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ブログタイトル
徒然なるままに ~ Mikako Husselのブログ
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https://blog.goo.ne.jp/mikakohh
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ドイツ情報、ヨーロッパ旅行記、書評、その他「心にうつりゆくよしなし事」
更新頻度(1年)

61回 / 365日(平均1.2回/週)

ブログ村参加:2019/07/19

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Mikakohhさんの新着記事

1件〜30件

  • 書評:林成之著、『脳に悪い7つの習慣』(幻冬舎新書)

    audiobookで聞き放題対象になっていたので1.5倍速で本書を聴いてみました。脳に悪い7つの習慣とは、(1)「興味がない」と物事を避けることが多い、(2)「嫌だ」「疲れた」とグチを言う、(3)言われたことをコツコツやる、(4)常に効率を考えている、(5)やりたくないのに、我慢して勉強する、(6)スポーツや絵などの趣味がない、(7)めったに人をほめない。これらをやめるだけで頭の働きが倍増する理由を、脳のしくみからわかりやすく解説しています。このところ脳科学関係の動画を見たり本を読んだりしていたので知っていることも結構あったのですが、順序だった説明で分かりやすく非常に勉強になりました。内容を自分なりにまとめると、脳の本能は「生き(のび)たい」「知りたい」「仲間になりたい」という欲求で成り立っている。記憶には作業...書評:林成之著、『脳に悪い7つの習慣』(幻冬舎新書)

  • 書評:五来重著、『仏教と民俗 仏教民俗学入門』(角川ソフィア文庫)

    五来重著、『仏教と民俗仏教民俗学入門』は、2・3か月前に読み出して、読みかけのまま別のものに手を付けてしまってしばらく放置していたのですが、今日なんとか読み終えました。非常に興味深い日本人の精神性に関する考察が含まれており、学術的な教義仏教とは全く異なる素朴な人々の信仰、土着の文化に仏教的要素が加わり、様々な祭や習俗の形で残されているものが、非常に優しい目線で紹介されています。五来重氏は、地位や肩書に胡坐をかいて仏教徒(または僧侶)を名乗る方々がたいそうお嫌いなようで、庶民の信仰に対する優しさとは打って変わって情け容赦ない厳しいお言葉でバッサリと切ってしまっています。そういう激しさも本書の読みどころかもしれませんね。目次I現代と民俗II年中行事と民俗III祖先崇拝と民俗IV庶民信仰と民俗V聖と民俗VI修験道と民...書評:五来重著、『仏教と民俗仏教民俗学入門』(角川ソフィア文庫)

  • 書評:石田リンネ著、『十三歳の誕生日、皇后になりました。4』(ビーズログ文庫)

    『十三歳の誕生日、皇后になりました。』の第4弾が出ていたので、『茉莉花官吏伝9虎穴に入らずんば同盟を得ず』と一緒に購入し、あっという間に一気読みしてしまいました。もう『茉莉花官吏伝』と重なる部分はなく、完全に独立した赤奏国のお話になっています。後宮の幽霊話と現在進行形の皇帝・皇后・皇太子暗殺計画などを絡めた、ほどよいサスペンスス―トーリーです。13歳の皇后・莉杏がとてもけなげで、一生懸命に考えて、ちゃんと大人の気づかいができるのが、ちょっとできすぎのような気がしないでもありません。皇帝・暁月がだんだんそんな彼女に真剣に惹かれ始めて、ちょっと嫉妬してしまうところがかわいらしいですね。『茉莉花官吏伝』は立身出世物語&恋物語なのでゴールの方向性が見えますが、この皇后を主人公にした、好きな相手とすでに結婚してしまってい...書評:石田リンネ著、『十三歳の誕生日、皇后になりました。4』(ビーズログ文庫)

  • 書評:石田リンネ著、『茉莉花官吏伝 9 虎穴に入らずんば同盟を得ず』(ビーズログ文庫)

    『茉莉花官吏伝9虎穴に入らずんば同盟を得ず』は、叉羅(サーラ)国に派遣されていた茉莉花が、サーラ国に侵攻しようとする隣国があるために急ぎ帰国命令に従って帰国しますが、その際に司祭の1人で彼女がそもそもサーラ国に行くことになった原因であるラーナシュもともに白楼国の皇帝・珀陽に同盟を求めるために白楼国に行きます。いろいろな紆余曲折の結果、同盟は叶い、外敵も追い払い、残るのは初めからあった二重王朝問題となります。こうなったときに内乱が勃発しかけて、ラーナシュともう一人の司祭シヴァンともども茉莉花もかなり危機的な状況に陥ってしまいます。まあ、予想通り茉莉花はサーラ国の司祭たちに恩を売って帰国できるわけですが、そうすると今度は白楼国がきな臭い状況になっていて、「次巻に続く」となっています。今回は発売早々に買ってしまったの...書評:石田リンネ著、『茉莉花官吏伝9虎穴に入らずんば同盟を得ず』(ビーズログ文庫)

  • 書評:アルボムッレ・スマナサーラ著、『現代人のための瞑想法―役立つ初期仏教法話〈4〉』(サンガ新書)

    『慈悲の瞑想』に続いて、アルボムッレ・スマナサーラの『現代人のための瞑想法―役立つ初期仏教法話〈4〉』を読んでみました。本書では、心を落ち着かせるためのサマナ瞑想と悟りに導くヴィパッサーナ瞑想が分かりやすく紹介されています。慈悲の瞑想がサマナ瞑想の一種であることを知りました。心を落ち着かせるのであれば、写経や読経、ひいては音楽やスポーツなどの没頭できるものなどもサマナ瞑想の一種と言えるそうで、なかなか目から鱗が落ちるようなステイトメントでした。つまり、難しく考える必要はないということですよね。ヴィパッサーナ瞑想にしても、思考=妄想=悪という価値観の元に思考をしないように、ただあるがままを観察する(または念じる)のが基本で、日常生活のどの瞬間でもやろうと思えばできるという言葉には驚きました。確かに今ここでしている...書評:アルボムッレ・スマナサーラ著、『現代人のための瞑想法―役立つ初期仏教法話〈4〉』(サンガ新書)

  • 書評:中井信之著、『美人な「しぐさ」』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

    5000人以上のモデル、タレントを育ててきた著者が教える、誰でも「美人」に見える「しぐさ」の法則。。。という触れ込みの本書は、本当に誰でもちょっとした心がけ、意識の仕方でできることを分かりやすく教えてくれます。姿勢、歩き方、ちょっとした手や腕の使い方、服装など。そしてハイライトはやはり最後の写真の撮られ方でしょう。その章には「スターキャラクター分析」というテストがあり、恋愛観や仕事でどう評価されたいか、および趣味についての価値観を7つのカテゴリーの質問に点数をつけることで、自分が本当にありたい姿の系統(自然体系、体育会系、癒し系、エレガント系、お嬢様系、セクシー系、アーティスト系)が分かり、それに応じた写真での決め顔・決めポーズをアドバイスしてくれます。これは、ポージングの専門家である著者ならではの内容ですね。...書評:中井信之著、『美人な「しぐさ」』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

  • 書評:齋藤孝著、『質問力 話し上手はここがちがう』(筑摩eブックス)

    齋藤孝著、『質問力話し上手はここがちがう』は中田敦彦のYouTube大学の動画で紹介されていた本です。動画では主に中田敦彦の話芸を楽しみ、紹介本は「ネタ」という感じですが、このテーマは興味があるので、もっと詳細に読んでみたいと思って本を買って読んでみました。目次プロローグ第1章「質問力」を技化する第2章いい質問とは何か?―座標軸を使って第3章コミュニケーションの秘訣―①沿う技第4章コミュニケーションの秘訣―②ずらす技第5章クリエイティブな「質問力」エピローグこの著者のスタンスは、「話し上手とは聞き上手のことである」という考え方をもっと具体的に「質問力こそがコミュニケーション力のカギ」だというところにあります。つまり、ただ相槌をうって聞いていれば聞き上手というわけではなく、相手からいい話・深い話を引き出す質問をす...書評:齋藤孝著、『質問力話し上手はここがちがう』(筑摩eブックス)

  • 書評:メンタリストDaiGo著、『自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス』(PHP研究所)

    『自分を操り、不安をなくす究極のマインドフルネス』のオーディオブック版を聴きました。やはり読むよりも聴く方が楽に集中できますね。心理学的知見、マインドフルネスについての説明、そしてマインドフルネスを得るための手段としての瞑想やヨガの勧めがこの1冊にギュッと凝縮されています。目次はじめに・最初にお読みいただきたいこと第1章今日から「無駄に悩まない」人になる第2章根拠なき自信を持って前を向く第3章思い込みを止めて、心をリセット第4章自分の弱みを生きる力に変えよう第5章人生を変えるマインドフルネス瞑想私はメンタリストDaiGoの動画をたくさん見まくっているため、内容は知っているものが多かったのですが、まとまって聴いてよい復習になりました。そして改めて、「そうだ、瞑想しよう」というモチベーションを新たにした次第です。何...書評:メンタリストDaiGo著、『自分を操り、不安をなくす究極のマインドフルネス』(PHP研究所)

  • 書評:石田リンネ著、『十三歳の誕生日、皇后になりました。3』(ビーズログ文庫)

    『十三歳の誕生日、皇后になりました。』の第3弾が出ていたので、『茉莉花官吏伝8三司の奴は詩をうたう』と一緒に購入し、あっという間に一気読みしてしまいました。ストーリーの時系列としては、『茉莉花官吏伝』の4巻で茉莉花が赤奏国に派遣される少し前から内乱を無欠で終了したのちに皇后莉杏が皇帝代理としてお礼を言いに白楼国へ行って帰国するまでに当たり、莉杏視点で出来事が描かれています。13歳という低年齢ながら皇后としての自覚を持ち、自分に何ができるのかを常に考え続ける姿勢が大人びていて感心する一方で、皇帝・暁月に対する純な恋心が少女らしくて微笑ましい感じです。茉莉花官吏伝との関わりがある部分はこの巻で終了したので、次からは赤奏国内の独自展開ということになるのでしょうか。茉莉花官吏伝のスピンオフにとどまらない、莉杏の物語に発...書評:石田リンネ著、『十三歳の誕生日、皇后になりました。3』(ビーズログ文庫)

  • 書評:デイヴィッド・J・リンデン著、夏目大訳『脳はいいかげんにできている』(河出文庫)

    神経科学者、ジョンズ・ホプキンス大学医学部教授の著作『脳はいいかげんにできている』は、メンタリストDaiGoの動画のどれかで参考文献として挙げられていました。もうどの動画だったのかはたくさん見すぎて分からなくなってしまったのですが(;^_^A目次プロローグ「その場しのぎ」の脳が人間らしさを生んだ第1章脳の設計は欠陥だらけ?第2章非効率な旧式の部品で作られた脳第3章脳を創る第4章感覚と感情第5章記憶と学習第6章愛とセックス第7章睡眠と夢第8章脳と宗教第9章脳に知的な設計者はいないエピローグ「中間部分」の欠落内容的に非常に興味深いのですが、やはりなんとか受容体とか、脳の部位の名称とかが難しく感じますね。本書の重要な知見は、人間の脳は精巧な機械とは違い、カエルなどのような口頭でない動物と同じ原理で働く部分(脳幹や小脳...書評:デイヴィッド・J・リンデン著、夏目大訳『脳はいいかげんにできている』(河出文庫)

  • 書評:石田リンネ著、『茉莉花官吏伝 8 三司の奴は詩をうたう 』(ビーズログ文庫)

    『茉莉花官吏伝8三司の奴は詩をうたう』は発売から半年以上経過してます。このシリーズは今まで紙書籍で揃えていたのですが、コロナのせいで郵便物に制限が加わり、なんと「ドイツへの発送ができません」と断られて入手できなかったのです。コロナが収束するどころか第二波が来て全然収まりそうにないので、もう紙書籍は諦め、電子書籍で読むことにしました。叉羅(サーラ)国の高貴な客人ラーナシュに、王の証(コ・イ・ヌール)というとんでもないものを押し付けられた茉莉花は、視察と称して叉羅国に返してくるよう珀陽に頼まれて、いよいよ叉羅国に入りますが、入国した途端にラーナシュが命を狙われてしまいます。宿の火事を辛くも逃げ出した茉莉花は、偶然の出会いとはいえ、よりによってラーナシュと敵対中の司祭の家の当主シヴァンに助けを求めてしまいます。叉羅国...書評:石田リンネ著、『茉莉花官吏伝8三司の奴は詩をうたう』(ビーズログ文庫)

  • 書評:松岡圭祐著、『高校事変 IX』(角川文庫)

    松岡圭祐の『高校事変IX』を最新刊自動購入でひょいと電子ライブラリーに入ってきたので、さっそく読みました。フェリーでの激闘から数日。公安の監視を受けながら孤立した学校生活を送る中、体調不良を訴える優莉結衣は、前巻まででだいぶ和らいできていた心がさらに解されて、かつての担任教師にも感情を吐露してしまいます。そのこと自体に彼女自身が戸惑っている様子も丁寧に描かれていて、ただの高校ハードボイルドじゃない、「そうだ、これは青春」という感じがします。宿敵・田代勇次とこの巻でいよいよ決着がつきます。結衣の体調不良で、前半はだいぶ勇次に出し抜かれていますが、後半で盛り返していきます。まあ、主人公ですので当然ですが(笑)これで終わりなのかと思いきや、新たな敵?新章が始まるようです。高校事変IX税込880円(2020/10/25...書評:松岡圭祐著、『高校事変IX』(角川文庫)

  • 書評:アルボムッレ・スマナサーラ著、『慈悲の瞑想 フルバージョン 人生を開花させる慈しみ』(サンガ)

    著者アルボムッレ・スマナサーラ氏は、上座部仏教長老、スリランカ生まれ。1980年に来日し、駒澤大学大学院博士課程を経て、(宗)日本テーラワーダ仏教教会で初期仏教の伝導と瞑想指導に従事しているそうです。日本語の著作には『自分を変える気付きの瞑想法』、『仏陀の実践心理学』、『大念処経』『仏教は宗教ではない』などがあります。本書『慈悲の瞑想フルバージョン人生を開花させる慈しみ』は、最近凝っているメンタリストDaigoの動画の1つで推薦されていたので読んでみることにしました。大まかに「慈悲の瞑想」の基本的心得、世の中の仕組みや人間の心の仕組みと言ったことが上座部仏教的要素を交えながらも分かりやすく説明する第1部と、「慈悲の瞑想(フルバージョン)」のテキストと実践に重要なガイダンスを加えた第2部で構成されています。正直、...書評:アルボムッレ・スマナサーラ著、『慈悲の瞑想フルバージョン人生を開花させる慈しみ』(サンガ)

  • 書評:横山秀夫著、『影踏み』(祥伝社文庫)

    【商品説明】「双子というものは、互いの影を踏み合うようにして生きている」……ノビ師・真壁修一の相棒は、父母とともに炎の中で死んだ双子の弟の「声」。消せない過去を背負いながら、愛する女のために義を貫き、裏社会に葬られた謎に挑む、痺れるほどに哀切な「泥棒物語」。累計50万部を突破した著者渾身の超1級クライム・ミステリー。「ノビ師」と呼ばれる種類の泥棒が主人公というのも変わってますが、さらに死んだ双子の弟を中耳に住まわせ(?)語り合ったり語り合わなかったりするという設定もファンタジーっぽく、クライム・ミステリーとしては奇妙な感じがします。本書は大きなミステリーが1冊全体で解かれていくのではなく、時系列に並んだ章ごとに小さなミステリーがあり、主人公がそれらを裏社会特有の解決法で対処していく一方、双子の弟との関係、二人で...書評:横山秀夫著、『影踏み』(祥伝社文庫)

  • レビュー:吉田秋生著、レビュー『YASHA』全12巻&『イヴの眠り』全5巻

    吉田秋生の『YASHA』全12巻とその次世代編である『イヴの眠り』全5巻を一気読みしちゃいました。ちょっと現実逃避気味です。本当は割と大きな仕事を抱えているのですが。。。日曜日返上で仕上げることになりそうですね。YASHA夜叉1税込462円(2020/08/29時点)さて、『YASHA夜叉』は遺伝子操作によって生まれてきた子ども有末静(ありすえセイ)が自分を生み出した研究所やその関係者たちに反旗を翻し、その中で一卵性双生児の弟と敵味方に分かれた戦うストーリーです。彼を代理母として生んだヒサコは研究所から静をさらって沖縄の離島に彼を隠して育てたのですが、ついに2つの敵--1つは元婚約者だという製薬会社などを持つ雨宮ともう1つはアメリカの静を作り出した研究所--に見つかってしまい、静を逃そうとしたために米軍人に射殺...レビュー:吉田秋生著、レビュー『YASHA』全12巻&『イヴの眠り』全5巻

  • 書評:松岡圭祐著、『高校事変 VIII』(角川文庫)

    続刊自動購入に設定してあったので、『高校事変』の最新刊が発売と同時にサクッと私の電子本棚に入って来ました。このところ読み漁っている影響力や説得術、知性や思考力関係のものはとりあえず脇に置いて、乱入してきたこの本を一気読みしました。在日ベトナム人の闇社会を牛耳る田代ファミリーは前巻での兵力と武器の密輸入に失敗し、多大な損失を出して追い込まれたため、最後の総力戦とばかりに多大な報奨金をかけてありとあらゆる反グレたちを結衣にけしかけます。突如行方をくらました男子生徒の謎、担任教師となった伊賀原の暗躍……。午前零時、「結衣狩り」が始まるかに思えましたが、伊賀原の仕掛けた罠のため事態は脇道へ逸れていきます。それでも結局また、死体の山が作られてしまいましたね。もう、こういうストーリーだから仕方ないと諦めてますが。しかしなが...書評:松岡圭祐著、『高校事変VIII』(角川文庫)

  • 書評:横山秀夫著、『出口のない海』(講談社文庫)

    横山秀夫の作品を読むのは約2年ぶりになります。警察小説が多い著者ですが、この『出口のない海』は大学野球のピッチャーであった並木浩二という青年が肘を痛めながら魔球の開発に取り組み、学徒動員後海軍に入って予備士官となり、「回天」と呼ばれる海の特攻兵器・人間魚雷に乗り込んで散っていく物語をメインとする戦争青春小説です。前後に並木と同じA大野球部員だった今や80歳になった郷原や北といったおじいちゃんたちがかつて入り浸った喫茶店「ボレロ」を訪れて思い出話をするシーンが描かれています。物語は大きく2つに分かれており、前半は大学野球部での肘の故障と格闘するスポ根+淡い恋で、後半は太平洋戦争開始・学徒動員を経て海軍での理不尽な暴力、「回天」との出会い、野球への未練、魔球の夢、特攻の意味、生きる意味、死の恐怖、死ぬ覚悟などを高揚...書評:横山秀夫著、『出口のない海』(講談社文庫)

  • 書評: 立花隆・佐藤優著、『ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊』(文春新書)

    メンタリストDaiGoの読書術に関する動画でお勧めされていたので買ってみた立花隆・佐藤優著の『ぼくらの頭脳の鍛え方必読の教養書400冊』(文春新書)ですが、両氏が200冊ずつ本を選び、その選び方と理由を説明する対談が掲載されています。その後にそれぞれの推薦書リストがあり、本の簡単な説明が淡々と述べられています。日本における「教養」なので、日本の歴史や思想などの比重が大きく、私にはなじみのない分野の本が多く挙げられていました。実際に読んでみようという気になった本は400冊のうちの1~2割くらいですが。「必読」と言われても、あんまり興味持てないものがかなりありますね。ただでさえ読もうと思って買い置きしてある本が山積みになっているので、いつここで推挙されている本に手が付けられるのやら(笑)自分が日本の教養の何を知らな...書評:立花隆・佐藤優著、『ぼくらの頭脳の鍛え方必読の教養書400冊』(文春新書)

  • 書評:マインドフルネス 仏教瞑想と近代科学が生み出す、心の科学の現在形 (別冊サンガジャパン)

    メンタリストDaiGoの動画でお勧めされてたので『マインドフルネス仏教瞑想と近代科学が生み出す、心の科学の現在形』を買って読んでみました。仏教瞑想をベースとするものの、宗教性の少ないマインドフルネス瞑想、瞑想を取り入れた認知行動療法や終末医療における心のケアとしての瞑想、瞑想に関する脳神経学的なアプローチなど、科学的研究の概要と実践の報告などがこの1冊にまとめられています。すべての記事が面白いというわけではありませんが、実に興味深いテーマで、特に精神安定や集中力を高めるための実践的な瞑想法などはすぐに日常に取り入れられると思いました。購入はコチラ書評:マインドフルネス仏教瞑想と近代科学が生み出す、心の科学の現在形(別冊サンガジャパン)

  • レビュー:吉田秋生著、『BANANA FISH』全20巻

    大昔にこの作家の『吉祥天女』を読んだことがありましたが、その後すっかり忘れてました。ある人に勧められたので、『BANANAFISH』全20巻を一気読みしてしまいました。1985年、ストリートキッズのボス、アッシュがニューヨークのロウアー・イースト・サイドで、胸を射たれて瀕死の男から薬物サンプルを受け取り、その男は「バナナフィッシュに会え…」と言い遺して息を引き取るところから壮大なストーリーが始まります。ベトナム戦争で出征した際、麻薬にやられて正気を失ったままの兄グリフィンの面倒をみていたアッシュは、兄が時々つぶやく「バナナフィッシュ」と同じことばを聞き、興味を抱き、真実を探ろうとします。そこからアッシュを少年の頃に引き取り、その美貌と才能に惚れこんで後継者にしようと目をかけていた暗黒街のボス、ディノ・ゴルツィネ...レビュー:吉田秋生著、『BANANAFISH』全20巻

  • 書評:佐藤優著、『知性とは何か』(祥伝社新書)

    audiobook.jpで聴き放題対象になっていたので、商品説明の「反知性主義に対抗するための知性」に惹かれて聴いてみました。【商品説明】ナショナリズム、歴史修正主義、国語力低下……日本を蝕む「反知性主義」に負けない強靭な「知性」を身につけるには?いま、日本には「反知性主義」が蔓延している。反知性主義とは、「実証性や客観性を軽視もしくは無視して、自分が欲するように世界を理解する態度」だ。政治エリートに反知性主義者がいると、日本の国益を損なう恐れがあると、著者は主張する。実際、その動きは安倍政権下で顕著だ。麻生副総理の「ナチスの手口に学べ」発言や、沖縄の基地問題を巡る対応などに、それは現われているといえるだろう。本書では、この反知性主義が日本に与える影響を検証し、反知性主義者に対抗するための「知性」とは何かを考え...書評:佐藤優著、『知性とは何か』(祥伝社新書)

  • 書評:メンタリストDaigo著、『人を操る禁断の文章術』(かんき出版)

    このところ、説得力や人に対する影響力、文章力など人(の心)を動かすということに関していろいろと調べたりしていますが、この本が一番具体的かつ強烈でした。まずタイトルからしてすごいですよね(笑)『人を操る禁断の文章術』という煽るようなタイトルそのものがこの本の中で説かれているテクニックの実践例の1つと言えます。文章の目的は「今すぐ人を行動させること」という定義は斬新とも言えますが、キャッチコピーなどに限らず、人は他人に何らかの行動を期待して文章を書いていることが多いのは確かです。一番衝撃的だったことは、メンタリズム文章術3原則の1つで「自分で書かない」ということですね。「文章は自分で考えるな!書くべきことは相手の心の中にある」と断言されています。先日読んだ『10倍伝わる話し方』でも相手目線の重要性は説かれていました...書評:メンタリストDaigo著、『人を操る禁断の文章術』(かんき出版)

  • 書評:松村真宏著、『仕掛学 人を動かすアイデアの作り方』(東洋経済新報社)

    このところ、説得力や人に対する影響力、文章力など人(の心)を動かすということに関していろいろと調べたりしていたので、audiobook.jpで松村真宏著『仕掛学人を動かすアイデアの作り方』が期間限定で読み(聴き)放題対象になったというメルマガの知らせに誘われて1.5倍速で一気に聞きました。【作品紹介】押してダメなら引いてみな。一言で言うとこれが仕掛けの極意です。人に動いてほしいときは無理やり動かそうとするのではなく、自ら進んで動きたくなるような仕掛けをつくればよいのです。ただ、言うは易し行うは難し。そのような仕掛けのつくり方はこれまで誰も考えてきませんでした。本書では仕掛けの事例を分析し、体系化。「ついしたくなる」仕掛けのアイデアのつくり方についてご紹介します。ポイントは、どうしたら「ついしたくなる」のかという...書評:松村真宏著、『仕掛学人を動かすアイデアの作り方』(東洋経済新報社)

  • 書評:渡辺美紀著、『言いたいことは1分で! 10倍伝わる話し方』(幻冬舎単行本)

    渡辺美紀著、『言いたいことは1分で!10倍伝わる話し方』は、audiobook.jpで聴き放題対象になっていたので、YouTube発信をしていく上で参考になることがあるかと思い聴いてみました。【商品紹介】ナレーションのプロでもある著者本人が全編を朗読でお届けする、特別オーディオブックが登場!リピーター続出、3,000人以上の指導経験を持つ人気講師の「すぐ実行できて効果が出る」会話のルール。効率的で、簡潔で、相手に適切に伝わる話し方の極意を、著者自らがあなたにお伝えします。「伝えたい思いや考えがあるのに、うまく話せない」「せっかくアイデアをもっているのに、形にならない」あなたは、そんなもどかしい思いを抱えていませんか?レポーターや司会などの「話し手」としての豊富な経験と、3,000人以上の指導経験をもつ話し方セミ...書評:渡辺美紀著、『言いたいことは1分で!10倍伝わる話し方』(幻冬舎単行本)

  • 書評:細谷功著、『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』(東洋経済新報社)

    細谷功著、『地頭力を鍛える問題解決に活かす「フェルミ推定」』は、audiobook.jpの聴き放題プランで、聴き放題対象となっていたので聴いてみました。本書では、地頭力を「結論から」「全体から」「単純に」考える3つの思考力と定義し、それを鍛えることで問題解決能力を高められるという仮定の元に、特にビジネスパーソン向けに「フェルミ推定」の基本を説明し、どのように日常の様々なシーンで問題解決の手がかりとして具体的に応用できるかという方法を提示しています。ある敬愛する方から自分の視野の狭さや自己認識の甘さなどが指摘されていたので、これも参考になるかもと聴いてみたわけですが、実際役に立ちました。かといっていきなり「フェルミ推定」という方法論を用いて、パズルのような例題1:シカゴにピアノ調律師は何人いるか?例題2:日本全国...書評:細谷功著、『地頭力を鍛える問題解決に活かす「フェルミ推定」』(東洋経済新報社)

  • 書評:メンタリストDaigo著、『超客観力 ムダに悩まない理想の自分になれる』(repicbook)

    最近、メンタリストDaigoの動画にはまっています。YouTubeの方で見た動画が大変興味深く、どうしても続きが見たかったのでニコニコ動画の方で有料会員登録したのです。月550円だけなので、いろんな論文や本の内容をまとめて分かりやすく解説してもらえ、かつ見ているものが実際に使えるような方法やトレーニングに落とし込んでもらえるので、何冊も自分で本を買って読む時間と手間、そして読んだ後にまとめたり、実践の可能性を考える手間を考えると、月550円は安すぎるくらいに思えてきます。その彼の動画の中で勧められていたので、本書『超客観力ムダに悩まない理想の自分になれる』(repicbook)を読んでみました。ちょうど自分の人生最大の変節期のようなものを迎え、とある敬愛している方から自分の視野の狭さなどを指摘され、その示唆する...書評:メンタリストDaigo著、『超客観力ムダに悩まない理想の自分になれる』(repicbook)

  • 書評: Marc-Uwe Kling著、 『Die Känguru Chroniken カンガルークロニクル』(Ullstein)

    独誌Spiegelのベストセラーとして割と有名なMarc-UweKlingの作品『DieKänguruChronikenカンガルークロニクル』(2010)を面白そうなので読んでみました。作者Marc-UweKlingは、1982年シュトゥットガルト生まれの作詞家・政治寄席芸人(カバレティスト)・演芸家・作家。彼の作品では、「Qualitylandクォリティランド」が邦訳済みです。内容しゃべるカンガルーと同居するという設定からしてナンセンス極まりないわけなんですが、このカンガルー、実は一体いつから生きてたのか分からないカンガルーとしてはあり得ない年齢に達成しているらしいです。自称共産主義者で、社会批判的なうがったことを喋り捲ります。また、同居人Marc-Uweに生活費一切を出させて、家事もやってもらって好き放題に...書評:Marc-UweKling著、『DieKänguruChronikenカンガルークロニクル』(Ullstein)

  • 書評:渡辺照宏著、『仏教』(岩波新書)

    また、手元に合ったふるーいふるーい本を読んでみました。昭和40年発行の岩波新書、渡辺照宏の『仏教』です。定価150円のところを私は古本屋で100円で買ったようです。覚えてはいないのですが(笑)題名は「入門」と名打ってはいませんが、スタンダードな仏教入門書と言えます。「分かりやすく」をモットーに、当時高校2年生だった長男に読ませながら執筆したそうなので、確かに難解な個所はないと思いますが、今時の高校生にはもしかしたら難しいかもしれませんね。全部で6章あります。I仏教のみかたII仏陀III教団とその歴史IV仏教の思想V仏教信仰の実際VI将来への展望非常にバランスの良い構成で、日本の仏教の現状認識から始まり、そもそも開祖である仏陀とはどういう人物であったか、その教えはどうだったかと振り返り、仏教教団の歴史と仏教の思想...書評:渡辺照宏著、『仏教』(岩波新書)

  • 書評:岩本裕著、『佛教入門』(中公新書)

    今回は初版が昭和39年発行という実に古い本を手に取ってみました。私が持っているのは昭和61年の第38版ですが、ゴム手袋をしないでいじると手がかゆくなる(ハウスダストアレルギーです)くらいには古いです。この本を持っていることすらずっと忘れてましたが、ちょっとしたきっかけで思い出し、ふと読み直してみた次第です。読みながら確かにところどころ読んだ記憶があると思うことがありましたが、たぶん30年近く前のことなのでもうほとんど忘れてました。さて、本書は入門と銘打ってはいるものの、「はじめに」の部分で名指しで佛教者を批判し、現代の仏教が抱える多種多様な問題・課題を踏まえて、仏教をどう捉えるかが重要だと断言します。内容はブッダの環境ブッダの背景ブッダの教え佛教とセックス佛教と社会佛教の展開大乗佛教の7章からなり、歴史的人物と...書評:岩本裕著、『佛教入門』(中公新書)

  • 書評:雪村花菜著、『紅霞後宮物語 第十一幕』(富士見L文庫)

    『紅霞後宮物語』の最新刊・第十一幕が発売されたので早速一気読みしました。皇后・関小玉と女官たちは離宮へ休養に行き、新しい妃・茹仙娥の懐妊によって皇帝・文林との溝が深まっていく中、関小玉が自分の老いと文林に対する感情を自覚していくところが切ないですね。後宮内の力関係も徐々にシフトしていき、だんだん小玉の立場が危うくなっていき、きな臭い空気が流れます。隣国庚と寛では不審死に続く政変が起こります。場面の移り変わりが割と多く、本編第十幕を読んでから時間が経ってしまっているので人間関係が分からなくなって少々混乱をきたしてしまいました。全体的に話の流れも悪いように感じました。最後になってようやく陰謀が表面化し、小玉がピンチになったところで「次巻に続く」になっていたので、一応次巻も気になるわけですが、あんまりワクワクしないで...書評:雪村花菜著、『紅霞後宮物語第十一幕』(富士見L文庫)

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