Men of destiny2 22話

｢ぐっ･･･｣バルカン・ジョージは膝を着く。足元には大量の血が溜まっていく。常人なら気を失ってもおかしくない量だ。｢はぁはぁはぁ、何故だ･･･叫んだ程度で貧血を起こすとは･･･そして貴様らの攻撃は全て防弾チョッキで防いでいるはずなのに、何故俺が膝を着いている･･･｣バル

Men of destiny2 21話

完璧なまでに鍛えられた胸筋、男でも感心するほど綺麗に割れた腹筋、丸太ではないかと見違うほど鍛えられた巨大な腕、まるで自分の上半身を見てくれと言わんばかりの上半身裸のバルカン・ジョージがうすら笑みを浮かべている｢ふはははは、防弾チョッキは何物も通さん、何物も

Men of destiny2 20話

ロックは全力で疾走する。背後からは轟音。M61の弾丸が襲いかかって来る。｢どこに隠れやがったー！！｣正面からではとても対抗出来ないため、ジョージの声を頼りに後ろへ回るルートを探す。トシゾーも同じように動いているはずだ。コンテナの多さが逆に良かったと思う。ロック

Men of destiny2 19話

二人はコントロールルームを出て先へと進んでいく。「次に武器庫を探したほうが良さそうだな」コントロールルームで見た限りこの先に進んでいくとありそうだった。2人は先へ進む為エレベーターに乗り込み、上の階へ移動する。エレベーターが開いた後辺りを警戒したが特に敵は

Men of destiny2 18話

《大佐！ビッグボーイ大佐！》ロックは無線に呼びかける。《………して…な………だろ》音声が途切れ途切れに聞こえる。《大佐！応答してくれ！》《…っぱ…を……せて……さい…》どうやら誰かと話しているようだが聞こえ辛い。「おかしい、無線が通じんのか…」ロックはた

Men of destiny2 17話

小高い丘を目指していた2人は、田中に言われた場所へと到着した。「この辺だな」周りよりも高い位置にある為ジャングルが一望できる。遠くでは鳥たちが青空を背に飛んでいた。「ここで流せばいいのか…」ロックはiPodを取り出す。「BGMが何とかしてくれるの意味が分からんが

Men of destiny2 16話

ロックがヤマートルを倒した頃、トシゾーとキュービンの戦いは続いていた。兼定と同田貫が火花を散らす。トシゾーはキュービンの音速の踏み込みからの袈裟斬りをバックステップで躱す。更に追撃の切返しを兼定で弾き返す。キュービンの手が膨らんだとこにトシゾーの胴切り。

Men of destiny2 15話

ロックは瞬発加速でヤマートルの懐に潜り掌底。「わたぁ！」ヤマートルは衝撃で後方へと下がる。更に追撃の右ハイキックで脳震盪を起こす。「ぐぁ」左に倒れつつ右脚で踏ん張るが、左の回し蹴りが鳩尾にヒット。ヤマートルは吹っ飛び木に激突、ロックは休むこと無く追撃。拳

Men of destiny2 14話

「先を急ごう」ロック達は獣道を再び進んで行く。「時代遅れな盗賊なんて居るもんなんだな」「俺がいた時代にも似たようなのは居たさ」トシゾーは何か気付いたようでロックには聞こえない程度で呟く。「俺がいた時代……」獣道を歩み進めてゆくとまた横から人影が。「これ以

Men of destiny2 13話

2人は小高い丘を目指してさらに北東へ向かう。ジャングルにそそぐ陽射しは強い。「しかし、BGMが何とかしてくれるのが意味が分からんな」「実際にやってみれば分かるだろう」そうだな、とロックは返答し歩みを続ける。「トシゾー、あんたは気配を感じ取ることに長けているな

Men of destiny2 12話

「ジャブローは、上空から襲撃するんや」「はっ？」「せやから上空から襲撃すんねん！それか水中か！」「水中はまだしも上空からどうやって？」「そらガウで投下すんねん」「ガウ？？」「ホンマか！ホンマに知らんか！」ロックはトシゾーを見るが、トシゾーも横に首を振る。

Men of destiny2 11話

「せや、せやからワシ名前変えて呼んでもろうとんねん」ーヴモァャリョルジュジォヴィャはドヤ顔で言い放った。「急に関西弁になったな」ロックの驚きを無視。「ワシの事タナカって呼んでや、その方が君らよう分かるやろ」「すまんが全然分からん」ロックはハッと気付く。【

Men of destiny2 10話

ロック達は北東にある施設を目指しジャングルの中を歩んで行く。30分程進んで行くと小さな真っ白い建物が見えてきた。「あれだな」2人は近くの木の影に隠れ、辺りの様子を探る。見張りを探したが得に居ないようだ。だが、2人は怠らず辺りを警戒。「大丈夫そうだな」立ち上が

Men of destiny2 9話

2人の間に緊張が走る。次の一手をお互い読み合っているのだ。 その静寂を破るように、ロックの隣にトシゾーが現れる。拾っておいたソーコムをロックに渡す。「片付いた、後はお前だけだ」 トシゾーの呟きにヤマートルは驚く。「何だと！？……まさか俺の部隊が殺られるとは

Men of destiny2 8話

トシゾーの両脚から限界まで凝縮された筋肉が爆発的な加速を生み出す。雨のように降り注ぐ弾丸を避けながら 自分達を囲んでいた真後ろの敵へと疾走。居合い(抜刀術)一の太刀鞘に収められた兼定を抜き弾丸を斬る。二の太刀 瞬間的に距離を詰めた黒猫部隊の1人を切り伏せる。

Men of destiny2 7話

「くっくっくっ、貴様等がガン・ボトリオンが目的くらい予想はついている。格納されている場所を教えるわけないだろう」「この先に地図には載っていない研究所がある筈だ。予想は地下にあると思っているが違うか？」衛星写真で衛兵が洞窟のような場所から車で出てくる写真を

Men of destiny2 6話

ロック達はジャングルの中を北東へ進む。道中トシゾーの事ついて 色々訪ねてみたが本人は記憶があまり無いらしい。隊を率いて副長をやっていたそうだが、隊の名前も思い出せないそうだ。 トシゾーはロックが構えているM16を眺める。「あんたが持っているのは銃か？」 「あ

Men of destiny2 5話

ロックは緊張する。目の前の侍は敵なのか？「あんたは？…他とは違うな…」「侍…あんた協力者か？」侍にM16を構えたままのロックは問いかけた。「協力者？……そうか…」黒い髪をオールバックにし、鋭い眼光。顔立ちも整った侍はニヤリと笑みを浮か