【tomoの昆虫観察日記】 https://musimusi.hateblo.jp/ ⬆︎ 今のブログと内容自体はそんなに変わらないと思います。 【新ブログ】 近所や公園、山、林道など、散歩中に出会う身近な昆虫類と昆虫の近縁種(クモやヤスデ)を撮影して、誰でも分かりやすいように簡単な説明を入れてブログに投稿していきたいと思っています。
⬆︎ツマグロヒョウモンの幼虫 【撮影日】 2020年3月8日 【撮影場所】 鹿児島県指宿市、家の近くの草むらにて 先月初旬に撮り溜めしていた写真になります。 毎年三〜四月になると道路脇や公園のパンジーの花壇で見かけることが多くなります。 幼虫はパンジーを主な食卓としていますが、食性は意外と広いよう(スミレ科の植物を好む)で、この写真の個体のようにパンジーが植えられていない草原でも見つかることがあります。 毒々しい毛虫のようですが、姿に似合わず全くの無毒なので、手のひらに這わせても刺されるようなことはありません (笑)
去年、今年の鹿児島県の冬期は例年よりも気温が低い状態が長く続いてしまったので、現状ではまだまだ【昆虫シーズン開幕】とまではいきませんが、近所の草むらや山を散策するとチョウやトノサマバッタ、ツチイナゴ、…ヤブキリやカマキリの初齢幼虫、初春から発生するウスバキトンボなど、お馴染みの昆虫達は少しずつ姿を見せ始めました。 甲虫の小型カミキリやジョウカイボン類も雑草や木々の花の開花に合わせて姿を見せるようになりましたけど、それでも去年と同じ月と比べるとまだまだ少なく、春の訪れを感じさせるソメイヨシノの桜の開花も地元ではまだポツポツと咲き始めたばかりなので、本シーズンの開幕はおそらく四月の中旬頃になるだろ…
⬆︎ツマキチョウのメス ⬆︎ツマキチョウのオス 【和名】 ツマキチョウ 【分布】 北海道、本州、四国、九州、種子島、屋久島 【発生時期】 3月〜5月 【主な活動場所】 日当たりの良い草地 【見つけやすさ】 やや難しい 一年に一度、春限定で見られるモンシロチョウと同じ仲間のツマキチョウです。 モンシロチョウよりもひとまわり小さく、オスの翅(はね)の先にはオレンジ色の模様(もよう)があります。 ツマキチョウの成虫は市街地から離れた(里山など)日当たりの良い草原を決まったルートで飛ぶことが多いので、一匹でも発見することが出来れば観察はしやすいと思います。 冬の寒暖差で羽化(うか)が早まったり遅くなっ…
卵の形が丸くふんわりとしているので、多分オオカマキリの卵嚢(らんのう)と思われます。 カマキリの孵化の場面を間近で観察することが出来たのはかなり久し振り…学生時代以来になるので、もう10年以上前になります。 高所で孵化したこのオオカマキリの初齢幼虫達は、造網性クモの幼体が移動手段として使うバルーニングのように、強風が吹いた瞬間、風に身を任せて四方八方へ散って行きました。 孵化したての幼い子カマキリは体がとても弱々しくて自分を守る術を持たないので、上の写真のようにハエトリグモの仲間やアリなどに待ち伏せされて食べられてしまうことが非常に多いです…弱肉強食ってやつですね。 一つの卵嚢でカマキリが10…
【撮影日】 2019年6月11日 南方系のセセリチョウであるクロボシセセリになります。 分布の南限はフィリピンになりますが、街路樹用として日本へ輸入されるヤシの木にクロボシセセリの卵や幼虫が紛れ込んでしまい、現在では温暖化の影響もあり、八重山地方や日本本土の宮崎県…僕が住んでいる鹿児島県本土でも土着が確認されたそうです。 鹿児島県(指宿市や開聞町)南部では、ワシントンヤシが植えられている公園や、僕の実家の近所にある植物園【フラワーパーク鹿児島】の園内に発生しますが、年によっては全く観察出来ないことがあります。
【撮影場所】 鹿児島県指宿市〜実家の軒下にて 【撮影日】 2020年1月13日 毎年夏が過ぎて秋が深まってくる頃になると山地や森林でよく見られるようになる、樹上性のヒメクダマキモドキになります。 幼虫(幼体)は早ければ5〜7月上旬から発生しますが、秋に比べて個体数は少ないと思います。 こちら鹿児島県の指宿市では夏が過ぎた頃から成虫が見られるようになり、遅れて孵化してしまった個体は12月いっぱいまで活動していますね。 今回の写真の個体は寿命が少し長い個体のようで、真冬(今年は例年よりもかなり寒い…)の1月の半ばになっても元気良く飛び回っていました。 去年〜今年の冬は仕事の都合でバタバタしていて散…
【撮影場所】 鹿児島県指宿市〜近所の草地にて 【撮影日】 2020年2月26日 ムラサキツバメと同じで成虫越冬するシジミチョウで、成虫は主にブナ科のカシやコナラの木が植樹されている雑木林や公園、海岸に隣接する防風林を主に飛び回る習性を持っています。 冬の季節でも暖かい日は一時的に目を覚まして日向ぼっこをしたり、日の当たる開けた場所を飛び回ることが多いチョウなので、温暖な地方では一年中姿が見られると思います。
【撮影場所】 鹿児島県指宿市〜自宅近所の林道 【撮影日】 2020年2月28日 『おっ!?これは真っ白してて滅茶苦茶綺麗なシジミチョウだなぁ〜多分、サツマシジミかヤクシマルリシジミ のどちらかだろうから…絶対に撮らなければ!!』っと思い、そのチョウが翅をゆっくりと休ませるまでの数十分間… ずっと後を追いかけ続けてやっと!!の思いでカメラに収める事が出来ましたが、デジカメの写真を確認したところ...残念ながらシジミチョウ違いで、お馴染みのルリシジミでした … 先日(2020年2月27日)の午前中は一昨日と同じように曇り模様でぐずついた天気でしたが、午後からは一転して快晴で長袖では汗ばむ程のポカポ…
【撮影場所】 鹿児島県指宿市〜実家のキャベツ畑にて 【撮影日】 2019年12月5日 ⬆︎自宅の玄関入口で越冬するヒメアカタテハ 【撮影日】 2019年12月29日 以前にも登場した小さなタテハチョウのヒメアカタテハです。 毎年夏が過ぎた頃から姿を見せ始め、冬場は越冬して翌年の初夏頃までは見られます。 地域差があると思いますが、こちら鹿児島県指宿市南部では個体数はそこまで多くはなく、他の昆虫を探しているときに偶々出会う程度ですね。 他のタテハチョウよりも警戒心が薄く、人前でも平気で翅を休ませてくれるので撮影は比較的簡単だと思います。 ここから雑談になります… ◯◯同好会によると今年の冬は去年に…
⬆︎ウラギンシジミの♀ 【撮影場所】 鹿児島県指宿市〜フラワーパーク近辺の空き地 【撮影日】 2020年2月21日 ⬆︎葉の裏に隠れて翅を休めるウラギンシジミ 雪の様に真っ白な体と裏翅が本当に綺麗なウラギンシジミです。 元々は南方に分布する蝶でしたが、近年では日本列島を徐々に北上して東北地方まで生息域を広げたそうです。 ウラギンシジミの成虫は冬が近付いてくると翌春まで越冬しますが、気温が10℃を下回る日が続いてしまうと殆どの個体が死滅してしまうので、降雪が多い地方では冬を越す事が難しいらしいです。 鹿児島県の指宿市では成虫は幼虫の食草となる山地に群生しているクズの周りを飛び回っていることが多く…
⬆︎《ウラナミシジミ》 【撮影場所】 鹿児島県指宿市〜近所の草地にて 【撮影日】 2019年12月5日 後翅は大きく目立つ縦並びの二つの黒斑、裏翅には白色の波模様があるのが特徴的なウラナミシジミです。 成虫は主に夏の暑さが和らいでくる8月下旬頃から明るい草地で見られ、遅生まれの個体は12月まで花々の周りを飛び回っています。 ウラナミシジミはそれ程珍しくはないシジミチョウですが、ヒメシジミ亜科の蝶はかなり素早く飛ぶので、静止している姿や開張した姿を撮るのは中々難しかったりします。。 ⬆︎《ルリウラナミシジ 》 【撮影場所】 鹿児島県指宿市〜近所の草地にて 【撮影日】 2019年12月14日 ここ…
【撮影場所】 鹿児島県指宿市〜近所の空き地にて 【撮影日】 2020年1月11日 僕が住んでいる鹿児島県では真冬の一月にトゲナナフシの成虫が見られるのはかなり珍しいです。 トゲナナフシは毎年12月初旬頃になると姿が見られなくなるので、この写真の個体はいつもよりひと月ほど長く生きていることになりますね。 過去に既出だと思いますが・・・日中は落ち葉や草の裏側でジッとしていることが多いので見つけるのが困難ですが…辺りが薄暗くなると地表を徘徊したり常夜灯の明かりに寄ってくることが多くなるので、日中よりは発見しやすくなると思います。
【撮影場所】 鹿児島県指宿市〜実家近辺にある草地にて 【撮影日】 2020年2月6日 公園や広場の草むらではお馴染みのナナホシテントウの成虫ですね。 日当たりの良い場所では真冬の季節でも日向ぼっこをしている姿を散策中に見かけることがよくあります。 気温がかなり低くなる冬場(1月〜2月)でも快晴の日は何かしらの昆虫が姿を見せてくれますので、冬の散策も意外と楽しいですよ。
【撮影場所】 鹿児島県指宿市〜実家の近所の空き家にて 【撮影場所】 2020年2月14日 セグロアシナガバチは日本では最大のアシナガバチだそうです。 市街や山、草原など比較的何処でも見られるアシナガバチですが、場所柄もあってか、僕が住んでいる地域では同種のキアシナガバチのほうがよく見かけますね。 セグロアシナガバチは寒さに耐性があるみたいで、写真の個体のように早ければ毎年2月頃から姿を見せ始めます。 凶暴なキアシナガバチとは違って攻撃性が低く何もしなければ自ら襲ってくることはありませんので、近付いて撮影するのは容易です。
【撮影場所】 鹿児島県指宿市山川〜家の近所にある草地にて 【撮影日】 2019年12月13日 おそらくは南方からの暖風の影響によって孵化日が大幅に遅れてしまった個体だと思います。 12月半ばにアオスジアゲハの成虫を見かけたのは生まれて初めてなので、記録の為に投稿しました。
【撮影場所】 鹿児島県指宿市山川 いつも散策に訪れている近所の草薮にて 【撮影日】 2019年11月28日 こちらの昆虫はタイワンクツワムシの終齢(5齢?)幼虫で、主に九州南部、南西諸島、伊豆半島にかけて分布する南方系の鳴く虫です。 タイワンクツワムシもまた温暖化の影響により北上してしまった昆虫で、現在では愛知県でも確認されるようになったそうです。(愛知県では準絶滅危惧種に指定されている) タイワンクツワムシはこちら鹿児島県の南部ではほぼ一年中よく見られる鳴く虫ですが、気温が15℃を下回るような寒い日が数日続いてしまうと寒さをしのぐ為に一時的に物陰や植物の葉の裏側に隠れて休眠を行うので、晩秋の…
【撮影場所】 鹿児島県指宿市山川、近所にある海岸の脇道にて 【撮影日】 2019年11月23日 このチョウも年に数回発生するらしいですが…僕の家の近辺では夏の暑さが和らぐ晩夏の八月下旬頃から草地や海岸周辺で見られるようになるヤクシマルリシジミになります。 ヤクシマルリシジミが活動する環境には同じシジミチョウの仲間であるクロマダラソテツシジやヤマトシジミ、ウラナミシジミなども同様に活動している(飛び回っている)ので、パッと見での判別は難しいと思います。 ヤクシマルリシジミは上記の御三家シジミチョウ達よりも若干小型で、表翅には太い黒色の縁があるのが特徴的です。 元々は宮崎や鹿児島県本土が分布北限の…
↑《キタキチョウ 斑紋異常型》 【撮影場所】 鹿児島県指宿市山川、実家の庭先にて 【撮影日】 2019年11月21日 春の3〜4月と、秋が深まる10月下旬頃に実家近辺の草地に姿を見せる、全身が黄色で翅の裏側には細かな黒斑があるキタキチョウ。 一年に数回は発生するのでそこまで珍しいチョウではない普通の蝶だと思いますが、僕の実家やいつも散策に通っている場所は海岸から近いとゆうこともあって夏場は日照りが異常に強いので、猛暑が続く7〜9月の間は暑さを避けるために涼を求めて日陰が多い森林や山地の方へ移動してしまう個体が多いので、夏の三ヶ月間は姿があまり見られなくなりますね…
↑《アマミトガリナナフシのオス》 ↑《アマミトガリナナフシのメス 緑色型》 ↑《アマミトガリナナフシのメス 赤褐色型》 ↑近所の草地では、去年辺りから緑色、褐色の他に赤褐色の体色をした個体も目撃するようになりました。 【撮影場所】 鹿児島県指宿市山川、実家近辺の草地にて 【撮影日】 2019年11月19日 僕の過去ブログのほうでも年に数回は登場していた、昆虫類の中では一番大好きなアマミトガリナナフシ(別名〜アマミナナフシ、オキナワナナフシ)になります。 アマミトガリナナフシは鹿児島県の南部から沖縄、八重山諸島にかけて分布する大型のナナフシで、メスは触角が短く交尾器骨片が尖っているのが特徴です。…
【撮影場所】 鹿児島県指宿市山川、実家近辺にあるセンダングサの草地にて 【撮影日】 2019年11月17日 昔は秋が深まってくると実家の裏にある低山近くの林道でせわしなく飛び回っている姿を目にする機会が多かったですが、数年前に上陸した大型台風の爪痕の影響で山の環境が変わってからはあまり姿を見なくなりました。 イシガケチョウは元々は南方に分布する蝶でしたが、この蝶も地球温暖化の影響で分布を北へ広げてしまったようです。 成虫は山地で活動する蝶で、幼虫はイチジクの仲間の葉を食べて成長するそうです。 イシガケチョウを運良く見かけても、草地で吸蜜したり翅を休ませずに草地を通り過ぎて山の方へ飛んで行ってし…
【撮影場所】 鹿児島県指宿市山川、いつも通っている近所の草地にて 【撮影日】 2019年11月16日 ナツアカネと名前は付いていますが、発生時期は地域によって違いがあるようで、僕が住む鹿児島県の南部では晩秋の10月下旬頃から草地を単独で飛び回る姿が見られるようになりますね。 同種のアキアカネとそっくりですが、ナツアカネのほうが一回りほど小さく体の赤みも薄いので、普段見慣れている人ならその場での判別も容易だと思います。 日当たりの良い暖かい場所を好むのか、この時期は海岸沿いの草むらで散策中にススキの葉の上で翅を休ませている姿を目撃することが多いです。
【撮影場所】 鹿児島県指宿市山川、いつも散策に訪れている近所の草地にて 【撮影日】 2019年11月12日 こちらでは毎年秋が深まる10月の半ば頃になると低山周辺やその周辺の草地で見られる、青紫色に輝く表翅が特徴的なムラサキシジミ。 成虫で越冬出来るので、暖かい日が続くと真冬の季節でも元気良く飛び回ります。 近縁種のムラサキツバメと見た目がそっくりですが、後翅にある尾状の突起の有無で誰でも簡単に判別することが出来ると思います。
【撮影場所】 鹿児島県指宿市山川、実家近辺にあるセンダングサの群生地にて 【撮影日】 2019年11月10日 夏場は涼を求めて北上し、秋になると暖を求めて南下する、生涯で2000キロ以上の渡りをする蝶として有名なアサギマダラになります。 過去になりますが、遥か南にある台湾から日本本土へ渡ったあとに再び台湾のほうへ戻ったかなり凄い移動報告も・・・ アサギマダラの生態はまだ不明な事が多く、渡りの研究を行うためにアサギマダラの前翅裏部にマジックでマーキングをする研究者や蝶マニアの方が多いですが、このマーキングはかなり繊細な作業で、蝶に無知な素人の方が行うとアサギマダラの翅部を傷付けしまったり、扱い方…
【撮影日】 2019年11月8日 クマソと略されて呼ばれることが多い、クロマダラソテツシジの低温期型になります。 クロマダラソテツシジの低温期型は高温期型よりも小型の個体が多く、後翅裏部の付け根近くの黒班や後角(こうかく)にあるオレンジ色の斑紋がかなり薄いのが特徴だと思います。 低温期型のクマソは僕の実家近辺の草地ではたまにしか見かけることが出来ないので、実は結構珍かったりします。 鹿児島県南部では11月半ばになっても高温期型が飛び回っていますので……
【撮影場所】 鹿児島県指宿市山川、実家の近辺にあるセンダングサの仲間が群生する草地にて。 【撮影日】 2019年11月3日 同じアナバチ科のキンモウアナバチよりも小型で夏の暑さが和らいでくる九月の初旬頃から姿を見せ始めるクロアナバチです。 比較的寒さに強いのか、地元の鹿児島県指宿市では12月に入っても幼虫の餌となる昆虫を探す個体を見かけることがあります。 クロアナバチの雌は他のアナバチの仲間と同じように産卵を行うためにキリギリス科の仲間を麻酔効果のある毒針を使って動けなくしてからその狩った昆虫を地面の中に作った巣穴に運びます…最近初めて知りましたが、クロアナバチは寄生して育つ昆虫を避ける為に巣…
【撮影場所】 鹿児島県指宿市山川、近所のキャベツ畑にて 【撮影日】 2019年10月26日 草地を調べながら散策していると急にパッと目の前に飛び出してくることが多い、本州以南の温暖な地域に分布するオオウンモンクチバになります。 前翅の色や模様、同じく前翅の中央にある黒色の点は個体によって変化が多いので、同定させるのにかなり時間がかかってしまいました。 個体数は多いですが、普段は背丈が高い草藪に隠れていることが多いので、草地の中を歩かないと中々姿を見ることが出来ないと思います。
【撮影場所】 鹿児島県指宿市、実家の裏側にある低山周辺の草地にて 【撮影日】 2019年10月25日 毎年秋頃になるとススキの草原に姿を見せ始める、元々は南西諸島に分布するハゴロモ科のフタホシハゴロモです。 実家の近辺では一本のススキに何匹も群がっていることが多いので、見つけること自体はとても簡単です。 フタホシハゴロモの前翅先端には濃い一つの黒紋があるので、同種のベッコウハゴロモとは簡単に判別することが出来ると思います。 鹿児島県本土での目撃情報が今のところ殆どありません(過去に指宿市山川で目撃報告あり)ので、発生は極めて局地的になると思います。
【撮影場所】 鹿児島県指宿市、実家からやや離れた海岸沿いにある葛(クズ)の群生地にて 【撮影日】 2019年10月21日 一年に1〜2度、実家近辺の草地や海岸沿いを散策中にごく稀に目撃することがある鹿児島県南端が北限の大型のジャノメチョウです。 鹿児島県よりも以北の地方でも迷蝶として稀に見つかることがありますが、殆どの個体は冬を越せずに死滅してしまうそうです。 普通の蝶なら飛ぶ事を避ける深い藪の中も平気で飛んで入って行くので、見かける個体の殆どが写真の個体のように翅が傷付いていることが多く、又…体の大きさに似合わず警戒心が強いのでカメラの準備中に逃げられることが多いです。 地元の鹿児島県指宿市…
【撮影場所】 鹿児島県指宿市、近所にあるセンダングサの群生地にて 【撮影日】 2019年10月25日 同じタテハチョウ科のアカタテハよりも小型で飛んでいる姿が可愛いヒメアカタテハです。 成虫は早ければ初春の3月初旬頃には発生しますが、個体数が最も多く見られるようになるのは9月〜11月頃の秋になるそうです。 僕が住んでいる鹿児島県指宿市の南部ではこのヒメアカタテハも滅多に見られませんので、前の記事で紹介したキタテハと同じくこちらではかなり希少な蝶になると思います。 …あくまで実家の近辺に限っての事なので、他の地域では普通に見られるかも知れませんが。 タテハチョウの仲間では珍しく警戒心がそれ程強く…
【撮影場所】 鹿児島県指宿市、近所のセンダングサ(キク科植物)が群生している草地にて 【撮影日】 2019年10月25日 キタテハと言えば最も普通に見られるタテハチョウですが、僕の実家近辺では幼虫の食草となるクワ科植物のカナムグラの自生地が少ないので、散策中に出会うことはそれほど多くはないです。 普通種?ではありますが秋型は表翅全体がと明るくなる濃いオレンジ色になるので、開張した姿は南国の蝶のように本当に綺麗です。 地元の鹿児島県指宿市の南部では初秋頃に発生し成虫越冬で冬の寒さを乗り越え、翌春の3〜4月まで姿が見られます。 2019年10月28日現在… 昆虫達のシーズンもいよいよ終盤に差し掛か…
⬆︎〜ツマグロヒョウモンの雄 【撮影場所】 鹿児島県指宿市、近所にあるコセンダングサの草地にて 【撮影日】 2019年10月25日 南西諸島以南に分布する南方系のタテハチョウでしたが、観葉植物であるパンジーなどのスミレ科植物に卵や幼虫が紛れ込んでしまい、現在では関東地方でも見られるようになったそうです。 鹿児島県の指宿市では同種のアカタテハと並んで最も普通に見られるタテハチョウで、毎年3月中旬頃になると成虫が各地で散発的に姿を見せ始めます。 個体が最も多く見られる時期は暑さが和らいでくる9月〜10月頃で、道端にある花壇や草地を頻繁に訪れるようになります。 他のタテハチョウよりも警戒心が薄く頻繁…
撮影場所~実家近辺にある草地にて 撮影日~2019年10月16日 オオカマキリやハラビロカマキリとは違って地表や背丈が低い草地で主に活動する小さなカマキリです。 地表で主に活動するので茶褐色の体色をした個体が多いですが、草地の方では稀に緑色の個体を見かけることがあります。 コカマキリはカマキリの仲間では珍しく臆病な性格で、危険が迫ったりと死んだフリをすることが多いです。 数年間ずっと置物状態だった古いミニノートパソコンを久し振りに起動させてみました。 仕事の都合でまだそんなに起動はさせていませんが、スマホだと難しい文字のカスタマイズがPCだと簡単に行えるのは本当に便利ですね❗️
⬆️ハラビロカマキリ(緑色型) ⬆️ハラビロカマキリ(褐色型①) ⬆️ハラビロカマキリ(褐色型②) 横幅のある太い体型で、前脚の基節部分には白色の丸い突起が3〜4個並んでいるのが特徴です。公園や山地の樹木や背丈が高い草原でよく見られる樹上性のカマキリで、夏場の夜間帯は獲物を捕まえるために外灯や自販機の明かりにも寄ってくることがあります。オオカマキリと同じく、素手でそのままハラピロカマキリを掴んでしまうと鎌状のトゲトゲした前脚で挟まれて出血してしまう恐れがあるので、捕まえるときは軍手を付けたほうが良いと思います。ハラビロカマキリは胸部の長さがオオカマキリよりも短い関係でどこを掴んでも前脚が届いて…
↑オオカマキリの雄 【撮影場所】 鹿児島県指宿市、実家近辺にある草地にて 【撮影日】 2019年10月16日 ↑オオカマキリの雄 【撮影場所】 鹿児島県南九州市頴娃町、実家の畑にて 【撮影日】 2019年10月19日 ◯胸部は短く、腹部の長いのがオオカマキリ◯胸部は長いが、腹部が短いのがチョウセンカマキリ 普段から見慣れている人ならパッと見だけで見分けることが出来ると思います。個体によってはかなり痛い思いをしますが…手で捕まえて前脚の付け根部分の色を調べる判別方法が一番早くて確実だと思います。 ◯胸部の付け根の色が薄黄色ならオオカマキリ◯胸部の付け根の色が明るいオレンジ色ならチョウセンカマキリ…
↑ヤマトシジミの雌 高温期型10月も後半に入ったので、ちらほらと低温期型も見られるようになってきました。【2019年10月19日に撮影】 ↑ヤマトシジミの低温期型(秋)斑紋異常?前翅裏側の付け根近くにある黒班が完全に消失してしまっています。【2019年10月17日に撮影】 ↑ヤマトシジミの雄 低温期型(春)【2019年3月26日に撮影】 ↑ヤマトシジミの雌 低温期型 (春)【2019年4月3日に撮影】 シジミチョウの仲間ではもっとも普通に見かけることが出来るヤマトシジミ。こちらでは異常発生しているクロマダラソテツシジミと一緒になって草地を飛び回っていることが多いです。数が多く見かけてもスルーさ…
【撮影場所】 鹿児島県指宿市、近所の草地にて 【撮影日】 2019年10月17日 山地や林道、雑木林など、日中でもかなり薄暗い環境を好むジャノメチョウになります。早朝、実家の近辺にある草地を散策していると竹藪の方から上下にユラッ…ユラッと変則的な飛び方で姿を見せることがありますが、個体数が少ないのか…他のジャノメチョウよりも確かに数は少ないと思いますが…それ以前に、他の蝶なら飛ぶ事が不可能な深い藪の中を平気で飛び回っていることが多いので、見つけたとしても姿を撮影する事は難しいと思います。鹿児島県指宿市(開聞〜長崎鼻近辺)では、夏の暑さが和らぐ9月初旬に姿を見せ始めます。
【撮影場所】 鹿児島県指宿市、実家近辺の葛が広がる草地にて 【撮影日】 2019年10月17日 表翅はメタリックブルーのようにピカピカと光り輝くので、飛んでいる姿や翅を広げて休んでいる姿が本当に綺麗なシジミチョウです…ルリウラナミシジミは、日本の本土で見られるシジミチョウの中ではおそらく一番美しいと思います。元々は沖縄の八重山諸島や台湾以南に分布するシジミチョウですが、近年では鹿児島県の本土、薩摩半島の海岸線でも毎年発生が確認されるようになりました。今が繁殖シーズン??なのか、自分のテリトリー範囲内を素早く巡回している雄の姿を散策中によく見かけますが、見上げるほど高い樹上に止まったり、藪の奥地…
【撮影場所】 鹿児島県指宿市、近所の草地〜コセンダングサが群生する草むらにて 【撮影日】 2019年10月10日 ↑(ムラサキツバメの雄) ↑(ムラサキツバメの雌) *上記三枚のムラサキツバメの開張写真は、自分の過去ブログの記事(アメブロ)から引用しました* 温暖な地域を好むシジミチョウですが近年では温暖化の影響で分布を広げ北上し、東北地方の福島県でも稀に目撃されるようになったらしいです…ムラサキツバメの成虫は街路樹にも利用されるブナ科植物の葉に産卵するので、分布の北上は温暖化の他にそれらの植物の植樹も関係しているそうです。ムラサキツバメが発生する時期は地方によってバラつきがありますが、鹿児島…
【撮影場所】 鹿児島県指宿市、近所の草地〜コセンダングサの草むらにて 【撮影日】 2019年10月5日 本州中部以南に分布する明るい草地や公園の花壇でよく見られるセセリチョウで、発生する時期がイチモンジセセリと殆ど同じなので、両種一緒に見られることが多いです。後翅の裏側には英語のCの文字を逆にしたような白色の小さな斑点模様がありますが、イチモンジセセリと同じく裏後翅の斑紋が消失してしまっている個体が多いので、その場で判別することは難しいと思います。
【撮影場所】 鹿児島県指宿市、開聞町近くの草地〜コセンダングサと葛の草むらにて 【撮影日】 2019年10月10日 陽の当たる草地や人家の庭内でごく普通に見かけるイチモンジセセリで、後翅の裏側に四つに並ぶ白班があるのが特徴ですが、稀に斑紋が消失している個体も見かけます。本州以南に分布する南方系のセセリチョウで、東北以北の地方では冬場の寒さに耐えられずに死滅してしまうそうです。鹿児島県南部ではセセリチョウと言えばイチモンジセセリで初春と暑さが和らぐ初秋頃に発生し、最近は温暖化により初冬になっても死滅せずに姿が見られるようになってきました。
【撮影場所】 近所の空き家の外壁にて 【撮影日】 2019年3月28日 成虫になっても米粒ほどの大きさしかない、とても小さなテントウムシです。元々は台湾やベトナムなどの東南アジアに分布するテントウムシでしたが、今から18年以上前に沖縄県に上陸し、近年では日本の各地で見られるようになったそうです。同じクチビルテントウムシの仲間のヨツボシテントウに見た目はかなりそっくりですが、モンクチビルテントウは上翅の四つの黒紋が横に長くて腹部全体が黒いので、一応区別は出来るみたいです。モンクチビルテントウも体色の個体差が多いのか、上記写真の個体は褐色でした。初春から初夏にかけて明るい草地や人家の周辺で見かける…
【撮影場所】 鹿児島県指宿市、家の庭先のツバキとツツジにて 【撮影日】 2019年2月26日、6月9日 体は艶のある黒色で両上翅に赤色の大きな斑紋があるのが特徴ですが、体色や模様は個体による変化があるそうです。九州南部以南に分布している南方系のテントウムシですが、大きさはナミテントウやナナホシテントウと殆ど同じぐらいなので、普段から見慣れていないと普通に見間違えてしまうと思います。冬の終盤から春にかけて、木々の葉上でじっとしながら日向ぼっこをしている個体をたまに見かけます。頻繁には見られないので、個体数は少ないと思います。
↑(ウラナミシロチョウの雄)前翅表部先端の縁側にある黒色帯が細い 【撮影場所】 鹿児島県指宿市、近所のコセンダングサが群生する草地 【撮影日】 2019年10月5日に撮影 八重山地方から東南アジア、オーストリアの一部に分布する日本本土では迷蝶となるウラナミシロチョウですが、稀に本土でも一時的に発生することがあるらしいです。台風発生の影響によりこの日は一日中強風模様だったので、本当に残念ですが…開張した姿を撮ることが出来なかったです。シロチョウの仲間ではかなり大型のチョウですが、大きさに似合わず花から花へと一分ぐらいの間隔で素早く移動しながら蜜を吸っていました。
【撮影場所】 鹿児島県指宿市、実家の庭内 【2019年10月5日に撮影】 両翅の表と裏側には蛇の目のような大きい目紋と両翅の裏側には小さな波を打ったような白色の小さな模様があります。地面から近い低空を上下交互に点滅する電球のようにパッ…パッ、パッっと一定のテンポで翅を羽ばたかせながらゆっくりと飛ぶことが特徴的なチョウで、花の蜜を吸う時以外は薄暗い草地や藪の中を飛び回っていることが多いです。近所の小規模な草地を散策中に普通に見かけることが出来ますが、翅を休ませたと思って近付くと人の気配を察知して飛んで逃げてしまうので、姿を撮るのにいつも苦労します。
↑(産卵中のルリシジミの雌) 【撮影場所】 鹿児島県指宿市、近所の草地 【撮影日】 2019年10月5日に撮影 北海道、本州、四国、九州の日本本土全域に分布するヤマトシジミよりもひと回り大きい蝶です。主に山地やその周辺の日当たりの良い草地に生息し、こちら鹿児島県指宿市の南部では他のシジミチョウの仲間と一緒に飛び回っている姿をよく見かけます。別種のヤクシマルリシジミやヤマトシジミ等に似ていますが、後翅の裏側下部にある黒色の斑紋の有無や、その斑紋が二つに分離しているかどうかで比較的簡単に判別することが出来るみたいです。僕の地元鹿児島県指宿市南部では、肌寒い季節になっても暖かい日は畑や草地の周りをユ…
↑(ナナホシテントウの成虫) ↑(ナナホシテントウの幼虫) ↑(ナナホシテントウの蛹) ↑(ナナホシテントウの孵化直後) 【撮影場所】 鹿児島県指宿市、近所の草地 【2019年10月4日に撮影】 ナミテントウと共に日本本土の各地で普通に見られるナナホシテントウになります。鹿児島県南部ではナミテントウよりもナナホシテントウのほうが多く見られ、草地に散策に行くとその都度出会うことが出来ます。成虫は頭〜胸部は黒色で、前翅部は赤色で黒色の七つの大きな斑紋があるのが特徴ですが、稀に薄い黄色を帯びた体色の個体も見かけます。幼虫、成虫も害虫であるアブラムシを捕食するので益虫として有名です。早い個体は三月の初…
↑(ヤマトヒバリ(雄)の幼体) 【撮影場所】 鹿児島県指宿市、近所の草原 【2018年12月27日に撮影】 山地や雑木林の草地に生息している体長6〜7㎜程のとても小さなヒバリモドキになります。ヤマトヒバリの雄は、胸部と前脚〜中脚の関節部分が濃い赤色をしているので、他のヒバリモドキとの判別は容易らしいです。明るい時間帯は日陰に隠れていますが、辺りが薄暗くなると草の表に止まって鳴いたりじっとしていることが多いので、体に似合わず見つけやすいと思います。発生時期は基本的に8月から11月にかけてですが、鹿児島県南部では真冬の12月以降でも姿を見ることが出来ます。日中の逆光が強い中で撮影したので、上手く撮…
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