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2019/07/19

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  • 書評:今野敏著、『スクープ』他スクープシリーズ全5巻(集英社文庫)

    今野敏のスクープシリーズ全5巻を大人買いして、一気読みしました。TBNテレビ報道局社会部の看板番組『ニュース・イレブン』所属の遊軍記者、布施京一を主人公とするシリーズは、継続捜査を刑事ではなく記者の視点から描いています。シリーズ第1巻『スクープ』は短編集で、最初は布施がそもそも何者なのか全くわからない謎めいた存在として登場します。布施は数々のスクープを飛ばしてきた実績があり、『ニュース・イレブン』のキャスター鳥飼行雄と香山恵理子から頼りにされている一方で、上司である『ニュース・イレブン』のデスク、鳩山昭夫からは素行に問題があるとしてあまり認められていません。四角四面の真面目上司と自由かつ合理的に行動して実績を上げる部下、という典型的な相性悪い組み合わせですが、布施がいつでもどこでもリラックスまたは飄々とし...書評:今野敏著、『スクープ』他スクープシリーズ全5巻(集英社文庫)

  • 書評:藤𠮷 豊・小川真理子著、『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた』(日経BP)

    「文章術」のベストセラー100冊を1冊にまとめた本書は、とかく情報が溢れて取捨選択できずに途方に暮れることの多い現代人にとって、時間節約の福音書です。文章力や書く技術に関する本は大量にあり、選択肢が多くて選べない典型的な状況です。そんな中で、藤𠮷豊・小川真理子氏の『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた』は最初の一冊として優れています。メールや広告、プレゼン、ブログ、作文、論文、小説など。〈書く〉場面は多い。それぞれの目的に応じた書き方の定番があるものです。とはいえ、目的いかんにかかわらず、書く上で留意しなければならないことはあるものです。さまざまな分野のプロの書き手たちの多くが共通して推奨する事項を本書は分かりやすいランキング順で、ポイントを押さえて解説してくれます。目次Part...書評:藤𠮷豊・小川真理子著、『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた』(日経BP)

  • 書評:石田リンネ著、『茉莉花官吏伝 十四 壺中の金影』(ビーズログ文庫)

    『茉莉花官吏伝』の最新刊『壺中の金影』では、茉莉花は大きな仕事もなく首都・宮廷で日常業務をこなしていま。ところが、上司の礼部尚書のくじ運の悪さがもとで、工部の行った運河建設予定地の視察の不備を補うため、再度視察に行くことになります。情報収集で視察先には『夜に通ると呪われる』という噂のある森があり、これに怯えた官吏のせいで視察が不備になったことが分かります。運河建設予定地の変更を求めている安州の州牧を訪ねると、「禁色」の御威光もあってやたらと豪華な接待を受けてしまい、その金遣いの荒さに茉莉花は不振を抱きます。切羽詰まった急ぎの仕事ではないので、官吏として困っている民の手助けをする余裕ができ、任務とは関係のない【骨董品盗難事件】【妓楼のねずみ捜し】【仮母の追い出し計画】などをついでに受けたりしているうちに、御...書評:石田リンネ著、『茉莉花官吏伝十四壺中の金影』(ビーズログ文庫)

  • 読書メモ:中森誉之著、『外国語はどこに記憶されるのか 学びのための言語学応用論』(開拓社 言語・文化選書37)

    本書は言語学応用論・臨床言語学の視座から日本人にとっての外国語学習のあり方を論じるものです。「外国語学習」とは銘打っているものの、著者の視野にあるのは、近年低年齢化の進んでいる英語教育です。目次まえがき序章外国語学習への不思議第1章ことばの萌芽第2章記憶されていく外国語第3章記憶された外国語の活性化第4章記憶されている外国語の安定化と保持第5章記憶に沈殿していく外国語と消滅する外国語終章日本の外国語学習のすがた推奨文献あとがき索引第1章と2章で母語の習得と外国語の習得の仕組みや記憶のされ方について論じられており、第3章から終章までは、言語習得や記憶の仕組みを踏まえた上で、外国語の運用能力を身につけられるような教育とはどのようなものか、現在の日本の教育の現状を振り返りつつ論じられています。外国語教育に関わる...読書メモ:中森誉之著、『外国語はどこに記憶されるのか学びのための言語学応用論』(開拓社言語・文化選書37)

  • 書評:藤𠮷 豊・小川真理子著、『「勉強法のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた』(日経BP)

    本書は「ベストセラー100冊のポイントを1冊にまとめてみた」シリーズ第3弾です。シリーズ第1弾は「文章術」、第2弾は「話し方」。同じテーマに関する本100冊のうち、数十冊に共通して述べられていることはそれだけ重要・本質的である、という考えに基づいて、項目ごとに掲載されていた本の冊数をカウントして順位づけ、ベスト40までがまとめられています。そのベスト40はさらに次の3つに分割されています。1位~8位のルールで、「脳に合った学び」ができる。20位まで身につければ、「学ぶ楽しさ」を実感できる。40位まで身につければ、「望み通りの結果」が手に入る。トップ8は以下の通り。繰り返し復習する「目的」と「ゴール」を明確にする上手な「休憩」で学びの「質」が上がる「ごほうび」でドーパミンを活性化するゴールから「逆算」して計...書評:藤𠮷豊・小川真理子著、『「勉強法のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた』(日経BP)

  • 書評:今野敏著、『最後の戦慄 〈新装版〉』(徳間文庫)

    『最後の戦慄〈新装版〉』は『最後の封印』の続編で、「ミュウ・ハンター」だった日系人シド・アキヤマが再び特殊な戦いの中に身を投じる話です。21世紀後半、世界は相変らず血と硝煙に満ち、レッド・アメリカと呼ばれるキューバ、ニカラグア地帯で息を吹き返した左派勢力に対抗するアメリカ合衆国軍は苦戦を強いられて、ヨーロッパ共和国連合軍のコマンド部隊一個中隊が救出に向かいますが、彼らが発見したのは敵味方の区別なく築かれた死体の山だった。その後、イランで独裁体制を敷くアブドル・カッシマーが要塞のような私邸で「平和守備隊」と呼ばれる親衛隊の守りがあっという間に突破されて殺された。この2件の事件を起こしたのは〈サイバー・アーミー〉と呼ばれる四人組テロリストだった。その時、テヘランでカッシマーの使いに会う予定だったシド・アキヤマ...書評:今野敏著、『最後の戦慄〈新装版〉』(徳間文庫)

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