自由主義キリスト教について
自由主義神学の大家としてアドルフ・フォン・ハルナックが有名です。彼は古代キリスト教史に対して「福音のギリシャ化」ということを言いました。以下、引用します。 <バーフィンクは、「教義学の歴史と文献」の議論を始める。すなわち、聖書は、ただちに教義でなく、教義の材料であり、教会が聖書の内容を教義として形成していくが、この教義形成そのものを、どのように評価するかという問題がある。具体的には、教義形成を過小評価する立場と過大評価する両極端がある。そして、教義形成を過小評価した代表者は、ハルナックと言える。ハルナックは、イエスは、神の父としての愛と霊魂の無限の価値のこの二つを、福音として、単純素朴に教えた…
2019/12/11 13:12