「家の前まで送るよ」 と言われたが、コンビニに用があったのでその旨を伝えて、駅で降ろしてもらうことにした。 駅前とは言え、地方の小さな駅前は既に人影も無く、ロータリーは停め放題だった。 「じゃあ、ありがとうございました」 と言うと、右手を差し出された。 握手を求めるなんて珍しい人だ(;´∀`) と思いつつ右手を出すと、ギュッと握られた。 で、ちょっと引き寄せられまして… あ、これはあれだ(;゚∀゚)=3 いくらなんでもここまでくればわかる。 チュッ♡ というわけでオジサンとオバサンの初チュウが無事行われたのであった(;´∀`) 感想なんだけどね、チュウそのものは嬉しいのだが 気付いてしまった。…
「高収入さんはどんな人が好きですか?」 思いがけない言葉が返ってきた。 「落ち着いた雰囲気の人かな」 お、落ち着いた(;´Д`)? それって、年齢だけ落ち着くべき年令に達しているくせに全く落ち着けないという、私と一番遠いタイプのような気がするんですが…。 どうやら私の沈黙で何かを察したようで 「ははは、明るい人も好きだけどね。」 と言った。 なんかこの流れ、私の方がたくさん好きで、高収入さんはその気持を受け入れてくれるかどうか吟味中って感じなんですけど…。 ラジオではゲストの俳優が自分の趣味について話していた。 「この俳優さん知ってる?」 「時々テレビに出るのをみる限り、ちょっとバカっぽい事言…
田舎道だけあって、帰り道はすっかり暗くなっていた。 「これだけ暗いと、道が見えづらくなっちゃうねぇ。」 そ、そう? これも年齢のせいなのだろうか。 いわゆる…老眼(;´∀`)? でも私はもちろん言うの。 「ですよねぇ、これで雨なんて降ってきたら更に見えないですよね。」 って。 そうそう、高収入さんは車の中でラジオを聴くのが好きらしい。 ちょうどラジオでは男女のナビゲーターが好きなタイプについて話していたのを受けて、高収入さんが言った。 「好きなタイプってどんな人?」 好きなタイプ…(;´Д`) それはルックスの話なのか、結婚するにあたり理想のタイプを聞かれているのかわからなかったが、とりあえず…
到着したパスタを一口食べて高収入さんは言った。 「コレは美味しいね!」 やった(;゚∀゚)=3! 心でガッツポーズを決めていたが 「嬉しい(*´∀`)!」 と可愛く言ってみる35歳。 高収入さんは続けて言った。 「これは今までで一番美味しいよ!」 そ、そんなに(;´∀`)? 「今までローマにある行きつけのお店が一番美味しいと思っていたけど、この瞬間に第一位になったよ。」 いつものごとくランキングがグローバルだし、もしかしたら高収入さんなりのギャグなのかもしれない。 しかし、自分とは無縁だと思っていた海外生活を経験して、サラッと会話に織り込める高収入さんに対しての憧れは止まず、これまた更に惹かれ…
さあ、私オススメの美味しいイタリアンのお店に到着した。 田舎に突然現れた、場違いのお店に高収入さんも感心したように 「へえ…すごい雰囲気が良いね。」 と言った。 私は気分がどんどん上がって行った。 オシャレなスタッフに案内されて席に案内された。 改めて観察すると、不思議なことにこの店は、これまたオシャレなスタッフが多く働いている。 なぜこんな田舎にこんなオシャレな人々が集まるのかが不思議でならない。 数人に関して言えば、客が気後れしそうな美男美女だ(;´Д`) 同じ地域の人がいれば語り合いたくらい。 それは置いといて… さて、席は水槽の側だった。 あまり熱帯魚は好きではないので、魚を見なくて済…
高収入さんは初対面まで、とても密に連絡をくれた。 今回は見事にパスタの前日まで連絡はなかった(-_-;) きっともう私の気持ちは高収入さんにある事はわかっているのだろう。 高収入さんにとって私は釣った魚だ。 まあ…前日に連絡があっただけでもいいや。 こういうところが卑屈な35歳独身。 高収入さんは約束の日、前回同様駅まで迎えに来てくれた。 「こんにちは^^お久しぶりです。」 扉を開けて首をかしげてニッコリ微笑むように覗き込むと、高収入さんは 「ふふふっ」 と笑った。 え?なになに?(;゚∀゚) なんでふふふっなの? 「どうかしましたか?」 「いや、きっとモテるんだろうなと思って。」 え? 色々…
お風呂でいつものようにユーチューブ鑑賞をしようとスマホを操作していると、ある人物からラインが届いた。 それは本当にすっかり忘れていた人物だった。 『マリコさん、元気ですか? お久しぶりですツチヤです^^ ラインに名前が出てきたのでラインしてみました。』 ラインラインって重ねるところがもう…(;´Д`) onnanokoaruaru.hatenablog.com ツチヤさん…相変わらずオツムが弱そう。 全く興味もないし、記憶のどこか遠くにやっていた人物のツチヤさん。 それでも今まさに新しい恋が進展しようとしている時に、過去少しでも関わった男性のラインなどが届けば動揺してしまうではないか(-_-;…
「帰ったらメールして。」 「はい^^」 高収入さんはそう言ったが、初回の教訓があるので今回は慌てずに 自宅に帰り 手を洗い トイレに行ったところで 落ち着いてメールをした。 『今日はありがとうございました~~うんぬん』っと。 あ、次回のイタリアンのことも書いておくの忘れた。 と思っていたら返事がすぐに届いた。 『お帰り。ボクも帰り着いたよ。 次は美味しいイタリアン楽しみにしています。』 (;_;) 今私は猛烈に感動している…。 初回は返信すら無かったのに、2回目の今回は、次の約束について触れてくれているのだから。 コレって絶対付き合うよねヽ(`▽´)/! 私を心の余裕へと導いてくれた高収入さん…
「◯駅の辺りだと…」 と言いながら、高収入さんが驚きの…というか、ある程度想像できていた行動に出た。 高収入さんはさっと私の後ろに回り、軽~くふわっと抱きしめる感じで指さしたのだ。 「あっちの方だね。」 あ~こういうのはちょっと困るんだけどなぁ(-_-;) 一般的に考えれば 「私のことちゃんと好きならしないよね?」 「こういう行為に慣れているのかしらね。」 って思っちゃうしさ。 でもさ 気持ちいいわけよ(;´Д`) いくら気持ちよくても、私は結婚を目的としているので、このまま尻軽女として扱われるわけにはいかないと思い出して冷静になり 「え~、やだ、ダメですよ~^^;」 と言いながらさささ~っと…
そこは展望台のように夜景が見えるポイントがせり出して作られていた。 こんなに寒いのに、明らかに若いカップルが数組寄り添っているのだ。 若い頃のことを思い出した。 こんなところに出掛けてきたのは、付き合い始めてすぐの頃、いや、付き合うか付き合わないか、ドキドキしていた時だけだ。 付き合ってしまえばだんだんイチャイチャするのは屋内だけになってしまった。 あ、お金のないカップルは夜景はともかくいつまでも車の中でイチャイチャしているかもね。 そう思うと今だけのとても貴重な体験ではないか。 よし!全力で楽しもう!! 私がそう決心した時 「おいで」 高収入さんが私に手を差し出した。 「あ、はい(*´∀`)…
どこかに連れ込まれてヤられてしまう! 会って2回目でいきなりそんなことになるのは本意ではないし、もしそうなったらこんな変な下着じゃヤだって思うし~~~~(;´Д`) 「良く若い頃は◯◯山に登ったな~と思ってね、今その◯◯山に向かってるんだけど、行ったことある?」 おいおいおいおい(-_-;) きっと高収入さんの頭の中では順序立てて進行している事なのだろうが、◯◯山などというキーワードは一度も登場していないので困惑している。 動揺を見せまいと頑張る私は 「すご~く若い頃に一度行きました。 確か牧場がありますよね?ソフトクリームが美味しかったっていう記憶が^^」 と答えたら、少し間を置いて高収入さ…
食事を終えて車に乗り込むと、高収入さんは 「普段ドライブってどんなところに行くの?」 と聞いてきた。 ドライブ…“デート”自体さっぱりご無沙汰なのだが。 ひっかけ問題なのか? 「私はいつも一人でドライブに行くんですが、◯◯ってわかりますか?」 と、屈辱的な事実をありのままに伝えた。 仕事終わりに一人でふら~っと出掛けたくなるのは夕陽がとてもキレイな海岸通りだ。 「知ってるも何も、中学生の時に一生懸命自転車漕いで泳ぎに行ったよ。」 そ、それはすごい(;゚∀゚)! 「自転車で行ける距離じゃないですよね…(;´∀`)?」 「中学生だから出来たことだと今あらためて思うよ。」 と笑っていた。 世界を股に…
「パスタ好き?」 と聞かれた。 本当は麺よりご飯が好きだ。 しかしどうやら高収入さんは麺類が好きそうなので 「大好きです^^」 と答えた。 「麺の中では何が一番好き?」 …困った(;´Д`) 麺のことなど深く考えたことはないのだが、どうしても選べと言うなら素麺だ。 細ければ細いほど良いので、ビーフンでも良い。 だがおそらくそんな変化球ではなく、「うどん」か「蕎麦」辺りの事を言われているのではないだろうかと思う。 「全部好きですけど、強いてあげるならお蕎麦ですかねぇ。」 「へ~、ボクはうどんだな。空港に着いたらすぐに「◯◯うどん」に直行するくらい。」 くそっ、違ったか(-_-;) しかし「◯◯う…
「結構閉鎖的なイメージなんですけど、どんな国ですか?」 「閉鎖的っていうより危険かな。自衛は必ずしておく必要があるね。 空港には、まるでボクを待っているかのようにうちの会社名が手書きされた紙を掲げて待ってたりするから、お互い身分確認するまで移動しないんだ。」 こ、怖い…。 絶対に行きたくない国だと思った。 そんな緊迫した世界で日々働いている人が、私のことを(多分)気に入ってくれているなんて…。 ジ~ン(T_T) 私のような普通(?)のオンナに、癒やしを求めているに違いないと理解した。 決めた!私は彼の癒やしになろう。 パスタが運ばれて来たので、お互いシェアすることにした。 取り皿に分けて渡すと…
「どれにしよっかな~」 高収入さんが楽しそうに選び始めたので、私も気を取り直して選ぶことにした。 「私はこのモッツァレラチーズのトマトソースパスタにします!」 最近はだいたいコレ系。伸びるのが堪らないのだ。 「それだけ?サラダは?飲み物は?お酒は?」 そうだった、ここはドレッシング頼りの店だとさっき話したばかりだった。 「お酒はさすがに飲みませんが、サラダ召し上がるならシェアしませんか?」 ということで、ありがちな気まぐれサラダ的なものを注文した。 注文をして落ち着いた所で、高収入さんがおもむろにパンフレットのようなものを出して私に見せた。 「はっきりどんな仕事しているって言ってなかったけど、…
「あのパスタ屋知ってる?」 高収入さんが指さしたのは、反対車線に見える私が住む地域では有名なチェーン店の看板だった。 ランチタイムの利用しかしたことがないが味は普通。 ただ、そのお店のドレッシングが美味しいというのは評判で、今ではスーパーにも並ぶほどになった。 なんとも言い難かったが 「ドレッシングが美味しいですよね^^」 と答えると高収入さんは 「同じこと言おうと思ってた。」 と笑った。 あれ~ちょっと~ 「同じこと言おうと思ってた」 「同じこと考えてた」 は、恋愛テクの一つじゃありませんか? シンクロ(;゚∀゚)=3ハァハァ わかって使っているんだとしたらなんかいやらしいけど、素直に嬉しい…
高収入さんは、日本なら本来助手席のはずの窓を開けて 「おまたせ」 と言った。 左ハンドルかよ(;゚∀゚) 私は毎日のように運転するから思うのだが、左ハンドルはやはり日本社会にはそぐわない。 それはいくら高速道路がETCになったり、駐車場の支払い機が両サイドに付けられたりしても、だ。 それでも左ハンドルにこだわる人々は2種類、一つは単に車が好きで、わざわざデザインを変えたくない。 もう一つは、オシャレでかっこ悪いことがキライ。人とちょっと変わっていたい。など、個性を尊重しているタイプだと思う。 高収入さん、あなたはどちらのタイプ? 「おじゃましま~す。…ひろ~い、すごいですね!」 私の国産ハッチ…
車で出かけるということはちょっと遠出かな? 一応キレイめの方向で、でもかしこまり過ぎずだな。 と、準備をしているのだが… ちょっと、どういうこと? メールが来ない。 私が指定した駅にはA出口とB出口があるのだが 『Aの方がロータリーに車を停めやすい』 ということを、サラリーマンの昼休みを狙ってメールしたのだが、一切返事が来ないのだ(゚A゚;) まあ、小さな駅なので、間違えていれば構内を通って、私が反対側に移動すれば良いだけの話だが。 さて、この時間は仕事や学校帰りの家族を迎えに来ているのであろう車が入れ替わり立ち代わりなので、いいポジションに車を停められるかは運とテクニックにかかっている。 私…
高収入さんからメールがあったのは、初対面の翌日だった。 私の悶々とする気持ちなど、きっと考えもしないことだろう。 なぜなら昨日のことには全く触れられていないから。 代わりに 『今日夕飯にいかない?』 というお誘いが書かれてあった。 なんかテンポが違うっていうか、期待通りの反応を返してくれない人だ(-_-;) まあ、ホイホイ行くんだけどさ。 『車で行くからわかりやすいところを教えて』 と書かれてあったので、最寄り駅を指定した 本来なら、 付き合ってもいないのに車のデートなんて危険だわ( ー`дー´)キリッ! と思わなければならないだろうところ あ~車デートも久しぶりだわ( ´∀`) と、むしろ胸…
マツダ先生が選んだ相手には息子さんがいるらしい。 そしてその息子は今中学2年生なので、進路を決める時期に来ている。 お勉強が出来る子ではないらしい。 そこで母親(マツダ先生の交際相手)は、海外の全寮制の高校に入れて、語学だけでも身につけさせ、帰国子女枠にしようと考えているのだとか。 「結婚するにしても、年頃の息子が同居するとなると、色々問題でしょう?」 と、松田先生に資金援助を願い出ているらしい。 なんだか最近どこかで聞いたような話だと思ったら、世間を騒がせた婚約騒動で有名なKくんの母親のようなニオイがするのは私だけか? あの婚約者は相手のお立場がお立場なだけに特殊だが、無関係の人々から良から…
高収入さんをはじめ、ネット婚活の皆様がなかなか魅力的な方々ばかりなので、すっかり忘れていたのだが、レイコちゃんからマツダ先生の最新情報が入った。 onnanokoaruaru.hatenablog.com 「先生、ちょっとビックリだよ(-_-;)」 なになになになに~~~~~っ(*゚∀゚)!! レイコちゃんにはもう、マツダ先生がそれほど乗り気ではない様子であることを伝えておいた。 私もネット婚活で毎日忙しく(?)、進展の見られない相手を追いかけている時間はなかったので構わないのだが、レイコちゃんの口ぶりからゴシップネタの気配なのでワクワクした。 「先生ね、最近彼女が出来たらしいよ。」 最近って…
高収入さん、きっと私の連絡を待っているに違いない! あ、でも尿意が満ちて、膀胱パンパン(;´Д`) それでも家に帰り着き、すぐに高収入さんにメールで帰宅報告をした。 だって私からの連絡を待っているに違いないんだもの!(二回目) 電車の中で下書きしておいたので手直しして送るだけ。 えっと、『今日はありがとうございました~うんぬん』っと…。 エイッ!送信ヽ(`д´;)ノ そして急いでトイレに入って用を足した。 ふ~~~。 返事はまだない。 当たり前か(´ε`;) トイレに行くのも我慢して急いで送ったわけなんだけど…。 じゃあシャワー浴びよう。 すぐに必要そうな返事が来ていたら困るので、急いで出たん…
高収入さんは別れ際、サラッと言った。 「一緒に過ごせて楽しかったよ」 気に入っている人だから嬉しいが、どうでもいい、あるいは苦手だと判断した相手からこんなキザなセリフを吐かれたら鳥肌が立ちはしないだろうか。 今回はそれがないので、私は高収入さんをかなり気に入っているということだと思う。キザなのは海外が長いからなのだと脳内で勝手に良いように変換した。 サイトではない、プライベートの連絡先を交換しようということになり、ラインを提案すると、ラインはやっていないと言われたので、メールアドレスを交換した。 「帰ったら連絡して。」 と微笑んでいる? 会った時は無表情だった高収入さんが、今あきらかに微笑んで…
高収入さんの返事に、かなり驚いた。 「そういえば、父親のお下がりよく着てたよ。 今着てるコートも父親のだ。」 40代の高収入さんならまだしも(それでもちょっと…と思うけど)、大学生で父親のお下がり着るってちょっと…ねえ。 仮に若い、或いは若々しい、はたまたオシャレな父親でも、さすがにお下がりを18歳の息子が着るには無理があるのでは? それに高収入さん、若々しくはないし、オシャレっていう感じでもない。 第一印象から感じていた落ち着き、敢えて言うならば「オッサン感」は、そのせいかもしれない。 「今度洋服選んでよ。」 おおっ、願ってもない申し出。 オシャレに疎い人に限って、妙なこだわりがあって目も当…
「コレってなに?シルク?」 え? 突然女性の洋服をつまんで、生地を聞くってなに? ちょっと引くわ~(-_-;) いや待て、なにか誤解があるかもしれないぞ。 「シルクは手入れが大変なのでなかなか^^; ちゃんと確認していませんけど、恐らくポリエステルですよ。」 するとまた高収入さんはちょっと笑って 「いいね」 と言った。 なんなのなんなの? 今のは何が良かったの(-_-;)? 「女性は堅実な人がいいよね。」 ああ、そういうことですか。 なんとなく、釣った魚に餌を与えない風景が浮かんできた。 「いや~、単にめんどくさがりなだけだと思います。 仮にシルクのワンピースをお安く買えたとしても、自宅で洗え…
「で、そっっちは?」 とおっしゃいますと(,,゚Д゚)? 「なんで今まで独身なの?」 なかなかストレートにえぐってくる。 私には高収入さんのように、ドラマのようなすごいエピソードはないし、いい年なので、箱入り娘で男性経験がないんですというのも気味悪いし、何を言ってもアレなのだが…。 無計画に生きてきたらこうなったというのが一番正しいと思う(;´д`)トホホ… 「いつか結婚できるだろうと思ったら出来なくて、今慌てて婚活をしているところなんです^^」 と言うと、とても楽しそうに笑った。 決してバカにしているとかではなく 「話し方が上手だよね!」 と言って笑ってくれたのだ。 私は第一印象では嫌われな…
お酒の勢いもあってかついでだからさっさと確認しちゃおう! と聞いてみた。 「あの、不躾で失礼な事はわかっていますが、離婚の理由とか伺っても大丈夫ですか?」 かなりの大胆な発言をしてしまった。 機嫌を損ねるか? と思ったが意外にもあっさり答えてくれた。 高収入さんもお酒のせいで饒舌になったのだろうか。 彼の話によると、元奥さんとは同僚だった。 元奥さんは三人姉妹の長女で、実家は(高収入さんが言うには)誰でも知っている企業を経営しているらしい。 高収入さんは高収入なだけあって、優秀な人のようだ。 一流と言われる大学を卒業して、超有名企業に入社して…それが、婿を探していた元奥さんの父親が、結婚を許し…
勝手に注文して、高収入さんの反応が心配になったのだが… 高収入さんは別に気にする風でもなく、かなりご年配のバーテンダーさんは 「久しぶりに作ります。」 と、微笑んでくれた。 ありゃ、もしや当時の流行モノだったのか(-_-;)? 「それって美味しいの?」 と聞かれたので 「実は学生の頃に飲んだきりなんですけど、どんなカクテルだったか思い出せなくて^^」 と答えておいた。 「へぇ…。」 なにか言いたげだったが気にしない事にした。 おまたせしましたといって目の前に置かれたカクテル、そうだ、コレだ! 高収入さんはなんだかわからない銘柄のウィスキーをロックで頼んだ。 改めて乾杯をして、ワクワクして一口飲…
「ごちそうさまでした。」 とお店を出て、じゃあさようなら~となると思っていたのだが 「もう少し飲める?」 と誘われた。 あらあらあらあら、私が良いなあと思っているのと同じように、高収入さんも私のこと気に入っているってことじゃない(゚∀゚)?? 「あ、少しなら…」 もったいつけてみたが、この後どこかで飲みなおして帰ろうと思っていたくらいだ。 尿意が満ちてきたのでちょっと焦っているのだが、食事の前とは一変してゆっくりと歩く高収入さん。 はやく~~~(;゚∀゚)=3ハァハァ 「ここいいんじゃない?」 イタリアンのお店からそれほど歩いていない場所に、バーのようなお店があった。 高収入さんも初めてらしい…
高収入さんは彫りが深くて背が高いので、海外でも大丈夫そうだと思った。 どちらかというと私は海外では受け入れられないタイプのルックスだと思う。 などと考えていると、若い頃フランスで、アジア人がよくやられるという差別的なからかいを受けたことがあった事を思い出した。 まあ、フランスなんでね(-_-;) この場に全く関係ない事を思い出してどんよりした。 食事も終盤になって、高収入さんが 「デザートは?」 と聞いてくれた。 (聞いてくれたことが)嬉しい\(^o^)/ が、かなりお腹いっぱいだったので遠慮しておいた。 「本当にいいの?遠慮しないで。」 そう言ってくれるということは、これからは大食いであるこ…
久しぶりのキチンとデートの雰囲気で、勘違いしそうになっていたが、私達は婚活サイトで出会って、初対面している。 平気な人もいるだろうが、私はこんなオシャレで静かで素敵な音楽が流れるお店で、出会いを連想させるような会話をしたくない。 キョロキョロ(,,゚Д゚))) 幸い全てのテーブルがある程度間隔を空けてあり、店員も離れた所で静かに見守っている感じだった。 ホッ(-_-;) ところが、私がこんなに気にしているのに高収入さんたら、低くよく通る声で言ったのだ。 「あのサイトで誰かと会った?」 あぁ、そういう感じの人なのね(-_-;) デリカシーは持ち合わせてない感じの、ね。 「いえ、始めたばかりで、使…
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