ペッパー・アダムスの初々しい姿
PepperAdams/Quintet(米ModeRecordsMOD-LP112)ペッパー・アダムスの自己名義のリーダー作としてはこれがデビュー作ということになる。1956年頃に西海岸に行った際にレコーディングの機会を得たのだろう。カール・パーキンス、ルロイ・ヴィネガー、メル・ルイスの鉄壁のトリオと実力者スチュ・ウイリアムソンを相方にした、メンバーに恵まれた幸先のいいデビューだった。既に完成された演奏技術で長いソロを吹き切る姿は圧巻。"Baubles,BanglesAndBeads"での疾走するロング・ソロは驚異的で、粒立ちのいい豊かな低音をこのスピードで吹き切ることができるのはこの人以外にはいない。バリトンということを横に置いても、サックスでここまでの演奏ができる人はなかなか見当たらないのではないだろ...ペッパー・アダムスの初々しい姿
2025/03/29 08:35