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2018/10/17

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  • ハルちゃん。

    ユリさんはよく、ある人の名前を口にする。 それは、“ ハルちゃん ” という人。 ユリさんが学生時代に仲良くなった先輩(女)で、今でも交流があるという。 実はユリさん、意外とアクティブでフットサルやらテニスやらいろいろしている。 ハルちゃんとはフットサルを一緒にやっていて、飲みに行ったりもするようだ。 ユリさんはよく私にハルちゃんの話をしていた。 「ハルちゃんは○○に勤めていて・・・」 「ハルちゃんが○○って言ってて・・・」 「ハルちゃんが昨日・・・」 ハルちゃんが・・・、ハルちゃんが・・・、 ユリさんは気づいてなかったかもしれないけど、本当に頻繁にハルちゃんの名前を口にしていた。 だから私は…

  • ドキドキが聞こえてしまう!!

    結局、二次会でもユリさんとはほとんど話せなかった。 ユリさんと一緒に飲めることを楽しみにしていたんだけどなぁ~ と少し落ち込んでいると、ユリさんの同僚のエミちゃんが私たちの席にやってきた。 「木下さ~ん!○○で三次会あるらしいんで行きましょ~!」 あからさまに酔っ払っている感じのエミちゃんが、私の腕をとりながらそう言った。 すると後ろからユリさんもやってきて 「いぇ~い!」 と、持っていたワイングラスを突き出してきた。 ん‥? ユリさん、酔っ払ってる? と、少し驚いていると私と同じ席に座っていた男性社員たちが 「いぇ~い!!行こ―!!」 と盛り上がる。 もうみんないい感じに酔っていてテンション…

  • 二次会

    二次会はホテルから車で数分のところにあるダイニングバーで開催された。 ここには役員たちは来ないので、みんなのびのびと飲んでいる(笑) ビンゴゲームや余興など、ホテルとは打って変わって楽しい雰囲気だった。 私もゲームに参加したり、久しぶりに会った同期や先輩たちと話が盛り上がり、テンションは高めだった。 お酒も結構飲んで、いい感じに酔いが回っていたと思う。 ガハガハと笑いながらふと顔を上げると、ワイングラスを持ったユリさんがこちらに歩いてきた。 ユリさんと目が合った瞬間、私は思わず 『ユリさ~ん!』 と手を伸ばした。 するとユリさんはニコニコと笑いながら、私の手を握ってくれた。 ユリさんの細くてキ…

  • 忘年会

    ユリさんと仲良くなって数ヶ月後の年末。 全社員、そして役員たちも参加する会社の忘年会があった。 会場となるホテルに到着すると、すでに多くの社員でにぎわっていた。 この日はみんなフォーマルな装いで華やかな雰囲気。 この日で仕事納めということもあり、みんなテンションも高めだ。 会場内は立食スタイルで、壁際にはおいしそうなごちそうがずらっと並んでいる。 すれ違う社員たちとあいさつを交わしながら奥に入っていくと、同じ部署の先輩が「こっちこっち」と手招きしてくれた。 そしてさっそくビールで乾杯。 先輩たちのおもしろトークで盛り上がっていると、少し離れたところにユリさんの姿が見えた。 黒のドレスに、髪は編…

  • 叶わない恋

    ユリさんとふたりで出かけるとき、たいていはユリさんが車を出してくれた。 私も車はもっているのだけど、タバコ臭いとのことでユリさんに嫌がられてしまい、それ以来いつもユリさんが車を出してくれる(当時は喫煙者でした(;´∀`)) そんなユリさんの車でよく流れていた曲がある。 m-flo loves YOSHIKA / let go ユリさんが好きだといっていたこの曲。 有名な曲なので耳にしたことはあったけど、よくよく聴くと歌詞が切ない!! むしろ私のためにつくられた歌なの?! と思うほど歌詞が私の気持ちにどんぴしゃだった。 このまま 忘れられなくて 閉じ込めては いられなくて 踏み込んじゃいけないと…

  • 第一印象

    初デートをきっかけに、私たちは頻繁に会うようになった。 たいていはユリさんから、 「ひまぁ~、どっか行こう~」 というようなLINEがきて遊びに行くのだけど、暇なときに私を思い出してくれることがすごく嬉しかった。 あとは仕事終わりにも、たまに私のデスクまできて 「今日ごはん行きません?」 とか言ってくる。 しかもそれをすこし恥ずかしそうにというか、照れ臭そうな感じで言ってくる姿がめちゃくちゃかわいい(T^T) 『いいよ~』 と返事をすると 「じゃあ、あとでまたLINEしますね」 と去っていくユリさん。 その背中が愛しすぎて、仕事どころではなくなる(笑) そんなある日、ふたりでドライブをしている…

  • 夜のドライブ

    ショッピングモールを出てから、車はあてもなく走り出した。 ユリさんもまだ私といたいって思ってくれているのかな? それともただの暇つぶし? そんなことを考えながら、私は窓の外の景色を眺めていた。 だんだんとオレンジ色に染まる空。 紫がかった雲とのグラデーションがきれいで、思わず見入る。 いつもならイライラする渋滞も、この日ばかりは気にならない。 (むしろユリさんといれる時間が長くなるので嬉しい) ユリさんとの会話も弾み、最初は緊張していた車内も、いつの間にか居心地のいい空間になっていた。 それからしばらくすると、車は海岸沿いに到着した。 日はもうほとんど沈んでいて、向こう岸に見える夜景がキラキラ…

  • かき氷

    それから私たちは、ユリさんの希望でショッピングモールに向かった。 そこでランチを食べたり、服を見て回ったりした。 ユリさんは美人なうえにスタイルがよくておしゃれさんだから、普通に歩いてても様になる。 私とは部類がちがうというか、一緒に歩きながらなんとなく恐縮してしまい、気付くとユリさんの半歩後ろを歩く感じになっていた(;´∀`) そんな私に気がついたのか、ユリさんが私を見てふふっと笑った。 「歩くの遅くないですか?笑」 と笑うユリさん。 『足が短いもんで、ごめんね』 といってユリさんの横につくと、ユリさんはまたふふふと笑った。 そんな感じでゆるりと歩いていると、途中でおいしそうなかき氷が目に留…

  • 初デート♡

    約束の日。 私は朝から浮足立っていた。 休日もユリさんと一緒にいられることは嬉しいけど、なんだかそわそわして落ち着かない。 (ユリさんはどんな気持ちでいるんだろう・・・) そんなことを考えながら、 身支度を済ませた。 そして待ち合わせ場所に到着。 予定より早めに着いた。 この日はユリさんが車で迎えにきてくれることになっていたけど、ユリさんの姿はまだなかった。 待っている間もなんとなくそわそわ。 しばらくすると遠くにユリさんの車が見え、私は大きく手を振った。 目の前に車が止まり、窓越しに中をのぞくと相変わらずの美しい笑顔のユリさんが♡ (あぁ~ユリさんだぁぁぁ~♡) そんな高まる気持ちを必死に抑…

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