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  • 怒りの遺伝子

        高野山のさらに奥深く 奈良の秘境で生まれ出た荒魂(あらたま)が 時を超えて 生死を超えて ぼくの魂へと乗り移る 貴女の怒りは美しい 偽物の思いやりも野暮な協調性も脱ぎ捨てた 純粋な根源の怒りが...

  • たとえばあなたが魂だけになっても

      たとえばあなたの肉体が終わって たとえばあなたが魂だけになっても ぼくはあなたを求めるだろう 永遠にあなたをさがす旅に出るだろう ぼくが触れていたのはあなたの果実じゃない ぼくが触れていたのは快楽に揺らぐあ...

  • 運命の魂

        会いたくて会いたくて仕方がない それなのに誰に会いたいのか思い出せない あの人に会えないと泣いているのは 思い出せないための代わりかもしれない 青い液体だけがぼくたちの縁だろうか 濡れた果実だ...

  • あなたの性欲

        あなたの燃え盛る性欲が ぼくにはとても眩しかった 女の肉体へと真っ直ぐに疑うことなく あなたは突き進みぼくの前から姿を消した あなたの発情はすべての男の性欲の象徴 あらゆる男の生命はそのために...

  • 引き離すための愛

        ぼくがあなたの夢を見ている時 あなたもぼくの夢を見るだろうか ぼくがあなたを運命の人だと信じていれば ぼくもあなたの運命の人になれるだろうか 深すぎる縁がふたりを近づけた 少年と少年がこれ以上...

  • 少年の置換

        わたしが静かに瞑想してわたしを深める時 辿り着くのはわたし自身ではなくあなただった わたしの根源にあるものを疑いもなく求めれば 立ち現れるのは鏡ではなくあなたという光だった ゆるされないことに...

  • ぼくは愛よりも

        どうでもいい人になりたかった 好きだなんて言わなければよかった キスして抱きしめることなんてなかった ずっとあなたの隣にいることを考えるなら 間違って凍り付くぼくの青い液体と 正常に燃え盛るあ...

  • 無色の少年

        ぼくには与えられるものが何もなかった それなのにあなたはぼくを抱きしめてくれた 見返りを求めない好きという言葉に ぼくの胸は本当の愛の意味で満たされていった ぼくには奪い取るものが何もなかった...

  • 運命の人

        生きているのだからあなたに会いたい いつかぼくたちのどちらかが先に死んで どんなに切実に願っても会えなくなる日が 絶対に訪れてしまうというのなら ふたりが生きているうちにぼくはあなたに会いたい...

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