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写真手帖 https://kikutabayashi.hatenablog.com/

写真作家の2人が写真を撮りながら日々考えたことを発信してます。 フィルムカメラ及びデジタルカメラ。その他にも写真に関することを満遍なく更新していきます。カメラ初心者から中級者までをターゲットに雑学・講座・考え方を提供します。

yorudora
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2019/03/31

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  • 『人生の目標』という言葉から最も遠い、断片的に生きる写真人間の世界

    kikutaです。 今日は僕の写真観を支える考えについて少し書き記します。 まず初めに、タイトルに記載した通り僕は『人生の目標』という言葉がすごく苦手です。 正しくは自身の考え方とは正反対のところにある考え方、しっくりこない思考といったところです。 以前も記事にしましたが僕は極端な唯物論者であり、タナトフォビア(死恐怖症)です。 そんな夢も希望もない考え方のくせに詩的なものが好きだったりもします。 人生の目標を考えるという大切なこと 僕には自分の死からの逆算などとても恐ろしくてできない 明日のことすらわからない。だからこそ生きてて面白いんじゃないか! 名も目的もない時間を生きたっていいじゃない…

  • レンズについた水滴こそが、そこにぼくがいた証明なのかもしれない。

    kikutaです。 最近読んだ本の中で印書に残った内容があったので、備忘録として記事にします。 タイトルの様な一節が大山顕さんの『新写真論』の中に出てきてハッとしました。 著者によると、下記のようなことのようです。 (僕の勝手な解釈を含んでます。) 現代までカメラ・レンズはフレアや歪みをひたすらに排除してきました。 つまりは、できるかぎり撮影者の存在を削除してきたのです。 できる限り''クリアな視界=目の前の世界そのもの''を目指してきたわけですね。 そしてついには写真から撮影者は消え、写真には被写体だけが残りました。 しかし、ここ最近はフレアやゴーストなどをわざと映り込ませることがトレンドに…

  • 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』で考える超個人的写真考

    kikutaです。 今日は珍しく小説の話をします。 村上春樹さんの小説で『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』というものがあります。これ、僕が大好きな小説です。 むしろ大好きというよりかは、なぜだか胸に残って忘れられない小説といった所でしょうか。 そして僕は主人公のつくるという人物が好きなのです。 カメラは基本的に大切なもの、美しいものに向けられるものである。 でも僕は言葉にできないもの、意味のないもの、理由のないものが見てみたい 多くの写真家たちは孤独な生の中で何かを写してきた 多崎つくるの生きる世界は美しい まるで私写真みたいだ、と思った というわけで読んで見てほしいです。特に孤独な…

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