ひとりで病室にいると 何か内容のある、本のような物を見たくなります 本当は、スマホで見たり検索したりしたいのですが、 それは、無理なので、一番近くにある物を何回も読んでしまう 例えば入院前夜にもらった、こんな通知書なんか。 処理様式第6-1号 移送にさいしてのお知らせ(精神...
そうだ!まだ、一般病棟の食堂を紹介したなかった 食堂の広さは、学校の教室1部屋分、収容人数は、約36名分 4人用テーブルが3つ、それが3列、部屋の奥が男性、手前に女性が座る 名前を記入されたテプラシールが席に貼り付けられ、指定席制である。 朝食は、朝7時30分から、基本和食...
「作業療法士の伊達です、主治医先生から星野さんに両手の指を動かすような、細かい作業っていうよりも、ゲームのような物でリハビリをしたいと思いましてどうでしょう?」 伊達と名乗る女性OTさん誘われて、リハビリを受けてみようと思いました。 暇だし、何もする事ないから、時間つぶしに...
入院してから長男以外、家族が来てくれない 定期便と化した長男に、それとなく聞いてみると 「あーバレたかぁ」と話し出した内容は、妻と下の兄弟は、離婚して家を出たいと 申して居るような話を遠回りして語ってくれた。 長男に気を遣わせてしまったみたいだ、申し訳ない。 「迷惑をかけて...
なかなか、納得のいく睡眠に辿り着けなくて、 毎夜、午前2時頃、ナースステーションに通い、追加の眠剤を頂く状態に。 ある夜、気づいたのです、追加の眠剤が入っている袋に(星野様用)て記載されてるの そこまで、準備されてるのなら、根本的に睡眠導入剤の見直しとかしてくれないのかね ...
お風呂(シャワーのみ)が、終わると、予約時間の書かれたマグネットを外して ホワイトボードに記入した、名前も消す。 そして、ナースステーションに行き、マグネットを返却すると同時に、ドライヤーを借り 近くの鏡の付いた洗面化粧台で髪を乾かす、そして、ドライヤーを返却して、看護師か...
お風呂は、個人風呂、月曜から土曜日までの朝9時から11時20分までと午後1時から4時30分までの予約制、お風呂に入る前日の夜7時にナースステーションで予約の受付をする。 入浴時間は、ひとり30分だから余裕はありました。 お風呂の予約時間に、風呂室のドアに、ぶら下がった小さい...
思うような睡眠が取れない夜が続き、我慢も限界が来た。 深夜2時、意を決して、ナースステーションに出向く事にした スリッパを履き、病室のドア(引き戸)を、音を立てないように慎重に開け廊下へ 薄暗い廊下を抜けると、そこだけがオアシスのように明るいナースステーション デスクに居た...
やっと、2回目の主治医サッチーの診察を受ける。 現在の処方薬では、眠れない事を訴えた、 「あー眠れないのねぇ、じゃ処方薬、変えましょう」 主治医先生、こちらも見ずにキーボードを叩き続ける、サッチーホントに 治療してくれる気あるの?つい聞きたくなる衝動を止める。 その日の夕食...
夜8時45分、当直看護師が、処方薬の睡眠導入剤を持って来てくれた 水は、トイレの小さな手洗い、歯磨き何でもござれの洗面水道水で薬を飲めと、 名前も成分も判らない説明もない、眠剤らしきもの、2錠 カップの水で流し込む 「おやすみなさい」 各病室に立ち寄りながら、眠剤をのせたカ...
主治医の診察は、一方的な話と説明、最後に 「あなたからは、何かある?」やっと発言を許された 「ベッドの枕を家の枕に変えてもいいですか?」 「衛生的な事もあるけど、いいですよ、それで眠れるなら」 主治医からOKが出た、良々 「それと、睡眠導入剤もほしいです」とにかく気持ちがい...
夕方、息子が再来してくれ、遂に「時計」を手に入れた! 時間が見える喜び!時間を認識できるって、こんなにも大切だったのですね この時計を中心に入院生活が、計画的に過ごせる 家のmy枕も持って来てくれたが先生の許可が必要らしい。 深夜の他の病室からの叫び声に、驚く事にも慣れてき...
「星野さん、お風呂の準備して来てください」病院のスタッフさんが呼びに来てくれた 洗面器にボディソープ、リンスインシャンプー、身体を洗うボディタオル、バスタオル 全部抱えて、スタッフさんが居る場所へ、 鍵の掛かったドアを抜け進むと、意外と近い場所に大浴場があった。 スタッフさ...
気がつけば、朝、朝日が昇る瞬間は、憶えていない記憶に無い。 既に、明るい状態、多分眠り 部屋の中に、ドアの無いトイレがある、一応、衝立のような壁で囲われて 洋式の便座だけ、蓋の無いむき出しのトイレ、その前に小さな洗面台と言うには 余りにも小さい手洗い場、そこの、これまた小さ...
夜9時、病棟の灯りが、シャトダウンされ、部屋の灯りも消え 眠れない夜が訪れる、テレビも無えラジオも無え、、オラこんな部屋やだ こんな事になるなんて、出来ない事をするから、こんな目に遭うんだ 自業自得、悔やんでも、昨日には、戻れない。 ベッドの上で、右を向いたり、左を向いたり...
息子が現れたのは夕方近くだった、 家から入院に必要な物を持って来てくれた。 あー来てくれたー助け人、救世主だよ息子1号 すぐにTシャツとジャージ姿に変身、楽だ、ヒトコブでもフタコブでもない、楽だ。 しかし、息子よ、家族は、母は大丈夫か? 息子の話しでは「今回の件を重く受け止...
朝食が終わり、また病室で 何にもない時間をしばらく過ごす 突然、病室のドアが開き「星野さん、検査に行きましょう」一発で「看護師」と わかる白いユニフォームでも昔の白衣の「看護婦」ではなく 機能性、運動性を備えたデザインもカッコイイ看護師が迎えに来てくれた 看護師の後を付いて...
暗い病室に入れられ、徐々に目が慣れてきた、窓から漏れる外灯の薄明かりを頼りに ベッドに座る、予想外の展開に、明日の仕事や家族は、どうしているのか? 色んな思いが溢れるが、どうしようもない状態、状況なのだと、了解できるまで、まだ時間がかかっていた。 一応、靴と靴下を脱ぎ、ベッ...
「水を貰えませんか?」牢屋に入った私は警察官にお願いした、部屋の隅に水道が有るらしく、水が並々と入ったプラスチックのカップを鉄格子の左下に置いてくれる、私は、それを手にすると、一気に飲み干した、カップを元の位置に戻す 「まだ、飲みますか?」警察官に聞かれ大きく頷くと、お代わ...
2019年5月初旬、暖かな日差しが強い日、埼玉県の秩父を源流として県のほぼ中央を北から南へ流れる一級河川「荒川」 その中流域の土手を、歩く1人の男が居た、私(牧野慎二(仮名) 50歳)黒色Tシャツにモスグリーンのカーゴパンツ、履き古したスニーカー、肩から下げた黒いビジネスバ...
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