予防医学
予防医学は転ばぬ先の杖的な役割を持っていると考えます。それには、大ごとになる前に体の些細な変調を察知できる感受性を備えることが大事ではないでしょうか。そのためには、整体協会の創設者である野口晴哉氏が開発した活元運動(無意識の運動)と背骨の行気が重要だと思います。その活元運動とは、内臓の働きなど生命維持にとって重要な錐体外路系の運動(不随筋の運動)を鍛える運動。そして背骨の行気とは、延髄から背中を走っている脊髄神経に気を通す気功です。その脊髄神経は、機能的には求心性(感覚性)の神経(体性感覚神経、臓性感覚神経)と遠心性(運動性)の神経(骨格筋を支配する体性運動神経と血管や内臓の筋を支配する臓性運動神経)を含んでいます。四肢と体幹に分布する神経のほとんどは脊髄神経ですが、一部、脳神経である迷走神経が胸腹部の内...予防医学
2023/10/30 17:01