人生の様々な出来事を通じ、私自身に起こった“内なる変化”をたどってみます。それは「生きるとは」を見ていく作業。皆さんも、ご自分の人生を振り返りながら読んでいただき、ご自分にとっての「生きるとは」を見つめるきっかけになれば幸いです。
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前のページ「[7-6] ゆだねて生きる」から続く→ 最後に、パラマハンサ・ヴィシュワナンダの御言葉をご紹介させていただき、終わりにしようと思う。 「私達一人一人が全て、内側に神性の一部を有した存在です。神実現を果たした人というのは、進化の過程でカルマを焼き尽くし、自らを浄化し、マインド、意識、知性、そして身体を純粋なものとした存在です。こうした全ての浄化が完了した時、神性な光が私達の内に輝き始めます」パ...
前のページ「[7-5] グルという存在」から続く→ アートマ・クリヤ・ヨーガに始まり、パラマハンサ・ヴィシュワナンダとの出会いから、益々人生の流れが加速度を増し、自分が考えもしなかった方に導かれているのを感じる。 絵を描き始め、アートマ・クリヤ・ヨーガのティーチャーになり、今では歌まで唄うようになってきた。 沖縄での出来事があってからというもの、自分のコントロールを手放して、導かれるままに生きてきた。 ...
前のページ「[7-4] 運命の時」から続く→ パラマハンサ・ヴィシュワナンダは、一人一人に祝福を与えてくださる。 片手を頭の上に載せ、じっと目を見つめる―― この祝福が、なんともいえず、素晴らしかった。大いなる存在(愛)を感じた。十年ほど前に、圧倒的エネルギーに突然抱かれた沖縄での体験を思い出させるものだった。 パラマハンサ・ヴィシュワナンダが目を見つめることを通して、私の魂を見てくださっているのがわかっ...
前のページ「[7-3] アートマ・クリヤ・ヨーガ」から続く→ 初めてパラマハンサ・ヴィシュワナンダのお姿を目にした時は衝撃的だった。(こんなにエネルギーの美しい人は見たことない)(愛そのものの方だ)と思った。 ハートの内側から、(ようやく会えた)という歓びが湧いてきて、自然と涙が浮かんだ。 そして対面した時、絵を差し上げようと思いお見せしたところ、「この絵の能力は過去生からのものだ」と言われた。(やっぱ...
前のページ「[7-2] 奉仕の瞑想」から続く→ 伝導瞑想をする中で、覚者やマスターという存在が、より身近なものになってきていた。 そんなある時、友達から「今度うちで、この人達のアートマ・クリヤ・ヨーガというのをやるんだけど来ない?」と2枚の写真を見せられた。 片方はマハヴァター・ババジだった。ババジは、ヒマラヤにいると言われているマスターで、「あるヨギの自叙伝」にも書かれていたので知っていた。 もう片方...
前のページ「[7-1] 覚者、聖者、マスター」から続く→ するとある時、この覚者方と共同で行う奉仕活動があることを知った。 それは、「伝導瞑想」と言われるものだ。座って瞑想することが、世界の奉仕になるという。 世界を見回した時に、このままでは地球がもたないのではないか、と危惧を抱いていた私は、人間の意識の変容こそ、必要なことなのではないか、と思っていた。だからといって、自分にできることが思いつかなかった...
前のページ「[6-5] 生き方のシフトチェンジ」から続く→ 大いなる存在(愛)や働きに加え、忘れてならないのが、覚者、聖者、マスターといった方々の存在だ。 覚者、聖者、マスターというのは、“神実現”を果たし、輪廻を超えた存在、もしくは、宇宙から人類を導くために地球に来てくださっている存在である。 私は先に挙げた「アガスティアの葉」「真実のサイババ」の他、「ヒマラヤ聖者の生活探究」「あるヨギの自叙伝」「マイ...
前のページ「[6-4] 霊的な体験」から続く→ あの沖縄での出来事は、私を根底から変えた。 あの出来事をきっかけに、「心配」や「不安」がすっかり手放されてしまった。(だって私、大丈夫って知ってるんだもん)という感じで。 あれだけ心配性だった私のこの変化は、驚くべきものだった。 知識として、大いなる存在(愛)に導かれているという事は知っていた。そして(そうなんだろうな)とも思っていた。 しかし、ただ知って...
前のページ「[6-3] マインドの働き」から続く→ それは確か30歳の頃だったと思う。 セミナーに参加するために、沖縄に行った時のこと。宿泊する部屋がタバコ臭く、そのことを同行した方に伝えたところ、その方は、「私は与えられた全てのことに感謝しているわよ」と言われた。 その言葉を聞き、(あぁ、私はちっとも感謝できていないなぁ)と思い、それをきっかけに、私の意識は自分の内側深くに降りて行った。 これまで潜った...
前のページ「[6-2] 天使と悪魔」から続く→ 私が楽に生きられるようになってきたのには、頭(マインド)でいろいろ考えなくなった、というのが大きいと思う。 何か答えが必要な時も、自分の中に投げておく。そして信頼して待つ。 そうすると、良きタイミングでその答えがフッと浮かんでくる。このやり方は、無駄に頭を使わないから、とっても楽チン。 頭(マインド)は、いろいろジャッジをする。比較したり、計算したり、非難...
前のページ「[6-1] 不幸になれない」から続く→ 私は子供の頃、自分の中に二人の自分がいるように感じていた。 元気な自分と臆病な自分、ポジティブな自分とネガティブな自分、優しい自分と意地悪な自分――。まるで天使と悪魔が共存しているような感じ。 正直、そんな自分に戸惑っていた。(本当の私って一体どんな人なんだろう) その後いろいろ学ぶ中でわかってきたのが、これまでも書いてきた、「本質(魂)の自分」と、「エ...
前のページ「[5-3] 父からの宿題」から続く→ ここから先は、とりとめのないものになるかもしれないが、これまでの歩みの中で、印象に残った出来事、そして今の自分のことを少し書いてみようと思う。 今の私がどんな状況でいるのかといえば、これまでの人生で一番自分らしく、幸せに暮らしている。 昔のように自分のことを「やましい存在」なんて思わないし、自分は何が好きで、何をしていきたいのかも、ちゃんと知っている。 ...
前のページ「[5-2]すべてが恵み」から続く→ 私の50年という、これまでの人生を駆け足で振り返ってきた。 両親が亡くなったのは25歳の時。その出来事の前と後では、全く違う人生の歩みになっている。 両親の自死という、大きな大きな出来事がなければ、私の人生の大転換が起こらなかったであろう事は明らかだ。 親というのは、有り難い存在だと思う。両親がいなければ、この私は存在しないわけだし、その生き様、死に様の全て...
前のページ「[5-2] 自分の本質を知る」から続く→ 私達の本質(魂)は、全知全能の神だと言われている。 初めてこのことを聞いた時、自分の内側が、「それは本当のことだ」と応えた。 私の内側深くは、どうやらそのことを知っているようだった。私は、この内側で感じたこと、直観を疑う気持ちには全くなれなかった。 その時から、自分の本質(魂)を知る旅が始まった。 なぜ私達は、本来の自分の姿を忘れてしまっているのだろ...
前のページ「[4-7] 流し続ける」から続く→ 再び「瞑想」のことを書く。 私がこれまで自分を癒し、統合していく作業をしていく中で、これは絶対外せない、と思っているのが「瞑想」だ。 先にも書いたが、瞑想は、両親が亡くなってしばらくしてから始め、今もずっと続けている。 「生きるとはどういうことなのか」「自分とは何なのか」その答えを求めて、瞑想に巡り会った。 瞑想することで、自分の本質(魂)との繋がりが次第...
前のページ「[4-6] 解放と浄化」から続く→ 抑圧してきたエネルギーの解放・浄化をしていきながらも、毎日心がけていたことがある。 それは、「自分の感情・思考・思いを、ただただ見ていく」ということだった。 私は子供の頃から、うまく寝られない子だった。 寝ようと思って布団に入っても、それから1、2時間寝られないのは当たり前。高校生の頃には、玉ねぎをスライスしたものを枕元に置くと寝付きが良くなるらしいという...
前のページ「[4-5] 大きな変化」から続く→ こうした自分の体験から、抑圧されているエネルギーを解放・浄化することで、グンと生きにくさが解消されることがわかった。 それからというもの、「人生は浄化の旅だ」という思いで、様々なことを試みてきた。 しかし、ブリージングの時のような劇的な事は起こらなかった。行きつ戻りつしながらの、どちらかというと、薄皮を剥ぐという表現がぴったりな、ゆっくりとした変化の歩みだ...
前のページ「[4-4] 沈殿した重い塊」から続く→ このブリージングの体験により、私の中に大きな変化が生まれた。 私はそれまで、人に否定されること、拒否されることに、異常なほど反応してしまう人だった。 例えば、エステのお客様にお茶をお出しした時に、「私、いらないわ」と言われただけで、体がギュッと硬くなって、緊張するのを感じる位だった。 お客様は、「お茶はいらない」と言っただけなのにも関わらず、まるで自分...
前のページ「[4-3] 溢れ出す」から続く→ 実は、この体験をしている間に見たヴィジョンがあった。 それは、私が2歳位の頃の出来事だと思う。何故かものすごく寂しくて悲しい気持ちになって、台所仕事をしている母親の所に駆け寄っている場面。 お母さんにただ抱きしめてもらいたかった。なんだけど、その時の母は、こちらをチラッと見て、「今は忙しいからちょっと待ってね」と言って、抱きしめてくれなかった。 母にしたら大...
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