複雑なギャップ
ときどきNHK-FMで『歌謡スクランブル』という番組を聴いている。 名前の通りたくさんの歌謡曲が流れてくる番組で、昭和の曲が多めなのがいい。 そういう昭和の歌謡曲を聴いて懐かしい気持ちになると、「ああ、俺はやっぱり昭和の人間なんだなあ」という気になる。 もっとも私は昭和44年生まれなので、リアルタイムで聞き覚えがあるのはせいぜい昭和50年代以降の曲である。 昭和30年代40年代の曲は、聞き覚えがあったとしてもそれは後付けの「知識」に過ぎないが、50年代の曲は「体験」であり「記憶」なのだ。 その『歌謡スクランブル』で、先日、研ナオコ特集が組まれていた。これがすごく良かった。改めて歌手としての研ナ…
2023/02/22 17:00