「死体で遊ぶな大人たち」は絶対有りえないけどちゃんと納得させられる

「死体で遊ぶな大人たち」は絶対有りえないけどちゃんと納得させられる

これはあくまでも自分にとってですが、倉知さんの作品はだんとつ猫丸先輩シリーズで、それ以外を手に取るときはちょっとドキドキする。 「これはいける!」か「あー、これは無理…」というのがはっきりしている。この作品もどうも世間的にはダメな方もいるようだ。でも私的には面白かったし楽しめた。 死体で遊ぶな大人たち 作者:倉知 淳 実業之日本社 Amazon 短編集なのだが、全部に共通しているのが冒頭で、まず死体の描写から始まる。食われるはずの無いゾンビに食われたようなありさまの友人の死体目が覚めるとまるで自分が殺したような状況で側に転がっていた見ず知らずの死体わざわざこんな殺し方する…というような壮絶な心…