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2020/06/22

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  • 量産職人周辺の職人話

    荷物の着荷まで時間が出来たので久しぶりのブログです 今回は革製品の量産職人周辺の職人さん(関東)の話をしようと思います。 今から書くことは私が直接、見たり聞いたり(本人・人づて)したことを 自分なりに解説してるんで大分、偏ってます。 なので「へー」ぐらいで読んでいだけるとありがたいです 最初に皆さんなんで量産職人なったのかですが 裁断屋さん・コバ漉き屋さんは 70代以上の方は親方から誘われてはじめて5年ぐらいで独立した方が多くて 20~40代の方は親がやってたからだそうです。 話それますが私の知ってる70以上の職人さんは親方の元を5年で出てる方が 本当に多いです(当時は、5年やったら一人前とい…

  • 紳士革小物量産職人的色々な考察(偏ってるので 気を付けてください)

    最近、品物の傾向を見るとコンパクト財布の需要が増えたように感じる。コンパクトと言ってもシンプルではなくミニマムだが機能的といったモノが好まれてるようです 作る方からするとコンパクトな時点で単価は安くなるので(サイズが大きい方がやはり単価は高い 単純に材料使うし多機能にしやすいからだと思う)機能性増やされるとなかなか厄介な案件になりやすい。機能性=部品が多い になりやすいのがその原因だと思う。部品が多いと単純に工程が増えるので時間を取るしクオリティーコントロールが難しくなるように感じる。 素材にこだわった品物(素材を謳っている)も増えたと思う、舶来革の品物は良く製作している 素材にもこだわってい…

  • 量産職人とは?

    今回は、量産職人について私なりに説明いたします ※これは本当に人それぞれ解釈あると思います。 あくまでも私個人の解釈ですのでご了承ください 量産職人とは 「支給された材料を使い依頼者より指示された製品を一定数量 決められた期限内に製造し納品する職人」 が定義だと思っております。そもそも私が良く使用してる量産職人は製品を纏める職人を指しておりますのでそれを前提に読んで頂けると幸いです。 支給された材料というのはコバ漉きまで終了した部品の事を指しています。 量産職人がが裁断・コバ漉きをする事は会社、個人であれほぼ無いと思います。 この2作業に関しては専門の外注さんがいるか、社内に専門でされてる担当…

  • 嬉しことありました

    現在、会社の業務とは別に個人的に企ててることがあります。 それは「全て三重県産の素材を使い三重県在住の職人が製品をつくる」です 三重県は素材の宝庫なので三重県に移住する前から考えておりました。 移住してきてから色々とお声がけし、今のところ伝統産業関係の会社さんと三重県産の木材関係の会社さんのご協力を得ることができております。 あと、行政からも色々とお知恵お借りいたしました ですが原皮の手配がなかなかでございました。私は革屋なので革がければ始まらないと思っておりましたが・・・昨日、進展がございまして三重県産の豚皮の原皮が手に入るお約束が取れました!!!いやー打合せして、2分ぐらいで了承いただきま…

  • 量産職人的考察⑤ミシン

    今日はミシンについて量産職人視点で書いていきます ミシン(機械)につて詳しく知りたい方は検索すれば情報出てくると思うので 調べて見てください。 ではざっくりですが革製品に使用するミシンは工業用ミシンになります。 ①機構の種類でいくと「下送り」「上下送り」「総合送り」 ②ミシンの種類でいくと「平台」「腕」「ポスト」「コンピュータ」「飾り」 ③動力(動かす力)でいうと「足踏み」「クラッチモーター」「サーボモーター」 ④メーカーでいうと(現在ないメーカーも含む)「セイコー」「ジューキ」「三菱」 「ヤクモ」「アドラー」「タキング」「ゴールデンなんたら」etc なんかですかね。正直、ミシンは中国OEMの…

  • 量産職人的考察④ホットメルト

    今日は「ホットメルト糊付け機」です (個人的な考察です 私の経験上の話です ご理解ください) ホットメルトご存じない方は「ホットメルト 革」で検索されれば 出てくると思います。 「端的に言うと固形ノリを温めて液状化して溶けたノリをローラーでつける しかも片面接着が可能です」的な感じです いや、導入された時はテンション爆上がりでした。説明聞いてると良いことばかりでしたよ「目トビしない(しづらい)」「コスト面で考えても両面テープより安価」「※操作しやすい(前型より軽くなった)」「ローラーのアタッチメント(塗幅)が豊富」etc 導入されてから事あるごとに生産工程に組み込んでいきました。そもそも、片面…

  • 量産職人的考察③両面テープ

    今回は両面テープです ノリに次いで使用頻度多いです メーカーで言うと福岡クロスの「マルコポーロ」使ってるとこが多いと思います 2㎜~150㎜まで使ってます 100㎜以上は基本在庫無いですね 両面テープが万能だったら全部両面テープで済ませたいですねw だって貼るだけですから ちょっと慣れれば誰でも主力ですよ 最高ですよ! でも、無理なんです 単純に付きが弱いです 1、2個ならいいですけど100個やれば剥がれてきますね(場所によって) 後、縫製個所に両面かぶってると目トビ地獄です 目トビする瞬間、糸掛けの糸の動きがおかしくなって「ヒュン」て音するんですよ・・ 両面テープはそれ起こすんですよ 特に革…

  • 量産職人的考察②ゴムノリ等々

    今日はゴムノリ・ボンドです(ゴムノリメインになると思います) ※これから書くのは個人の考えなのでご了承ください 乱文です 簡単に説明するとゴムノリもボンドも両面に塗って乾かしてから圧着です ちなみにゴムノリは1日ぐらい放置しても付きますけどボンドはつきません 何でかっていうとボンド自体がカチコチに固まるからです 固まったらつきません 何で固まる前につけましょう! ゴムノリは刷毛・ブラシで塗る場合とヘラ(ジラコ・デルリ)で塗る場合あると思います。私はステンレスベラ使ってます(踏襲しました) 刷毛・ブラシは広範囲を塗るとき使います(靴・鞄屋さんが多い印象) ちなみに小物屋は使いません(私の知る限り…

  • 量産職人的考察①ノリ → サイビ

    私的なノリの考察です 今日はサイビ600について私なりの考察です 簡単に言うとサイビは片面でつく接着剤ですね 水分飛んじゃえば剥がれません 難点は扱い慣れないと使うのが難しいのと、ちゃんとついてたら絶対剥がれない事です(これは良くも悪くもですね) ちなみに小物屋さんはサイビが主流です 理由は単純で紳士小物はヘリ返しが多いので塗ってすぐヘリ返したほうが 作業効率いいですしカード段の頭とかはノーミシンが多いですからね (剥がれちゃまずい) あと刻み(菊寄せ)する際もサイビみたいに半乾きじゃないと刻み念で 革寄せれないですから 必然的にサイビですね サイビは竹べらかジラコヘラかデルリヘラで塗る人多い…

  • 革職人は多種多様

    革職人は本当に多種多様です 私が働いていた東京都東部(荒川・台東・墨田・足立)は本当に多くの革職人さんがいらっしゃいました。ざっと私がお会いしたことのある職人さん書き出します (量産職人さんです) ①原皮屋さん(僕お会いしたのは豚皮の原皮屋さんです 9割輸出してるそうです ②タンナーさん(現在は廃業されてますけど荒川区に渋革のタンナーさんあったんです ③染色屋さん(現在は廃業されてます タンニン革専門の染色屋さんでした ④型押し屋さん(半裁に型押ししてくれます 型がデカい ⑤ベタ漉き屋さん(バンドナイフの構造面白かった ピアノの鍵盤みたい ⑥裁断屋(革)さん(クリッカー4台あったな ⑦裁断屋(…

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