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最上品の功徳
しかあれば すなはち、世人もし子孫をあはれむことあらば、いそぎ出家せしむべし。父母をあはれむことあらば、出家をすすむべし。 かるがゆゑに、偈にいはく。「若し過去世無くんば、応に過去仏無かるべし、若し過去仏無くんば、出家受具無からん。」 この偈は、諸仏如来
2020/05/31 08:42
2 大聖出現のとき、かならず出家する
2 しるべし、大聖(ダイショウ)出現のとき、かならず出家するを正法とせりといふことあきらけし。このともがら、おろかにして出家せりといふべからず。賢にして出家せりとしらば、ひとしからんことをおもふべし。 今(コン)釈迦牟尼仏のときは、羅睺羅(ラゴラ)、阿難
2020/05/30 08:17
1 たれの智人か欣求せざらん
かくのごとく生滅する人身なり、たとひをしむともとどまらじ。むかしより、をしんでとどまれる一人いまだなし。 かくのごとくわれにあらざる人身なりといへども、めぐらして出家受戒するがごときは、三世の諸仏の所証なる阿耨多羅三藐三菩提、金剛不壊(フエ)の仏果を証
2020/05/29 08:11
四大五蘊因縁和合
しるべし、今生(コンジョウ)の人身は、四大五蘊(シダイゴウン)因縁和合して、かりになせり、八苦つねにあり。いはんや刹那刹那に生滅(ショウメツ)してさらにとどまらず。 いはんや一弾指のあいだに、六十五の刹那生滅すといへども、みづからくらきによりて、いまだ
2020/05/28 08:50
2 出家の果報
世尊言く、「仏法の中に於いて、出家の果報は不可思議なり。仮令(タトイ)人有って七宝の塔を起(タ)て、高さ三十三天に至るも、所得の功徳、出家に如かず。何を以ての故に。七宝の塔は、貪悪(トンアク)の悪人能く破壊(ハエ)するが故なり。 出家の功徳は、壊毀(エキ
2020/05/27 08:29
1 南洲に四種の最勝有り
世尊言(ノタマワ)く、「南洲に四種の最勝有り。一に見仏、二に聞法(モンポウ)、三に出家、四に得道。」 あきらかにしるべし、この四種最勝、すなはち北洲にもすぐれ、諸天にもすぐれたり。いまわれら宿善根力(シュクゼンゴンリキ)にひかれて、最勝の身をえたり、歓
2020/05/26 08:37
解説~3
戯女(ケニョ)のむかしは信心にあらず、戯笑(ケショウ)のために比丘尼の衣を著(ヂャク)せり。おそらくは軽法(キョウホウ)の罪あるべしといへども、この衣をその身に著せしちから、二世に仏法にあふ。 比丘尼衣とは袈裟なり。戯笑著袈裟のちからによりて、第二生(ダ
2020/05/25 08:29
解説~2 転輪聖王
転輪聖王(ジョウオウ)は、八万歳以上のときにいでて、四洲を統領せり、七宝具足せり。そのとき、この四洲みな浄土のごとし。輪王の快楽(ケラク)、ことばのつくすべきにあらず。 あるいは三千界統領するもありといふ。金銀(コンゴン)銅鉄輪の別ありて、一二三四洲の
2020/05/24 08:18
解説~1
世尊すでに酔婆羅門に出家受戒を聴許し、得道最初の下種(ゲシュ)とせしめまします。あきらかにしりぬ、むかしよりいまだ出家の功徳なからん衆生、ながく仏果菩提うべからず。 この婆羅門、わづかに酔酒のゆゑに、しばらく微心をおこして剃頭受戒し、比丘となれり。酔酒さ
2020/05/23 08:56
2 出家戒~3 酔婆羅門
復次に、仏祇園に在(マシマ)すが如き、一(ヒト)りの酔婆羅門有って、来りて仏の所(モト)に到り、比丘と作らんことを求む。仏阿難に勅して、剃頭(テイヅ)を与え法衣を著(キ)せしむ。 酔酒既に醒めて、己が身忽に比丘と為ることを驚怪して、即便(スナワ)ち走り
2020/05/22 08:31
1 優鉢羅華比丘尼本生経の話
復次に、仏法の中の出家人、破戒して罪に堕すと雖も、罪畢(オワッ)て解脱を得ること優鉢羅華(ウッパラゲ)比丘尼本生経(ホンショウキョウ)の中に説くが如し。仏在世の時、此の比丘尼、六神通阿羅漢を得たり。 貴人の家に入って、常に出家の法を讃(ホメ)て、諸の貴
2020/05/21 08:31
出家戒~1
復(マタ)次に、出家して戒を修(シュ)すれば、無量の善律儀(ゼンリツギ)一切を具足して満ずることを得。是を以ての故に、白衣(ビャクエ)等応当(マサ)に出家して具足戒を受くべし。 復次に、仏法中出家の法は第一に修し難し。閻浮呿提梵志(エンフカダイボンジ)
2020/05/20 08:32
2
復(マタ)次に居家は、憒閙(カイニョウ)にして多事多務なり。結使(ケッシ)の根、衆罪(シュザイ)の府なり。是を甚だ難しと為す。 若し出家せば、譬へば人有りて出でて空野無人の処に在りて、而(シカ)も其の心を一にし、無心無慮なるが若し。内想既に除こほり、外
2020/05/19 09:06
1 居家戒~1
「出家功徳」巻は、『全訳注』では第七巻の最後に載せていて、その内容を「おそらくは、先に永平寺において衆に示された『出家』の巻(同じく第七巻所収)の加筆拡大されたものと見てよいのではないか」と言っています。 その「出家」巻は、同巻の「開題」によれば、「ど
2020/05/18 08:57
生老病死生老病死
いま触毛皮肉骨の四法あり。毛をのぞきて皮に触(ソク)することあるべからず、毛皮をのぞきて肉骨に触すべからず。 かるがゆゑにしりぬ、これ鞭を加すべきなり。いまここにとかざるは、文(モン)の不足なり。諸経かくのごときのところおほし。 如来、世尊、調御丈夫ま
2020/05/17 08:43
「鞭」
かくのごとくなるがゆゑに、諸仏の所説と菩薩の所説と、はるかにことなり。しるべし、調馬師(チョウメシ)の法におほよそ四種あり。いはゆる、触毛、触皮、触肉、触骨なり。 これなにものを触毛せしむるとみえざれども、伝法の大士おもはくは、鞭なるべしと解(ゲ)す。
2020/05/16 08:55
四種の法
大経(ダイキョウ)に曰く、「仏の言(ノタマ)はく、復(マタ)次に善男子(ゼンナンシ)、調馬(チョウメ)の者の如き、凡そ四種有り。一つには触毛(ソクモ)、二つには触皮(ソクヒ)、三つには触肉(ソクニク)、四つには触骨(ソクコツ)。其の触るる所に随って、御
2020/05/15 08:19
四種の馬
雑阿含経(ゾウアゴンキョウ)に曰く、「仏、比丘に告げたまはく、四種の馬有り、 一つには鞭影を見て、即便(スナワ)ち驚悚(キョウショウ)して、御者の意に随ふ。 二つには毛に触るれば、便ち驚悚して、御者の意に随ふ。 三つには肉に触れて、然(シカ)して後、乃
2020/05/14 08:08
2 聖黙聖説
祖師西来よりのち、いまにいたるまで、諸善知識おほくこの因縁を挙(コ)して、参学のともがらにしめすに、あるひは年載をかさね、あるひは日月(ジツゲツ)をかさねて、ままに開明し、仏法に信入するものあり。これを外道問仏話と称す。 しるべし、世尊に聖黙聖説(ショ
2020/05/13 08:40
1
「四馬」巻は、『全訳注』では第7巻に、前の「三時業」に続いて収められていて、その開題に「馬の調教に四種の方法があることが語られ、仏の教化にも種々の方法があることが説かれている」とあります。 世尊一日(イチジツ)、外道、仏の所(ミモト)に来詣(キタ)
2020/05/12 09:04
結び
世尊 言(ノタマ)はく、「仮令(タトイ)百千劫(ゴウ)を経(フ)とも、所作の業(ゴウ)は亡ぜず。因縁会遇(エグウ)の時には、果報還って自ら受く。 汝等当に知るべし、若し純黒業ならば、純黒の異熟(イジュク)を得、若し純白業(ジュンビャクゴウ)ならば、純白の異
2020/05/11 08:41
2 八種の業
参学のともがら、この三時業をあきらめんこと、鳩摩羅多尊者のごとくなるべし。すでにこれ祖宗の業なり、廃怠(ハイタイ)すべからず。 このほか不定業(フジョウゴウ)等の八種の業あること、ひろく参学すべし。いまだこれをしらざれば、仏祖の正法つたはるべからず。
2020/05/10 09:30
1 長沙批判~5
のち偈にいはく、「涅槃償債の義、一性(イッショウ)にして更に殊(コト)なること無し。」 なんぢがいふ一性は、什麽(ナン)の性なるぞ。三性のなかに、いづれなりとかせん。おもふらくは、なんぢ性をしらず。 涅槃償債の義とはいかに。なんぢがいふ涅槃は、いづれの
2020/05/09 08:12
3 長沙批判~3
業障本来空なりとして、放逸に造業(ゾウゴウ)せん衆生、さらに解脱の期あるべからず。 解脱のひなくば、諸仏の出世あるべからず。諸仏の出世なくば、祖師西来すべからず。祖師西来せずば、南泉あるべからず。南泉なくば、たれかなむぢが参学眼(サンガクゲン)を換却せ
2020/05/08 08:53
2 長沙批判~2
皓月が問は、業不亡(ゴウフモウ)の道理によりて、順後業のきたれるにむかふて、とふところなり。 長沙のあやまりは、如何是本来空と問するとき、業障是(ゴウショウゼ)とこたふる、おほきなる僻見なり。 業障なにとしてか本来空ならむ、つくらずば業障ならじ、つくら
2020/05/07 09:15
1 長沙景岑批判~1
長沙景岑は南泉の願禅師の上足なり、久しく参学のほまれあり。ままに道得是あれども、いまの因縁は、渾(スベ)て無理の会得なり。 ちかくは永嘉(ヨウカ)の語を会(エ)せず、つぎに鳩摩羅多(クモラタ)の慈誨をあきらめず。はるかに世尊の所談、ゆめにもいまだみざる
2020/05/06 09:57
長沙の「業障本来空」
皓月供奉(コウゲツグブ)、長沙景岑(チョウサケイシン)和尚に問ふ。「古徳云く、了ずれば即ち業障本来空(ゴウショウホンライクウ)なり、未だ了ぜずば応に須らく宿債(シュクサイ)を償ふべしと。只師子尊者二祖大師の如きは、什麽(ナニ)としてか債を償い得去るや。
2020/05/05 09:40
2 順後次受業~5 今生のわがみ、ふたつなし、みつなし
しかあればすなはち、行者かならず邪見なることなかれ。いかなるか邪見、いかなるか正見(ショウケン)と、かたちをつくすまで学習すべし。 まづ因果を撥無し、仏法僧を毀謗(キボウ)し、三世および解脱を撥無する、ともにこれ邪見なり。 まさにしるべし、今生(コンジ
2020/05/04 09:09
1 順後次受業~3 作悪行の者
作悪行(サアクギョウ)の者は、臨命終の時に順後次受の善業力(ゼンゴウリキ)の故に、欻(タチマ)ちに天趣の中有ありて現前せり。 便ち是の念を作さく、我一身の中に常に悪行を作して、未だ嘗て善を修せず。応に地獄に生まるべし。何の縁にて此の中有ありて現前するや
2020/05/03 08:37
2 順後次受業~3
この恒修善行(ゴウシュゼンギョウ)のひと、順後次受のさだめてうくべきが、わがみにありけるとおもふのみにあらず、さらにすすみておもはく、一身の修善(シュゼン)も、またさだめてのちにうくべし。ふかく歓喜すとはこれなり。 この憶念まことなるがゆゑに、地獄の中
2020/05/02 08:25
順後次受業~2 思惟それ善なれば
室羅筏(シラバ)国に昔二(フタリ)の人有り、一(ヒトリ)は恒に善を修し一は常に悪を作す。修善行(シュゼンギョウ)の者は一身の中に於いて恒に善行を修し未だ嘗て悪を作さず。作悪行(サアクギョウ)の者は一身の中に於いて常に悪行を作し未だ嘗て善を修せず。 善行
2020/05/01 08:29
2020年5月 (1件〜100件)
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