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ブログタイトル
徒然なるままに ~ Mikako Husselのブログ
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https://blog.goo.ne.jp/mikakohh
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ドイツ情報、ヨーロッパ旅行記、書評、その他「心にうつりゆくよしなし事」
更新頻度(1年)

61回 / 365日(平均1.2回/週)

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Mikakohhさんの新着記事

1件〜30件

  • 書評:松岡圭祐著、『高校事変 XI』(角川文庫)

    しばらく小難しい積読本の消化すべく頑張ってましたが、続き物の新刊が出たとなれば話は別です。松岡圭祐の書下ろし新刊、『高校事変XI』は引き続きスプラッターな展開を見せています。圧倒的な財力・軍事力・機動力で優莉家長男・架祷斗は慧修学院高校襲撃事件後、日本での緊急事態庁の設立を成功させ、日本を裏から支配する基盤をどんどん固めて行く中、優莉家三女・凜香の実母・市村凜は架祷斗の牛耳る緊急事態庁分室を根城にして、かつて自分を刺した女への復讐を果たすために娘を利用します。その女とは、『探偵の探偵』の紗崎玲奈。優莉家長女・智沙子も架祷斗の意に従って人工筋肉を身につけ、秘かにいじめ殺された弟の復讐を果たす。ヒロインの優莉結衣は死んだことにされていたものの、何とか北朝鮮経由で帰国を果たし、市村凜と凜香による紗崎玲奈の殺害を阻止し...書評:松岡圭祐著、『高校事変XI』(角川文庫)

  • 書評:マルクス・ガブリエル著、『世界史の針が巻き戻るとき』(PHP新書)

    今回は『マルクス・ガブリエルつながり過ぎた世界の先に』と同じインタビュアー大野和基による『世界史の針が巻き戻るとき』(PHP新書)についてです。同じ本を愛読書として何度も読むのもよいですが、同じ傾向のものを続けて何冊も読むのも知識が記憶に定着しやすく、理解も徐々に深まっていくのではないかと思います。少なくとも私はだんだん日本語の哲学用語に慣れてきました(笑)目次はじめに(新しい哲学が描き出す、針が巻き戻り始めた世界とは)第I章世界史の針が巻き戻るとき第II章なぜ今、新しい実在論なのか第III章価値の危機非人間化、普遍的な価値、ニヒリズム第IV章民主主義の危機コモンセンス、文化的多元性、多様性のパラドックス第V章資本主義の危機コ・イミュニズム、自己グローバル化、モラル企業第VI章テクノロジーの危機「人工的な」知能...書評:マルクス・ガブリエル著、『世界史の針が巻き戻るとき』(PHP新書)

  • 書評:中島隆博・マルクス・ガブリエル著『全体主義の克服』(集英社新書)

    マルクス・ガブリエルが今マイブームです。先日は大野和基編著『マルクス・ガブリエルつながり過ぎた世界の先に』をこのブログで紹介しましたが、今回は中島隆博・マルクス・ガブリエル著『全体主義の克服』について語りたいと思います。目次はじめに(哲学の使命―中島隆博、精神の毒にワクチンを―マルクス・ガブリエル)第1章全体主義を解剖する第2章ドイツ哲学と悪第3章ドイツ哲学は全体主義を乗り越えたのか第4章全体主義に対峙する新実在論第5章東アジア哲学に秘められたヒント第6章倫理的消費が資本主義を変える第7章新しい啓蒙に向かっておわりに(「一なる全体」にこうするために―中島隆博)正直、どこまで理解できたのか自信がありません。というのは、本書はこれまでに読んだ一般向けのマルクス・ガブリエル関連書籍とは違って、本格的な哲学的対話だった...書評:中島隆博・マルクス・ガブリエル著『全体主義の克服』(集英社新書)

  • 書評:大野和基編著『マルクス・ガブリエル つながり過ぎた世界の先に』

    マルクス・ガブリエルが今マイブームです。先日は丸山俊一著『マルクス・ガブリエル新時代に生きる「道徳哲学」』をこのブログで紹介しましたが、今回は大野和基編著『マルクス・ガブリエルつながり過ぎた世界の先に』について語りたいと思います。本書でガブリエルは、「つながり」にまつわる三つの問題──「人とウイルスのつながり」「国と国のつながり」「個人間のつながり」について自らの見通しを示し、そのうえで倫理資本主義の未来を予見します。第I章人とウイルスのつながり第II章国と国のつながり第III章他者とのつながり第IV章新たな経済活動のつながり――倫理資本主義の未来第V章個人の生のあり方章は5つに分かれ、「個人間のつながり」が3章と4章にわたって論じられた後に、最終章で「では、個人としてどうあるべきか・どう生きるべきか」という問...書評:大野和基編著『マルクス・ガブリエルつながり過ぎた世界の先に』

  • 書評:丸山俊一著『マルクス・ガブリエル 新時代に生きる「道徳哲学」』(NHK出版新書)

    「コロナ下でも、あなたの「自由」を手放さないために」コロナを哲学する。そういう印象を受けたのが本書、丸山俊一著『マルクス・ガブリエル新時代に生きる「道徳哲学」』です。日本で数年前から注目され、ブームにすらなった(らしい)マルクス・ガブリエルに丸山俊一氏とNHK制作班が取材し、2020年12月にまとめられて今年2月に上梓された本書は、インタビュー形式であること、その質問の多くが具体的な生活感を持っていること、そしてガブリエルの平易に説明するセンスによって普段は哲学に興味を持たないまたは難しいとしか感じない人たちにとっても親近感が持てるものなのではないかと思います。NHKの「コロナ時代の精神ワクチン」という番組の書籍化ということですから「一般向け」として構想されているのも納得です。私はマルクス・ガブリエルのブームの...書評:丸山俊一著『マルクス・ガブリエル新時代に生きる「道徳哲学」』(NHK出版新書)

  • 書評:石田リンネ著、『十三歳の誕生日、皇后になりました。5』(ビーズログ文庫)

    積読本が100冊近くになり、さすがに新しい本を買うのを控えようと思っているところなのですが、やはり続き物は新刊が出ればすぐに読みたくなりますよね?『十三歳の誕生日、皇后になりました。』の5巻は赤奏国皇后宛のお手紙箱に入っていた「洪水の心配」と「妹の心配」が書かれた手紙を受け取った皇后・莉杏が人身御供を心配して真相を探るべく河川の街を訪れ、そこで生贄にされそうになっていた異国の青年を助けたら、その青年は実は叉羅国の司祭をつかさどる家の1つ・ヴァルマ家当主ラーナシュだった---と洪水という国内問題と隣国の重要人物の急な訪れという外交問題を同時に抱えるストーリーです。このラーナシュが赤奏国皇帝・暁月の策略もあって隣国・白楼国へ入って『茉莉花官吏伝7恋と嫉妬は虎よりも猛し』に話が繋がっていきます。このシリーズは幼い莉杏...書評:石田リンネ著、『十三歳の誕生日、皇后になりました。5』(ビーズログ文庫)

  • 書評:岩下宣子著、『図解 社会人の基本 敬語・話し方大全』(講談社の実用BOOK)

    敬語というのはいろいろと厄介です。社会人体験なしに海外に出てしまった私にとっては特にビジネスシーンにおける言葉使いに馴染みがあまりありません。けれども、時折日本人の方とやり取りする必要があるときに妙に違和感を覚える言葉遣いもあり、その違和感の元が何なのか、私が持っている言語感覚が実際のところどの程度正しいのか、最近では何が標準とされているのか、そういったことを知りたくてこの本を読んでみました。今、Kindleunlimitedで0円で読めるようになっています。内容的には先日読んだ大野萌子著、『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)と重複するところもありますが、実用本としてはこちらの方が章ごとの見出しがよく整理されていてわかりやすいと思いました。目次はじめに1章言葉づかいの基礎知識...書評:岩下宣子著、『図解社会人の基本敬語・話し方大全』(講談社の実用BOOK)

  • 書評:本田勝一著、『<新版>日本語の作文技術』(朝日文庫)

    5月に翻訳者向けの「日本語ブラッシュアップセミナー~構文力強化編」というオンラインセミナーを受講した際に、参考文献として本田勝一の『日本語の作文技術』を進められました。それ以降、娯楽ではなく腰を据えて読書をする時間がなかなか取れずに3か月近く経ってしまいましたが、ついにこの本を読破することができました。感想を一言で表すとすれば、「目から鱗が落ちる」。これに尽きます。これまで専門であるドイツ語に関しては構造的な問題などかなり詳細に分析・研究することはあっても、母語である日本語にはそのような分析的な目を向けたことがありませんでした。文章の章立てや論理性に気を使うことはあっても、1つ1つの文について細かく検討することはなかったのです。そこに落とし穴があったのですね。「翻訳調」と言われる文体(もどき)があります。これは...書評:本田勝一著、『<新版>日本語の作文技術』(朝日文庫)

  • 書評:今野敏著、『炎天夢 東京湾臨海署安積班』(ハルキ文庫)

    東京湾臨海署安積班シリーズ最新作が発売されていたので、早速買っておいて、日曜日なのをいいことにすでに松岡圭祐の『ノン=クオリアの終焉』を一気読みしたにもかかわらずこの本も一気読みしてしまいました。松岡圭祐と傾向はだいぶ違い、今野敏の警察小説では誰も飛び抜けた超人的な働きをせず、それぞれの個性を生かしてそれぞれの働きをすることで事件が解決に導かれていくという過程のドラマなんですね。東京湾臨海署の強行犯第一係長である安積は正義感が強く、人情に厚く、部下を信頼し大切にする一方で、上司に対してもはっきりと意見を述べる、いい刑事さんキャラです。自信満々のように見られる一方で、本人は謙虚で、部下の扱いに気を使って割とうじうじ悩んでたり、上意下達の警察組織の中でありがちな人間関係の葛藤を抱えつつ、なるべく衝突の少ない方法で捜...書評:今野敏著、『炎天夢東京湾臨海署安積班』(ハルキ文庫)

  • 書評:松岡圭祐著、『千里眼 ノン=クオリアの終焉』(角川文庫)

    松岡圭祐の千里眼シリーズ最新作『千里眼ノン=クオリアの終焉』は、前作の『千里眼の復活』からわずか三か月後に書き下ろされた作品です。作者の旺盛な創作力に感嘆するばかりです。仕事で忙しかったため、本を買ってから2日間は我慢しましたが、日曜日になって我慢の限界に達し、一気読みしてしまいました。やるべきことはこれからやります😅この巻は、前作のノン=クオリアによる空爆テロ事件によって焦土と化した東京都杉並区で児童養護施設の常駐カウンセラーとして保護者を失った子どもたちのケアに当たっていた岬美由紀のもとに国際クオリア理化学研究所からの見学許可の手紙が届くところから始まります。国際クオリア理化学研究所とは香港に拠点を持ち、WHOの支援を受けてクオリアの実在を科学的に証明するための研究所で、つい最近その証明がなされたと発表され...書評:松岡圭祐著、『千里眼ノン=クオリアの終焉』(角川文庫)

  • 書評:雪村花菜著、『紅霞後宮物語 第零幕 五、未来への階梯 』(富士見L文庫)

    『紅霞後宮物語第零幕』の最新刊が発売され、シリーズ続刊自動購入の設定になっていたため、自動的に電子ライブラリーに追加され、それを自動的に消費してしまう私は何だろうと疑問に思わなくもないですが。。。それはさておき、過去編・零幕シリーズの第5巻は、小玉の部下でなぜか女装している黄復卿(こう・ふくけい)の死から始まり、人事異動など諸々の経緯を経て、戦死した上官の王将軍の後継者としてヒロイン関小玉が将軍になるところで終わります。だいぶ本編の時間軸に近づいてきた感じですね。このまま関小玉の将軍としての活躍やドラマが描かれて、『紅霞後宮物語』本編の始まりである小玉が皇后になる時点まで続くことになるのかどうか分かりませんが、とりあえず過去編・零幕シリーズは終わりそうな気配はありません。著者あとがきによると、本当はこの過去編・...書評:雪村花菜著、『紅霞後宮物語第零幕五、未来への階梯』(富士見L文庫)

  • 書評:大野萌子著、『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)

    『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』は中田敦彦の動画で紹介されていたのですが、「ぎゅ~っとまとめ」られすぎて物足りない感じがしたので、本の方を買って読んでみることにしました。実際に通しで読んでみると、確かにかぶって繰り返しになっている部分が目に付きます。コンセプトとしては、通して読むのではなく、興味のある章だけを読んで重要な改善点を見つけて直す努力をすることに主眼を置いているのだと思います。商品説明だれかの「ひと言」にイラっとしたこと、ありませんか?もしくは、「悪気はなかったのに、ちょっとしたひと言で相手を不機嫌にさせてしまった」「相手のためによかれと思って言ったのに、傷つけてしまった」というような、苦い経験はありませんか?カウンセラーとして、2万人以上の社会人にコミュニケーションの指導をして...書評:大野萌子著、『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)

  • 書評:海堂尊著、『コロナ黙示録』(宝島社)

    「チームバチスタ」に始まる桜宮サーガが終焉してから海堂尊の作品のテーマは南米の方に移行していたので追いかけるのを止めていたのですが、『コロナ黙示録』は桜宮サーガの主要人物が勢揃いする新作なので久々に読んでみました。物語は2019年の暮れから始まり、2020年5月までの新型コロナウイルスの政治的対応と東城大附属病院を始めとする医療現場の対応が描かれています。「火喰い鳥」の異名を持つ厚労省技官・白鳥が能吏ぶりを発揮し、陰ながらコロナ対策の失敗のフォローアップをするため、東城大附属病院で不定愁訴外来(通称「愚痴外来」)を担当する田口医師にいろいろ面倒なことをさせるというパターンは白鳥・田口シリーズのまんまですが、時系列で起こる大きな政治的動向、新型コロナウイルス感染拡大の動向などは個人名・団体名を架空のものに変えては...書評:海堂尊著、『コロナ黙示録』(宝島社)

  • 書評:松岡圭祐著、『千里眼 キネシクス・アイ 上・下』(角川文庫)

    千里眼新シリーズ第14・15巻『千里眼キネシクス・アイ上・下』はシリーズ最終話ではありますが、結論を言ってしまえば最終解決はしてません。ノン・クオリアという機会至上主義集団との戦いは、日本の一拠点を叩き、元ノン・クオリア準メンバーの協力によって世界各地の拠点に捜査の手が入ることで一応の決着はついたものの、本拠地および正式メンバーは謎に包まれたまま残っているので、シリーズ復活の余地が残されています。美由紀の16年前、小学6年生の頃のエピソードが彼女の自衛隊入隊や臨床心理士への転職の決断に至る重要なきっかけとしてまず語られるのですが、正直、長いです。ノン・クオリアとの戦いの収束のための伏線として必要な部分もありますが、そこまで詳しく語るなら、本編のストーリー展開を邪魔しないようにスピンオフ、番外編とするべきだったの...書評:松岡圭祐著、『千里眼キネシクス・アイ上・下』(角川文庫)

  • 書評:松岡圭祐著、『千里眼 優しい悪魔 上・下』(角川文庫)

    千里眼新シリーズ第11・12巻は、スマトラ島に住む資産家と姉と、姉に寄生する無職の弟のエピソードから始まり、スマトラ島地震をきっかけに姉が記憶喪失になり、彼女を介護しつつ資産を狙う弟がなんとか彼女の記憶を戻そうと画策します。まずは美由紀が派遣されてきて、「時間をかけてゆっくり」という助言をしますが、介護に嫌気がさし、さっさと資産を横取りしたい弟は知人の紹介で不可能を可能にするメフィスト・コンサルティング・グループの特別顧問ダビデと繫がりを持ち、悪魔のささやきに負けて契約しますが、その解決策はあり得ない非常識かつ非人道的なものでした。お姉さんが正気に戻り、記憶喪失も治ったので、確かに問題解決はしてるのですが。。。帰国しようとしていた美由紀は空港でダビデに遭遇し、そのことを知ったために姉弟のところに戻ってまずは弟の...書評:松岡圭祐著、『千里眼優しい悪魔上・下』(角川文庫)

  • 書評:松岡圭祐著、『千里眼 シンガポール・フライヤー 上・下』(角川文庫)

    千里眼新シリーズの前作の長編に続いて、第9・10巻も上下巻の長編です。前作『美由紀の正体』で明らかになった過去の心的外傷後ストレス障害のため、美由紀は不思議の国のアリス症候群と呼ばれる知覚された外界のものの大きさや自分の体の大きさが通常とは異なって感じられる症状に悩まされ、また、休職中であることから人から必要とされる実感も得られずに、ただ、誰にも理解されない千里眼の能力による孤独感、真理を見抜いても事件を未然に防ぐためには権限を持つ他人の理解が必要なために常に付きまとう無力感に打ちひしがれているところから物語が始まります。謎のステルス機アンノウン・Σ(シグマ)の出現と新種の鳥インフルエンザの大流行。国連の常任理事国がアンノウン・Σの件で紛糾する中、鳥インフルエンザの世界的対策もままならないままだったところ、厚生...書評:松岡圭祐著、『千里眼シンガポール・フライヤー上・下』(角川文庫)

  • 書評:松岡圭祐著、『千里眼 美由紀の正体 上・下』(角川文庫)

    千里眼の新シリーズ第7・8巻は上下巻に分かれた長編で、前巻『堕天使のメモリー』で仄めかされていた美由紀の失われた記憶に迫ります。記憶を失った女性が手にしていた国防機密の図面を取り返すために、彼女の夫の振りをして近づき、任務の範囲を超えて彼女と夜の関係を持った男に対し、美由紀は過剰な暴力を振るって引っ立て、被害者に謝罪させます。それだけにとどまらず、その女性にそのような図面を持たせるように仕組んだものを探ろうと次々と不法侵入や器物破損、窃盗、傷害を犯しつつ犯罪を暴き、雑誌のスクープのために計画されていたやらせのテロを未然に防いで犯人を逮捕に導きます。しかし、さすがに今回は国家の緊急事態と言うほどのものではなかったため、常軌を逸した暴走と捉えられ刑事裁判で有罪判決が濃厚になります。そんな中で彼女の精神鑑定を引き受け...書評:松岡圭祐著、『千里眼美由紀の正体上・下』(角川文庫)

  • 書評:松岡圭祐著、『千里眼 堕天使のメモリー』(角川文庫)

    渋谷の雑踏を切り裂く一台の異形の車、オロチ。その助手席に座っていたのは、死んだはずのあの女だった――。完璧な美を手に入れた彼女の大胆不敵な計画に、岬美由紀は翻弄されていく。一方メフィスト・コンサルティングの仕掛ける人工地震が、震度7の衝撃となって都心を襲う。彼らの真の目的とは?そして、美由紀の消された記憶の謎とは?シリーズ最大の秘密が暴かれるのか?!という煽りのシリーズ第6巻では、千里眼新シリーズ第3巻『千里眼の水晶体』で美由紀を散々翻弄した挙句に敵対組織であるメフィストに拾われてアメリカに運ばれ整形して、憧れのスタート共に過ごしていたはずの西之原夕子が京城麗香として再登場します。ハローワークであり得ない職を紹介しろと喚き散らし、紹介できないと言われると逆上して職員を無能呼ばわりする相変わらずの傍若無人ぶり。ハ...書評:松岡圭祐著、『千里眼堕天使のメモリー』(角川文庫)

  • 書評:松岡圭祐著、『千里眼の教室』(角川文庫)

    酸素欠乏症を引き起こす時限式爆発物を追い、名古屋の中心街をF1で疾走する臨床心理士・岬美由紀は最悪の事実を突きつけられる。それが高校に仕掛けられたと。そして残された時間は1時間を切っていると――。いじめや自殺、社会格差など、現代日本の抱える問題に鋭く切り込みながら、美由紀の新たな側面を描き出す。という煽りのシリーズ第5巻は、「酸素欠乏症によって主に前頭葉の神経細胞が破壊され、理性による自制が働かなくなるため、暴力性が増し、校内暴力やいじめなどの一因となる」という説を唱える脳神経外科医・五十嵐哲治が自説を実証するために酸素欠乏症を引き起こす時限式爆発物を仕掛けて逃走し、説得役として派遣された岬美由紀は彼の追跡を開始するところからストーリーが始まりますが、最初の追跡ラリーの激しさや、爆発物を仕掛けた場所へまた最寄り...書評:松岡圭祐著、『千里眼の教室』(角川文庫)

  • 書評:松岡圭祐著、『ミッドタウンタワーの迷宮』(角川文庫)

    六本木にそびえる東京ミッドタウン。多くの大使館がひしめき諜報員が暗躍する街を見おろす華やかなタワーに秘められた罠に、元女性自衛官初の戦闘機パイロット、今は臨床心理士の岬美由紀が挑む!盗まれた最新鋭攻撃ヘリの謎、大切な人の命と国家の命運を賭けて挑むカードゲーム、そして迫真の心理戦。動体視力を封じられ、生涯最大のピンチに陥った美由紀の運命は?!...という煽りのシリーズ第4巻は、確かに3巻までの展開とは違って、岬美由紀が絶体絶命のピンチに陥り、そこから奇跡のように打開策を見つけて復活する旧シリーズのような展開が見られます。治外法権の中国大使館でギャンブルパーティーが催され、そこに招待されるセレブの日本人たちが次々と身ぐるみをはがれ、財産ばかりでなく重大な機密を賭けで失ってしまっており、そこに美由紀の友人でいくつもの...書評:松岡圭祐著、『ミッドタウンタワーの迷宮』(角川文庫)

  • 書評:松岡圭祐著、『千里眼の水晶体』(角川文庫)

    千里眼新シリーズ第3巻『千里眼の水晶体』では戦後長らく忘れ去られていた旧日本軍の生物化学兵器が何者かの手によってばら撒かれ、高温でなければ活性化しないはずのウイルスが、折からの亜熱帯化によって活性化し、不潔恐怖症患者や子ども・老人など免疫力のない人たちを襲うというストーリーが展開します。岬美由紀が緊急で呼び出されて対応した極度の不潔恐怖症の女性・里佳子も、美由紀の友人で不潔恐怖症を抱えつつも治療を受け入れようとしない藍もこの謎のウイルスに感染。里佳子は不潔恐怖症でほとんど外出できないにもかかわらず、なぜか山梨の山火事の原因となった放火に関与したという嫌疑をかけられ、この嫌疑を晴らすために美由紀も協力し、解決して戻ってきたらウイルス騒ぎになっていました。相変わらず忙しい展開です。今回も謎の組織の仕業なのかと思えば...書評:松岡圭祐著、『千里眼の水晶体』(角川文庫)

  • 書評:松岡圭祐著、『千里眼 ファントム・クォーター』(角川文庫)

    千里眼新シリーズ第2巻『ファントム・クォーター』は、1巻で小さく登場していたものを見えなくするグラスファイバーが主題となります。この繊維はすでにかなりの改良が加えられ、それを被せられたトマホークが日本のある場所に向けられているという情報がある一方で、岬美由紀はロシア大使館を通じて依頼のあったチェチェンへの支援に赴く途中で何者かに拉致され、気がつくと、そこは幻影の地区(ファントム・クォーター)と呼ばれる奇妙な街角でした。どうやらゲームのルールがあるらしいのですが、何がどうなっているのか謎めいた状況です。ストーリーの出だしで起こっていた日本の製造業の株価の一斉暴落、見えざる武器を操る組織とファントム・クォーターの仕掛けに関係があるのかないのか、話が進んで1つの謎が解かれても、別の謎や問題が発生する数段階のミステリー...書評:松岡圭祐著、『千里眼ファントム・クォーター』(角川文庫)

  • 書評:松岡圭祐著、『千里眼 The Start』(角川文庫)

    千里眼シリーズの最新刊『千里眼の復活』を読んだのをきっかけに同シリーズにはいわゆる「クラシックシリーズ」の後の「新シリーズ」があることを知り、思わずシリーズ全巻を大人買いしてしまいました。新シリーズ第1巻である『千里眼TheStart』は、岬美由紀の生い立ちと空自を除隊して臨床心理士になる経緯を振り返って描かれます。その際に重要な役割を果たした笹島が、千里眼としてすでに有名になっていた美由紀とある事件をきっかけに再会し、ともに飛行機墜落事故予告について調べることに。事故予告に関する調査が始まってからはいつもの松岡圭祐テンポでスリリングなストーリー展開となりますが、過去の説明からそこに至るまでは少々回りくどく、繫がりもやや無理があるような印象を受けます。けれども、クラシックシリーズから年月が経過し、その間の心理学...書評:松岡圭祐著、『千里眼TheStart』(角川文庫)

  • 書評:松岡圭祐著、『千里眼の復活』(角川文庫)

    『千里眼』シリーズも12年ぶりの新刊が出ました。私は5年ちょっと前に『千里眼完全版クラシックシリーズ』12巻16冊を一気読みしたのですが、実はこれには「新シリーズ」と呼ばれるものが10巻14冊あるんですね。『千里眼の復活』はこの「新シリーズ」の続編なので、その存在を始めて知ったのでした。知ってしまったらもう読むしかないですね(笑)『千里眼の復活』はコロナ禍後の日本が舞台で、航空自衛隊基地百里基地から仮配備されていた最新鋭戦闘機F-70が盗み出されるところから始まります。このF-70は架空の戦闘機ですが、欠陥だらけなのにトランプ元大統領にほとんど強引に売りつけられたF-35の完全改良版という設定で、1機だけ日本に購入させたことになっています。F-70は在日米軍普天間基地にも配備されており、そこからも同様に盗み出さ...書評:松岡圭祐著、『千里眼の復活』(角川文庫)

  • 書評:松岡圭祐著、『特等添乗員αの難事件 VI』(角川文庫)

    『万能鑑定士Qの事件簿0』同様、『特等添乗員αの難事件』シリーズの最新刊が今年の2月に発売されていたことを完全に見逃していました。現在進行中の『高校事変』シリーズは「続刊予約」で自動購入にしていましたが、『特等添乗員αの難事件』シリーズは2014年に発行されたV巻で完結したと思っていたので、まさか7年ぶりに新刊が出るとは驚きました。ファンにとってはV巻から時間が7年跳んでいるわけではなく、スムーズにつながっているので違和感がなく、それでもなお現在のコロナ自粛などの状況が反映されているところが「最新」という感じがします。一方で、前作を知らない人にとってもスムーズに入りやすいように工夫されていると思います。ヒロインの浅倉絢奈が、婚約者の執事に一風変わった花嫁修業を受けていることや、その内容であるところのラテラルシン...書評:松岡圭祐著、『特等添乗員αの難事件VI』(角川文庫)

  • 書評:松岡圭祐著、『万能鑑定士Qの事件簿 0』

    2016年に『万能鑑定士Qの最終巻ムンクの〈叫び〉』で終了したはずのシリーズから昨年最新刊が出ていたのですね。完全に見逃していました。『万能鑑定士Qの事件簿0』の舞台は2009年、凛田莉子がチープグッズから独立した直後で、まだ自分自身に自信が持てず万能鑑定士Qという名前の重圧に喘いでいた頃の話なので「ゼロ」の番号がついています。都内で発見されたバンクシー作とおぼしきステンシル画の真贋判定に強引に巻き込まれてから、あれよあれよという間に舞台は熱海、グアム、そして福岡へと広がっていきます。熱海では複製博物館のようなところでなぜかゴッホの真作と思われるものを発見し、グアムではホテルで開催されていた地元文化(の勘違い)を示す展示品の中になぜか漢委奴国王印の本物の輝きを発見し、福岡市博物館に問い合わせるものの一笑に付され...書評:松岡圭祐著、『万能鑑定士Qの事件簿0』

  • レビュー:大今良時著、『不滅のあなたへ 』全15巻(講談社)

    『不滅のあなたへ』はアニメが今話題になって気になっているのですが、ネットフリックスなどを見ていないのでひとまず原作を読むことにしました。今1巻と2巻がKindleで無料で読めるので試しに読んでみたら、その幻想的な世界観に惹き込まれ、現在出ている全15巻を大人買いして一気読みしてしまいました。物語は1つの球体が地上に投げ込まれることから始まります。この球は、ありとあらゆるものの姿を映しとり、変化することができます。これがオオカミになって意識を獲得し、あてどなく歩いているうちに少年に出会い、その少年が死ぬとその姿を映しとって人間になります。この姿で人間社会に入っていくまでには少々時間がかかりますが、しばらくしてマーチという少女に会い、彼女に「フシ(不死)」の名前をもらい、人間としての行動と言葉を獲得していきます。不...レビュー:大今良時著、『不滅のあなたへ』全15巻(講談社)

  • 書評:石田リンネ著、『茉莉花官吏伝 10 中原の鹿を逐わず』(ビーズログ文庫)

    『茉莉花官吏伝』の最新刊をまたもや発売早々に購入して一気読みしてしまいました。茉莉花は今度は大虎こと冬虎皇弟殿下の付き添いとして北の珀陽の命を狙っていた黒槐国へ送られます。任務は、茉莉花が白楼国内で高まっている侵略戦争をすべきか否かをめぐる議論に巻き込まれないようにすることと、大逆罪で囚われていた珀陽の叔父・仁耀が脱獄後に黒槐国へ潜入したかどうかを確認することでした。茉莉花が、だんだん甘さが取れてきて、禁色の小物を受けた官吏として相応しい思考と行動をするようになってきているので、読んでいて小気味いいです。今回も任務以上の功績を立てて黒槐国に恩を売ることで「戦争するのはもったいない」と白楼国の誰もが考えざるを得ない状況を作り出して帰国しますが、その破竹の勢いに対する「調整」が必要だと彼女の師でもある子星が彼女のた...書評:石田リンネ著、『茉莉花官吏伝10中原の鹿を逐わず』(ビーズログ文庫)

  • レビュー:大谷アキラ著、『正直不動産』全11巻

    登坂不動産のエース営業マン・永瀬財地は嘘を厭わぬ口八丁で売り上げNO.1を叩き出す凄腕だったのですが、とある地鎮祭で石碑を壊して以来、嘘がつけなくなってしまうという奇妙な設定なのですが、この珍〈正直者〉が千三つ(千の言葉に三つの真実)と言われる海千山千の不動産業界の裏側を暴露しながらストーリーが進行します。この業界曝露がこの作品の一番の魅力で勉強になるところですが、巻が進むにつれてライバルが増えて展開するドラマが面白いです。あんまり面白くて、全11巻大人買いして一気読みしたばかりでなく、二度読みまでしてしまいました。また、登坂不動産の社長も一見悪人面なのですが、なかなか懐の深い人情家でいい味出してます。他のキャラも味わい深いです。11巻完結ではなく、ライバル社が登坂不動産と永瀬を潰すために、永瀬の過去に悪徳商法...レビュー:大谷アキラ著、『正直不動産』全11巻

  • 書評:小長谷正明著、『世界史を変えたパンデミック』(幻冬舎新書)

    商品説明二〇二〇年、世界は新型コロナウィルスの感染爆発に直面した。人類の歴史は感染症との闘いの記録でもある。十四世紀ヨーロッパでのペスト流行時には、デマによりユダヤ人大虐殺が起こった。幕末日本では黒船来航後にコレラが流行、国民の心情は攘夷に傾いた。一方で一八〇三年、スペイン国王は世界中の人に種痘を無償で施し、日清戦争直前には日本人医師が自らも感染して死線をさまよいつつペスト菌発見に尽力した。医学的・歴史的資料をもとに、人類がウィルスといかに闘い、打ち勝ったかを明らかにする。--「BOOK」データベースより目次はじめに第1部世界史を変えたパンデミック都市封鎖の起源となった病--黒死病(ペスト)永遠の都を守った「ローマの友達」--マラリアナポレオンの大陸軍が味わった地獄--チフス黒船伝来の虎狼痢--コレラ西部戦線異...書評:小長谷正明著、『世界史を変えたパンデミック』(幻冬舎新書)

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