相方との日々④

そして今日に至るまで 俺は相方の実家も知らない 相方の両親の電話番号は知っている ラインでちょくちょく会話はする しかしながら いまだに相方の実家を知らない 東京で言うなら 『渋谷の～ここらへん？』 みたいなニュアンスで常にかわされる。 もっと言うなら 俺は相方が住んでる集...

相方との日々③

結局そんなこんながありながらも 相方側の身内や親族が連れてくるやつは ことごとく破滅していき 爪先だけで俺がしぶとく 生き残る事が増えて行った。 そうして俺はようやく彼氏と言うか 婚約者の立場を手に入れたのだが そこまでたどり着くのに 二年半の歳月をかけていた。

相方との日々②

基本的に押しても引いても勝ち目がない 心理戦と言うか動いたら負け そんな状況で 対抗馬の貴族くんが自滅するのを ただ待つしかなかった。 結局貴族くんは自分の下半身の緩さが 相方側の身内にバレてしまい出禁になる。 次に現れたのが証券マンだ。 本当に相方側の身内や親族は 俺の職...

相方との日々①

基本的に双方の一目惚れで 恋に落ちたのはいいものの 俺の身辺調査はくまなく入り 相方側の身内親族反対多数。 うちの家側からすりゃ なんだあいつら喧嘩売ってんのかよ状態。 確かに俺を叩けばホコリだらけだったし ゲスの極み○谷くんみたいな ゲスったり 矢○真里ちゃんみたいに や...

自分について⑤

そうして俺はそれからも 幾度なく相手が替わっていった。 1年に何人女が替わるんだよ なんて、身内や友人からも呆れられる程に。 過去に散々裏切ったツケによる しっぺ返しに遭い、もう人なんか信じないと 荒れ狂った日々もなかったわけではない。 ただそれも裏を返せば 自分自身がいく...

自分について④

別れたら別れたで 先は見えないが終わりは見えてる そんな窮屈な恋愛に終止符を打ったことで またクズっぷりが フラフラ露呈するようになった。 ちょうど親の事もあり 俺は経営者になることになった。 遊びよりも仕事に没頭するようになり いつの間にか連絡先の中にいる人は 一人、また...

自分について③

そんな俺も火遊びのしすぎで 感覚が麻痺してしまったのだろう 『火遊びは本気になった方が負け』 あのキャバ嬢の言葉を忘れてしまっていた。 当時付き合っていたその子と同じ ショッピングモールの敷地内に居て 俺は仲間たちの集まりで 向こうは市営バスでのんびり買い物に来ていた 市営...

自分について②

自分について。