【予告編2】女神は受難を与えたまう

【予告編2】女神は受難を与えたまう

kindle出版予定の長編小説『女神は受難を与えたまう第1部』、いろいろとエピソードを加えたりして、難航しています。ごめんなさい。このまま出せなくなる、ということはないとは思いますが、そうならないためにも、ここでひとつ、「予告編2」を公開することにしました。いろいろなシーンを切り取っています。ちょっと覗いていただけると、嬉しいです。~矢田部瑞樹、小学六年の頃、同級生女子にこらしめられたエピソードから足の裏に無機質なコンクリートが冷たかった。ズボンばかりか、靴も靴下も脱がされパンツ一枚の裸にされてしまった。服を返すように頼んだけれど、女子たちは笑い声しか寄こさなかった。取り巻き女子の一人が脱がせた衣類一式を抱えると、「これ、しばらく没収ね」と言い残して、どこかへ持っていってしまった。瑞樹は素早く女子たちへ目を走ら...【予告編2】女神は受難を与えたまう