人工透析クリニックで臨床工学技士部技士長をしています。このブログには、コメディカルマネジャーとして自身が学んできたことを投稿していきます。
自分の常識は他人の非常識と意識しよう 自分が普通に思っていることや感じていることは、他人にとっては普通ではないことが多いと考えましょう。 まずは自分の常識を疑ってから物事に取り組む必要があります。 結論を短い短いメッセージで伝えましょう 伝えたいことを絞り込み、短く伝えることにより、伝わりやすくなる。 ※丁寧に長く伝えたつもりでも要点は伝わりません。 「褒める」と「叱る」のバランスとは⁉︎ 褒める70%、叱る30%のバランスが必要である。 5W1Hで伝える習慣を持ちましょう 5W1Hとは、 Why:なぜ What:何を Who:誰が Where:どこで When:いつ How:どのようにして …
私は京セラの創業者、稲盛和夫さんの本が大好きで、たくさん読みました。よくその本に登場する方程式を今回は紹介しようと思います。 人生・仕事の結果 =考え方(-100〜100)X熱意(0〜100)X能力(0〜100) この方程式で大切なことは、考え方だけにマイナス軸があるということです。この方程式を何年か前に問題を起こした"なんとか宗教団体"に当てはめると、理解してもらえると思います。信者たちは、超一流大学を出た優秀な能力の持ち主が多く在籍していました。さらに信者たちは、信仰を広めるために強い熱意もありました。しかしながら考え方に謝りがあり、いくら高い能力と熱意を兼ね備えていても、考え方に謝りがあ…
コメディカルのみなさまも役職が付くと、名刺が与えられるのようになりますよね。その名刺には、職場の個人メールアドレスが記載されることが多いです。名刺が貰えるようになると、なんだか頑張った実感を味わえたり、もっと頑張ろうと決意を新たにする方も多いのではないでしょうか。名刺交換のマナーは、以前まとめた(ログイン - はてな)ので、今回は「メールのルールとマナー」についてまとめることにしました。役職が与えられてからは、院内やグループ内はもちろんのこと、院外の施設や業者とメールのやり取りも増えてきます。 私自身も同様に、ビジネスメールが必要になる以前は、携帯メールがメイン(その頃"ライン"はありません😅…
ランニング再開4日目‼️ 私は元々ストイックなランナーではありません。学生の頃もこれといったスポーツもしてきませんでした。根っからの運動音痴ってヤツです。職場から半強制的にゴルフを始めさせられ、レッスンには10年位通いました。レッスンに通っていないと、クラブが球に当たらないんですもん。それなのに道具だってレッスンプロに勧められるがままに、インプレス、MP、ボーケイ、キャメロンなんてプロ並みの武器を揃えたんですが、スコアは120がやっとやっと😓やっぱりゴルフも道具じゃないんですねーーー‼️ゴルフに費やしたお金は、コース代も含めたら100万は軽いだろうな💦安給料なのにバカだよね。 その一方で、ラン…
今回のテーマは「5つのポイント」です。恐らくこのブログを読んでくれている方の中には、臨床現場の第一線で活躍しつつ、マネージャーとして管理業務も同時にこなしている方も多いはずです。プレイングマネージャーと言えば聞こえはとても良いけれど、実際その立場になるとなかなか大変なものです。マネージャー業務を優先させ過ぎて、現場の業務を疎かにすれば、スタッフたちから嫌な顔されたりするような辛い経験もありませんか⁉︎ 私はありますね〜。理解してもらえる組織風土を形成できれば理想なのですが。。。 マネージャーの仕事って、スタッフのことから運営のことまで考えなければならず、とても責任がありますよね。 持論なんです…
暖かくなり、ランニングしやすい季節になりました。去年の冬から腰痛でランニングをサボっていましたが、最近は腰痛も軽くなり昨日からランニングを再開しました。以前はフルマラソンに出場(記録より完走目標)していましたが、練習不足による衰えってとても早いですね。気持ちは前の記憶のままですが、実際は3キロも走れませんでした。またコツコツとランニングを続けながら脚力を鍛え、距離を伸ばしていこうと思います。元々、椎間板ヘルニア持ちの私ですが、腰痛を悪化させた大きな原因は、本日紹介する「腹筋ローラー」です。仕事仲間にお腹がシックスパックになっている事務menがいて、どうしたらそぉなれるのかを尋ねてみたんです。そ…
私の施設は全台オンラインHDFの施設です。治療方法の幅が広がり、機能を有効に活用するためにも患者さんの検査データや体重増減変化と体調変化もしっかり観察しなければならないと考えています。透析前後採血がある週は、フィルターのグレード、血液流量、透析液流量、補液流量の組み合わせをKT/V・nPCR・Alb値を中心に治療条件を見直しています。 透析医学会の報告からも本邦の透析医療は、高齢化が進んでいることがわかります。 高齢者医療の位置付けとなった透析医療は、毒素を抜くことばかりに囚われてばかりではいけません。過剰な透析をしていないか?拡散優位の設定が必要なのか?濾過優位の設定が必要なのか?をポイント…
今回は名言について書こうと思います。「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」これは現代のマネジメントにも通じる戦国武将 武田信玄(1521年〜1573年)のものです。「人は城、人は石垣、人は堀」からは、信頼できる人材(=人財)の集団は、強固な「城」に匹敵すると考えていたことが想像できます。「情けは味方、仇は敵なり」からは、人に情を掛けていれば、困難に直面したときに助けてくれるだろうが、恨まれるような行動・言動・態度を取っていれば、協力が得られなかったり、裏切られてしまうと解釈できます。五大要素でも触れた「人間関係」「報告」「指導」「管理」「戦略」をマネージャーが中心になって遂行する…
今回のテーマは組織の五大要素の中から戦略です。 1.人間関係(基礎づくり) ↓ 2.報告(柱を立てる) ↓ 3.指導(柱を太く・強くする) ↓ 4.管理(屋根を張る) ↓ 5.戦略(屋根を大きくする) 5.日頃、戦略と戦術を混同している方も多いのですが、明確に分けて理解をしておくことからこの章を始めていきたいと思います。 前章の管理では「時間」「物」「システム」「情報」について説明しましたが、これらの管理がしっかりできていないと戦略が打てないということを理解しておかなければなりません。 問題を発見したマネージャーは、その事柄を注意深く観察し、注意深く聴く、その後は「時間」「物」「システム」「情…
今回のテーマは組織の五大要素の中から管理です。 1.人間関係(基礎づくり) ↓ 2.報告(柱を立てる) ↓ 3.指導(柱を太く・強くする) ↓ 4.管理(屋根を張る) ↓ 5.戦略(屋根を大きくする) 4.先ず管理とは、人を管理するものではなく、人から発したものを管理するということだということを理解することが必要です。自身も誰かに管理されたいですか?皆さん口を揃えて、誰かに管理されるのはイヤと答えることでしょう。仕事上での管理とは、「人」以外のものを管理するということです。簡単にまとめると、マネージャーは、見たり聞いたりした内容を管理するようにするということです。さらに管理とは、常日頃活用する…
このブログのテーマは、マネジメントやマナーがメインですが今回は脱線ネタです。 今夜は県臨床工学技士会の理事会がありました。 私は県臨床工学技士会・会長からお誘い頂き、初の参加です。 初めてゆえに、何もわからないままの3時間、、、 じっと会議中のやり取りに耳を傾け続けていました。 私に与えられたミッションは、「代謝部門(主に人工透析)」の責任者として、県内の研究会やセミナーを企画し、コメディカルを盛り上げるということでした。 このブログを読んでいる方の中には、同業者で既にご経験がお有りの方もいらっしゃるのかも知れません。 私はアラフィフながら未経験の世界です。 それでもやはり燃えちゃいますね! …
今回のテーマは組織の五大要素の中から指導です。 1.人間関係(基礎づくり) ↓ 2.報告(柱を立てる) ↓ 3.指導(柱を太く・強くする) ↓ 4.管理(屋根を張る) ↓ 5.戦略(屋根を大きくする) 4.指導を考える上で先ず意識するべきことは、「教える」と「指導する」この違いを理解することが大切です。業務、技術、知識、情報など、業務上困らないため、さらには円滑に業務を遂行するために教えることが「教える」ということです。一方で指導とは、分けてみると「指し・導く」と書くことができます。マネージャーは、部下を指し、導くことを指導といいます。最近では、人に何かを教える先生はたくさんいても、指導者が減…
今回のテーマは組織の五大要素の中から報告です。 1.人間関係(基礎づくり) ↓ 2.報告(柱を立てる) ↓ 3.指導(柱を太く・強くする) ↓ 4.管理(屋根を張る) ↓ 5.戦略(屋根を大きくする) 2.すべての状況を観察しきれない中で、マネージャー等管理職は、判断・決断を迫られることがよくありませんか。大企業のCEOクラスともなれば、ひとつの判断ミスにより、数億円の損失を招くような事態になりかねないことがあります。そのようなミスリードは、誰しも回避したいものですよね。的確な判断・決断をするためにも報告はとてもとても重要です。つまり部下の報告は、マネージャーから経営者に至るまで、判断・決断の…
今回のテーマは組織の五大要素です。この五大要素を"家”を例えにイメージをしていただくと、より理解しやすくなると思います。 1.人間関係(基礎づくり) ↓ 2.報告(柱を立てる) ↓ 3.指導(柱を太く・強くする) ↓ 4.管理(屋根を張る) ↓ 5.戦略(屋根を大きくする) 1.人間関係 2.報告 3.指導→人間力強化 4.管理 5.戦略→組織力強化 ということになります。 1.人間関係からひとつひとつ積み重ね、人間力強化が形成され、それが最終的に組織力強化となり5.戦略を打ち出すことが可能になります。人間力強化なしに組織力強化を図ることは困難です。1.人間関係は、コメディカルマネージャー5ミ…
今年も学会シーズン到来です。私共の施設からも透析医学会発表の応募をし、部下の演題が6/30(土)の発表に決まりました。その部下は初めて学会発表を経験する臨床工学技士です。やり甲斐を感じてもらいたくて、発表のチャンスを提供し、約2年分の臨床データのまとめ方法抄録・スライド作り、原稿など発表に向けて指導しています。テーマは今流行りの"on-lineHDF"の臨床研究です。デビュー作の演題がうまくいくように頑張っています。 http://www.congre.co.jp/64jsdt/index.html それでは本題に移りましょう。 今回のテーマは「名刺交換」です。 初めてお会いする業者の方、学会…
コメディカル マネージャーの 5ミッション ☆業績向上 ☆部門活性 ☆部下育成 ☆強化拡大 ☆方針浸透 5ミッションの最後は方針浸透についてです。「方針浸透」のポイントは、具体的かつ正確に伝え、その内容を「理解させる」ことではありません。スタッフがその方針に基づいた「行動ができる」ことが目的です。 集団を引きつけることが大切ですね。 1.伝えたいポイントを絞っておくこと 2.相手より大きな声で話す 3.一方的にならず質問形式で 4.難しい言葉を使わずに、わかりやすい言葉を使う 5.抽象的な言葉を使わずに、具体的な言葉を使う 6.納得させたいことは、必ず根拠で打つ 7.先ずは自分に言い聞かせるよ…
コメディカル管理職の 5ミッション ☆業績向上 ☆部門活性 ☆部下育成 ☆強化拡大 ☆方針浸透 次は強化拡大について書こうと思う。 「強化拡大」といってもなかなかイメージが沸かないだろう。 私が強化拡大を例えれば、 「学会や研究会に参加して知識を増やす」 「知識を自施設にフィードバックする」 「知識を増やしたいと思うスタッフを増やす」 「考えたり・行動に移せるスタッフを育てる」 「サブパートナーを育てる」 「新しい治療や新しいサービスを導入する」 「新しいスタッフを採用する」 「新しい医療機器を増台する」 「フロア拡大およびベッドの増床」 「ホームページ更新」 「系列施設を増やす」 を挙げるこ…
コメディカル管理職の 5ミッション ☆業績向上 ☆部門活性 ☆部下育成 ☆強化拡大 ☆方針浸透 今回は部下育成について書こうと思う。 「部下育成」も部下とコミュニケーションを深めていくことではないだろうか。 部下育成のためには、大前提に上司が指導者という眼鏡を掛けて人間観察することが必要だ。 「人間観察とは部下を注意深く観察して、部下の意見を注意深く聴く」ということ。 具体的には、①相手の表情 ②相手の言動 ③相手の聴く姿勢 ④相手の声の大きさ・明るさ ⑤相手の話し方 ⑥相手の姿勢・態度(挨拶がしっかりできていないとダメ) ⑦相手の話の内容についてチェックしよう。 これらのことを意識しながら観…
コメディカル管理職の 5ミッション ☆業績向上 ☆部門活性 ☆部下育成 ☆強化拡大 ☆方針浸透 今回は部門活性について書こうと思う。 「部門活性」の中身は、コミュニケーションを深めていくことではないだろうか。 そのためには人間関係を構築していくことが大切である。人間関係とは⁉︎「お互いを認め合うこと」である。具体的には、「価値観」や「考え方」を認め合うこと。スタッフたちとたくさん話し合いを重ねていくことだ。それは自分が相手を理解し、相手に自分を理解してもらうためなのだ。意見の食い違いで衝突するのが問題なのではない。「相手の行動を見ない」「相手に意見を言わざる」「相手の意見を聞かざる」「相手の変…
コメディカル管理職の 5ミッション ☆業績向上 ☆部門活性 ☆部下育成 ☆強化拡大 ☆方針浸透 今回は業績向上について書こうと思う。 「業績向上」 医療の仕事をしていると、儲けとかお金絡みの話題はある職位にならないと、理解が得られなかったり、タブーな節がある。しかしながら現実は、診療報酬改定の度に医療経営は苦しい要求を繰り返されてきた。周りを観てみると力のない施設は閉鎖を余儀なくされたり、巨大グループに買い取られる施設も実在している。このような状況を踏まえると、もはやこの重大な話題をタブーのままではいられない状況になっているのではなかろうか。 医療サービスを信頼された上で、患者さんを増やすこと…
コメディカル管理職の 5ミッション ☆業績向上 ☆部門活性 ☆部下育成 ☆強化拡大 ☆方針浸透 上記5つを最優先に取り組むべし。 それだけでいいのか⁉︎と疑問に思うかもしれませんが、あれもこれも同時に手を出して、結局何も結果に結び付かないのであれば、残念ながらやらなかったことと同じになってしまいます。プロセスはとても大切なのですが、失敗したのではストレスばかりがたまってしまいます。結果を導き出すための執着、そしてそのためのプロセスが必要だと思いませんか。昔、数学で学んだ方程式と証明問題にとても似ていると思うんですよね。重要度や優先度をもう一度考え直し、課題のターゲットを決めたら、欲張ることなく…
はじめまして、そるといんです! 私は現在人工透析クリニックで臨床工学技士として勤務しています。臨床工学技士人生を40年とすると、もう折り返し地点を過ぎてしまいました。これを機に、意外と学ぶ機会の少ないビジネスマナーやコメディカルにもできるマネジメントについてのブログを立ち上げました。微力ではごさいますが、コメディカル仲間のお役に立つことができれば幸いです。 私の役職は技士長で、臨床工学技士と看護師を統括する責任者です。職場によって業務内容が異なるとは思いますが、このブログでは組織の活性化や人材育成をメインにした内容を投稿していくつもりです。 『自己紹介』 名前:shizuyoko 年齢:アラフ…
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