ASEAN環境関連ビジネスの情報を提供。 タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、ミャンマー、ラオス、カンボジア、シンガポール等で、再生エネルギー、水処理、CO2、廃プラスチック、ゴミ処理等に関連する製品やサービスを紹介。
次にIPP、SPP、VSPP等の発電企業主要なプライベート企業をピックアップしてみる(続き) ※主に上場企業 ■地下資源を使うエネルギーが中心の発電企業4. Global Power Synergy (グローバル・パワー・エナジー)http://www.gpscgroup.com/enタイ国営石油(PTT)の参加企業。Independent Power(Thailand)と社とPTT Utility社が統合してできた企業。太陽光関連4社を2018年に買収。2019年にフランスの発電大手Engie SAが保有...
タイの電力関係主要プレーヤーを整理。発電、送電(発電所から変電所あたりまで)、配電(変電所から消費者まで)において、発電の約半分、送電、配電の90%位は以下3つの国営企業で賄われている。 1.The Electricity Generating Authority of Thailand (EGAT)(タイ発電公社) http://www.egat.co.th/エネルギー省管轄の国営企業。発電全体の約50%を占めており、送電については約90%を運営している。 2.Metropo...
エネルギー供給の内訳を見てみよう。 発電総量の規模感で比較してみると、 スリランカ:15 TWh / 年 (人口2,200万人) に対して、ASEANの国は タイ:200 TWh / 年 (人口6,500万人) ベトナム:170 TWh / 年(人口9,500万人) ラオス:24 TWh / 年(人口500万人) ミャンマー:20 TWh / 年(人口5,000万人) カンボジア...
元々はポルトガル→オランダ→イギリスの植民地であり、街を見ても特にイギリス時代の面影が沢山あり情緒がある。 Galle Face Hotel 英国調の建物で海岸沿いにあり、サンセットタイムは雰囲気がとても良い。 以前、天皇陛下も宿泊されたとか。 ある人曰く、「スリランカはその時代毎の強国からの支援を受けて経済発展する方法に頼ってしまいなかなか自立できない」との事。 独立後も特に1980年代...
まずスリランカでは1983~2009年の間、26年と長い期間内戦状態が続いたが、その根本的な原因はシンハラとタミルの民族対立である。ツールも宗教も異なるが、マジョリティであるシンハラ人中心に国が運営されてきた。 現在では、内戦は落ち着いてはいるものの、2019年4月に同時多発テロが起こり、コロンボ市内ではセキュリティが強化されている。空港や市内には銃を持っている軍人が相当数おり、一定以上の高級ホテルやレストラ...
スリランカに初めて行く機会があったのでメモ。 【歴史】 ・昔からいるのがシンハラ人(主に小乗仏教で現在は国民の約7割を占める) ・紀元前2世紀以降、インド大陸からタミル人(主にヒンズー教)が入ってくる ・1948年イギリスから独立してセイロンを建国 (ポルトガル→オランダ→イギリスの植民地を経て独立) ・1949年マジョリティであるシンハラ・オンリーの政策が強化され、タミル人の選挙...
ざっと各国の状況を見てきたが、再生エネルギーのマーケット規模と開発の緊急度の2軸で現状をまとめてみた。 ※厳密に定量的な数字に基づいて判断しているわけではなく、感覚で記載している旨ご容赦ください。【前提として考えられること】・ASEANの各国は全般的に今後も継続した経済成長が見込める・そのため電力需要も暫く伸びる・電力需要は経済の成熟度と人口に比例する【人口規模】・約1億人以上→インドネシア、ベトナム、...
参考として日本のエネルギーミックスとASEANへの影響を考えてみたい。 ■日本発電量は2006年頃まで緩やかに伸びていたがその後横ばい。2011年の東日本を機に全体の約25%あった原子力発電がほぼ0となった。 それをまかなうために、節電や省エネによる電力消費量そのものを抑えるアプローチと、太陽光を中心とした再生エネルギーの活用によって必要電力の供給量を増やすアプローチを行っている。2016年時点で再生エネ...
ASEAN各国のエネルギー事情 その4 (タイ、マレーシア)
タイ、マレーシアはともに中進国であり、石炭、天然ガスが中心の発電となっている。しかしながら、地下資源が豊富なマレーシアに対してタイは地下資源が非常に乏しいのが現状であり、再生エネルギー活用に関する危機感も他の国に比較して高い印象を受ける。■マレーシア石炭、天然ガスが中心であはあるが、再生エネルギーも12%を占める。再生エネルギーの多くは水力発電であるが2011年より固定価格買取制度(FIT)を導入して、小水力...
ASEAN各国のエネルギー事情 その3 (インドネシア、フィリピン)
インドネシアとフィリピンは石炭、ガスが中心であるが、特徴的なのは島国で火山が多く、地熱を活用した発電が盛んである点だ。 ■インドネシア 島が多く、送電網構築にもコストがかかることから、電化率が全体で73%と未だに低水準。 2010年以降、特に自動車を中心に工業化が進んでおり、また、人口ボーナス状態も続いている。よって、電力需要に対して、既存の技術分野である石炭や天然ガスによる発電で供給を間に合わ...
ASEAN各国のエネルギー事情 その2 (ベトナム、ミャンマー、カンボジア)
まずはベトナムとミャンマーとカンボジアのエネルギーミックスを見てみよう。 ■ベトナム 石炭、天然ガス、水力を中心とした構成になっている。特に近年ASEANで最も投資が行われおり、経済成長率も高いため、電力需要に合わせて急速に供給を拡大している。 ただし、資源を保有していながら石油精製の設備などが十分になく、一次エネルギーを輸入している現状もある。地下資源から発電に至るまでのサプライチェー...
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