はじめての大乗仏教
『はじめての大乗仏教』(講談社現代新書・2025/1/23・牧村牧男著)、大乗仏教の入門書です。言語というものの特質‐名詞は「他の否定」しかも言葉は、けっしてもとより自律的に存在しているものに対応したものなのではありません。もし外界に自律的に存在しているものがあって、言語はそれらに対応しているのであれば、どの国の言語の名詞も、大体、同じものとなるはずです。しかしたとえば、英語ではツリーとウッドとを分けますが、日本語ではどちらも木で表せます。英語ではデスクとテーブルは異なるもののようですが、日本語ではどちらも机で間に合います。一方、日本語では、水とお湯は異なるものですが、英語ではどちらもウォーターであり、ホットかどうかの違いのみです。日本語では、兄と弟がいて兄弟になりますが、英語ではまずブラザーがあって、そ...はじめての大乗仏教
2025/02/26 16:41