chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
Mikakohh
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2019/07/19

arrow_drop_down
  • 書評:高橋 敏著、『江戸の訴訟 御宿村一件顚末』 (岩波新書 新赤版)2010/01/20

    積読本の消化に当たり、民俗学の次は歴史かなと思い、本書を手に取りました。江戸時代の訴訟が実際にどう行われ、当事者たちにとって具体的にどういう意味があったのか、建前はともかく、実際にはどのようなことが行われたのか、そのようなことを「御宿村一件」を例にとって紐解くのが本書です。嘉永2年(1849)に御宿村で不法滞在していた無宿者が、同じく無宿者の集団二十二三人に襲われて殺されたことがことの発端で、この者を自宅に匿っていた農相兼業の村人源右衛門が本来なら検死の届出を出さなければいけないところ、無宿者を違法に泊めていたことを咎められたらまずいと思って、無住の寺の敷地に勝手に埋めてしまいます。しかし、隠しきれずに村全体で問題にされるものの、5人組の連帯責任や村長の管理責任に問われることを嫌って、内々に処理し、源右衛...書評:高橋敏著、『江戸の訴訟御宿村一件顚末』(岩波新書新赤版)2010/01/20

  • 読書メモ:岩下 宣子著、『図解 日本人なら知っておきたい しきたり大全』(講談社の実用BOOK)

    民俗学つながりで積読本を消化してきたので、内容的に近い本書『図解日本人なら知っておきたいしきたり大全』もついでに消化しようと手に取りました。ざっと全体に目を通し、興味を覚えた記事だけを読み込んだだけに留めました。というのは、本書はカラー図鑑百科事典のようなもので、通しで読めるような代物ではないからです。けれども一家に一冊置いておくべき本だと思います。挿絵もきれいで、レイアウトも見やすく、説明も分かりやすいです。まあ、昨今では誰でもスマートフォンを持ち、何か分からないことがあればググることで、冠婚葬祭等のやり方や作法、あらゆるものの金額の相場が調べられるので、一冊の本として本当に必要かというと、そこはちょっと自信を持って断言できないのですが、世の中にはネット検索が苦手な人もいるので、一定の需要はあるのかなと...読書メモ:岩下宣子著、『図解日本人なら知っておきたいしきたり大全』(講談社の実用BOOK)

  • 書評:常光 徹著、『魔除けの民俗学 家・道具・災害の俗信』(角川選書)

    積読本を消化しようと先月から民俗学関係の本を読み出しましたが、『魔除けの民俗学』はその4冊目となります。前回読んだ『しぐさの民俗学』と一部重複するところはありますが、〈魔除け〉や〈厄除け〉に焦点を当てているところが違います。個々のエピソードは非常に興味をそそられますが、やや事典的な羅列で、類似する各地の俗信の根底にある心意に関する考察が弱いような印象をぬぐえません。目次はじめに―俗信と魔除けI家屋敷と俗信第一章生死と境界の空間ー屋根と床下第二章植物と家の盛衰ー庭木の吉凶第三章他界への出入り口ー井戸II生活道具と俗信第一章人生の節目を象徴ー箒第二章祓う・拒む・鎮めるー蓑第三章禁忌と魔除けの呪具ー鍋第四章欺く・招く・乞うー柄杓III災害と俗信第一章地震と唱え言第二章幕末土佐の人と動物ー『真覚寺日記』より第II...書評:常光徹著、『魔除けの民俗学家・道具・災害の俗信』(角川選書)

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、Mikakohhさんをフォローしませんか?

ハンドル名
Mikakohhさん
ブログタイトル
徒然なるままに ~ Mikako Husselのブログ
フォロー
徒然なるままに ~ Mikako Husselのブログ

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用