中華圏の小説、ポーランドボール、SCP財団、作曲、描画などが好き。皆様のお役に立てる/楽しんでいただけるコンテンツ作りを目指して、試行錯誤の日々です。
「船火児」張横――船頭である。「火」は、今は多く「伙」と書くが、「人」の意である。船に火をつけるわけではない。【世界】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月30日張横とは関係ないんですが… 実は、船の事故で最も恐れられるものの一つが「火災」らしいんですよ。いや、周りに水いっぱいあるやん?! と思うのですが、火災の規模によっては消火がままならず、船員が逃げ場を失ってしまうのだとか。 特に可燃物をたくさん積む貨物船や軍艦などでは、船を燃えにくくするための工夫が随所に凝らされているそうです。 そこで、ちょっと思ったのですが、 神火将魏定国っていう空気メンを、思い…
「短命二郎」阮小五――「短命」は「人の命をちぢめる」「むごい」の意、二郎は二男坊である。「活閻羅」阮小七――生きた閻魔大王である。【世界】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月29日水滸伝を読み始めた当初、「短命二郎」は二郎自身が短命って意味なのかと思っていたアカウントがこちらです。しかも「短命二郎」の綽名を持つ好漢の本名は阮小五で、「二郎さん」と呼ばれる阮小二はその兄だったりするので、もうアタマがパニックだったアカウントもこちらになります。まあ実際、綽名の由来がどうあれ、短命二郎自身も短命だったんですけどね……(しんみり)。 ところで、水滸伝の人物紹介を…
宋軍の一員として戦った方臘討伐戦中に人生観を変えるような出来事に出会った。このため、方臘討伐戦後は東京に戻らず、途中で宋軍を離脱する道を選んだ。李俊は童威、童猛たちを連れて異国へと旅立つとシャム国へたどり着き、やがてその国で王となった。【プロフ 李俊の項】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月29日 李俊って地頭がよかったんだろうなーと思うのが、宋江たちとの鮮やかな別れ方です。 公孫一清などよりもずっと軋轢の少ないやり方で、というのは、高島俊男先生も指摘されていたところ。まずは方臘戦に最後まで参加することで、梁山泊への義理を果たし、 その後、都へ帰る途中で…
「険道神」郁保四――梁山泊随一の巨漢で身長が一丈ある。ただしあまり強くはないようで、席順は百八名中第百五位である。「険道神」は「開路神」ともいい、葬儀の先導をする図体の大きな神様である。【世界】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月27日すごいくだらない話で恐縮なんですが… 初めて郁保四の渾名を見たとき、「剣道神」と空目して、 「なにそれつよそう」 と思ってしまった人のアカウントはこちらです。 ところで、郁保四の席次が105番目なのって、単に「あまり強くない」せいだけなんですかね…? もうちょっと上に、力以外の取り柄がないのに、郁保四よりよわそうな好漢も、…
胥吏ははたして民衆から見たとき、どんな存在であったであろうか。恐らくそれは強欲で非道で最も始末の悪い人種ではなかったか。そういう際に、誰か一人でもいいから宋江のような立派な胥吏がいてほしい、という逆説が大衆から歓迎を受ける理由である。【虚実】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月27日胥吏とは、中央から派遣されたキャリア行政官の下で実務を行う人々で、政府から給与は出なかったそうです。 では収入源はと言うと、人民に行政サービスを提供する際に巻き上げる、手数料であったとか。 これは、人民に対し横暴な人ほど儲けが多くなる仕組みです。現代ならば真っ先に「制度が悪い…
天子はその長年の勤務の労を賞して、宮城の外に宏壮な邸宅を下賜した。童貫はそこで多数の妻妾や子供と豪奢な暮しをしていたという。宦官に妻妾子供というのもおかしいが、当時の有力な宦官はみなそういう不思議な生活を送っていた。【虚実】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月25日 史実の童貫についての記述です。 えーと…これ、どういうことなんでしょうね。 自分とて『鹿鼎記』を読んだ身ですので、このような生活を送れる理由として、可能性は幾つか考えられるのですが……、 ま、深い詮索はよしましょう。 童貫がどのタイプだったかはわかりませんし(どのみち、ろくでもない事情には変…
「講史」は長いから、一日や二日では語りおわらない。連日語って何か月もかかる。話が一段落したところで一日分を終えるのではなく、話のまっさいちゅう、聴衆がかたずをのんだところで急に打ち切り、おあとはまたあした、と興をつなぐ。【世界】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月24日この、講釈の区切りのつけ方が、章回小説の各回の終わり方に強い影響を与えているんですね。水滸伝を初めて読んだ頃は、なかなか慣れなかったですねー、この区切りのつけ方。 この様式美を崩したくないあまり、物語的には必要ないのに、無理やり「え?何?それからどうなるの?」と思わせるような状況をねじ込ん…
いつも水滸伝関連書籍botにいいねやRTをいただきまして、ありがとうございます。 中の人が入力作業を行う上で、大変励みになります。 また、どんなツイートが皆様のご支持をいただけるかわかると、その後の引用箇所選定の指針も、少しずつ固まってまいります。 さて、以前予告してありました、『水滸伝の世界』と『水滸伝 虚構のなかの史実』からの引用作業がひととおり終わりましたのので、 今後の予定を少し、お話ししておきたいと思います。 歴史的事実に裏打ちされた硬派なツイートが充実してきた今日この頃。ここでまた、108星の人となりを紹介するツイートを、投入していきたいと思います。 引用元書籍は『女子読み「水滸伝…
方臘征伐の間に多数の戦死者を出すためには、その前に公孫勝が辞去していなければならず、公孫勝が辞去するためには、不義理をせずに辞去できるような環境をこしらえなければならぬ。そのためには大きな功業を立てさせることが必要になり、そのためには大きな戦争の勃発が必要になる。【虚実】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月23日「征遼戦は、百回本の作者が公孫勝を引退させるために作り出したエピソードだった」というのは、宮崎市定先生の説であります。 何とも大胆な考え方に見えますが、上記の引用のとおり順を追って考えていくと、段々「そうなのかも」と思えてきますね。 最後の方臘戦…
徽宗の場合においても、欽宗を皇太子に立ててから父子の間にひびが入った。両者の側近が互いにあることないことを告げ口するからである。官僚の中には先物買いして皇太子に取り入ろうとする者があれば、いっそ廃立を企てて、もっと大きな恩賞を覘(ねら)おうとする者も現れる。【虚実】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月23日ちょっと大きな組織に身を置くと、似たような話はいくらでも転がり込んできますね。さすがに、重役が血縁者を後継に選ぶということはあまりありませんが、 「本部長候補のAさんとBさんのうち、社長に選ばれたのはAさんだった。Bさんに取り入り、彼の下で動いていた社…
小説からbotに呟かせたいセリフや会話を引用していると、どうしても、悪役やいかがわしい輩たちが、歯の浮くようなお世辞を言ったり、自分の主張を通すために謎理論をでっち上げたりするシーンが出てきます。それもまた小説の面白さなので、喜んで引用するわけですが…いざbotがそのセリフを呟くと、たまに 「黙れ」「やーい、ばーかばーか」 みたいなコメントがつくんですねwwwコメントに「黙れ岳不羣」って書いていただいても、受け取るのは岳不羣じゃなくてbotの中の人ですからねwww botの呟きについての自分の見解を、多くのフォロワーさんに見てもらいたい場合には、引用RTが推奨です。 リプライだと、フォロワーさ…
思うに「黒旋風」とは、両手に持った二つの斧を車輪のごとくふりまわして人が大勢いるほうへと突進し、悪吏も良民もいっさいおかまいなしに、ただむやみやたらに人を殺して快とする黒いあばれ者李逵を「黒いつむじ風」と呼んだものであろう。【世界】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月20日「水滸伝のアニメ」なるものが、日本で作成され地上波でオンエアされたことは多分ないはずなんですが、「ジャイアントロボ OVA」というものがありまして、これは「水滸伝のアニメ」と無理やり言えないこともないのかもしれない。 (どっちにしろ地上波で放映はされてないと思いますが…) このアニメに…
おなじ州城のなかにいたのだから、解珍・解宝のことはきいていただろうが、孫立はなにもしていないだろう。それに、おなじ師匠にきたえられた仲の義兄弟欒廷玉をうらぎる行為を、自分からすすんでしている。こういう人だから、最後まで生きのこれたにちがいない。【事典 孫立の項】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月19日水滸伝の深読みをやっていると、 「百八星に入った好漢と、入らなかった人たちの違いは何だろう?」 とか、 「百二十回を最後まで生き残った好漢と、死んでしまった好漢の違いは何だろう?」 ということをよく考えるんですね。後者について言えば、 孫立に代表されるよう…
大山大将のような働きをした人が凱旋すると、待ちかまえていたのは陸軍准将への任官であったという。これは宋朝廷の賞罰が、どんなにでたらめであったかを皮肉ったのだが、それがそのまま著者の生きていた明代の状態にあてはまるものであることは言うまでもない。【虚実】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月19日この文章を初めて読んだのは15年ほども前になりますが、当時は大山大将が誰かわからず、喩えがピンとこなかったのです。今はわかります。『坂の上の雲』ちゃんと全巻読みましたから!(ドヤァ日露戦争における大山大将の役割は、征遼戦において宋江が果たした役割と類似。 (小説水滸…
赤い虬髯で血ばしったまるい眼の酒屋のオヤジというのはかなりおそろしい。そのオヤジと人肉酒屋のうわさをしあう宋江らも神経がにぶい。【事典 李立の項】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月18日改めて指摘を受けて考えてみると、何ともシュールな絵面ですね。 どう見てもヤバい顔をしている居酒屋のオヤジと人肉酒屋談義を繰り広げる宋江ほか2名……。 まあ、宋江に危機意識が欠けているのはこの場面に始まったことではないんですけどね。 うっかり閻婆惜のところに晁蓋の手紙が入ったポシェットを置き忘れたり、清風鎮では灯籠祭で見世物を見てバカ笑いしたために劉夫人に見つかって捕らわ…
水滸伝は大部な本であるから、これを買う人は必ずしも全部セットで買ったわけではない。初めから少しずつ、あるいはおもしろそうなところだけを、買う人もあったようだ。それはたとえば、石渠閣補刊本の板木のいたみかたが、部分によってずいぶん差があることを見てもわかる。【世界】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月16日個人的には、各シーンや登場人物に関する分析は勿論ですが、水滸物語の成立や、小説『水滸伝』が中国や日本の読者にどのように受け入れられていったかの話を読むのが大好きです。版木の傷みの話、実に興味深いですね。 一体、どの回の傷みが早かったのでしょうか。 通常、…
水滸伝の作者も読者も、ひとしく何心が「封建時代」と呼ぶ一つの埒(らち)のなかにあった。埒の外にある者にとっては当然説明を要するようなことが、そのなかにある者同士のあいだでは、あまりに自明にすぎてほとんど問題として意識すらされない。【世界】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月16日まさにその通り。一つの「埒」の中にいる人たちは、彼らの常識について、何も説明してくれないんですよね。 彼ら自身、「その常識が常識でない世界が存在する」なんて思ったこともないので、説明する必要性を感じないのです。 説明の必要がない=言語化していない、ということなので、彼らは自分が属…
元は鍛冶屋で、いろいろな職を転々とし、ばくちも打つ豪傑肌の男だった。〈中略〉朱仝が温厚なのに比べて雷横には意固地なところがあり、仕事でも朱仝がリーダー格だった。梁山泊でも雷横は歩兵の頭領になり、騎兵の頭領になった朱仝ほどには活躍できなかった。【プロフ 雷横の項】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月15日高島俊男先生は『水滸伝人物事典』のなかで、「朱仝と比べると確かに霞んで見えるけど、雷横だって雷横なりに頑張ってるよ!」…という感じで、雷横を評価しています。そうなんですよね。 雷横は常日頃から義を重んじ、江湖の好漢たちのためになることをしたいと思っているの…
性格は明るく、力持ちで、思慮は幾分足りないものの間違ったことは絶対許せないという猪突猛進型の乱暴者である。見た目はでっぷりと太った大男、〈中略〉いかにも怖そうだが、どこか憎めない愛嬌があり、108星のなかでももっとも読者に好まれている豪傑のひとりだ。【プロフ 魯智深の項】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月13日うーむ…この一節が書かれた頃(1999年頃)と現在では、事情がちょっと違う気もしますね。 昨今では、キャラの見た目の麗しさが重視される傾向が、年々強まっている気がします。 ぶっちゃけた話、ソシャゲのガチャのスーパーレアで、スキンヘッドのゴツいオッ…
いくらからだが大きく力が強く、武器のあつかいにすぐれていても、凌振の火砲のふるう力にくらべればへのようなものだ。〈中略〉夜のシジマに炸裂する火砲の音は脅威そのものだ。梁山泊軍団は他を圧する大火力をもっていた。勝って当然だ。【事典 凌振の項】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月13日ええ、まさに、ですね。 宋代の火薬というのは敵を傷つける用途で使われることはあまりなく、発煙筒くらいのレベルのシロモノであったと聞きますが、それでも、あるとないとでは大違い。火器の存在すら知らない地方民の集まりでは、その音を聞き、光を見るだけで怖気付いて、マトモに戦うどころでは…
虎退治や孟州鴛鴦楼の武松は、陽気で無鉄砲な豪傑である。ところが潘金蓮西門慶殺しの段の武松は、冷静で沈着なハードボイルド風の人物である。一方はネアカで、こちらはネクラである。これほど性格のちがう人物が、一つの小説に同じ名前で登場するのがふしぎなくらいである。【世界】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月12日「ネアカ」と「ネクラ」という言い回しが、なんだか時代を感じますね。 今なら、「陽キャ」と「陰キャ」と言った方がわかりやすいのでしょうか。これらの概念が完全互換なのかは、よくわかりませんが。トラをぶん殴ってぶち殺し、快活林で大暴れする陽キャ武松…… 兄を殺…
梁山泊では確かにおまけのような存在だが、白勝のおかげでうまくいったこともある。たとえば、盧俊義は遼国戦争の最中にある山のなかに閉じ込められたが、このときの白勝の活躍は、やはり白勝でなければできないなと思わせるものがあった。【プロフ 白勝の項】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月11日この征遼時の白勝の活躍というのは、 「山の上からコロコロ転がってきた大きな包みを開けてみたら白勝が入っていて、盧俊義たちが山の中で迷子になってることを知らせたため、捜索隊を出して無事合流することができた」 というエピソードのことですね。包みから出てくる白勝の姿を思い描くと、何…
さて。 「水滸伝関連書籍bot」と「金庸セリフ&会話bot」に対し、それぞれのやり方でテコ入れを頑張る毎日ですが、 どうしてなかなか、頑張っただけの成果が出ないですね。特に水滸の方。多分、努力の方向性を間違えているんだと思いますが、ではどこに向かえばいいのかと言うと、皆目見当がつきません。 自分がbotを充実させることで目指しているのは何かと言いますと、 「twitter上での水滸伝と金庸作品に関する情報の全体量を増やすこと」 です。 botが発信した情報が活性剤となって、皆様の意識の中から水滸伝や金庸作品に対する思いを呼び覚まし、 各ジャンルに関するツイートの全体量が増えれば、 「そのジャン…
第4回の「武俠好きさんに質問」にご参加いただいた皆様、ありがとうございました!おかげ様で今回も、素晴らしいまとめになったと思います。さて、これまで、 質問発表→1週間回答を募集→まとめ作成→1週間のブランク→次の質問発表 というサイクルで実施してきた「武俠好きさんに質問」ですが……参加者様の側からすると、 「今、お題が出ているのかどうか?」と 「自分がそれに回答したかどうか?」 を両方とも気にしていただくのは、少しご負担が大きいのでは?と考えました。 そのため、第5回からは、募集期間が終わってまとめを公開したら、すぐに次の質問を発表し、「金庸 セリフ&会話bot」のプロフィールに固定するように…
川崎駅から100均へ行こうとして通り抜けたゲーセンの中で考えついたネタです。 多分、今までに自分が描いたPBイラストのなかで、一番多くのご支持をいただけていると思います。 いいね&RTをくださった皆様、ありがとうございました! クリスタが逝ってしまったので、急遽フォトショップで描き始めたのですが、あまりにも線がガタガタでテンションがダダ下がりだったため、思い切って「ファイアアルパカ」に切り替え、1から描き直したという経緯があります。まっすぐな線や綺麗な丸が描けない人間なんで、線ツールと手ぶれ防止機能はマストアイテムなのです。 本家のクリエイター様たちのように、ペイントだけで描画するなんて、とて…
梁山の北二五キロにある東平湖は、梁山の周囲がすべて湖だった頃はその一部にすぎなかった。その後、湖の大半が干上がって東平湖だけが残った。梁山から東平湖には車で一時間足らずで行ける。【横光巻末5】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月8日千年前の梁山湖は、地形の変化によって干上がってしまい、うっそうと葦の生い茂る天然の要塞だった頃の面影はすっかりなくなってしまった、とのこと。 今では、梁山湖と繋がっていた東平湖をはじめ、中国国内の「それっぽい場所」の様子から、当時の情景に思いを馳せることしかできないわけです。そう考えると、梁山という場所がますます幻想的なものに…
周伯通「周伯通が来たで、だれぞここでけんかでもしとるんか?」丘処機「周師叔、お元気でしたか!」周伯通「なんやこんなにぎょうさん人がおったんか、こらおもろいわ」【射鵰英雄伝】— 金庸セリフ&会話bot (@jinyong_riyu) 2019年8月7日老頑童の「面白い」の基準って、正直、よくわからないんですよね。 何でもかんでも面白がるのかと思うと、「そんなん面白くないわ!」みたいにスネだすこともあり…。おそらく、ノリというか気分で言ってるところもあるでしょうね。 彼が以前に面白がったシチュエーションと全く同じものを用意したところで、次も面白がってくれるとは限らないわけです。 そのときの気持ち次…
いったい、豪傑たるもの、彼ら自身の言いかたを用いれば「英雄好漢」たるものの要件としては、この風采というのもだいじなことなのであって、ある者は丈高く肩幅広く、ある者は腰のまわり十囲という巨軀を擁し、ある者はすらりとした色白の美青年、ある者は小さいが敏捷である。【世界】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月5日『水滸伝の世界』という書物はウィットに富んだ言い回しの宝庫で、日頃から水滸伝に慣れ親しんだ人が読めば、1ページに1回くらいの割合でニヤリとすること請け合い。 当botでは、字数の制約や文脈の関係で、そうした言い回しのうち、ごく一部しか紹介できないのが残念…
とある本に、こう書いてありました。 「最初から100%のものなんて、生み出せるはずがない!20%のものでいいから、まずは作ってみろ!話はそこからだ!」 (細部が合ってるかどうかは自信ないですが…)至極もっともだと思ったので、夢に向かって一歩、踏み出してみることにしました。 夢というのは、「サウンドノベルをつくること」。 以前は頭の中の物語を、活字にして発表していたんですが、ぱっと耳目を集めるような要素がないと、なかなかお手にとって見ていただけないんですよね。 もともと小説という形態には未練はなく、もっといいやり方で自分の中の物語を表現できるなら、すぐにも飛びつきたいところだったのです。サウンド…
水滸伝には、全部で百八認の豪傑が登場する。たいへんな人数である。一人一人の豪傑のものがたりが数珠つなぎになっているといっても、百八人のものがたりが全部そろっているわけではない。それでは水滸伝がどんなに長くてもたりない。【世界】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月5日あぁあう…盛大に誤字ってしまいましたorz マスターデータを直しておきましたので、2度目は間違いません!何卒お許しくださいまし……!!それで、この文の内容のことなんですが。 実は、108人くらいの物語なら、頑張れば割と何とか書けるんですよ。 「どんなに長くても足りない」というほどのことはないで…
貴志祐介著『天使の囀り』より pic.twitter.com/F7cMyfBDNy— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月3日『悪の教典』『新世界より』等で知られる貴志祐介先生は、少年の頃に水滸伝に親しまれたことがあるのだとか。 そう言われてみれば、『新世界より』を読んでいて感じる、善悪の基準が揺らぎ、裏返っていく感覚は、水滸伝に近しいものがあるような…って、これはこじつけですねwともあれ、『天使の囀り』の前半にある、このくだりです。 高島さんは一体、天使にどんな名前を囀らられたのでしょうか? そりゃあ、たとえば「ラインハルト・フォン・ローエングラム」とか言…
大通りの反対側を少し入った所に「霊官殿」があった。第十四回の「赤髪鬼 酔って霊官殿に臥し、晁天王 義を東渓村に認(むす)ぶ」で、赤髪鬼劉唐が供え物机の上で眠っていて、雷横に捕らえられた場所である。【横光巻末4】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月3日潮漫画文庫の横光版水滸伝(全6巻)は巻末付録が充実しています。 そのひとつ「水滸伝ビジュアル」では、ライターさんが開封、梁山泊、鄆城県、東渓村など、水滸伝ゆかりの地を訪れ、好漢たちの末裔とされる人々と出会った様子を、詳しく報告してくれています。この文章、実に、読めば読むほどうらやましくなる。 100回本には、…
好漢たちにとってなくてはならないもの、それが酒だ。朱富はその酒をつくる人だから、かんがえようではいちばん有能な技能者である。危険をおかして李雲の到着をまつところなど、義のあつさを感じさせる。【事典 朱富の項】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年8月1日多分、一番はじめに読んだ水滸伝が横光版だったからだと思うんですが、朱富が李雲を待つ場面、好きなんですよ。 多分、水滸クラスタのなかには朱富と李雲好きが少なからずいて、その大半は横光版から水滸伝に入った人たちだと思うのです(根拠はないけど)。その後100回本をちゃんと読んでみたら、二人ともチョイ役なんで、少しがっ…
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