。昨日、玄関前の鉢用に、ベゴニアを購入しました。何かあっても、安い花だと気楽です。昔は1ポット50円しなかったこれらの苗も、今や100円以上するみたいです。それに比べると安かったので、ささっと買ってみました。さて、未だ何処に植えるか決めていません。前か、中央か、写真のハンギングかな。今日の思い出を振り返ってみる

  • 今日の思い出を振り返ってみる 2

    マルのじれんま11「おじさんの髪、私と似てる。」不意にエンの横にいた女の子が声を出しました。こらこらと、直ぐにエンは女の子をたしなめました。「何時も言っているだろう、大人が話している時は、傍で声を......>続きを読む今日は買い物で疲れたので、マルのジレンマ11を後出しアップしておきます。今日の思い出を振り返ってみる2

  • 今日の思い出を振り返ってみる

    マルのじれんま12すると、シルはマルに声を掛けました。「お互いに、似ていない双子なんですね。」それに対して、いや、とマルが彼女の言葉を否定すると答えました。「見分けがつくように、常にどちらか一方が......>続きを読む今日のお天気は晴れ。全国的に良い天気の様です。昨年は2回分アップした様です。一話抜けますが、ローズマリーの写真と共に。このローズマリーは匍匐性です。今年の冬に枯れた様子です。長くハンギングバスケットの上で家の玄関を彩ってくれました。観賞用なので料理に使用した事はありませんが、ハーブとしてはごく普通の香りを持っていました。お勧めはパエリアの香り付けです。木質系の香りで美味しくなりますよ。4人分の分量で、ローズマリーのフレッシュの枝15cm程の物を2枝、炒めた後のお米の上へ載せます。つまりパエリアの...今日の思い出を振り返ってみる

  • うの華3 145

    すると、何時も彼には屈託の無い笑顔を向ける従姉だったが、この時の彼女はにこりともせずにそこにいた。自分の母が去った方向を向いた儘で彼を迎えた彼女は、この時その儘の姿勢でマジマジと彼の目を見返して来た。彼女は無言で彼の顔を食い入る様に眺めて来る。彼は普段とは様子の違う彼女にドキリとしたが、内面の自分の動揺を抑え何食わぬ顔でやはりそこにいた。彼には直ぐに思いつく言葉が浮かんで来なかった。2人は無言の儘見詰め合っていた。しかしそれは、彼には段々と気詰まりな雰囲気になって来るのだった。彼は彼女から視線を外し俯いた。それより…、彼は思った。彼には目の前の従姉の他に、この家内で気に係る事が1つ有ったのだ。彼は座敷の様子が酷く気に係るのだ。兄弟の首尾、その処遇、あれの身の振り方は如何なったのだろうか。『叔父との話はどの辺りま...うの華3145

  • 今日の思い出を振り返ってみる

    マルのじれんま10感応者のシルのことです、彼女はドクターの身の上に付いてある程度の真実を読み取っていました。それは、この船の他のクルーが、マルの表向きの言葉からだけ受け取っている様な、独身貴族を只......>続きを読む今日のお天気は曇。家の中は過ごしやすい温度ですが、暖かい日が続いたので、外は肌寒く感じるかもしれません。昨年の記事アップも、のんびりだったのでしょう、回数は続きです。気分が乗ったのでしょう、写真付きでした。これは何年か前に撮った公園の桜かな。今日の思い出を振り返ってみる

  • うの華3 144

    甥にしてみると、伯母の「あなたも安心」という言葉に、何が安心なのだろうかと合点がいかない旨も有った。が、庭に残った従姉の方も大丈夫だと言っていたので、多分その事だろうと彼は考え合わせた。さて彼が屋内に入ると、彼の頭にはあれやこれやと思案する事柄が浮かんで来た。そんな浮かない顔をした彼が、この家のトイレの前を過ぎもう台所に差し掛かかろうという段になると、先に立って奥へ進んでいる筈の伯母が不意に彼の目の前へ引き返して来た。伯母は彼に一寸厠へと言い残すと目にも止まらぬ様な速さで彼の横を過ぎ去った。そこで彼は歩を止め、頼みにする伯母である彼女をええ⁉︎とばかりに振り返った。思わずその背を見遣る。すると実際、彼女の後ろ姿は彼のすぐ後方に有ったこの家の女子トイレの木戸の取っ手に手を掛けた。彼女はその儘その戸を逡巡と開き始め...うの華3144

  • うの華3 143

    冗談だったんだって。人騒がせな。ほらほらそんなだから…、他所の家に関わり合いになるなよ。あんな冗談あるの?、ねぇ、お母さん。お父さん。へーぇ、えぇえ〜。しぃ。…そんな事を。…と、思い掛けず、幾重にも、人の声があちらこちらから上がった。それは裏の家や横手の家の内は勿論、通路の外の往来からも聞こえて来た。彼はひょっ!と注意を引かれた。『この庭の外界に迄⁉︎、』と彼の意識が、自分の目前に映る庭と通路に面した場所以外の外の世間に届くと、彼は少なからず驚いた。特に往来の極近い場所から自分の耳に届いて来た、へえーっという、はっきりとした呆れた声。誰だろう?と彼は思った。瞬時考えてみたが、周囲に顔の知れた彼でも俄にはその声の主達が分からない。彼はこの庭周囲だけに収まらないで、通路はおろか往来に迄も、自身の身内の話、棚から牡丹...うの華3143

  • うの華3 142

    ふと、気付いた様に伯母は口にした。「何方?」、「誰やの?。」彼女の静かな口調に彼女の子供達はシンとした。女性達の間には水を打ったような静けさが漂い始めた。最初この変化に気付かずに伯母の近くにいた甥にも、やがて彼女達の間に張られた緊迫した空気が感じられて来た。「何、何です。」彼は口にした。そんな彼の言葉を、まるで無視したかの様子、そんな母とその子等だった。彼女達はピクリとも動かずにいて、誰も彼に答えようともしなかった。「何方とは?。何ですか?。」再び彼は彼の伯母の方へと声を掛けてみる。が、やはり反応は無い。彼はこの場が、この裏庭の雰囲気が、自身が拒絶された様な妙な静けさになっていると感じるのだった。すると彼にとって、その居心地の悪い静寂が段々と不快に感じられ始めた。「どうしたんですか?、皆んな。」何ちゃんと、彼は...うの華3142

  • うの華3 141

    先刻の事だ。この家の三男、三郎の長男である彼がこの家の裏手に到達した時、この家の裏の木戸は開け放たれ、側には誰の姿も見受けられず不用心この上ない有様だった。彼はここで、彼の父方の、祖父母の家に入ろうかどうしようかと一時躊躇した。とんとん…と、裏庭の湿った土の上で足踏み等している。すると祖父母の家の裏庭に向けて、往来から入って来る脇道の小さな通路があったのだが、その細道の先から、彼にとって聞き覚えのある婦女子の声が聞こえて来た。声は子供の声を含んで数人分あり、段々とこちらに近付いて来る気配だった。あの声は、一郎伯父とその子供達の様だ。彼は思った。もう、なんでこの家に、あの変な叔父さんいるんじゃないの?。いやぁねぇ。でも一寸、叔父さんは一応親戚なんだから、そんな事世間に聞こえる様な大きな声で言わないのよ。それより母...うの華3141

  • 今日の思い出を振り返ってみる (おまけ)

    マルのじれんま8ドクター・マルは溜息を吐きながら、シルとの約束の時間、約束の場所へと向かっていました。「お会いになってみるとよいですよ。」シルはマルにそう勧めたのでした。相手は女の子と......>続きを読む今日は今年の本編を、お休みします。前後しますが、午前アップした回の、前の回です。8日だし、8話目をおまけアップしました。今日の思い出を振り返ってみる(おまけ)

  • 今日の思い出を振り返ってみる

    マルのじれんま9ドクター・マルの弟、エン親子は、マルが前以て連絡して置いたこの区域のパーラーに来ていました。親子は各々に注文した地球のデザート、フルーツ・サンデーとパフェを物珍し気に食べていまし......>続きを読む昨年は2作品載せたので、後の方をアップしました。今朝は良いお天気です。気温は低いそうですが、心地よいです。掃除でもしようかな。今日の思い出を振り返ってみる

  • うの華3 140

    それにしても…。彼の頭の中には、この家に来てから彼が見聞した様々な光景、彼の親戚筋から聞いた話等が思い浮かんで来た。『智ちゃんが生きていたんじゃぁ…、』これであれの養子の話も白紙に戻るな。折角家から厄介払いが出来ると思っていたのに。と、兄弟の兄である彼は思った。本当に、恨めしいのはあの従兄弟だ。生き残るなんてなぁ…。運の良い奴。あいつこの家に最初から跡取りとして生まれて来て、労無くこの家を手に入れたんだ。本当にうまくやったなぁ…。こう思うと彼は、思わずきっとした目をして従兄弟を睨んでしまった。が、そうして自分達兄弟の身を一瞬残念に思った彼だったが、自分達の父は日本でも有数の大手商社の社員なのだ、という事が彼の頭に浮かぶと、自分達は裕福な家の子弟だ、と思い返した。良いところの子だという立場に変わりはない。今現在、...うの華3140

  • 今日の思い出を振り返ってみる

    コロナウィルス感染拡大に思う毎日、国内や海外の、新型コロナウィルス感染拡大のニュースが入ります。遂に、私の住んでいる地方にもその波が及んで来て、今迄以上に注意深くテレビやラジオを聞いています。昨日は流石に暗......>続きを読む今日のお天気は晴れ。良い天気です。今年もですが、昨年も、コロナが拡大して来たのを感じていたんですね。新型から、今年は変異種に変わりました。昨年同様に外出を自粛しています。変異種は普通の物より感染力が強いということですから、ワクチンが出来たと言っても、昨年と同様に外出は控え気味です。数日前、買い物時、手指の消毒無しで入店して行く人がいて😓、😲驚きました。再入店だったのかもしれませんが、念には念をが良いかなと思いました。😒何だか、昨今、世の中の消毒への意識が希薄になったような気配を、あちら...今日の思い出を振り返ってみる

  • うの華3 139

    座はシンと静まり返った。と、ドン!と床を踏み鳴らす音がした。「未だです。」重々しく義姉は発言した。「ところで、あんたのお母さんは?、」年嵩の甥に対して、伯母である彼女が向けたこの声はやや感情的だった。如何にも咎める調子を含んでいた。これは義妹に対しての言葉だったが、本来は甥に対する叱責の言葉なのだろう。子の責任者に矛先が向けられただけの事だった。そうしつつ彼女は透かさず話題を変えたのだ。抑揚を抑えた低めの声、そんな伯母の声だけが1人廊下に響いている。「あんたのお母さんも、この場にも来ないで何しているの。」落ち着いた静かな口調が続くのだが、これは彼女が冷静なのではなく、自身の溜飲を下げる為興奮を抑えているからだ。声音を押し殺した語調だった。「ああ、でも、それはですね伯母様、…」甥はそんな伯母の気持ちを知ってか知ら...うの華3139

  • うの華3 138

    「ゴンって、凄い音がしたんだよ。」と遂にここで、廊下にいて叔父からも義理の伯母からもやや離れた場所に立ち、それ迄如何にもしたり顔をして、彼等の中で中立を守る様にじいっと物事の展開を静観していた所の、彼等の甥にあたる年嵩の男の子が沈黙を破った。彼は言った。「階段に打つけられた時の音だよ。」あの子の方のさ。他にもポキと音がしてた気がするけど、叔父さんは気が付いたかどうか。さっきから話に出てないけどね。顔以外にも怪我してると思う。智ちゃんの方。こう彼は言った。「私もあの子はそう好きじゃ無いけど、あの子は態とそんな事する子じゃ無いよ。」「避けるなんてね、そんな器用な事。あの子は出来無い。それは確かなんだ。だって…、」、彼は言い淀んだ。叔父の手前、彼は叔父の子に言及する事を暫し躊躇したのだ。「だって、そのね、あの子はあれ...うの華3138

  • 今日の思い出を振り返ってみる

    マルのじれんま7エリアの換気口から出入りする、自動管理された複合気体が作り出す気流が、シュロの掌状に深裂した各々の細い葉や柄を揺らします。頭上で大らかに揺れるその涼し気な濃い緑を心地よく眺め、散......>続きを読む今日は曇り空、花曇です。早くも桜は散り始めた様子です。こちら県内も、コロナが再拡大し始めた様子です。陽性者0の日が無くなって来ました。変異種の感染者数も毎日更新されています。しかも感染経路不明も出始めて、聞く通りに感染速度が速いです。今回は近辺地域がよく取沙汰されています。いよいよ身辺が泡立たしくなって来ました。本当に暫く外食に行けなさそうです。今日の思い出を振り返ってみる

  • 今日の思い出を振り返ってみる

    マルのじれんま6ドクター・マルは、シルとの予定時間に、予定通り休憩ラウンジへ現れました。シルは先に来ていました。彼女はテーブルの椅子に腰かけて寛いでいました。テーブルの上には地球上の飲み物......>続きを読む雨の日曜日、のんびりしています。今月は行事が多い月ですが、私にすると、誕生祝い以外の他にはそう楽しい思い出のない月です。近年は、何か良い事あるといいなと思いましたが、今以てやはり無いですね。これは、4月が年度初めという事で、新しい環境に慣れる為に心労が多い月だったからでしょう。室内で1人ポツネンとしていたり、不安を胸に1人街路を歩いている風景が浮かびます。どちらかというと前月、お別れ月の3月の方が私には楽しい月でした。皆で会合する機会が多く、離れても友達同士、また会おうねと言い合った楽しい思い出が多いで...今日の思い出を振り返ってみる

  • 今日の思い出を振り返ってみる

    マルのじれんま5ミルが帰艦した翌朝。ドクター・マルは医療室へやって来たバツ艦長から話掛けられました。「弟さんが来ているんだってね。」事情は副長のチルから聞いたよ。昨日君はミルに相談したそ......>続きを読む今日は穏やかな良いお天気でした。今日は父の命日、朝からそれとなく供養して過ぎた1日でした。思えば、父の無くなった年も、桜の咲くのが早かったのですが、今年は更に早く、良い天気が続きます。花の季節が命日で、幸せな人ですね。祖父は来月の同日が命日です。地域の祭りのまたの日、翌日です。祭り囃子に送られて、と、やはり幸せな人でした。父曰く、「父は幸せな人だ。」でした。「畳の上で亡くなったから。」、だそうでした。父は父なりに、自分の父について思うところがあったようです。2人共に、気候の良い時が記念日で幸せです。😊🎊と...今日の思い出を振り返ってみる

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