ぶらりふるさと地名考「城下」
ぶらりふるさと地名考「城下」 ここに一枚の写真があります。これは明治から大正・昭和と山崎町が一望できる名所として多くの人々が訪れた最上山のお寺「最上稲荷山経王院」から城下方面を撮ったものです。中央下の山崎小学校の向こうには広い田園が広がっています。この田園は山崎町の穀倉地帯ともいうべき城下平野で、そこに点在した村々が城下村です。東側(写真の左)には揖保川が流れ、西から合流する黒い帯筋が見えます。これは、揖保川に流れ込む菅野川の両岸に繁茂する竹藪です。古写真の撮られた明治後期から現在までの約百二十年に及ぶ町の移り変わりは、広々とした平野部の田畑や竹藪が大きく減少したことです。今回は、城下村(城下地区)の成り立ちやそれを構成する村々(現在の自治会)を地名由来や遺跡をもとに探ってみたいと思います。▲古写真1明...ぶらりふるさと地名考「城下」
2023/09/08 09:51