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お酒のエピソードは面白い!ウイスキーや日本酒などのこてっちゃんが気に入ったお酒の話を交えながら紹介していきます!

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2019/05/04

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  • 【日本酒】愛・無邪気・爽やか・いつも美しい、花酵母のお酒!青煌【山梨・武の井酒造】

    今回紹介するのは青煌です 武の井酒造は、杜氏の清水紘一郎さんと社長の清水元章さんのいとこ同士での二人三脚で盛り上げて酒造りを行っている酒造さんなのです。 <衝撃を受けるほどの経験は人を変える> 武の井酒造の先代の杜氏は、紘一郎さんのお父さんで先代の社長は元章さんのお父さんだったそうです。その時の生産の90%を超える割合で造られていたのが普通酒でした。農業大学の醸造学科で勉強していた紘一郎さんは酒蔵の息子や娘の仲間ができて、一緒に色々なお店に行くうちに、味わいにこだわった日本酒があることを知り衝撃を受けます。そこから徐々に自分も普通酒よりもこだわったお酒が造りたいという思いが湧いてきたのでした。…

  • 【ウイスキー】かつての名はクライヌリッシュ!ブローラ【ハイランド】

    今回紹介するのはブローラです。 このお酒はかつてはクライヌリッシュと呼ばれていて、名前が変わったのには面白いエピソードがありました。 <蒸留所の誕生エピソード> このお酒を造っていた蒸留所であるクライヌリッシュはブローラの町にありました。創業は1819年でスタッフォード伯爵が自分の領地で大麦を手っ取り早く換金できることと、密造者に対抗することを目的として造られた蒸留所なのです。 <名前変更にまつわるエピソード> 1967年になって同じ敷地内に元と同じ設計で新しいクライヌリッシュ蒸留所が誕生しました。もともとはその前からあった蒸留所がクライヌリッシュという名前でしたが、新しい方をクライヌリッシュ…

  • 【日本酒】ありのままでの酒造り!行光【愛媛・蔵元屋本店】

    今回紹介するのは行光です ここのお酒の特筆すべき点は、一人ですべての作業を行っているため年間生産量は一升瓶で3000本程度なことです。しかも機械に頼らずの手作業だというのだから頭が下がります。 <一人ですべての作業をやるための工夫> もろみを搾るためのフネのフタは非常に重いため、持ち上げる際には通常4~5人で行う作業なのですが、4代目蔵元の田坂さんは、普通は滑車が1つの所を3つに増やして行っています。また、どうしても一人で作業をしていると生産量が少なくなってしまいます。ですが、それを改善するために、火入れしたタンクは効率化のために冷却器を使うところを蔵元屋本店では冷却器を使わないで、タンクにホ…

  • 【ウイスキー】ジュラ島唯一の蒸留所!アイル・オブ・ジュラ【アイランズ】

    今回紹介するのはアイル・オブ・ジュラです このお酒が造られているジュラ島の名前は「鹿の島」という意味があり、この島は人工約200人に対して野生の鹿は6000頭もいる島となっている、まさに鹿の島で作られているウイスキーなのです。 <蒸留所にまつわるエピソード> ジュラ島での密造の歴史は1520年からと古くからありますが、現在の蒸留所は約60年間ウイスキー造りがされていなかったジュラ島で1963年に再建されたものなのです。 この蒸留所は島民の雇用を確保するために島の2人の地主によって建てられました。実は面白いことに、この島ではウイスキー造りが唯一産業らしい産業で、蒸留所で働いている人数は12人なの…

  • 【日本酒】4人で造るキラキラネーム!流輝【群馬・松屋酒造】

    今回紹介するのは流輝です <運命の出会いは一冊の本> このお酒を造った松原広幸さんは、蔵の仕事が嫌でアパレル業界に勤めていた人物でした。蔵を継がないでこのままアパレル業界で働いていていいのかという疑問は常にありながらの毎日を過ごしていると、とある本に出合います。その本は「愛と情熱の日本酒 魂を揺さぶる造り酒屋たち」という本で、蔵の先輩に教えてもらい、「その本に載っているお酒は全部飲んでみると良い」というアドバイスをもらったのだそうです。その本を読んで全てのお酒を飲んだ松原さんは自分も日本酒を造ってみようと思えたのだそうです。 「興味のある方は下からどうぞ」 愛と情熱の日本酒 魂をゆさぶる造り酒…

  • 【ウイスキー】新しく挑戦した小麦のウイスキー!バーンハイム・オリジナル・ウィートウイスキー【ケンタッキー】

    今回紹介するのはバーンハイム・オリジナル・ウィートウイスキーです。 このお酒の名前はI.Wハーパーの創業者であるアイザック・ウルフ・バーンハイムからきているのです。 <蒸留所の成り立ち> このお酒はヘブンヒル・バーンハイム蒸留所で造られています。ちなみにもとのヘブン・ヒル社が二語に分かれているのは印刷のミスという面白い話もあります。この蒸留所はもとの蒸留所が1996年に落雷による火災で焼失してしまい、経営困難な状態になってしまいます。バーンハイム蒸留所の買収によって再開することができたのです。そのヘブンヒルバーンハイム蒸留所から2005年から満を持して発売されたのが、バーンハイム・オリジナル・…

  • 【ウイスキー】短命に終わってしまった貴婦人!レディバーン【ローランド】

    今回紹介するのはレディバーンです。 このお酒は、グレンフィディックやバルヴェニー蒸留所のウィリアム・グラント&サンズ社が1966年にガーヴァングレーンウイスキー蒸留所内に建てたレディバーンで造られました。 <レディバーンが生まれた理由> 世界大戦後のアメリカ市場ではスコッチウイスキーが飛ぶように売れた時代がありました。そうなってくると困るのは大手ウイスキー会社で、どこも原酒不足に悩まされている時代だったのです。そこで「グランツ・スタンドファースト」の原酒不足を解消するべく建てたのがレディバーン蒸留所でした。 <レディバーンにまつわるエピソード> しかし建てたはいいものの、生産過剰とウイスキーの…

  • 【ワイン】幸せな思い出は永遠に・・・シャトー・クレール・ミロン【フランス】

    今回紹介するのはシャトー・クレール・ミロンです まずはラベルを見てください。男女が楽しそうに踊っていますね。ですが、実はこのワインには悲しい話があったのです。 <シャトー・クレール・ミロンにまつわるエピソード> 今から約100年前、シャトー・ムートンの名声を高めたフィリップ男爵という若干20歳でロートシルト家の後継者になった男性がいました。このロートシルト家は、ワインが好きな人は知っているかもしれませんが、シャトー・ムートン・ロートシルトを造っている家柄なのです。フィリップは綺麗な奥さんであるリリーと可愛い娘のフィリピーノと暮らし、幸せな日々を過ごしていました。しかし、そんな幸せな日々を暮らし…

  • 【ビール】可愛いラベルと裏腹に!デリリウム・トレメンス【ベルギー・エール】

    今回紹介するのはデリリウム・トレメンス このビールの名前はアル中の震えや幻覚という恐ろしい意味が込められています。 <ラベルについて> 昔からアルコールで酔っぱらうとピンクの象が見えると表現されることが多くあります。そこから来ている、なんともブラックユーモアがきいているラベルとなっています。ちなみに、もう少し詳しく解説すると、この楽しそうなラベルには、デリリウム・トレメンスを飲むと、ピンクの象、クロコダイル、ドラゴン、鳥の順番で幻覚が見えるという意味があるのです。 <デリリウム・トレメンスにまつわるエピソード> このビールは1997年には世界最高のビールにノミネートされたり、1998年にはシカ…

  • 【日本酒】ソムリエからの日本酒造り!仙禽【群馬・株式会社せんきん】

    今回紹介するのは仙禽です。 仙禽の由来は仙人の住む清らかな地の鶴という意味があります。 <ソムリエからの転向、運命の日本酒> 11代目蔵元の薄井一樹さんは元々ソムリエをしていた方です。ソムリエの勉強として、日本酒やビールを飲んでいると、「飛露喜」という日本酒と運命的な出会いを果たします。この飛露喜を飲んだ時に、日本酒ってこんなにも美味しいのかと衝撃を受けたのだそうです。そして、同時に「なんでうちの実家で造るお酒は美味しくないんだ」とも思ったのだそうです(笑)そんなこともあり、経営難だった実家に帰ることになったのです。 <ソムリエならではの独特の発想> それまで桶売りをしていた株式会社せんきんで…

  • 【ウイスキー】最近なのに最古の蒸留所?キングス カウンティ ディスティラリー【バーボン】

    今回紹介するのはキングス カウンティ ディスティラリーです。 このお酒を造っている蒸留所は、面白いことに2010年に誕生した蒸留所なのですが、最古の蒸留所でした。しかも、その当時は世界で最も小さな蒸留所でもあったのです。 <蒸留所にまつわるエピソード> 2010年に誕生したのに最古の蒸留所である理由 この蒸留所はニューヨークのブルックリンのイースト河沿いにあるウィリアムズバーグの倉庫街に誕生しました。実はニューヨークには禁酒法時代以降、蒸留所がなかったのですが、2010年に誕生したことでニューヨークで最初の蒸留所であり、最古の蒸留所となったのです。 この蒸留所が世界最小だった理由 実はこの蒸留…

  • 【日本酒】吟醸、大吟醸しか造らない蔵!醸し人九平治【愛知・萬乗醸造】

    今回紹介するのは醸し人九平次です このお酒はフランスでも評価されていて三ツ星レストランでも出されているお酒なのです。 <久野九平治さんにまつわるエピソード> 醸し人九平治の生みの親である久野九平治さんの経歴が中々面白いです。実はこの方は若いころは家業を継ぐことに対して反抗心を持っていて、高校を卒業してからは東京に出て役者になったのです。しかし役者として修業をしていくと、自分をコントロールして、本当の自分とは違う人物を演じていると、「自分はどこから来てどこへ行くのだろう」という疑問が湧いてきたのだそうです。そして自分の原点として確固たる拠り所を持っていないとだめだと気づいたと言います。そんな時に…

  • 【ウイスキー】子守歌はバグパイプ!アベラワー【スペイサイド】

    今回紹介するのはアベラワーです。 ベンリネス山のを源とするラワー川沿いに建てられている醸留所で造られていて名前の由来はラワー川の落合という意味があります。またフランスで人気のウイスキーで国際ワイン&スピリッツ大会で金賞を6度も受賞しているのはアベラワーだけです(2002年時の情報) <醸留所の仕込み水にまつわるエピソード> 元々この地方では密造酒が造られていました。面白いことに密造者が利用した水は、聖ダンスタンの井戸水で、この水は聖ダンスタンがピクト族を洗礼する際に使っていた聖なる水なのです。聖なる水が密造酒に使われる、なんとも面白い話です。 また、この水にはもう一つ面白い話がありまして、かつ…

  • 【ビール】約150カ国で愛されているビール!カールスバーグ【デンマーク・ラガー】

    今回紹介するのはカールスバーグです。 このビールができるまでには、それはもう大変な苦労がありました。 <カールスバーグができるまでの苦労話> 立役者であるヤコブ・クリスチアン・ヤコブセンは理想のビールを作るために、当時広まりつつある下面発酵ビール技術を身に着けるためにデンマークのコペンハーゲンからドイツのミュンヘンまで行きます。そこで、ヤコブセンは二瓶の下面発酵の酵母を貰いコペンハーゲンへ馬車で戻るのですが、それがとても大変なことでした。 一日にして137km進まなくてはならなかった この下面発酵の酵母ですが、実は摂氏0度に冷却しても、もって1週間が限度なのです。 ミュンヘンからコペンハーゲン…

  • 【日本酒】日本一まずい酒?発芽玄米酒 むすひ【千葉・寺田本家】

    今回紹介するのは「発芽玄米酒 むすひ」です。 このお酒の生みの親である寺田啓佐さんがよく日本一まずい酒として紹介していたようですが、癖があって一度飲むと忘れられない味で、リピーターになる人も多くいるお酒なのです。 <発芽玄米酒むすひの誕生エピソード> よく日本酒は削れば削るほどうまいと言われることがあります。これは米粒の外側が雑味になり、内側ほど旨味になると言われているからなのです。しかし、米は外側に栄養分が詰まっているのです。そこから削るお酒に疑問を持った寺田啓佐さんは米の持つ力を100%生かした全く削らない玄米で造るお酒を造ってみたいと考えるようになったのです。しかし、玄米からお酒を造るの…

  • 【ウイスキー】禁酒法時代のアメリカを狙った大胆不敵のお酒!カティサーク【ブレンデッド】

    今回紹介するのはカティサークです。 このカティサークは禁酒法時代のアメリカをターゲットにして造られたブレンデッドウイスキーで、グレンロセスを中心として造られたウイスキーです。 bar-kottechan.hatenablog.com <カティサークの由来> カティサークは海の女王と呼ばれた快速帆船カティサーク号から取られています。このカティサーク号は中国からの紅茶を快速帆船で、その当時はその年の新茶を一番でロンドンに水揚げした船には多額の報酬が支払われたため、いかに速く走るかに命を懸けていたのです。その後はオーストラリアから新しい羊毛を運ぶウールクリッパーとして活躍。ここでもいかに早く運ぶかが…

  • 【ビール】世界最強のビール!サミクラウス【オーストリア・ラガー】

    今回紹介するのはサミクラウスです。 <サミクラウスの由来> サミクラウスはスイス・ドイツ語でサンタクロースの意味です。このビールは一年間かけて醸造され、年に一度だけ、サンタクロースの誕生日である12月6日に出荷される特別なビールなのです。 <サミクラウスにまつわるエピソード> このビールはかつて、世界最強のビールとしてギネス記録にも認定されていたビールなのです。そのアルコール度数は14度で現在も世界で最もアルコール度数が高いラガービールの一つと言われています。 また長期熟成のビールという特徴があり、5年寝かせたものが飲み頃という面白いビールで、そのことからその年のビンテージがラベルに記載されて…

  • 【日本酒】頑張りたいけど、どうすれば良いかわからないあなたへ。屋守【東京・豊島屋酒造】

    今回紹介するのは屋守です。 屋守が誕生するまでには熱いエピソードがあったのです。今回はいつもと違って長い記事ですが、最後までお付き合いいただければ幸いです。とても熱い気持ちになることは保証します。 <0からの始まり> 屋守の生みの親である4代目の田中孝治氏は家業を継ぐために実家に戻ったはいいものの、酒造りの知識がほとんどありませんでした。そこで知識を得るために広島の酒類総合研究所に3ヶ月間の講習を受けに行くことにします。酒類総合研究所で平孝酒造の平井浩治氏と運命的な出会いを果たします。平井さんとは3ヶ月間の講習中は同室であったため、ほとんど知識のなかった田中さんはわからないことを色々と教えても…

  • 【ウイスキー】!ハイランドクイーン【ブレンデッド】

    今回紹介するのはハイランドクイーンです。 ラベルに描かれている人物はメアリー・スチュアートです。この人物は悲劇の女王と呼ばれ、ハイランドクイーンの由来になっています。 <メアリー・スチュアートにまつわるエピソード> メアリーの父であるジェームズ五世が亡くなったことにより、メアリーは生後1週間で王位を継ぐことになります。このメアリーですが、類まれなる美貌と多彩な才能を持っていました。政争に巻き込まれることが嫌だったメアリーの母は、フランス人であったこともあり、フランス宮廷でメアリーを育てることにします。メアリーが15歳の時にフランス皇太子と結婚するのですが、幸せな時はそこまででした。夫の突然の死…

  • 【初心者向け】自分の好みの日本酒を探す方法【日本酒】

    こんにちは!こてっちゃんです。今回は好評の声もぞくぞく(くることが希望)、大人気シリーズ(になる予定)の日本酒解説です。今回は自分の好みの日本酒をお店で見つけるための方法を紹介したいと思います。 まずは自分の好みの日本酒を知ろう! これがわからないと、選ぶ基準がないので適当に選ぶしかできません。なので、基準がない方は色々な味を飲んでみてこの味は好きかもしれないというものを見つけてみましょう!正直こてっちゃんは無駄に先入観があると、知ることができない味もあるので、適当に選ぶでもいいと考えています。「気になったものは飲んでみればいいじゃん」の考えから当ブログは味についてはあまり書いていないのです。…

  • 【ウイスキー】色々な逸話が残る酒!グレンロセス【スペイサイド】

    今回紹介するのはグレンロセスです。 グレンロセスはカティーサークやザ・フェイマスグラウスの重要な原酒になっていて、かつてはシングルモルトとして生産されることはほとんどなく、今でも5%に満たない生産量というのだからそれだけで貴重なウイスキーという事を物語っています。 bar-kottechan.hatenablog.com <グレンロセスの仕込み水のエピソード> 創業当時から仕込み水は蒸留所の背後の丘の上にあるフェアリーズ・ウェルとアードカニーの2つの泉の水が使われています。そのうちの一つのフェアリーズ・ウェルは妖精の泉という意味で悲しい伝説があったのです。 <フェアリーズ・ウェルの伝説> 昔、…

  • 【日本酒】酒好きの酒好きによる酒好きのための酒造り!鷹来屋【大分・濱嶋酒造】

    今回紹介するのは鷹来屋です。 浜嶋弘文さんが、濱嶋酒造での酒造りを約20年ぶりに復活させ、誕生したのが屋号から名付けられた鷹来屋でした。実は浜嶋弘文さんは醸造学の大学ではなく商科大学に通っていたのです。これには理由がありました。 <蔵元の息子が商科大学に行った理由のエピソード> 弘文さんの母親が病で倒れてからの濱嶋酒造さんは酒造りを行わず、近隣の蔵に造りを委託していました。つまりできた酒を買い取って濱嶋酒造の銘柄をつけて販売するだけだったのです。だからこそ、弘文さんは大学には造りを学びに行くのではなく、経営を学ぶために商科大学に行き、卒業後の3年間はOA機販売メーカーの営業として働くことにした…

  • 【ウイスキー】スコットランドに伝わる伝説!100パイパーズ【ブレンデッド】

    今回紹介するのは100パイパーズです。 <100パイパーズの由来> スコットランドには昔からこんな伝説があります。「良いスコッチを飲むと1人のバグパイパー。 スムーズな酒なら2人。 もし、それがメローなら5人か6人。 でも真に偉大なスコッチを飲めば、 100人のバグパイパーの音色を聞くことができるだろう。」 (ブレンデッドウイスキー大全から引用)このなんともドラクエの中に出てきそうな伝説をもとに造られたお酒が100パイパーズなのです。 <100人のバグパイパーとは> スコットランド独立のために戦ったジャコバイト軍の先頭には、いつも100人のバグパイパーが立っていました。このバグパイパーは演奏を…

  • 【ビール】悪魔の潜む魔性のビール!デュベル【ベルギー・エール】

    今回紹介するのはデュベルです。 このお酒はフラマン語で悪魔という意味です。実は悪魔という物騒な名前がつけられたのには、面白いエピソードがあったのです(最近、こてっちゃんの中ではこのくだりがお気に入りです 笑) <悪魔と名付けられたエピソード> このビールの特徴は、エールなのに淡い色をしていることと、柔らかい口当たりで驚くほどきめの細かい泡立ちです。そして、なんとアルコール度数が8.5%もあるのです。この高いアルコール度数に関わらず、スムーズに飲めてしまうのが悪魔と呼ばれる所以でしょうか?このビールの試飲会で試飲をしていた人物が「悪魔が潜んでいる」と口走ったことがデュベルと名付けられたきっかけと…

  • 【日本酒】なにをやるにも遅いなんてない!小左衛門【岐阜・中島醸造】

    今回紹介するのは小左衛門です 昔ながらの杜氏制度では10代半ばで蔵人になるのが普通です。ですが、中島醸造の中島小左衛門さんと、中島脩生さん兄弟が「酒造りを任せてほしい」と言ったのは兄である中島小左衛門さんが27歳、弟である中島脩生さんが22歳の時でした。それまで醸造学を学んできたわけでもなく、酒造りにほとんど携わっていなかった二人でしたが、こう言ったのには理由がありました。 <普通よりも遅い状況で蔵人になった理由のエピソード> 当時の杜氏は(駄洒落ではなりません 笑)麹の出来具合が明らかに不完全であるのに、なかなか改善しようとしなかったり、心がこもった酒造りには見えなかった二人が、このままでは…

  • 【ウイスキー】起業家だからできた柔軟な視点!ブラック&ホワイト【ブレンデッド】

    今回紹介するのはブラック&ホワイトです。 <夢を持ち続けた少年> ブラック&ホワイトの生みの親であるジェームズ・ブキャナン14歳の時に船会社の医事勤員として働き始め、いつか首都であるロンドンに進出してお金持ちになるんだという夢を持っていました。夢を持ち続け、30歳の時にウイスキーのブレンダーとしてジェームズ・ブキャナン社をロンドンに設立することに成功します。 <ジェームズ・ブキャナンが目をつけたところは> 当時のウイスキーは風味の強いモルトウイスキーが主流でブレンデッドは生まれたばかりでした。そこに目をつけたジェームズ・ブキャナンはロンドンの若者やウイスキー初心者にも飲みやすいまろやかなお酒を…

  • 【日本酒】吟醸古酒のパイオニア!西の関秘蔵酒【大分・萱島酒造】

    今回紹介するのは西の関です 西の関とは西日本の横綱(代表酒)になりたいという願いと誓いが込められてつけられた名前です。そして萱島酒造さんは実は吟醸古酒のパイオニアとも言われているのです。 <吟醸古酒のパイオニアと言われる理由> 西の関の大吟醸古酒が発売されたのは昭和38年のことで、当時の吟醸酒は新酒で飲むものではなくて、しばらく寝かせてから蔵の中だけで飲まれていました。それを初めて売り出したのが西の関だったのです。 <秘蔵酒の由来> これは吟醸酒は蔵人だけが飲む門外不出のお酒だったことから、先代社長が秘蔵酒と名付けたことが由来です。 <秘蔵酒誕生のエピソード> 吟醸酒ってどのくらい持つのだろう…

  • 【ウイスキー】子どもの誕生日の為にブレンドされた!アイラミスト【ブレンデッド】

    今回紹介するのはアイラミストです。 このブレンデッドウイスキーのキーモルトにはラフロイグが使われているのですが誕生したのには面白いエピソードがあったのです。 <アイラミスト誕生エピソード> このウイスキーはアイラ島の領主であるマーガデイル卿が息子の21歳の誕生日を祝うパーティー用につくられたものです。このウイスキー製造を担当したのは当時ラフロイグのオーナーのイアン・ハンターで当初はラフロイグをパーティー客用にと考えていたそうですが、アイラモルトに馴染みがないお客さんのことを考え、ブレンデッドウイスキーに変更したのです。こうして誕生したのがアイラミストで長い間プライベート用だったのですが、198…

  • 【日本酒】たった二人のマンションでの酒造り!蓬莱鶴【広島・原本店】

    今回紹介するのは蓬莱鶴です 原本店さんは広島市内の中心地にある四季醸造の蔵で、なんとマンションで日本酒造りをしています。実はマンションで造られているのには面白いエピソードがあったのです。 <蓬莱鶴が造られている醸造所のエピソード> 平成2年に先代が亡くなった時に、蔵を廃業にして跡地にマンションを建てることになりました。そこに待ったをかけたのが、それまで大手清酒メーカーに勤めていて「なんで自分の蔵があるのに、よその会社で酒造りをしているのだろう?」と疑問を感じていた原純現社長でした。 自分の蔵で自分のお酒が造ることに挑戦したくなった原社長は、急遽マンションの設計を変更して、地下に醸造所を作ること…

  • 【ビール】200年以上前の樽で発酵!?トラクエアハウスエール【イギリス・エール】

    今回紹介するのはトラクエアハウスエールです。 トラクエアハウスエールは最高級ビールの栄誉が与えられていて、ビールの専門書でも必ずと言っていいほど紹介されているビールなのです。そして、このビールはスコットランドの古城で復活を果たすのですが、そこには面白い話ががあったのです。 <トラクエアハウスエール復活のエピソード> トラクエアハウス醸造所は1700年代初頭から家と地所に提供する醸造所でした。ですが、1800年代初頭に廃止され、徐々にその場所には家族のガラクタやゴミが置かれるようになり、その存在は完全に忘れ去られることになります。 月日は流れて1960年代初頭に当主である、ピーターマクスウェルス…

  • 【ウイスキー】100の試作品から出来上がったお酒!ヴァット69【ブレンデッド】

    今回紹介するのはヴァット69です。 このボトルのキャップには、サンダーソン家の紋章であるタルポット犬と「神なくしては何者も存在し得ない」という同家のモットーが書かれています。そしてこのお酒の名前の由来には面白いエピソードがあったのです。 <ヴァット69と名付けられたエピソード> このお酒を生み出したウィリアム・サンダーソンは究極のブレンデッドを造るために、3年かけてモルトとグレーンの原酒比率を変えたり、試行錯誤して100の試作品を完成させます。ウィリアムはそれらの試作品を100の樽に入れて順番に番号を付けました。その試作品を友人やブレンダー仲間を読んでテイスティングすると全員一致で69番目の樽…

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