三韓は日本に
神功皇后の自伝 14 新羅の国王はわたしに降伏の意を示し、わたしの臣下となった。 わたしは重臣の建内宿祢(たけうちすくね)に、降伏文書の調印と朝貢物を受け取りを命じた。建内宿祢は兵士を伴って王宮に入っていった。 数刻の時が過ぎた。建内宿祢が戻ってきた。 彼はわたしに報告する 「新羅国王は、人民の戸籍や地図を差し出しました。そして永遠に日本の臣下になると誓い、その文書に署名されました。これで新羅の国は日本の属国となることが確定しています。 また、金銀や綾錦、絹、そのほか多くの朝貢物を差し出すそうでございます」 「うむ、ご苦労でした。それからタケウチ、最後にわたしの持っているこの矛(ほこ)を、王宮…
2023/05/31 19:25