少し遅くなってしまったのですが、中山記念の回顧を行っていきます。 予想の際にも触れていましたが、近年の中山記念はG1へのステップレースとして重要な位置付けのレースへと変貌し、昔と比較すると大きくそのレベルを上げてきています。 今年も然りで、スワーヴリチャード、ディアドラ、ステルヴィオ、エポカドーロ、ラッキーライラックと5頭ものG1勝ち馬が出走するというG2としては超豪華なメンバーで行われました。 レース回顧 レースは小倉大賞典でまさかの出遅れで大敗し、連闘で出走してきたマルターズアポジーの逃げで始まります。 今回は綺麗にスタートを決めたマルターズアポジー。 いつものように気持ちよくハナを主張し…
JRAでは今週から女性騎手に対する新たな減量制度が現実のものとなります。 現在、JRAの女性騎手は藤田菜七子騎手だけですから当面は彼女に対してだけの制度となります。 個人的な見解から示すとこの制度はあるべきだと思っています。 こう言うと単にミーハーに見られてしまうのかもしれないのですが、そうではないんです。競馬というのはギャンブルというのは事実なのですが、プロスポーツとしての側面を少なからず持っています。 そしてプロスポーツというのは「ショービジネス」です。 ショービジネスに於いて「人気」というものは何より重要視されるべき要素でもあります。 かつてオグリキャップの登場で競馬の人気は飛躍的に向上…
突然の地震に交通網に混乱が見られた北海道ですが、概ね普段通りの生活を取り戻しています。 今回は日曜日に行われる中山記念の予想を行っていきます。 かつて、中山記念と言うと、伝統のあるレースではあるもののステップレースとしての価値を考えた時、安田記念までは中途半端に期間があり、天皇賞に向けても大きな距離の差と半端な期間があるという中途半端な印象の拭えないレースでもあったのですが、近年は様相が一変しましたね。 大阪杯に向けての最重要ステップであるだけでなく、ここをステップにドバイや香港へと遠征する馬も良く見られるようになっていますね。 特にドバイに向けてはこれまでにヴィクトワールピサが中山記念勝ちか…
すみません、前置きしておきますが「競馬特化ブログ」とか言ってるんですが、今回は競馬は何の関連もありません。 そのつもりでいらした方はごめんなさい。 きっかけ 先週のこと。 私はトヨタ、ヴァンガードに乗っているのですが、そのヴァンガードの定期点検のために長年お世話になっているディーラーさんへと足を運んだのでした。 混みあっている日に無理を言ってお願いしたこともあって、長時間待たなくてはならなかったのですが、その際にディーラーさんより軽く車の買い替えを提案されたのでした。 乗っているヴァンガードは走行距離こそ68000キロ程度と年式の割にはそれほど多くはないものの、新車で購入してから既に10年を経…
藤田菜七子騎手がコパノキッキングで出走するということが大きな注目を集めていた今年のフェブラリーステークス。 普段はフェブラリーステークスなど報じることのないようなメディアまでが今年のフェブラリーステークスを報じていましたね。 しかも、ただ出走するだけでなく上位人気となるコパノキッキングでの出走となり、勝機もあると見込まれてのものだけに只ならぬ話題となったようですね。 そのあたりも踏まえながら回顧に行ってみましょう。 レース回顧 1番人気に推されたのは未勝利戦から6連勝でG2東海ステークスを完勝してここに挑んできた武豊鞍上のインティでした。 前日の時点ではインティの単勝オッズは2倍台前半だったの…
17日は今年最初のJRAのG1フェブラリーステークスが行われ、藤田菜七子の初めてのG1挑戦などが話題を集めているのですが、その20分前に小倉では冬の名物ハンデ重賞、小倉大賞典が行われます。 まあ、ローカルのハンデ重賞に出走してくる馬達だけに今後、G1などのビッグタイトルには無縁なことも少なくなく、正直注目度は高いレースではないかもしれないですね。 でも、そんなの関係ねぇ、とばかりにこのレースを予想しようかと思います。 諸事情もあって、今回はやや簡単にいかせていただきます。 レース予想 ◎ アメリカズカップ 〇 マルターズアポジー ▲ レトロロック △ サイモンラムセス △ ブラックスピネル 今…
早いもので1997年に日本初のダートG1としてG1昇格を果たしてから20年以上の歴史が刻まれました。 今では地方競馬のレースも含めて数々のダートG1が登場していますが、90年頃までのダート戦は扱いも低く、芝で通用しないために止む無くダートに活路を見出した馬達が集うレースだったのですが、この頃からアメリカ産のスピードとパワーに優れた快速馬も多数輸入され、次第にダート戦のレベルも上がっていった頃合いでした。 この20年くらいで飛躍的にレベルが上がってきた日本のダート戦線。 芝戦線のように世界最高クラスのレースでも通用する馬が出てくるのでしょうか。 さて、フェブラリーステークスというとどうしても地味…
今回取り上げるのは昨年3月にこの世を去ってしまったサウスヴィグラス。 中央競馬のリーディングランキングではそれほど上位の種牡馬ではないのですが、ダートには滅法強い事で定評がある種牡馬で、地方競馬のリーディングサイアーに過去4回輝いています。 父はエンドスウィープ(その父フォーティナイナー)、母の父はスタードナスクラという血統。 アメリカ産の外国産馬として輸入され、仕上がりの早いイメージが持たれがちなエンドスウィープの産駒ながらオープン入りしたのは4歳時の2月。 4、5歳時にはダートのオープン~交流G2あたりで勝ち負けを繰り返し、安定した成績を残していたものの、本格化したのは6歳以降のこと。 そ…
今週のメインは今年初のJRAのG1、フェブラリーステークス。 1番人気は先日、他の記事でも触れていたインティになりそうな雲行きですが、それとは別の期待を掛けられているのが、コパノキッキング。暮れのカペラステークス、前走の根岸ステークスとダート短距離重賞を連勝してこの大一番に挑んでくることになります。馬名からもわかるようにオーナーはDr.コパこと小林祥晃氏。そして、その小林オーナーがフェブラリーステークスでの鞍上に指名したのは藤田菜七子騎手でした。近年はこうした大舞台で若手の騎手に騎乗依頼があることはあまりなくなっており、しかもコパノキッキングは距離の不安があるとは言え、重賞連勝してきた有力馬の…
9日に開催予定だったこのレースですが、降雪の影響により11日に延期となっていた今日の東京競馬。 昨夜から、再び積雪の可能性があったことから前日からの馬券発売は中止。 ここでまた延期、もしくは中止?と、いう可能性すらありましたが、結果的に心配されていたような降雪はなく、無事に開催に至りました。 昨日の東京競馬場の芝コースは乾いてしまった馬場になっていたこともあってか、早いタイムが続出しており、メインの共同通信杯では勝ったダノンキングリーが上がり32.9の豪脚を繰り出していました。 全体に前残りの傾向が出ていたのですが、その傾向は11日の東京競馬場に於いてもそう変わらないものとなっていましたね。 …
積雪への懸念から開催も危ぶまれていた今日の東京開催でしたが、結果的には雪の影響はさほどなく、前半のレースの発走時刻の変更のみとなりました。 芝馬場もそれほど荒れることもなく無事に日曜日の開催が行われました。 共同通信杯回顧 そんな中で行われた共同通信杯。 勝ったのは新馬戦、ひいらぎ賞を連勝してここに挑んできたダノンキングリーでした。 レースは日本の平地重賞としては異例とも言える7頭立て。 8着に終わってしまっても200万円以上得ることが出来るこの舞台。事前に少頭数になることは多くの関係者もわかっていたことでしょうが、それでもなおこの少頭数。 頭数は少なくともそう簡単に上位に食い込めるレースでは…
2月10日、東京競馬場のメインレースは共同通信杯。 かつて皐月賞へ向かう馬にとってステップレースと言えば、弥生賞、スプリングステークスなどでしたが、近年ではこの共同通信杯から皐月賞に直行するケースも少なくなくなりました。 先日死んでしまったサクラスピードオーが皐月賞へ直行したことがありましたが、当時は異例のローテーションとして少なからず評価が下がっていたものでしたが、近年では外厩の活用も含めた調教技術の進歩もあり、このレースから2か月の間隔を経て皐月賞へと向かうことは普通のことになり、勝ち負けに結びつく馬も見られるようになりました。 で、明日のレースですが東京競馬場では降雪の影響が懸念されるた…
2月9日の東京競馬場、メインレースはクイーンカップ。 近年では外厩の発達もあってか、3月の桜花賞トライアルを使うことなく、このレースから桜花賞に直行するケースも出てきていますね。 また、昨年はマウレアがここを使った後にチューリップ賞も使って、桜花賞へと向かっていますね。 東京の芝1600m戦ということもあり、桜花賞だけでなく、オークスやNHKマイルカップも見据える馬がここで東京競馬場のコースを経験させようとするケースも見られます。 2016年にこのレースを制したメジャーエンブレム、2017年の2着馬アエロリットが共にその後、桜花賞、NHKマイルカップへと向かうローテーションを取り、揃ってNHK…
こんにちは、ゆ~じ~です。 間もなく、北海道には「平成最強」とさえ言われる寒波がやってくると報道されています。 北海道、と一口に言ってもその広さは他の地域の比較にならない規模で、同じ北海道内に於いても、その気候には地域差が結構あるんですね。 ここ、札幌に関してはこの厳寒期ですと日中の気温は0℃を少し下回るくらいのことが多く、朝などの冷え込む時間帯で-4℃とかくらいですかね。 馬産地と言うと社台グループなどがある安平町界隈は比較的、寒暖の差は大きくなっており、朝などの冷え込む時間には-10℃を下回ることもそう珍しいことではありません。 また、日高地区ではそこまで冷え込まない傾向はあり、気温的には…
先日の東海ステークスでは素晴らしい強さを見せて完勝。 フェブラリーステークスでも人気になることが予想されているインティ。 彼が生まれたのは浦川にある夫婦2人でやりくりしている小さな牧場だそう。今の日本競馬はノーザンファーム、社台ファーム、追分ファームなどいわゆる社台系の生産馬が圧倒的に強いのが実状であり、G1レースの殆どを持っていっています。小規模な牧場は様々な面で不利になってしまうことも少なくないのですが、社台グループにノーザンテースト、サンデーサイレンスが導入されたことでその差はあまりに大きいものとなっています。そもそも夫婦2人でやりくりするような牧場に出来ることはそう多くはありません。1…
少し遅いタイミングとなってしまいましたが、きさらぎ賞と東京新聞杯の回顧をしていこうと思います。 きさらぎ賞 例年、少頭数になることが多いこのレースですが、今年も8頭と重賞としてはかなりの少頭数のレースとなりました。 1番人気になったのは東京スポーツ杯2歳ステークスで僅差の3着、暮れのホープフルステークスでは直線で大きな不利を受けて6着に敗れたヴァンドギャルドでした。 続いて、アガラス、ダノンチェイサー、エングレーバーとここまでが単勝10倍以内。 スタート後、ハナを切っていたのは人気薄のランスオブプラーナ。後続をやや離して単独で先頭を疾走。続いていったのはダノンチェイサー。 その後にエングレーバ…
明日は東京新聞杯が行われます。 この東京新聞杯って実に微妙な立ち位置のレースでもあって、斤量的に厳しくなりやすいこともあり、既にG1級の実績を持つような馬が出てくるようなことはほぼありませんし、安田記念に向かうにしても中途半端に期間があるという…。 ですから、ここに出てくる馬はオープン特別~G3クラスの常連達が多くなっています。 実際、今回にしてみてもG3クラスの常連古馬に挑む、新進気鋭の4歳馬という構図が出来ていますね。 ただ、このレースで好走していた馬が後々にG1レースで活躍を見せるケースは少なくなく、昨年の覇者リスグラシューはエリザベス女王杯を制するなどして最優秀4歳以上牝馬のタイトルも…
例年、それほど多くの出走馬が集まることのないきさらぎ賞ですが、今年はどうやら8頭立てのレースとなりそうです。 ただ、ここから羽ばたいていった大物は決して少なくはなく、比較的最近を見てみてもサトノダイヤモンドやオルフェーヴルなどもこのレースをステップに後にG1戦線で華々しい活躍を見せることになっていきました。 今年の出走馬8頭の中にも大物が潜んでいるのかもしれませんね。 ただ、少頭数のレースですが人気は分散しそうな雲行きとなっています。 東京スポーツ杯2歳ステークスでは3着に敗れながらも素晴らしい末脚を見せていたヴァンドギャルド、500万下条件ながら好内容で勝ち上がってきたダノンチェイサー、前述…
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