禁煙キャンペーンの闇私の知り合いがとある市の喫煙に関する苦情受け付けセンターの業務に携わっている。一日にたくさんの苦情や相談の入電があるわけではないが、たまに入る苦情の中には、ある地域の路上で喫煙者がいて受動喫煙やポイ捨行為に閉口しているといった内容の電話や、本来禁煙であるべき飲食店でたばこを容認している店がある、若しくは店の利用者が店の前で喫煙しているため、近隣が迷惑しているなどの相談などである。こうした状況は45年前は、周囲にたばこの煙があるのはいたってごく普通のことで、それを嫌う人は近づかない、店なら利用しないなどの自衛策で対応していた。ところが、改正健康増進法の施行に伴い、受動喫煙に関する規制が強化され、冒頭の相談センターまで開設されたのである。しかしながら、入電する相談の多くは、忙しかったり、幸...禁煙キャンペーンの闇