日月山水図屏風
こんばんは。 今日は日月山水図屏風(じつげつさんすいずびょうぶ)について、お話しします。 日月山水図屏風は、密教で行われる、灌頂(かんじょう)という儀式に使用する仏具の一つだそうです。 灌頂とは、諸仏や曼荼羅と縁を結び、正統な継承者となるために頭に水を注ぐ儀式だそう。 鎌倉時代から幕末にかけては天皇の即位式にもこの灌頂が行われていました。ここからは、室町時代に制作された2つの日月山水図屏風をみていきたいと思います。 東京国立博物館蔵「日月山水図屏風」 (写真)日月山水図屏風 室町時代・16世紀 148.1x312.0cm 東京国立博物館 重要文化財大きくうねる木々や、水流を描く「動的」な右隻に…
2020/10/30 19:05