まずは玉ネギとニンジンを炒めて、先に煮込みを開始。主役の猪肉は、塊のまま表面を軽く焼いて肉汁の流出をストップ。塊肉のまま鍋に投入します。ちょっと猪肉の量が多かったかな。で、30分ほど煮たら塊肉を取り出します。やはり1.5kgは多かったな。カレールーの箱裏に書いてあった量の3倍だもの。でも取り出した塊肉は煮る前と殆ど同じ大きさで、肉汁を蓄えたまま火が通った状態。小さく縮んでしまった肉とは違って筋繊維間の空間...
私が愛して止まない業務スーパー。あの牛乳パックに入ったレアチーズと出会って以来、業スーが好きになってしまいました。コスパの素晴らしさに感動して「レアチーズは飲み物」とばかりに丸一本を一気食い。食べ過ぎて少し胸焼けしてしまったため、今はそんな食べ方はしませんが・・・それでも自分で器に盛ると、ついつい食べ過ぎてしまいます。他にはプリンやゼリー類も同じパッケージで売られているため、極めてキケン。一気食い...
昨日の不安定な天候は、富士山を冬の姿へと衣替えしてくれました。そんな久々の富士山らしい富士山に、思わずスマホで一枚。ついでに通勤車両とも一枚。野っ原にたたずむ朽ち果てた放置車両を写した訳ではありません。しかし、製造されてから今年で40年を迎えた、このホンダのスクーター。時代からすると純国産車のはずで、とにかくタフ。適切な整備を行い、適度な暖機運転を心掛ければ20万㎞くらいはヘッチャラなエンジン。写真か...
今朝は空爆を受けた夢で目が覚めました。轟音と地響き・・・家屋全体が激しく振動している。でも叩き起こされたため、夢か現実なのか分からない。しばらくすると早朝バズーカならぬ早朝カミナリだと分かりましたが。暗いうちから なにも我が家の直上で全開バリバリで鳴らなくてもいいのに。どうやら大気が不安定な様子。今日は猟場近辺の挨拶回りをしてから、タツ場の整備を行う予定でしたが、断続的な雨では厳しいと判断。農家さ...
猟期を前に行っている猟場周辺の挨拶回り。先日は先輩に主な方々への挨拶をお願いしました。しかし、それだけでは十分ではない。合同猟となった場合は、農家さんが作業を行っている横を何台も猟車が通ることになります。また、その猟車を止めさせて下さる地主さんもいる。そんな方々への挨拶回りは、さすがに先輩にお願いする訳にはいかない。直接伺って笑顔で挨拶を行い、手土産くらいは渡さないと。私のプリティーな笑顔に、、、...
先日、こちらの地域での捕獲業務中に事故が発生してしまいました。勢子役の方が滑落して亡くなられてしまったのです。今はただ ご冥福を祈るばかり。同じ勢子役の私としても、全く以て他人事ではない悲しい出来事。以前、私も谷底に転落して九死に一生を得たことがあり、状況が痛いほど分かるのです。真っ逆さまに頭から落ちながら「やたらと落下時間が長いな。これで死ぬんだな」と思うことの なんと切ないことか。ところが次の瞬...
我が家の猟犬はビープロと三重地犬の2タイプ。ある意味、対照的な犬種です。なので巻狩りではビープロに頑張ってもらい、単独猟は三重地犬と。そんな猟犬たちは一旦仕込み上げれば、どちらの犬種もシッカリと仕事をしてくれますが、その仕込み上げる過程は色々。犬の個体差もありますが、仕込み段階で対峙する猪の気質や大きさでも猟犬としての成長に変化が及ぶこともあり、一喜一憂の日々でもあります。何れにしても、その猟犬の...
「猟行時は狩猟者登録証を携帯しなくてはならない」は法律に基づいた決まり事。ところが、有害鳥獣捕獲等の従事者証と混同してコピーを携帯している狩猟者をたまに見かけます。昨日の猟期前講習会では、農林事務所の担当者も同じことを言っていましたが。しかし、その担当者も指摘していたように、これは絶対にダメ。狩猟者登録証の不携帯の違法行為となります。でもコピーを携帯したくなる人の気持ちも分かる気がします。何故に狩...
3年に一度の猟銃所持許可更新。今月から来月の間に生活安全課にて手続きを進めなくてはならないのに、創作活動に熱中するがあまり先送りにしていました。他にも父の介護でバタバタ続きでしたし。そう言えば更新手続きに必要な身分証明書も届いていない。本籍が別の都道府県のため、そちらの方の役場に郵送手続きをお願いしていたのです。因みに身分証明書が必要な理由は、破産の有無を確認するため。破産してしまうと、法律上、様...
接着剤が乾いたようなので、早速LEDライトを取り付けてみました。では点灯。おぉ、そう来たか。なかなかに渋い。では、芸術的に配置してみます。作品名は『鹿角とキツツキの木』そのまんま。古家の剥がれた壁紙が猟師小屋っぽさを後押し。これも緻密に計算された作品の一部。。。では、選手交代。作品名『シカ造君とキツツキの木』こ、怖い。。。そんなことで・・・猟期前は色々と忙しいのに、私はいったい何をやっているのだろう...
寒気の影響で一気に寒くなるとの予報は、ここ伊豆では無用の心配に終りました。稲わらを厩舎のようにフル装備したのに。。。今日も犬舎移設地ではTシャツで作業が出来るほど。テラスの階段下を犬小屋スペースに利用して、もう一つ単頭飼育区画を増設しました。その間も猟犬たちは気持ち良さそうに日向ぼっこ。トラは意識もうろう。コーシンは大あくび。そんな作業の合間を縫って、例のキツツキ照明作りも。木に染み込ませたラテッ...
半月にわたる夏季休暇中の過酷な作業により、図らずも体重が1割減りました。おかげで新しい犬舎や訓練区画が出来上がり、私的には一石二鳥。それにしても・・・1割も体重が減ると、人はこんなにも俊敏に動けるものなのか。「蝶のように舞い、蜂のように刺す」とのモハメド・アリを例えた言葉が頭をよぎります。私は今、まさにその状態で、フットワークがこの上なく軽いのです。そんなことで、蝶のように舞いながら猟犬たちとのリー...
犬舎移設地に猟犬たちを移動させた直後は大変でした。付近を生息場所としていたイノシシが夜な夜な現れて、それを気取った猟犬たちが大合唱。寝ていた私は叩き起こされること数回。ところがイノシシはすぐに学習したようで、犬舎に近付くことは無くなりました。その後、バタバタ続きで犬舎移設地に泊まることのできない状況に。でもイノシシは来ていない様子でした。周辺に新しい足跡が無かったのです。そんな中で1ヶ月ほどが過ぎ...
枯れ木の伐採を行ったところ、倒れた衝撃で木の表面が砕け散りました。その中にズームで撮影した部分を発見。犬舎移設地での夏の作業中の出来事でした。それぞれの穴はキツツキによるもの。摂餌やドラミング行動により、こうなったのです。でも、なんとなくオシャレ。この形に手を加えることなく室内照明を作ってみることにしました。キツツキの開けた穴より広がる光が木漏れ日のようになるのか。それともハロウィンのカボチャ蝋燭...
毎年 行っている猟期前の林道整備や猟場確認。ところが今年は猟場周辺の集落の自治会長さんや地主さん、そして農家の方々への挨拶回りも併せて全然していません。どうしましょう。こちらでは11月から大物猟が解禁ととなるため、もう日が少ない。つい先日まで、休日も父のケアでバタバタだったこともあり・・・仕方ありませんが。そこで罠師に転身した先輩に連絡を。この先輩は同じ猟場内で罠猟を行っており、お互いに調整しながら...
続いていた職場でのバタバタが一段落。しばらくは仕事が早めに切り上げられそうです。とは言っても職場から犬舎移設地に直行しても、一時間もすると辺りは暗くなりだします。夏の間は、もう2時間は作業が出来たのですが。今日も日暮れ前に到着して、まずは猟犬たちのお食事タイム。すぐに作業に取り掛かります。まずはチップソーで単管パイプのを切断。単管パイプの梁を渡して・・・同じく単管パイプの杭をムジョルニアで「ウリャ...
今日は仕事が早く終わったため、様々な物を犬舎移設地へと運び込みました。中には届いたばかりの新兵器も。我が家にて封を開けると、逞しい姿が露わに。これは、やってくれそうな予感がします。犬舎移設地に着くと、もう日が暮れそう。まずは猟犬たちのお食事タイム。それが終わってからの荷物の搬入。夜は真っ暗となる犬舎移設地。ビクセンの天体望遠鏡が久々に活躍しそう。星を見るのが楽しみです。あと、電源のいらない昔ながら...
じゃんさんのブログを読んで「そうそう我が家も」と獣医さんへ。イトちんの兄妹たちを先頭に猟犬たちの集団接種に行ってきました。貯めていた小遣いの全てが猟犬たちの安全に変わると思うと、感慨もひとしお。安堵のあまり、色んな涙が出てきます。。。そして、いつもお世話になっている獣医さんには犬舎移設地のことを伝えました。私の決断に驚きを禁じ得ない獣医さん。「毎日 世話で通ってるんでしょ。大変だね」と。古家に泊ま...
伊豆半島がツキノワグマの生息域でなくなってから百年余。ところが ここ数年は伊豆半島での目撃や捕獲の情報が度々報告されています。これは喜ぶべきことなのか。従来の分布域での生息密度が上がり、伊豆半島に押し出されてしまったとの説が有力ですが。その上でツキノワグマが子を産み、その子が親となり子を産むようであれば『生息分布』となり、それはそれで喜ばしいことではあります。しかし、増えたニホンジカに生息圧を掛け...
まだまだ続く長い戦い。そりゃそう。おそらく十数年も棲みつき、屋根裏が放置した飼育ケージ状態となっていたのですから。でも、まだいい方かもしれない。棲んでいたのが植物食中心の雑食性のハクビシンで。これがアライグマだったら・・・考えただけでもゾッとします。それに、そのおかげで不動産価値が著しく下がり『古家付きの土地』として貧乏な私でも購入できたのです。もちろん法律上『土地』なので消費税は掛かりませんでし...
さて、帰りましょうかね。犬舎移設地で1ヶ月半にわたり、存分に動き回った猟犬たち。筋肉が盛り上がり、かなり体が出来上がってきました。次はリード散歩による私との同調や生活圏での行動を再認識させる訓練を行います。「他人や飼い犬は気にしない」「車は危ない」「路肩を進むこと」等を念押しするのです。猟の最中に集落や道路に出てしまう事もありますが、この躾をシッカリ行っておくと、思いのほか効果があると実感していま...
剣鉈の鞘の塗装を繰り返すこと3回。乾かしては塗り・・・を数日おきに行っていたところ、随分と時間が掛かってしまいました。速乾ニスとはいえ、完全硬化には1週間ほどを要します。でも少しのんびりし過ぎたかな。鞘作りのことを忘れていたわけではありませんが。。。やっと乾燥したようなので、装着具を取り付けてみます。「具」とは言っても今回は紐。紐は装着方法の自由度が高いため、よく使用します。また勢子役の私の場合は、...
生きものにとって「食」は何事においても大切な原動力となります。それは人も例に漏れず。よって狩猟においてもジビエ料理に関心を持つ人は上達が早いのです。魚市場に横たわるマグロを見ると、中トロのにぎりが頭に浮かぶように・・・イノシシが焼肉や猪鍋に見えたり・・・シカがタタキやステーキに見えて・・・竜田揚げも抜群に旨いよなぁ。その様に思えてくれば、弾は獲物に引き寄せられるように命中するはず。。。「美味しいか...
犬舎移設地の近くにある人気スポット『めんたいパーク』ここで、明太子おにぎりを買って犬舎で食べるのが私のささやかな楽しみです。本当は猟犬たちを眺めながら、のんびりと食べたいところですが。猟犬たちは食事が済んで満腹状態にあっても、明太子おにぎりを食べている私を見ると「ワンワン キュンキュン(何食べてるの。ちょうだいよ)」と大騒ぎ。よって発見されないように古家の中で一人寂しくキャンプテーブルに座り、頬張...
猟期を前に今年もまた残念な話がありました。狩猟者となって以来、長きにわたりお世話になっていた先輩が3名も引退されるとのこと。その方々には すぐに連絡を取りましたが「狩猟者登録は もうしないよ」と皆さん。体調不良がその判断をさせたようで「家族に心配かけるからね」と口々に。「もっと教えて頂きたいことがあった」「まだまだ一緒に猟が出来ると思っていた」と、私としては後悔しきり。でも、あと2・3年もすれば、私の...
人生の中での銃猟による狩猟は、一旦始めると簡単には辞められないもの。それには様々な理由が考えられ、その一つ一つが複雑に絡み合っている。半世紀以上も狩猟を続けている先輩猟師が多いのも頷けます。人生の大半が狩猟と共にあったのでしょう。その間には色んな出来事があったはず。狩猟歴の浅い私ですら狩猟と共にバタバタ続き。子供のことや親のことを優先した猟期が度々でした。そして ここ暫くは、親の介護と犬舎移設と仕...
犬舎移設地に建つ古家は、快適な生活空間へと少しずつ前進しています。浴室は電灯が無いままでしたが・・・先週、やっと手頃な物を購入。「温まっているはずなのに暗くて温まった気がしない」なんてことは無くなりました。ダイニングキッチンの壁には鹿角を飾り、レトロ電灯と併せて昭和な感じを演出。玄関の土台が落ち込んで玄関ドア下には亀裂が走り・・・その影響で玄関ドア上部には結構な隙間が。夏は風が通り抜けて涼しかった...
幼少の頃、大好きだった仮面ライダー。中でも仮面ライダーV3は主人公と家族構成が同じだったこともあり、自分を重ね合わせてテレビに齧りつく毎週。「♪父よ~母よ~妹よ~」とオープニングでは一緒に歌いながら家族を指差していたのを思い出します。そんな幼少期ではありましたが、ここにきてV3がヒントとなる出来事がありました。それは犬舎移設地の古家の屋根裏掃除で発生。長年にわたり屋根裏に棲みついていたハクビシン。その...
猟期前に冷凍ストッカーを整理するにあたり、大量に焼かざるを得なかったイノシシの肩ロース肉とスペアリブ。それを数日かけて食べ切る予定でしたが、別の料理に作り変えて、味変して楽しもうとの算段でハヤシに決定。肉に染み込んだ焼肉のタレや味塩コショウは下味付けとの感覚です。では調理開始。まずはフライパンで玉ネギを炒めます。冷蔵庫より焼肉とスペアリブの残りを取り出して、ハヤシに合わせてカット。鍋に炒めた玉ネギ...
先日、三重地犬の雄のユキカゼ号を叱った時の出来事です。雄犬は若犬から3才くらいの間に反抗期となってしまう個体がいます。いや、大物猟に使う猟犬の場合、反抗の形は異なれど、殆どの雄犬が反抗期を迎えるのかもしれません。分かりやすくは「生意気」「命令無視」とでも言いますか。見方によっては「飼い主を試す時期」があるようなのです。これは狼の若雄が、ボス狼に力試しをする本能的な名残なのかもしれません。よって、そ...
友人の職場の冷凍倉庫にコッソリと保管していた獲物肉。猟犬の餌用にストックしている物が殆どですが。今回の停電で、図らずも我が家の冷蔵庫と冷凍ストッカーに空きが出来たため、持ち帰ってきました。これだけあれば猟期が始まるまでは補助餌として十分。早速、整理に取り掛かります。すると人が食べても問題なさそうなイノシシの肉とアバラを発見。上前をはねることに。焼肉のタレに漬け込んだり、味塩コショウで味付けしたりと...
昨日、衝撃的な出来事がありました。我が家に残している猟犬たちの世話の最中に いきなりの停電。「どこか漏電したか?」と慌ててブレーカーを確認。しかしブレーカーは全て「入り」のまま。「こりゃ大元で何かあったな」と様子を見ていると、これまた いきなりの復旧。私は家族に電化製品の確認を指示。復旧すると勝手に電源が入る物や、設定が変わる物もありますから。そんな中、しばらくすると聞こえてきた家内の悲痛の叫び。「...
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まずは玉ネギとニンジンを炒めて、先に煮込みを開始。主役の猪肉は、塊のまま表面を軽く焼いて肉汁の流出をストップ。塊肉のまま鍋に投入します。ちょっと猪肉の量が多かったかな。で、30分ほど煮たら塊肉を取り出します。やはり1.5kgは多かったな。カレールーの箱裏に書いてあった量の3倍だもの。でも取り出した塊肉は煮る前と殆ど同じ大きさで、肉汁を蓄えたまま火が通った状態。小さく縮んでしまった肉とは違って筋繊維間の空間...
「シェー! もう やめてほしいザンス!」「そんな つぶらな瞳で見つめてもダメ」でもヤメられない止まらない地底探検への穴掘り。懸命に掘り進めるホマレ。そこへ作業効率をアップさせようと、サカエが連結。ツインパワーで土をかき出します。その後ろで様子を見ていたコーシンの顔に土が直撃。ほら出入口が土だらけになっちゃたじゃない…って、脱走禁止!よし、言うことを聞かないのなら奥の手じゃ。父ちゃんを侮るでないぞ。前...
まだまだ続くニホンジカ管理捕獲。県担当者と猟友会上役の方々から新たなる実施区域の調査依頼を受けて、猟仲間たちと共にタツ配置のマーキング等を行いに猟場へと向かいました。標高400m程の低山を囲む巻狩りとなるため、今回も かなり大がかりな捕獲となります。こんな事もあろうかとタツ配置場所に通じる林道を復旧整備しておいて正解でした。基本的には猟場に詳しい先輩に教えて頂きながらの調査。次々とマーキングして行きま...
雨降る森の中、移設犬舎の古家で一人黙々と焼く猪肉。半径200m以内には自分しか居ないとのヘンな優越感。森を独り占めした気分になれるのです。そして森の一部にもなっている。そんな森から授かった恵みを力いっぱい美味しくいただく。猪肉は やはり焼肉が一番。今回の部位は肩ロース肉とホホ肉とタン。そう言えば未だに食器を用意していなかったな。学生の頃から使っていたラーメン鉢が一つあるだけ。我が家の食器は全てセットな...
体をかがめて暗闇の中を進んで行く。まるでノストロモ号の排気ダクトの中でエイリアン狩りを行っている感じ。そして「ぐわぁ~っ!」と、自分が狩られる…でも私はダラス船長とは違って経験豊富な凄腕猟師だから大丈夫。。まずは強力なライトで視界を確保!武器は火炎放射器…ではなくて草刈り鍬と炭スコップ。これは何となく負けている気がする…なので強力掃除機で撃退!って吸ってどうするの。ゴーストバスターズじゃあるまいし。...
「積載量 積めるだけ」なんてステッカーが貼ってある貨物車を時々目にします。そんな茶目っ気ある文句に微笑ましい気持ちにもなりますが、これがインドやパキスタンだったら大変。彼らは本当に積めるだけ積みます。とにかく怖いもの知らず。また、スクーターならベトナムやタイだって凄い。家族全員でスクーターに乗ったり、荷台に大きな豚を積んだりもする。私の愛車、ベトナム・ホンダ製のディオ110は、それら過積載を想定しての...
先日に実施されたニホンジカ管理捕獲の対象地区は隊員たちにとっては馴染の山。皆がそれぞれに鹿の逃走ルートを把握しています。また、猟期中は私たちが合同猟を行う猟場なので、手堅く成果を上げられる間違いない山でもあるのです。今回は静岡県猟友会会長はじめ、県職員の方々も参加しての大がかりなもの。よってタツ役は私たちが猟期中に行う巻狩り時の4倍も。鉄壁の囲みと言えます。おまけに参加者の多くが凄腕猟師で、射術に...
移設犬舎に建つ古家。今はこの古家で一人楽しく暮らしています。本来ならば「一人寂しく」となるのでしょうが、そのようなことは全くありません。明るい間は野鳥のさえずりの中、様々な作業に没頭し、休憩の度に猟犬たちと戯れる。暗くなって静まり返ると、今度は「この森には私一人だけ」との不思議な満足感に包まれます。都会の喧騒を離れて…って、離れ過ぎな感じがたまらなく気持ちが良いのです。ただし、そう思えるのも普通に...
職場から移設犬舎に戻ると子犬区画の地面には大きな穴がボッコリと。私が体育館座りで余裕で腰まで入れそうな大きさに驚きます。子犬区画には世話係として お婆ちゃんのコーシンも一緒。おそらくオテンバ盛りのサカエとホマレに手を焼いたコーシンがストレスから掘ったものか。呆れた私はコーシンに「いい歳して穴なんて掘らないでよ」とボヤきます。コーシンは私の言葉を理解できるため反省を…と思ったら戸惑いの表情に。「あれ?...
子犬の名前について家族からクレームが付いてしまいました。「なんで同じ名前にしちゃうの?」と。「ユキカゼ号にはユキカゼ号の思い出が、フミにはフミの思い出がある」とのことなのです。そりゃそうだ。それにユキカゼ号もフミも新しい飼い主さんの事情によっては我が家に戻って来ることも考えられます。現に今回のEさんの件でも「リハビリが上手くいかなかったらゲンを引き取ってくれないか」と言われてしまいましたから。コー...
どうにもシックリこない。あまりに安易に子犬たちの名前を決めてしまったため、名前を呼びながら遊んでいても違和感が付きまとうのです。これは今までに無かった感覚。やはり猟犬であっても犬の名前は吟味して決めるべき。つまり飼い主なりに思い入れのある名前とすることが大切なのでしょう。今回は「猟仲間が覚えやすい」を優先したのが良くなかったか。真剣に狩猟に取り組んでいる人は、どんな名前であっても覚えてくれますから...
生後2ヶ月を前に子犬に名前を付けることにしました。結局、我が家は お婆ちゃん犬のコーシン似のメス1頭を引き取ることに。一方、母犬の飼い主のEさんは、Eさんがケガをさせてしまったメスの1頭の面倒を見ることになりました。ところが…Eさんが持病の悪化のため入院してしまったのです。医者からは入山を控えるようにと言われてしまったようですし。「次に転倒したら歩けなくなる可能性がある」と。よってEさんからはケガの子も委...
二度の出産と その後の産後ケアで4年ほど休猟させていた三重地犬のカノ。気力体力が完全に元に戻ったようなので猟場復帰させることにしました。久々の猟にヤル気満々のカノは居ても立ってもいられない様子。「アタシ、獲物をめちゃくちゃ追い倒したい気分なの!」と言わんばかり。一方のレイも それに触発されて いつもより興奮気味。先輩の朝の見切りにより、とある地区に猪が潜んでいると判断。まずは先行して先輩勢子が猟犬を放...
時折り雨が強く降る中、今日は3頭のメスの子犬を引き渡しました。中でも私が最も溺愛していた子犬が旅立ち、少し寂しい気もします。顔の模様により目がクリクリと見えて実に可愛いのです。私はその子犬に「デメタン」と名付けて毎日抱き上げ愛でていました。必ずや幸せな猟犬人生が待っているはず。そう思い、新たなる飼い主さんに手渡した時のデメタンの温もりを記憶に留めることにしました。みんな達者でな~♪...
有害鳥獣捕獲は地域の方々の理解や協力があって初めて成り立つもの。したがいまして、地域の方々への感謝の気持ちや配慮を忘れてはなりません。私の所属する猟友会では、隊長はじめ隊員たち全員がそれらに対して強い意識を持っているため、今まで目立ったトラブルなく捕獲業務が行えているのです。そんなことで、先日は有害鳥獣捕獲を行う前に山際でヤギを飼育している兼業農家さんに連絡を。この兼業農家さんからは猟犬飼育用にと...
♪ある晴れた昼下がり猟場へ続く道軽トラがゴトゴト子犬を乗せて行く可愛い子犬貰われてゆくよ悲しそうな瞳で見ているよ「どこに連れて行くねん」と少々ご立腹の様子ですが。なので待ち合わせ場所でプチ散歩。昨日、まずは2頭のオスのそれぞれを猟師仲間の方々に引き渡しました。あとは週末にかけてメスたちを引き渡す予定です。寂しくなるな。...
本来ならば進行係のはずの私。ところが所属する猟友会支部から参加する選手の頭数が足りなくなり、出場せざるを得なくなったスラッグ・ライフル射撃大会。でも、コレを射撃練習の機会と捉えれば、これほど合理的なことはありません。支部によっては幾つかの補助があり、おまけに こんな物まで頂けます。参加賞ですが。嗚呼、情けない…こんな下手くそな私でも やはり勝負には勝ちたいもの。しかし銃身後退式銃のオート5のクセを未だ...
下界のWi-Fiが有効な環境の何と素晴らしきことよ。山中に位置する移設犬舎生活では通信サービスの『ギガ』が生命線。なのにYouTubeを観たまま寝落ちしたり、BGM代わりに使っていると、驚くほど速い速度でギガが減ってゆく。それこそ30ギガなんて半月で使い切ってしまう。その後の低速通信では精神的に耐えられないし、要所で固まってしまうこともあるし。すると「1ギガ追加で550円です」なんてボッタクリのメールが通信会社から入...
我が家のように様々な猟芸を示す猟犬がいると、編制によっては狙ったとおりの猟が行えるものです。猪メインで攻める猟。鹿の管理捕獲に徹する猟。少人数で行う猟、大人数で行う猟。狭い猟場、広い猟場。また早目に猟を切り上げたい日や、その必要が無い日 等々。これらに合わせて猟犬編制を考えるわけで、それが思いのほか上手くハマります。ただし残念なことは、猟仲間の中でコレに気付いているのは一人だけ。この猟仲間は膝を痛...
年々参加者が減っているフィールド射撃大会。こちらの地域では射撃技術の向上をスラッグ射撃に求める傾向があるため、フィールド射撃、つまり皿撃ちを行う人が相対的に少ないのです。大物猟であっても銃のスイング等を含めてフィールド射撃の方が有効だと思うだけに残念でなりません。かく言う私も皿撃ちは技能教習で一度行っただけですが…そんな中、先日は大会の進行係を務めてきました。やはり お皿が木っ端微塵に砕け散る瞬間は...
私のブログは基本的には備忘録。毎日の様々な出来事や、資料として残しておきたいことを綴っています。その中で、離れて暮らしている家族や全国に散らばる友人たちに、私の近況報告も兼ねて利用させて頂いています。したがいまして狩猟に関することは時々で、あとは関係の無いことばかり。しかし、そんな中途半端な者がブログ村のハンティング ジャンルにのさばっているのは いかがなものか。違和感と申し訳なさを感じていました。...
生後3ヶ月となった三重地犬の子犬たち。思えば ここまでバタバタ続きで、あっと言う間でした。前回、母犬カノの一回目のお産では、母も子も猛暑でバテバテ。でも私は長期の夏季休暇と捕獲業務の休み期間が重なり、余裕がありました。それと、その暑さで子犬たちにリミッターが働いていたようで、思いのほか制御が効きました。走り回ったりバトルをしても、すぐにオーバーヒートでヤメる。ところが まだまだ涼しい今回はヤメない。...
「う~ん 5000円くらいは掛かるかな」と面倒くさそうに鍵屋さん。作業内容からすると、その工賃は高すぎる。プロ魂を期待したのですが。事の発端は・・・随分と昔にジャンク品としてヤフオクで購入したバイクに装着してあったトップケースにあります。鍵が元から「鍵無し」状態だったため、事実上「おまけ」的な扱いでした。なので使用できないままガラクタ置き場に。ところがSR400を復活させるにあたり再度確認したところ、これが...
平日は仕事が終わったら職場から犬舎移設地まで直行して、世話が済んだら我が家へと戻り、また猟犬たちの世話を。一筆書きのように移動できるため、思いのほかスムースに事が進みます。ところが今日は酷いもの。長時間にわたる豪雨により、そのルートの所々で内水面氾濫が発生していました。川沿いの一般道が要所要所で浸水しているのです。そこで川沿いの堤上の道を走ることに。野球場も完全に浸水。芝は大丈夫なのだろうか。本来...
先週、ちょっと嬉しい出来事がありました。前段としては こんなことが。数年前までは ご近所さんや子供たちの間で知らぬ人がいない程の名物オジサンが町内に住んでいました。でも最近は見かけることが無くなり皆が気になっていたのです。「体調でも崩されたんだろうか」と。ところが先日・・・近所の業務スーパーで名物オジサンと再会♪(私の一方的感情)。それは閉店前の7時過ぎのことでした。レジで会計中の名物オジサン。その後...
有害鳥獣捕獲は市町だけではなく県が主体となって行うこともあります。それだけ獣害の規模が大きいとも言えますが。このような場合は罠猟より巻狩りの方が手っ取り早い。よって今回は、いつもは共猟しない猟隊からも勢子が参加。対象地区が広大で、それでも足りないくらいでしたが。実際に猟犬を放った途端にアチコチで鳴き出して、同時に銃声が木霊し続けました。しばらくして・・・勢子ルートを辿り終えた私は、先輩勢子と合流。...
今日は早朝から剪定作業を行いました。まずは我が家のクヌギの木から。20年ほど昔、当時 幼かった息子がドングリを庭中に埋めたせいでアチコチから芽が出てビックリ。それもクヌギの丸いドングリだったため、どうしたものかと。若木はあっと言う間に大きくなり、その後は剪定に次ぐ剪定。そのおかげで大木には至っていませんが、生えているのがリビングの真ん前とは いかがなものか。何度も伐採してしまおうと考えましたが・・・小...
私の猟仲間たちは今後の狩猟において、勢子不足および猟犬不足となることを懸念しています。しかし、こちらの地域の住宅事情を考えると猟犬飼育は考えもの。時代の流れではありますが、犬の外飼いは非常識扱いすらされてしまいますし。また生活スタイルが制約を受けてしまうこともジレンマの要因の一つ。そんなことなので若手で「猟犬を飼って勢子をやってみよう」などと考えている人はいません。その思いはあっても、思いのほか障...
オフロードバイクに跨り獣道に分け入り猟を行う。海外ではありそうな狩猟スタイルですが、ここ日本では様々な観点からヤメておいた方がいいのでしょう。でも猟場の下見くらいなら全然イケル。以前、猟行中に林道で出会ったハンターカブのライダーさん。猟犬たちは不思議そうに眺めていましたが「これぞハンターカブ!」的な使い方に感動。その機動力にも驚き、しばしライダーさんと話し込んでしまいました。ならば私もレストアした...
子犬たちのあまりの激しさに参ってしまっているヘルパー犬の駿河。駿河は母犬カノの1回目のお産の子で、メスの2歳。子犬たちの面倒をよく見てくれるのですが少々お疲れ気味。そこで駿河のヘルパー犬として駿河と兄妹のオスの金剛を投入。金剛も子犬たちの相手を上手にしていましたが、容赦のない子犬たちに押しまくられてギブアップ。駿河と同じように犬小屋に籠城するようになってしまいました。犬小屋に陣取れば、3頭の子犬たち...
猪肉の冷凍保存といえば塊肉。なので解凍させると料理を作り過ぎてしまう。昨日も猪カツを10枚ほど。そのうち4枚も食べてしまいました。健診前なのに。でも旨かった♪残りの猪カツは、いつものお決まりパターン。次の日に猪カツ丼にするのが我が家の習わし?いや単純に私が食べたいだけ。家内が上手に作ってくれるのです。私が作るより断然美味しい。出汁と甘みのバランスがいいのかな。そんな お約束の猪カツ丼を先ほどいただきま...
豚カツを作りより難易度の高い猪カツ作り。中でも一般的な揚げ鍋での揚げ工程が難しいのです。つまり考えていないと理想の揚げ上がりには程遠い。原因は猪肉の水分量の多さにあると考えています。その水分とは血液。家畜のように出荷前の給餌止めや、絶命に至るまでの決まり事が存在しない狩猟。仕方の無いことではありますが、これが放血状態に影響するわけです。家畜肉では、この放血は極めて重要な要素で、肉質を大きく左右する...
いくらなんでも鹿は何処かに行っちゃったでしょ。と思っていたのですが・・・共猟した地元の猟仲間の情報では「いや、まだ居るよ」とのこと。よって今日は先々週に続き、別地区の同じ場所でニホンジカ管理捕獲を実施。結果は地元猟師の言う通り。山中に銃声が木霊し続けました。ところが私の持ち場は静かなもの。でも森林浴がタップリできて心も体もリフレッシュ!、、、なので獲物の引き出しも デゴイチみたいに元気にグイグイと...
私と先輩方が行ってきた猟犬繁殖の中で、気質と毛色の遺伝的な関係性を探ろうと観察を続けてきました。これは今までに何度か取り上げてますが、実際のところは分からないまま。しかし、エンドウ豆やショウジョウバエの遺伝的連鎖を思い出してみると「気質と毛色は無関係」とは言い切れないと考えています。遺伝上、形質の何かに気質と連鎖しているものがあっても不思議ではないのですから。ただし、ショウジョウバエですら途方もな...
自分で言うのも何ですが、私は見た目とは違って意外と真面目です。。。狩猟を始めた頃は、毎週土日に行われた有害鳥獣捕獲には必ず参加していました。対象地区の山の地形、タツ配置、そして見切りポイントを「知りたい学びたい」との思いが強かったのが、その原動力でもありました。そんな有害鳥獣捕獲はボランティア活動的であっても地域にとっては大切な仕事。一日参加すると千数百円の弁当代は支給されますが、それとて血税。よ...
少しでも動けば こちらの負け。これは山で獲物が射程距離内に入った場合のことです。でも、そうは言っても獲物に猟銃を向けて狙いを定めるには、体を動かさなくてはならない。よって「少しでも動けば」とは通常の動きや素早い動きを意味します。この様な動きに対して獲物たちは驚くほどに敏感。野生動物をナメてはいけません。ところが若手たちを見ていると、ナメている人が実に多い。そんな人たちは例外なく失中率が高く、何年経...
猟犬の良系を実猟に使いながらの血筋存続は容易なことではありません。それは私のように相対的な若手であれば尚更に。これまでを振り返ると本当に大変でした。様々な苦労や障壁が次々と私の前に立ちはだかり、それにより嫌な思いをしたことは枚挙に暇がありません。その要因の大半は猟仲間であるはずの一部の先輩たちによる「今が楽しければ それでいい」との身勝手な思考によものでした。つまり「今日 猪が獲れたらそれで良し」と...
次なる生活の足の選んだのは、土に返る寸前だった32年前のSR400。そんなサビサビ状態の不動車を3万円で引き取ったのは10年前。直後にエンジンを始動させるところまではレストアしたものの、そこから放置。当時の通勤車両スペイシー250がスグに壊れると思っていたのに、元気なまま10年が経過してしまったのが その要因。と、頑張ってくれたのに、こんな言い方をしてはスペイシー250に申し訳ない。長い間お疲れさまでした。本当にあ...
犬舎移設地近くの山にタケノコを掘りに行った時のことです。そこは、猟期中は地元の猟師たちが巻狩りを行う場所でもあります。ところが農道に面した一段下がった藪の中にはゴミの山。ありとあらゆるものが捨てられていて、そのどれもが朽ち果てている。数十年は経っていそう。でも廃棄物の横からタケノコが生えていたり、所々に猪がタケノコを食べた痕跡があったりと。やはり自然は逞しい。と、目線の先に赤と白に塗られたゴミの一...
幼少の頃より 戦艦、戦闘機、戦車が好きでたまらなかった私。中でも戦車のプラモデルがお気に入りでした。とくに世界第二次大戦のドイツ軍の戦車『ヤークトパンター』が大好きで、何機も作った記憶があります。「ヤークト」とはドイツ語で狩猟または狩りのこと。パンターは豹で「狩りをする豹」との恐ろし気な名が付けられたことからも、ヤークトパンターの戦歴が分かるというもの。このヤークトパンターは『ロンメル戦車』とも称...