流産を3回経験した子なし四十路女の経験談と小言。それでも切実に伝えたい事。未婚か既婚か、子ありか子なしか、専業主婦か働いてるか...何でもカテゴライズしがちなこの日本でも「個人」での自由な生き方がもっともっと当たり前になりますように。
コロナウィルスで闘病中だった志村けんさんが亡くなった。 近所のスーパーに買い出しに来ているときにふと、携帯を見たときにこの訃報を知った。 恥ずかしながらマスクの中は鼻水だらけ。外だったけど目も真っ赤になるくらい涙が出た。 一連のコロナ関係のニュースの中で一番心がざわざわし、急な喪失感と不思議な孤独感にかられ、なんとも言えない暗闇が近づく音がした。 芸能人の死で涙したのは初めてかもしれない。 日本の宝であるお笑いの神様がコロナに殺されてしまった。 当たり前のように定期的にバカ殿様やだいじょぶだぁが今でも放映され、それはとにかく『当たり前』だった。 人間はいつか誰でも死ぬからそれが永遠とはもちろん…
少し前、久しぶりに 「お仕事は?」 「お子さんは?」 という防御不能の攻撃を受けた。 防具を持ち合わせていない、いや、せいぜいでも『布の服』という防具しか装備していないので一気にHP(ヒットポイント)は1で真っ赤である。 家にそそくさと口を紡いで帰り、息子犬に回復魔法をかけてもらった。 それで変に引きずらなくなったのは気づかぬうちにそこの所レベルが上がっていたのだろうか。 レベルアップのファンファーレは聞こえなかったけど。 こういう類の攻撃は今までも何回か受けてきて、暗闇街道まっしぐらの時はその毒が致死量にあっとい間に達し号泣したものだが、今となっては 『まだいたか。この化石的日本人。』 と、…
連日、このような状況下においても『買い溜めお化け』や『パリピの妖怪』がそれはもう俳諧している。 ただ普通に日用品を購入したいだけなのに一気にそこに正気を吸い取られて一瞬外へ出ただけで重度の疲労感を感じる。 今週末は自宅待機要請が出ているというのに我が家の向いは昨晩、子持ちの家族が集まって大騒ぎしていた。 感染の恐れありの三つの要素をここでもう網羅しており、家の中にいるからいいと思ってるアホなのか全く意味のない迷惑な行為だ。 私の好きな映画の中に河瀬直美監督の『あん』と言う作品がある。 樹木希林さん演じる「ハンセン病」のおばあちゃんがある時、町のどら焼き屋に「働かせて欲しい」と懇願し素晴らしく美…
現在、抗うつ剤と安定剤とそれに変われそうな漢方薬を飲み不育外来で勧められたビタミンDのサプリに加え葉酸サプリも飲んでいる。 時に、「ハッキリともう一度」と覚悟しきれてないのになんでこのサプリを私は毎日飲み続けているのだろうと、ふと我に帰ることがあるが、なんとなく続けている状態になってしまっている。 葉酸なんて、はっきりいって毎日空振りしながら飲んでる気分だ。 そして抗うつ剤の減薬を勧めているのだが、ようやく初めての段階にまで減薬をすることができるようになっている。 心療内科も2週に1度が3週に1度になり、先日ようやく、次は1ヶ月後にしましょうというなんともはやこの類の患者としては嬉しい太鼓判を…
「面白い」「はまる」「すごい人気」と耳にタコができるくらいに周りから聞いていた『鬼滅の刃』をついに始めてしまった。夫婦で。 単行本さえなかなか手に入らず、しかもこの後映画化が予定されているらしい人気っぷり。しかも二人の子持ちの親友に 「鬼滅の刃、見てますか?映画始まったらご一緒しません?」 という知らせが少々前にきた。 なぬ!?そんなにか・・・・。 あまり不要不急の外出が制限されている今、他の推薦者が言ってたように動画配信サービスで見てしまおう! ということで始めてしまったのである。 はい。それは見事、お見事にハマってしまいザザザザと放っておけばずっと見続けてしまうであろう中毒性タイプの物語だ…
先週の三連休の様子を垣間見て予想をしていたことだが、都内でついに爆発的感染が始まったようだ。 都知事からは週末の不要不急の外出は控えるように、そしてできるだけ可能ならば仕事も在宅で・・・などと初めて東京として具体的な要請を発表した。 明らかな数値の推移がみれないとこういった事を発令できないのはわかるし、結局は国がもっと効力のある発令を出してくれないと東京都自体からは強く言えない・・・というのもいかがな仕組みかとも思う。世界に誇れる大都市だというに・・・。 そんな中で志村けんさんがコロナウィルス陽性と判明し今、病院で治療にあたっていると言う。 何かニュース速報が流れるたびにドキッとしてしまうくら…
春がやってきて、大好きな桜が咲いて心が躍るはずの、前までは心躍ってなんでも出来るような気持ちになっていた季節。 子供を失ってからなんとなくそこに、悲しさというより少しだけ苦味が混じった寂しさのようなものが感じられる季節へと変わった。 現在住んでいる家の近くにはちょっとした桜の名所的な所があり、毎年この季節には春待ち、冬から解放され上を見上げキラキラとした顔で桜を眺めてる人が多く見られる場所だ。 元々人混みは苦手なのでピークの時には一切行かなかったが朝方、人のいない時に少し眺めに行ったりした。 桜が大好きだったから、元よりワイワイとしながら花見をするより、誰もいないそして一本だけひっそりと咲いて…
二人目の子がお空に行った三月になったので、休みの日に前述したその当時に住んでいた近くにいた水子供養のおじぞうさんにご挨拶に行った。一人で行く時もあれば、旦那と行く時もあって9月・11月・3月の恒例行事になっているが今回初めて陽気もいいし息子犬も一緒に連れて行くことにした。 車で向かい、ワンコ用の抱っこバッグに入れて出向いた。 お菓子とお線香を持って行く。 そこがお墓と言うわけでもなくそこにいないのはわかってるが、心の中でその3人の子供を抱いているおじぞうさんにお空に行った子供たちを『お願いしてる』気持ちでいるので挨拶に行く気持ちである。 1回目の流産、そして2回目3回目と続けて行くうちにここに…
一年半という短期間に妊娠、流産、妊娠、流産を経験してホルモンバランスのジェットコースターを繰り返した結果、体をぶっ壊して、内臓全体が沈黙し、痩せ細ってしまってからなかなか太れない。 元々痩せすぎだ、と言われていて周りからは『羨ましい』とよく言われたが、自分的には痩せすぎてて不健康そうでそれが嫌で、グラマラスな方に憧れたものである。 だから羨ましがられても、私だってこれがコンプレックスなのだ。と心に秘めていた。 一般的に『痩せている』ことの方が『いいこと』という思想が圧倒的多数で世に出てる情報も大体が痩せるための何か、というダイエット情報ばかりだ。 太りたいと情報を集めたいと思ってもほとんど存在…
お風呂に入り、1日の終わりをゆっくり迎えようとしていた時、一通のLINEが入った。 久しぶりの相手からだ。 かつて私は音を、そして歌を仕事にしていた。 どこか取り憑かれたように勉強してちょっとした進学校に入った身だが、そこで見事に燃え尽き症候群か一気に勉強することが億劫で面倒くさくて成績は落ちる一方だった。 軽い気持ちでサボった模擬テストの日に、担任から母へと電話が行き中学生までは真面目一直線だったために帰宅した時に母は悲しいと泣いていたものだ。突然のお勉強リタイアに母も驚いての涙だったんだろう。 そしてその『もう受験めんどくさい』燃え尽き感は高校3年になっても持ち合わせたままで、周りがこぞっ…
気づけばもう三月も終わりに差し掛かっている。歳を行けば行くほど早く感じるようになるというがその先人たちの言葉は全くもって間違っていない。 ダウンタウンの笑ってないけない、で年越しをして一連のお正月業務を終えてもう3ヶ月過ぎ去るのかと思うと怖い。 昨年末には騒音に悩まされたマンションから脱出して少々落ち着いたところだったので、 「来年、もう一度、親になるチャレンジをしてみようかな」 とどこかで心に薄めにハンコを押していた。 そうしたら年末から年始にかけて体が絶不調。久々に物が食べれなくなり、その流れで胃カメラやらMRIやらを経ていたら次は旦那が酷く体調を壊した。 そして気づけばもう4年の3分の1…
死を迎える時に 「幸せでしたか?」 という質問をされ 「幸せだった」 という人たちの多くは四つ以上の『趣味』を持っていたという話を聞いた。 4という数字は総合した上での平均値か何かなのだろうが、とても納得のいく話だ。数はさておき。 自分を含め、周りの人間も幸福そうな顔をしているのははほぼほぼ自分が好きなことについて語っている時だったりする。 『マツコの知らない世界』に出てくる紹介人は、面白く変わった人たちが多いがその分野が好きすぎる人たちゆえに皆大体目がキラキラしていてついでに押しが強い(笑)。好きで仕方ないのだ。 趣味は多方面にあることだが、それがあるということはひいては 『それを知りたい!…
少し前に「AI崩壊」という映画を見た。前述したように大手を振って岩田剛典推しだから(笑)、というのもあったが内容にすごく興味を持ったからである。 物語は10年後、AIが人間の健康データ等を全て管理していてもうすでにドラえもんの世界。 こんな風になったら便利だよなぁという世界が実現している。 しかし、そのAI自体がバグを起こして次々と完全管理されていた人達が死んでいく。 持病を持った人からまずは爆弾が爆発するかのように死んでいく。 管理していたのがAIだからそれが機能しなくなってはどうにも対処ができなくなるのだ。 その後、そのAIは人々を選別し、不要だと判断した人間を殺戮し始める。 この時、少し…
『不倫愛大分本気だったんじゃないか』の件で大分叩かれていた東出昌大がいきなり会見をしていた。 もうそんなしょうもない事言ってる場合ではない状況に世界が蔓延してしまったため消えてなくなってた気がする。 そもそもそんな人様の不貞行為なんちゃらで人様がテレビで偉そうにあーだこーだ言ってるのはどうでもいいし、被害を受けて傷ついたのは家族の杏さんと子供たちだけ。 その人たちと解決すればいいだけの話だ。 まぁ、いちいちこういう問題でお世間様に取り上げられちゃうのは顔を晒して仕事をしている方々にとってはある意味仕方のない事だし、『ばれたらえらい事になる』という想像力というか危機管理能力が無く欲求に走ってしま…
今日は、私が出会えた息子犬の寝顔をみて、 感じた事を映像にしたものをここに載せさせてもらおうと思う。 今日は少しだけ暗闇くんが耳元で囁いている。 だからこそ彼を思い切り抱きしめた。 そうしたら暗闇くんは嫌な顔をして少し離れた所でこちらを伺っている。 私が伝えたいこと。 私なりに願うこと。 どうか、苦しくてどうしようもない暗闇に立ち尽くしている方々も 少しでも小さくてもそれぞれの光を掴むことができるようになりますように。 【pug パグ】パグの我が子の寝顔を見て思う事、願う事~Looking at the sleeping face of Pug's child, thinking and wi…
アーユルヴェーダの事を知る前から、不眠に悩まされていた私はそれこそミーハーな話だが『マインドフルネス』というものを知り、本を読み、実践してみたりしていた。 瞑想って奴だ。 若い頃は当たり前のように何も考えずにテレビを眺めたりしながら気づいたら寝ていた!なんて今では喉から手が出るほど欲しいスキルが普通に炸裂していて、『寝る前には明かりは暗く、とかブルーライトは控えて、とかキャンドルの灯を灯しながらリラックスできる香りを焚いて、瞑想。』 なんてちょっとヤバイ奴がやるやつじゃないかくらい思っていた。 寝るための努力なんて事をするようになろうとは考えもしないほどよく寝る方だったと思う。 それが突然、一…
今年の冬はどこか気持ち悪いほど暖かかった。 そんな最中にこのコロナ騒ぎできっと精神的に何かを抱えてる人はさらに壊れてしまったという人は多いだろうと思う。 私自身も結構ヤバイヤバイと思いながら、どこもかしこも同じような報道しかしないテレビのニュース番組に嫌気がさして見ないでいる。 恐ろしい洗脳の嵐。 逆に追いやって免疫力落ちるわ!と言ってやりたい。 流産を繰り返してぶっ壊れた体を治すのに3年、整体や鍼灸院に通ったりしてる中で 友人に勧められた一冊の本がある。 『パーフェクト・ヘルス』 というインド系アメリカ人であるディーパックチョップラという人が記した体と心の健康について『アーユルヴェーダ』の観…
今、お気に入りのドラマが一つある。 話題の、胸キュンドラマ『恋つづ』はまぁ違う意味で楽しみにしている訳だが(あれは女性ホルモン分泌療法ですね。) 深夜帯にやっている 『死にたい夜にかぎって』 だ。 原作の本は読んだ事がないから、そこを忠実にしているのかどうかはわからないが、かなり引き込まれる内容で自分にも若干共感できる部分がある作品だ。 主演の賀来賢人が元々芝居がうまく雰囲気を作るのが上手な俳優だからというのも大きいと思うが、ものすごく暗くてヘビーな物事をどこかおかしく感じてしまう、そんな面白いドラマ。 学生時代に校内で一番の美人だった子によくわからない理由で毎日ビンタを受けた上にそれに『飽き…
この文章をネット上にあげていく事を決めた時に、お世話になったカウンセラーの先生に久しぶりに連絡した。 私のこの経験を綴る上で先生の話は絶対に必要な事だったので、その旨をきちんと伝えておきたいと思ったからだ。 それと共に、久しぶりに厄介な暗闇くんと相対していたので先生と、そう、同じ経験をしている人と話をしたいとも感じていたからだ。 カウンセリングを受けていたのはもう3年ほど前になるので先生の状況ももちろん色々変わっていた。 以前とは少し離れた所に引越しされ、手術を経験し、そして何より驚いたのは少し前に養子を迎えられ「お母さん」になっていた。 それを知った時にはそれはもう、嬉しくて嬉しくて心が躍る…
こちらの文章でちょこちょこと書いてることだが、私の趣味の一つに『ゲーム』というものが大きく存在している。 一人っ子だった私は父がまだ二四歳という若さで出来た子であり、父は若さ故?か私を子供として、というよりもどちらかといえば一緒に遊ぶ『小さな友達』という感覚で育てられたイメージが強い。 そんな父も昔からテレビゲームが好きでファミコン発売当時はいち早く購入し、マリオブラザーズに『おーおー』と言いながら興奮してプレイしていた記憶がある。 私がある程度大きくなってからは 「こいつが欲しがってたから」 と私をダシに新作のハードやらソフトを買ってきていた。 そんな少し子供っぽい愉快な父と『遊ぶ』中で女の…
コロナの感染拡大で混沌とした状態が続きその話題や心までも曇りがちな空気が蔓延している現在であるが、今日で東日本大震災から9年。 忘れてはいけない日からもう、いや、まだ9年。 被災していない自分にとってはショッキングな天災として『忘れてはならない』というものになっているが、実際に被災された方々、大切な人を亡くして時間が止まっている方、いまだ収束などするはずがない福島第一原発の影響。 それに対し『9年か・・・』なんて想いを馳せるなんて偉そうな事だが、自分なりにそんな人たちが大勢いて今も必死に生きている事を考えると胸がずっしりと重たくなる。 正直一人一人の意識の問題が多く問われる今のコロナウイルス問…
これもまた少しだけ前の年末頃の話になるが、以前 「安定期入りました(マタニティーマーク写真付き)」事件 で疎遠になっていた子に偶然遭遇するということがあった。 遭遇するというより、ワンコを散歩させてる前を小さな女の子の手を引いてゆっくりと歩いてる見覚えのある顔を見て、ハッとしたのだが実は初めは通り過ぎた。 気づいたのだけど、起った事やとても傷ついたこと、そしてきっと彼女自身にも想いがあってどこか感じてる事があるだろうことがわかること。 多くのことが頭をよぎりすぎてその場から自宅近くまで足を止めることができなかった。 でも、その時 こんな偶然にもきっと意味がある、と思い返した。 どこか喉につっか…
昨年の春、長い間癌を患っていた母方の叔母が逝ってしまった。 何年も闘病をしていて病状は行ったり来たりを繰り返しながらも余命宣告よりも長く生き抜いた。 闘病中の7年前に私の結婚式があり、あまり旅行などに行ったことがなかったという叔母はその式を機に都会へ出てきて皆で集まり、クリスマスのイルミネーションを見たりして本当に楽しかった、ありがとうと言ってくれた。 いつも優しく後ろで微笑んでるようなタイプの叔母は私が会いに行くたびに、嬉しそうにご飯を用意しては温かい気持ちを分け与えてくれる、そんな人だった。 その叔母の容体が急変し、もう難しいかもしれないという知らせを受けて亡くなる半月ほど前に会いに行った…
毎日願う。愛犬の命が一日でも長く続くように。 私の命をできる事なら存分に分け与えたい。心からそう願う。 高校の頃、私の通う学校では学園祭にそれぞれのクラスで有名なミュージカルを自分たちで脚本をそして構成や舞台まで全てをアレンジし演じてそれを争う、そんな行事が存在していた。 これが結構全国的にも有名な行事でそこから本場のミュージカル俳優を目指す人も出るほど真剣に執り行われるものだった。 高校3年の最後の年に私のクラスは今でも上映されている有名な『ミス・サイゴン』をやる事になった。 歌うことが大好きで当時このミュージカルの主役『キム』を演じていた本田美奈子さんの歌に魅了されたこともあり、どうしても…
この文章を書きつづれるまでに復活し、日々に少しづつでも彩りを取り戻さなくてはいけないなと感じ始めていた頃。 子供の頃からテレビドラママニアである私はとあるドラマを彩っていた『華』にとても惹かれるものを感じた。 花は元々好きだし、元気がない時に届いた花束に命を吹き込まれた感覚を持ったことも多々ある。 ただ、このドラマに登場する花は「花」と言うよりそこに訴えるものを感じさせる『華』であり、これを作っている人はどんな人なんだろう・・・と心を動かされたのだ。 不思議な事にこう感じた出来事とは別に、 『ちょっと無理にでも習い事でもしてみようかな・・』 と頭によぎりネット上で調べている時に一つだけ惹かれる…
相変わらずココロは日単位、時間単位でも動く。 「もう一度チャレンジするのか」 ずっと3年もの間この大きすぎる選択肢が背中にずっしりのっかかっていて、その選択肢が大きすぎて頭がこんがらがり日々の小さな選択ができなくなる事が時たまある。 どっかの有名な銀座のクラブのママが 「大きな選択ができない人は出世できない(ひいては細やかな選択ができなくなるから)」 と言っていた。 だとしたら私はもう人としても女としても出世などできようがない。 自然に歳を更に重ねて静かにゲームオーバーを迎える方が楽なのではないかと思う瞬間が多々ある。 でも今現在三十九歳。今この時、 「やめた、あー面倒臭いし怖い。やめた」 と…
少し前になるが、大黒摩季さんのニュースには言葉が出なかった。 子宮の病気と闘いながらの不妊治療。 そして不妊治療を終え、夫婦二人で猫ちゃんたちと生きていこうと決めたそうだが日々生活していく中で色々なことに遭遇し、周りの家族と嫌でも関わりあって生きていく中で消えなかった気持ち。 『夫への罪悪感』 旦那さん自体はそれでも構わないと言っていたらしいが、大黒摩季さんの心のつっかえが取れなかったのだろう。別れを決意して旦那さんは再婚。 そしてその再婚相手の間に子を授かり出産した時点で『離婚』を発表していた。 その子が無事に生まれてくるまではそっとしておくために黙っていたという。 その時点でもう心が震えて…
愛しい息子犬との日々が続いていて、毎朝起きた時に尻尾を振りながらよりそってくる時。 そして「おやすみ」と言った後に隣で小さな寝息を聞いてるだけで私にとってはとてつもない安定剤になっている。 もちろん実際の安定剤も相変わらず飲んでるわけだけど(苦笑) 変な言い方をすれば 「今日も生きていてくれている。側にいてくれている」事に安心していている自分がいると共に、感謝の気持ちで埋め尽くされる。 我が子はわんこだけど、こう言う無償の「愛情」と言うものを初めて教えてくれているのだ。 なかなか自分の子供が授からない私は親になる喜びを味わえない一方、親になる苦労も味わえていない。勉強できないのだ。 こういう事…
一人目、二人目の子がお空に逝ってしまった時に住んでいた家の近くには有名なお寺があり、水子供養の立派なお地蔵様がいた。 それはそれは綺麗で優しい顔のお地蔵さんだ。 カタチとしてこの世に残らなかった我が子にはもちろんお墓がない。 それがなんとなくモヤモヤした気持ちを抱える一つの要因になっていた。 当時、まだあまり引きずらずに早く忘れた方がいいという考えであった両親は、 「水子供養なんて気持ちを縛りつけるような事はしない方が良いのでは?言葉は悪いけどまだカタチにならずに流れてしまったんだから」 と言っていた。 きっと、私の心があまりにも執着する事を止めたくて出た言葉だったのだろうと思う。なので水子供…
そんなわけで私たち夫婦の元には現在、1歳になる黒のパグ犬がいる。 愛玩犬というだけあってとっても愛嬌があって、でも頑固で寂しがり屋で四六時中くっついてくる。 この子が来てから旦那は仕事から笑顔で帰宅するようになった。 可愛くて仕方ないらしく『ちびまる子ちゃん』の中に出てくるたまちゃんのお父さんばりにパシャパシャ写真をとっては空き時間にそれをスケッチに起こしているらしい。 「俺にもこんな母性的な感情があったんだなぁ。」 と感じたと言う。 ちょっとだけ皮肉を言えば、既にこの世に生まれ、日々育ってるであろう自分の子供に母性がないわけないだろう。と心の中で突っ込んでいるのは仕方ないとしていただきたい。…
ちょうど一年ちょっと前、太ももに違和感のあるしこりを見つけて手術をした。 前述したように幸い悪性のものではなく、無事に取り除く事ができたのだが手術自体も術後もなかなかの痛みがしばらく続いた。 流産の掻爬手術や術後を経験してる身としてはこんな痛みは屁のようにも感じたが、抜糸前は如何せん突っ張ってびっこを引く。 そんな最中にちょうど不育症外来に行かなくてはならない日があった。足を引きづりながら電車に乗り、不育外来の待合で待ち、診察を終え、会計でも長時間待つ。 足の術後すぐだったためにこの時点で 『どうしてこうも病院通いばかりなのか。どんだけ待てばいいのか。ツイテナイことばっか。』 とマイナス思考に…
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