カーネーションの花びらが束ねられている一点(『中論』第六章貪りと貪る者)
ダイニングテーブルの上にカーネーションの花が挿してありました。それを何気に見ていたら、花びらが一点にシュッと束ねられていることを気持ちいいなと感じている自分に気が付きました。一点に絞られているというのは潔さとか簡潔とかを連想させて、自分の中に潜在的にこうなりたい願望があるからいいなと感じるのかもかもしれません。この一点にシュッと束ねられているというのに関係するかもしれないという内容が龍樹の『中論』の「貪りと貪る者との考察」と名づけられる第六章のなかにありました。「貪り」というのは「執着」と同義語です。この章は「執着」と「執着する者」とのセットの関係性について考察しています。そして、どうもこのセットには「時間の概念と空間・場所の概念は入らないよ」と、言っているらしいのです。普通私がなにかをセットで捉えるとき、時間...カーネーションの花びらが束ねられている一点(『中論』第六章貪りと貪る者)
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