基本、映画の感想。新旧問わず。 点数は付けない。 オススメの映画を、読んだ人が観たくなる、且つ、観てよかったと思ってもらえるものを書いていけたらと思います。
(Waves 2019年 アメリカ PG-12) 公開当時「プレイリスト・ムービー」みたいな宣伝のされ方をしていたので、音楽が前面に押し出された映画なのかと思っていたが、実際には音楽は非常に自然に使われていて、個人的には映像の方に興味を惹かれました。 非常に美しい映像で、勿論そこも興味深いのだが、わたしが新しいと感じたのはそのカメラワークの方だった。 終始自由に動き回っているというか、演者に追従したりグルグル回ったり、それでいて画面に酔ったりする事はなく、誤解を恐れずにイメージしやすい言い方をすれば「スマートフォンのCM」の様な映像がずっと繰り広げられる。 長年映画を観ていると、映像の綺麗さも…
『ブラック・ウィドウ』〜 マーベル初心者でも大丈夫。単独作品として楽しめる、女性スパイ・アクション映画。
(Black Widow 2021年 アメリカ) マーベル・シネマティック・ユニバース第24弾。 2010年の『アイアンマン2』での初登場以来、10年以上アベンジャーズのメンバーとして活躍してきた”ブラック・ウィドウ”初の単独映画。 と聞くと、「今まで観てないし」とか「今から23本も観られないし」と思ってしまいがちだが、本作は初心者の方でも安心して観られる一本となっております。 そもそもブラックウィドウことナターシャ・ロマノフは、いわゆる”スーパー・パワー”を持っているキャラクターではないので、本作も「ヒーロー映画」というよりも「スパイ映画」の雰囲気を強く感じました。 『ジェイソン・ボーン』シ…
『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』〜 ある脚本家、唯一の作品
(Romancing the Stone 1984年 アメリカ) 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のロバート・ゼメキス監督が、その前年に監督したロマンティック・アドベンチャー・コメディ。 1984年ゴールデングローブ賞(ミュージカル・コメディ部門)で、作品賞・主演女優賞を受賞しており、1985年には続編『ナイルの宝石』も製作された。 アンジェリーナが小屋に1人でいるところに、西部の荒くれ者グローガンが押し入ってくる。アンジェリーナは、彼にお宝を奪われたばかりか自信の身にも危険が及ぶと、隠し持っていたナイフを素早く投げつけ彼の胸に命中させる。グローガンは、彼女が長年追っていた家族の仇だったのだ…
Richard Donner (1930–2021) また偉大な才能が一人、この世を去ってしまった。 2006年の『16ブロック』以来監督業から遠ざかっていたが、今年に入ってから『リーサル・ウェポン』シリーズ第5弾の監督就任が発表されたばかりだったので、ショックは倍増です。 リチャード・ドナーと言えば、1978年の『スーパーマン』。スーパーマン ディレクターズカット(字幕版)クリストファー・リーヴAmazonこの作品の成功が『バットマン』(1989)、『スパイダーマン』(2002)へと繋がり、現在のアメコミ映画ブームの礎になったと言っても過言ではない。 そして1985年には、世界中の少年少女を…
『ゴジラvsコング』〜 『ゴジラ』第三弾と言うよりは『コング』第二弾
(Godzilla vs. Kong 2021年 アメリカ) 前作『キングコング:髑髏島の巨神』(以下、前作)から約50年、すくすく育ったコングは更に巨大に。 前作の時は、ゴジラと闘うにはちょっとどうだろう?って感じのサイズ感でしたが、かなり立派に成長しました。 寝起きのコングさん、ケツをボリボリ掻きながらノソノソと移動し、滝に打たれてシャワータイム。 この人間(というか、ほぼオッサン)臭い仕草がコングさんの魅力。 一気に親近感が湧いてしまいます。 一転コングさん、おもむろに一本の木を引き抜くと枝を削ぎ落とし、槍投げの様に空に向かってその木を投げつけます。 すると、そのコングが投げた木が「空」…
『キングコング: 髑髏島の巨神』〜 怪獣映画×戦争映画=大冒険活劇
(Kong: Skull Island 2017年 アメリカ) 映画は1944年、ある島に戦闘中のアメリカ機と零戦が墜落するところから始まる。 無事脱出した二人のパイロットが死闘を繰り広げていると、崖下から巨大な猿のような生き物が現れる! 出し惜しみ無し。 チラチラと体の一部とか影を見せて焦らされるのかと思っていたら、いきなりキング・コングの巨大な顔面がアップで登場します。 時は流れて、アメリカがベトナムからの撤退を宣言した1973年のアメリカ。 特務研究機関モナークの一員であるランダは、自身の「巨大生物存在説」を証明する為、地質調査の名目で、人口衛星によって発見された謎の島・髑髏島への遠征を…
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』〜 モスラーヤ、モスラー♪
(Godzilla: King of the Monsters 2019年 アメリカ) 舞台は前作の『GODZILLA ゴジラ』から5年後。 芹沢猪四郎教授ことケン・ワタナベ率いる怪獣調査期間「モナーク」は、世界各地で休眠中の怪獣を発見、そこに基地を建設し調査を続けていた。 その一つである中国・雲南省の基地では「モスラ」の幼虫が孵化しており、エマ・ラッセル博士は「オルカ」と呼ばれる装置を使ってモスラの幼虫との交信を試みていた。 しかし、突然、雲南省の基地は謎のテロリストに襲われ、「オルカ」と共にエマと娘のマディソンも捕われてしまう。 「オルカ」を奪ったテロリストたちは、「モンスター・ゼロ」と呼…
(GODZILLA 2014年 アメリカ) バックに富士山があった方が「日本」だって事が伝わりやすいんだろうけど、流石に、いつ活動再開するか分からない休火山の側に原子力発電所は建てないでしょう。 そもそも「JANJIRA」って何処の国の地名よ?って思ってウィキペディア見たら、「雀路羅」って暴走族みたいな漢字が充てられて笑った。 最初は「Japan Nuclear ホニャララ」の頭文字かと思いましたが、やっぱり地名でした。 きっとあそこは「日本」ではなくて、フィリピンと地下トンネルで繋がった「ジャパン」という名のファンタジー・ワールド。 だってそこは、我らが怪獣王「ゴジラ」がいる世界なんだもん!…
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