俳優 前田隆成による演劇企画「ハコボレ」活動日記。公演情報や劇団の運営方法のこぼれ話を記載。映画や落語といった趣味の話や出演の際に感じた体験談などを綴る。
ええ。長らく通信が途絶えてましたが、再びの交信を試みます。東京公演が終わり一週間が経ちました。公演が終わり、心身ともに疲弊して寝込んでしまうので、ご挨拶が遅くなりました。ようやく活動再開。まずは何より、劇場へお越し頂いたすべてのお客さまに感謝したします。終演後の皆様のお言葉や暖かい拍手に救われました。ボロボロの姿でお会いして心配してくれる声や、脚本へのご指摘。全て受け取りました。優しさも厳しさもすべて頂きました。貴方が観てくれているから、我々は舞台上で生きれるのかも知れません。我々を生かしてくれて感謝します。 ただ。今回は初めて生きた心地がしなかった舞台でした。大阪で活動を始めて三年。ハコボレ…
本番まで残り三日。本日最後の製作物を創り終えました。明日、東京へ向かいます。 この通信がきっと誰かに届いている事を祈って『はこづめ』最後の文字を打ちます。ハコボレを知ってもらうために『はこづめ』の記事を書いて。劇場、俳優、音楽、映像、小説と全ての手札をお見せしました。最後に前田の願いを込めてお話しを。 演劇に魅せられて足を踏み入れて高校3年間と卒業してから4年で合計7年。高校演劇の大会で自分の書いた脚本で敗退した時に、自分の作品は絶対に面白いと意固地になって、悔しさからこの道を進むことを決めた。 自分の一粒くらいの才を信じて演劇にしがみついた。どうしようもない私だ。きっと芸術というほど高尚なも…
開演まで残り5日。少しでも知って頂こうと更新を続けます。劇場で皆さんがお手にする全ての製作物を手掛ける男がいる。旗揚げより関わる「ハコボレ」構成員。馬詰峻についてのお話を。彼はきっと記事を書かれるのは好まないだろうが。それでもお伝えすることにした。 写真/デザイン 馬詰峻 被写体 岩田光風 前記事でも書いた通り、彼とは高校からの付き合いだ。在学当時は特別仲が良かったわけではない。卒業後に彼がデザインの道に進んでいると知り、旗揚げ公演の『ハコイリ』の宣伝美術の製作依頼を頼んだ。全てはそこから始まった。 始まって以来一貫して、宣伝美術のテーマは「取って置きたくなる広告」だ。劇場への案内や詳細情報の…
こんばんは。本番まで残り七日。本日も稽古が終了しました。 第0回公演のひとり芝居から始まり、二人芝居、三人芝居と数を重ねて。素敵な俳優と舞台に立ってきた。高校演劇での出会いから始まりあの不思議な時間をそれぞれの高校で送り、舞台に取り憑かれた人間の一人である。飢えている人間や、欠落、何かが足りないと思っている人間が好きだ。さて今夜は、ハコボレの出演者のお話を。 まずは大阪公演の出演者。鈴木達也(スズキ タツヤ) 1997年8月9日生まれ。新潟県燕市出身。2016年に立命館大学入学と同時に演劇を始める。劇団月光斜で多数の舞台を経験する。2018年コシヒカリのナナピカリの立ち上げに参加。 彼との出会…
本日はハコボレ年明けの初会議。 構成員が五人になったので、会議する場所を選ぶのにも苦労する。 いつもの天王寺のとある喫茶店で今年の計画とそれぞれの抱負を聞く。 今年の大目標はまずは東京公演『はこづめ』の成功そして、ハコボレの梅雨の公演と秋の公演二公演行うことである。今年だけで三つの公演を運営しようとすると中々に重くなる。そのほかにも落語研究会の予定や、前田個人としての俳優業の予定を立てたり。やりたいことは目白押しな訳である。 第三回公演と第四回公演の構想はもう頭の中にあって。それぞれ4人芝居と5人芝居を行う。その人数を増やして行う企画も五人で一度切り上げ、2020年からは新たなハコボレが始まる…
こんばんは。 皆さんは今年の初のお買い物はなんでしたか? 私はコーナンでペンキを買いました。 今回は『はこづめ』の舞台美術製作とその過程のお話を。 まずは昔話。小学校は図画工作の授業が一番好きで一番の楽しみで、学校だけでは満足出来ずに家の近くの絵画教室に通っていました。お年玉の使い道はレゴブロック。絵よりも立体を製作する方が得意でした。中学校に上がっても美術だけの成績が良くて他は並だったことから、自分にはこの才能はあるかも知れないと勘違いをしていました。 高校一年生の演劇のコンクールで舞台美術を担当しました。美術賞を頂いて嬉しかったのですが「それはお前じゃなくて顧問の先生がほとんど作ったものだ…
おはようございます。 年があけて二日目。いかがお過ごしでしょうか。 この時期はやけにテレビ番組が賑やかだそうで。 皆さんはお正月はどんな番組を見られますかね。 さて、今回はハコボレ初のPV製作のこぼれ話。 まずはこちらをご覧ください。 ハコボレ第二回公演「はこづめ」 撮影/編集 矢倉明莉 音楽 トクナガノブユキ(AOI MOMENT) ご視聴ありがとうございます。 今回はPV製作に関わる上記二人のご紹介です。 矢倉明莉(やぐら あかり) 東住吉高校芸能文化科卒。立命館大学映像学部 脚本/監督/映像制作 監督作品の『御都合主義者たち』が第13回TOHOシネマズ学生映画祭で準グランプリとROBOT…
新年あけましておめでとうございます。2019年になりましたね。 実家から徒歩1分のお寺で鐘を鳴らし今年もスタートしました。 どうぞ今年もよろしくお願い致します。 さて11月に大阪公演を終えた「はこづめ」ですが。 東京公演が決まった事情につきましての小噺を。 2018年の10月中頃。大阪公演の稽古の帰り道で一通の電話が掛かってきた。 お相手は北川大輔さん。カムヰヤッセンの脚本/演出で王子小劇場の芸術監督。 私が東京に来て一番初めにお世話になった演劇の恩師だ。 一年振りくらいの連絡だったのでオロオロとぎこちない挨拶を交わした。 何か俳優として出演のお話が来たのではないかと胸を躍らせていると、 「王…
「ブログリーダー」を活用して、隆成さんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。