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2019/03/23

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  • ● 本:『対論 1968』(笠井潔、絓秀実共著)

    2022年集英社新書 全共闘世代(1947~49年生まれ)である小説家の笠井潔と文芸評論家の絓秀実が、“1968年”をテーマに語り合った対談本。 外山恒一(とやまこういち)という1970年生まれの政治活動家が聞き手をつとめている。 この人については知らなかったが、なかなか

  • ● やっぱり名作! 本:『皇帝のかぎ煙草入れ』(ディクスン・カー著)

    1942年原著刊行1961年創元推理文庫(井上一夫訳) 高校時代に読んだとき、かぎ煙草入れ(snuff box)というものがどういうものか分からなくて、いま一つぴんと来なかった。 それを言えば、そもそも「かぎ煙草」というのも日本人には馴染みのうすい風習である。 ウィキによ

  • ● 蒲田で味わう : Orchestre de SAVEUR 第3回演奏会

    日時: 2024年8月24日(土)会場: 大田区民ホール アプリコ大ホール曲目:シューマン: 交響曲第3番「ライン」ベートーヴェン: 交響曲第3番「英雄」指揮: 山上紘生 Orchestre de SAVEUR は、2022年結成のアマオケ。 SAVEUR とはフランス語で「味わい」を意味するそうだ

  • ● 愚者の楽園 本:『哲学者の密室』(笠井潔著)

    1992年光文社2002年創元推理文庫 お盆休みは例によって4泊5日の秩父リトリートをした。 今回携えていった本が、『スマナサーラ長老が道元禅師を読む』と本文庫であった。 本書はとにかくブ厚い。 小口45ミリ、1000ページを優に超える。 普通の文庫ミステリーの3~4冊分

  • ● 本:『スマナサーラ長老が道元禅師を読む』(アルボムッレ・スマナサーラ著)

    2024年佼成出版社 曹洞宗祖師の道元禅師が著した『正法眼蔵』の冒頭に置かれている「現成公案」を、テーラワーダ仏教の僧侶であるスマナサーラ長老が解説している。 と言っても、75の文章からなる「現成公案」の全文ではない。 「仏道をならふといふは、自己をならふなり

  • ● 映画:『ステキな金縛り』(三谷幸喜脚本&監督)

    2011年東宝、フジテレビ142分 崖っぷち弁護士のエミは、妻殺しの容疑で逮捕された男を助けるため、被告のアリバイを証言できる落ち武者の幽霊を、証人台に立たせようと奮闘する。 どうやってこういった奇抜なアイデアを思いつくのやら。 目玉となるアイデアさえ生まれたら

  • ● 本:『世界はありのままに見ることができない』(ドナルド・ホフマン著)

    2019年原著刊行2020年青土社(訳・高橋洋) 非常にスリリング、かつ啓発的、かつ面白い、かつ難しい本であった。 難しさの理由は二つ。 一つは、本書が最先端の科学イシューを扱っているからで、進化生物学を基盤としつつ、神経科学、脳生理学、遺伝学、宇宙物理学、相対

  • ● イ・ソンギュンを悼む 映画:『王様の事件手帖』(ムン・ヒョンソン監督)

    2017年韓国114分原題:The King's Case Note 舞台は15世紀の朝鮮。 国家は、一族代々資本を握り、陰で政治を操る官僚たちに支配されていた。 彼らに暗殺された兄王のあとを継いだ国王イェジョン(演:イ・ソンギュン)は、持って生まれた卓抜なる頭脳と身につけた剣の腕、

  • ● 荒川区民オペラ第22回公演:ヴェルディ作曲『ナブッコ』

    撮影するソルティが映り込んで面白い絵柄となった日時: 2024年8月12日(月)14時~会場: サンパール荒川(大ホール)指揮: 小﨑雅弘演出: 澤田康子キャスト ナブッコ : 野村 光洋(バリトン) アビガイッレ: 柳澤 利佳(ソプラノ) ザッカーリア: 鹿野 由之(バ

  • ● 本:『ブッダの瞑想修行』(石川勇一著)

    2023年サンガ新社 「ミャンマーとタイでブッダ直系の出家修行をした心理学者の心の軌跡」という副題そのままの本である。 あえて補足するなら、ミャンマーとタイは、中国を通じて日本に伝わった北伝仏教(いわゆる大乗仏教)ではなく、スリランカを通じて東南アジアに伝わ

  • ● 映画:『記憶にございません!』(三谷幸喜監督)

    2019年127分  三谷幸喜が天才であることは、最初期の仕事である『やっぱり猫が好き』(フジテレビ、1988-1990)をリアルタイムで観ていて察知した。 「ああ、日本にこれまでにないタイプのコメディ作家が出てきた」と思った。 落語風でもドリフ風でも吉本新喜劇風でもな

  • ● 本:『聖なる女 斎宮・女神・中将姫』(田中貴子著)

    1996年人文書院 著者の田中は1960年京都生まれの国文学者。 中世の説話と女性の問題などを研究している。 本書は一種の「聖女論」である。 日本史や古典物語に登場する日本の聖女たち――中将姫、伊勢神宮の斎宮、京都賀茂神社の斎院、天皇の娘である内親王――の半生や

  • ● クイーン的問題? 本:『ダブル・ダブル』(エラリー・クイーン著)

    1950年原著刊行2022年ハヤカワ・ミステリー文庫(訳・越前敏弥) クイーン後期のライツヴィル物。 童謡『マザーグース』の次の歌詞になぞらえて人が死んでいく、いわゆる見立て殺人物である。Richman, poor man,金持ち、貧乏、Beggarman, thief,乞食、泥棒、Doctor, lawyer

  • ● スペクタクル、神護寺展!!(東京国立博物館)

    今年3月中旬、京都栂尾にある神護寺に行った。 唐で密教の奥義を究めた空海が、京に戻って最初に滞在したのがこの寺であり、最澄を筆頭とする当時の日本の高僧たちに密教を伝えんと活動を始めたのもここである。 いわば、真言密教誕生の地。 そうした歴史・宗教的価値の

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