絵画と対比調和
こんばんは。 突然ですが、みなさんは「対比調和」という言葉をご存知でしょうか? 対比調和とは、補色色相(色相環で真逆にあたる色相同士の色)による調和のことです。 例えば、色相環において、赤とほぼ真逆にあたる色は青緑で、黄色の真逆は青紫です。この対比調和を意図的に使うことで、コントラストが強くなり,より鮮やかに見えたり、ある部分を強調させたり、目線を持っていかせることができます。 今回はその「対比調和」の観点から、日本と世界の絵画を見直し、それぞれの特徴について考えていきたいと思います。 赤&緑 赤と緑の日本絵画は、有名なものでも平安時代の源氏物語絵巻以降、非常に多数見られます。 かえって西洋絵…
2020/09/25 20:25