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四十で惑わず、五十にして天命を知る~海外在住 中小企業診断士&FP1級技能士MASAのブログ~ https://qye04202.hatenablog.com/

50なりたての海外在住の中小企業診断士兼FP(1級)です。 孔子は五十にして天命を知る、と言っていますが、まだその境地は遠そうです。 自分の過去の苦い経験を紹介する中で、これから世代の人が人生を歩むヒントを提供できればと思います。

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2020/06/03

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  • 試験の話~大学受験②

    第94稿です。 前回は思うように勉強が進まないまま共通一次試験(現在の大学入試センター試験の前身)に突入したことをお話ししました。 qye04202.hatenablog.com 試験の最中のことは全く憶えていません。 マークシート方式だったので、翌日公表された解答をもとに自己採点しました。 確か学校でやったように記憶しています。 そのあと担任の先生に採点結果を提出し、それを見ながら出願校を決める、というシステムでした。 志望校を目指すには足切りには抵触しないレベルでしたが、合格水準とはいえない点数でした。 さらには普段の成績からして志望校合格は厳しいと担任の先生は思っていたようで(実際にそう…

  • 試験の話~大学受験①

    第93稿です。 今回からしばらく試験についての経験をお話ししたいと思います。 どれほどの人がこの話題に興味を持たれるのかわかりませんが、これから何か重要な試験に向かう人の参考になるかもしれないと思いながら記していきたいと思います。 いままで受けてきた試験の中で、いまでも明確に記憶している試験は大学受験でした。 苦労した試験という意味で。 文系科目のほうが自分には親和性が高いと思っていたので文系に進むつもりでしたが、物理の先生の一言で理系に進みました。 このあたりの経緯は以下に記しています。 qye04202.hatenablog.com 実際に理系に進んでみると違和感の連続でした。 数学、物理…

  • 書籍に出会う~「サピエンス全史」

    第92稿です。 この本はある時期から気にはなっていました。 社内のある研修で一緒になった人が、「サピエンス全史」を読んでいます、と言ったのを聞いたのが初めて知ったきっかけでした。 変な名前の本だな、たいして面白そうでもなさそうだし、というのが最初の印象でした。 それでも意識して見てみると新聞や書評に一時期多く出てきていましたし(おそらくたくさん宣伝されていたのでしょう)、話題の書だということを遅ればせながら知りました。 したがって、特にこの本に何かを求めて読みにいったというわけではなく、話題の書みたいだから読んでみようか、という程度の単純な動機で手に取ったにすぎません。 かなり分厚い2分冊でし…

  • 書籍に出会う~「マイストーリー」

    第91稿です。 自分がいろんなことで悩む中で、人の人生を参考にしたいと思って手に取った本です。 原題はBECOMING。 アメリカのオバマ前大統領夫人ミッシェルさんが生い立ちからファーストレディーになるまでの過程を克明に綴った回顧録です。 世界中で爆発的に売れたそうですが、確かに面白い。 私がもっとも興味深かったのは、アメリカ社会に厳然と存在する白人と黒人の垣根。 その中でも本人の努力と実力で表舞台に出ていけることができるのもアメリカらしい。 夫バラクがアメリカ大統領選に出馬し選挙戦を戦うところを描いたくだりは、私のようにアメリカの政治に疎い人間でもそのダイナミックさがよく伝わってきました。 …

  • 書籍に出会う~「自由からの逃走」

    第90稿です。 前回は自由のない生活から自由を求めて脱北した少女の話を取り上げました。 qye04202.hatenablog.com 今回は逆にその「自由」について考えている本です。 数年前に勤務先の研修の中の課題図書として読んだのが出会ったきっかけでした。 ドイツの社会心理学者によって書かれた本です。 第1次世界大戦後にドイツは国民が自由を享受できる体制ができたにもかかわらず、その数年後にはナチスが台頭し、そして全体主義に傾倒してしまった理由を考察しています。 私は子どもの頃から、戦後日本は自由主義を謳歌してきたと教わりました。 戦後日本が享受している自由主義はこの上ない素晴らしい価値観だ…

  • 書籍に出会う~「生きるための選択」

    第89稿です。 少し忙しくて更新が滞ってしまいました。 今回は北朝鮮から脱出した少女の話です。 近くの書店でたまたまこの本の原書を見つけて興味を持ちました。 TEDというプレゼンテーションのサイトでもこの著者が脱北に至るまでの壮絶な話を涙ながらに語っています。 (日本語字幕あり) www.youtube.com ますます気になっていたので、日本語版を見つけたのを機に読んでみました。 北朝鮮でのすさまじい極貧生活。 13歳という年齢で母とともに自由を求めて脱北を決意。 大枚をはたいて国境を越え、中国、モンゴルを経て韓国に渡る過程を描いています。 その間には数々の裏切り、人身売買、売春、強制結婚な…

  • 書籍に出会う~「勝間和代の頭だけで100を切るゴルフ」

    第88稿です。 悩んだときに参考にした書籍というテーマで書籍を紹介してきました。 これまではどちらかというと人生に悩んだとき、「老い」とか「死」とか「生き方」など、少し重いテーマを扱った書籍の紹介に偏っていました。 今回は少し軽めに、ゴルフがうまくならないんだけど、、というもっと身近なところで悩んだときに読んだ本、ということになります。 ゴルフについては、日本にいたときにも近くの教室に通ったりすることはあったのですが、ラウンドも2-3回ほどしただけであまりモチベーションもありませんでした。 ところが2年半前にブルネイ駐在となり、娯楽が少ないけど、ゴルフ場はすいていて手軽にラウンドできることもあ…

  • 書籍に出会う~「豊田章男」

    第87稿です。 出会った書籍を振り返る中で、どう生きるか、ということに関心があることがわかってきました。 この観点でいままでブログで触れた書籍をタイトルだけ列挙すると以下の通りです。我ながらかなり偏った読書だなと思います。 (Amazonのリンクは表紙が出てわかりやすいのでそのまま貼り付けています。ご容赦ください) その中でも、特に結果を出して世の中に貢献した人が普段から何を考え、どういう行動をして結果に結びついたのか、ということには非常に関心があり、トヨタ自動車の社長である豊田章男さんのことを描いたこの書籍は非常に興味深かったです。 生い立ちや創業家ならではの苦労などを記録した大作でしたが面…

  • 書籍に出会う~「あの天才がなぜ転落」

    第86稿です。 インパクトのあるタイトルだと思います。 歴史に名を残した人物が、数多くの挫折や失敗を経て、のちに大成功を収めるというストーリーはよく聞きます。 本書はその逆の人生を描いたものです。 12人の実在した天才が、功を成して世の中の脚光を浴びた後、人知れず「転落してしまった」人生を描いたものです。 この中に私の知っている人は殆どいませんでした。 おそらく「転落」してしまったがゆえに、後世に名が残ることがなかったのだと思います。 失敗の理由は様々。 -自分を過信して失敗し一文無しになってしまった人 -人から盗み取った商材で大儲けをしようと企てて思惑が外れて獄中で人生を終えた人 -アメリカ…

  • 書籍に出会う~「日本への警告」

    第85稿です。 ジャンルを問わず自分が悩んだり不安に思ったときに読んで参考にした本を紹介していますが、今回は現代の日本に警鐘を鳴らしているこの本。 1990年代初頭にバブルが崩壊し、そして今から10年ほど前に日本が世界第2位の経済大国の地位を中国に明け渡すなど、私の目には、日本経済が世界的に徐々に存在感と輝きを失いつつあるように見えています。 一方で、私の中では80年代の飛ぶ鳥を落とす勢いだった日本ブランドを信じたい、輝きを失っているということを認めたくない、という思いがあります。(同世代の方も同じ気持ちなのでしょうか) 世界的に成功している投資家が日本の将来について描いたこの書は、私のその期…

  • 書籍に出会う~「世界のビジネスエリートが身につける教養としてのワイン」

    第84稿です。 これまでの投稿では人生をどう考えるか、といった少し重めテーマの書籍を中心に取り上げてきましたが、今回は少し軽めの書籍を。 公私いろんな席でワインが出されることも多いですが、この本に出会うまではワインに対する知識は皆無でした。 漫然と肉には赤、魚には白、くらいの認識しかなく、産地はどこか、とかブドウの種類は、とか考えたこともありませんでした。 この本を読んで、ワインにいままで出会ってきた貴重な機会を無為にしてしまったな、と感じました。 ただおいしいとかそうではない、とか単純なことだけではなく、それぞれの銘柄にいろんな歴史があってそれぞれの特徴がある、それを意識しながら楽しめたらど…

  • 書籍に出会う~「還暦からの底力」

    第83稿です。 以前に老いに対するフランス人の考え方を示した本を紹介しました。 qye04202.hatenablog.com これは、自分が50歳という年齢を迎えて、今後どう生きるか、と考えるにあたりいろんな指針を得たいと思って手に取った書籍でした。 この書籍も同じ文脈での選択です。 日経新聞の欄外広告で見つけました。 著者は有名な出口治朗さんです。 60歳にしてライフネット生命を起業、現在は70歳で立命館アジア太平洋大学の学長に就任し、現在72歳。 学長としても著作家としてもご活躍中の方です。 何歳になっても活躍できないということはない、ということが一貫して述べられています。 そして古今東…

  • 書籍に出会う~「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」

    第82稿です。 この数か月の間に一気にオンライン化が進みました。 その結果、海外にいながらにしていろんな会合に参加させて貰う機会が増えました。 その中にビジネス誌を読む会というものがあり、主催されているある経営者の方にお声がけ頂き、そこで紹介されたのがこの本。 著者は『経営とは「アート」と「サイエンス」と「クラフト」の混ざり合ったもの』、という高名な経済学者の議論を紹介しています。 「サイエンス」は論理的思考、「クラフト」は経験、「アート」は経営者の直感やビジョン、ということ。 著者曰く、クラフトの世界だった経営に大手コンサルティング会社がサイエンスを持ち込んだのは画期的なことではあったが、少…

  • 書籍に出会う~「DEATH 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義」

    第81稿です。 いかにも直接的なタイトルのこの本。 取り扱う話題は、自分も含めて多くの人ができれば避けたい「死」について。 50歳という年齢を前にして、「死」に対する漠然とした恐れが現実として頭をもたげるようになってきました。 日本人の平均年齢が80歳強だとすると、あと30年くらいしか生きられないかもしれない、ということを意味します。 30年とは自分がこれまで生きてきたよりも短い期間。 その間にこの世からいなくなるかもしれない、というのは考えただけでも恐ろしく、そこから忌避したい、という気持ちにもなります。 そんなときに出会った本。 著者の立場は(少なくとも私にとっては)非常にユニークです。 …

  • 書籍に出会う~「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

    第80稿です。 最近のこのブログでは悩んだときに参考にした書籍、というテーマで印象に残った書籍を紹介しているのですが、今回は少し趣が異なります。 これは妻にすすめられて読んでみた本です。 タイトルを見ても全くピンとこず、自分で背表紙見てもたぶん選んでいなかった本ですが、読んでみるとこれがとても面白い。 日本人の筆者とイギリス人の夫との間に生まれた息子さん(それが「ぼくはイエローでホワイトで」の意味です)とのやりとりを通じて描かれるストーリーは新しい発見の連続でした。 私が拙い筆で説明するよりもAmazonのあらすじが内容を的確に伝えてくれると思いますので引用します。 -------------…

  • 書籍に出会う~「会社が消えた日 三洋電機10万人のそれから」

    第79稿です。 私が現在の会社に転職した2000年代半ばに、元いた会社の事業部門は他の会社との合弁会社となり、その後にその会社の完全子会社に変わりました。 ほどなくして、元いた会社のグループが他の会社に買収され、長らく親しんだブランドそのものが消滅してしまいました。 生まれたときからそばにあって、自分もそこに一時期でも所属していた会社の名前そのものが消えてしまう、というのは、自分の人生の一部が消えてしまったような気がして非常に淋しい気がします。 一個人の感傷はさておき、業界再編は経済という観点では合理性があり、致し方ないのかもしれません。 ただ買収された側の元従業員という立場で見るとそうは割り…

  • 書籍に出会う~「フランス人は老いを愛する」

    第78稿です。 50歳という年齢を迎えて、自分の今後のキャリアやこれからの人生に思いを馳せることが多くなってきました。 このブログを書き始めたのもその問題意識からでした。 40代まではあまり感じなかったけれども、老いというものに対する漠然とした恐れを感じるようになってきました。 何となく老いについて考えるとそこはかとなく憂鬱な気持ちになることもあったのですが、そんなときに出会った本がこれでした。 この元外交官の筆者が書いた本はKindle Unlimitedで読むことができました。 筆者はインドで任官中に出会ったフランスのカトリック女子修道会と関わりがあったそうです。 それが縁で、退官後に修道…

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