“落穂拾い”に重なる、故郷の風景
6月23日(日)の礼拝説教はルツ記からのメッセージでした。 ただ神の恵みに信頼して一歩を踏み出したルツの決意と覚悟は、鬱陶しい 入梅の時期の、一服の清涼剤と言えそうです。 イスラエルに王も、正しい為政者もなく、“さばきつかさ”と言われる 士師たちが暗躍した時代のこと。因みに、士師記という書物は、聖書、 つまり聖なる書物に、これほどおぞましい記述があって良いのだろうかと 嘆息するほどハチャメチャな記事ばかり。正直、読みたくないし、飛ばし たい。そんな不品行と暴虐に満ちた話が連綿と綴られているのです。 ルツの生きた時代も同じ頃でした。そういった中で、ルツ記という書物が 士師記のすぐ後に収められてい…
2024/06/25 12:09