久々にHugoDécrypteの動画を最後まで見ました。 ヒトラーがどのように現れたかが27分でとてもよくまとまっていてわかりやすい。でも、何だか今の日本の状況に似ていてゾッとする。 www.youtube.com ヒトラー台頭の時代背景 第一次対戦後の経済は低迷、1917年には状況は悪化の一途。 1919年のヴェルサイユ条約はドイツ国民にとって屈辱的なもので、国内は不安定になり、政府は何度も不信任案を提出される。 1923年にはハイパーインフレにより中間層が貧困化、失業者も増え、政治不信が高まる。 ヒトラーの登場 ヒトラー(1889-1945)は絵を描くのが好きで、芸術アカデミーを受験するも…

朗読コンクールの優勝者の動画がTwitterに上がっていたので見てみましたら、まあ、なんと素晴らしいこと！ 動画を探してみたら、番組全部が見られました。どんなシステムで行われるのか、審査員の紹介、参加者の紹介と朗読、審査、ファイナル、と進みます。 www.youtube.com 100.000人の応募者の中から選ばれた9人。 まず、3人ずつ三つのカテゴリーに分けて、それぞれ一位を決めます。中学生が6e~5eと4e~3eの二つのグループ、そして三つ目は高校生となります。 読みたいものを読むのでなく、前日に各自に読むものが渡されます。3人のコーチ（俳優や詩人など）がついてアドバイスをくれます。 審…

今年になってから、ChatGPTを使ってみてます。 francemonamour.hatenablog.com この時は、仏作文の添削で活用していたのですが、読解にも強い味方です。 パリで8冊も本買ってきたのに、 パリひとり旅日記その10ー購入した本・素敵な本屋さん - 愛と平和とフランス語 それらを全然読みきれていないうちに、先月はレ・シャピートルさんでまた買ってしまいました。 OvniとZoomはおまけのプレゼントです。というか、それが欲しくて本を購入。 Han KangのImpossible Adieux （今年ノーベル文学賞を受賞したハン・ガンの「別れを告げない」）。予備知識ないまま読…

このブログの中でもたびたび取り上げてきた月刊誌「ふらんす」が今年で100周年なのだそうです。 それを記念して、2025年の4月号で「読者の声」の募集があり、私は速攻で書いて送りました。 そしたら、なんと、記念すべき第一回の「読者コーナー」に載りました！わ〜い！！ 昨年C2合格してから、停滞していましたが、先月はパリ滞在もできたし、「ふらんす」にも掲載してもらえて、なんだか、元気出てきました。 しかも、つい先日、藤田嗣治の展覧会に上京した折、表紙の、鹿島茂さんプロデュースの本屋さん、「パッサージュ」にも行けました。 さあ、今月号のシナリオも覚えてみようかな。 この雑誌は小さくて薄いので出かける時…

これでほんとに「パリひとり旅日記」完結です。 ひとことで言って、ほんとうに楽しかった。時間と経済が許せばすぐ、この秋にでも行きたいくらい。 社会 何が楽しかったのか、と考えると、パリの「多様性と開放感」なのかな、と感じます。 電車に乗ってもいろんな服装、肌の色もさまざま。 街を歩けば古くて美しい建築物があちこちに。その一方、メトロの汚い座席。トイレの紙散らかり放題とか。^^" カフェは老舗と新参店も入り混じり、それぞれに、テラス席で思い思いにすごす人たち。 人。 パリっ子は冷たい、と言われるけど、私が助けを求めた方々は、みんなとっても親切でした。 逆に考えて、旅行者が、「あなたのスマホで行き方…

メインで書きたいことは「その10」までで終わりました。 あとは、これから書く「番外編」と、その次の「総括」で締めくくりたいと思います。 教会での演奏会 私は普段から音楽をかけておく、というタイプではありませんが、演奏会で生の音楽を聴くのは好きです。 パリ滞在中は、2回演奏会に行きました。 ネットからも見られるようですが、私はこちらの冊子を買いました。 映画、劇場、演奏会、さまざまな情報を見ることができます。毎週水曜発行。 St.Eustache（サン・トゥスタッシュ教会）で無料のパイプオルガン演奏会。 写真下手でごめんなさい。壮麗で美しい教会です。 巨大なパイプオルガンで有名で、モーツァルトも…

パリの何が楽しいって、本屋さんが至る所にあること。 あまり説明加えずに、バンバン写真載せちゃいます。 こちらはリシュリュー図書館近くのヴィヴィエンヌ通り入り口にある本屋さん。 店主のおじさま、すごく親切でした。 入店する時には、Bonjourと挨拶し、写真も撮っても良いですか？と尋ねています。 こちらはアパルトマン近くのカフェ併設の本屋さん。このすぐ近くに、私がバンジャマン・ラビエの版画を買ったお店があります。 これは別の本屋さん、古本も並べてあります。 セーヌ川沿いの古本屋さん。 これはどこだったかな？とにかく本屋さんが多い！ こちらは歩いて10分程度のところにある本屋さん、ここも素敵だった…

連日更新してすみません。読んでくださる方も、そろそろお腹いっぱいかと思いますが、このブログ、あくまで自分自身のためでして、早く記録しておかないと、忘れてしまうし、写真の整理もしたいものですから。 旅行中、さまざまなトラブルに見舞われましたが、今回は、アパルトマンの鍵、の件。 まず、鍵の仕組みから説明します。 6階建ての5階にある部屋を借りました。その建物にはまず、道に面して第一のドアがあります。 それを開けるために、貸主から教えてもらっていたコード番号を入り口で入力します。 第一のドアを開けると、もう一つドアがあります。 それを開けるためには、5階の部屋の鍵についていた、薄くて丸いプラスチック…

今回の滞在では5つの美術館を訪れました。 ・Musée Cognacq-Jay（コニャック・ジェイ美術館） ・Musée Jacquemqrt André（ジャックマール・アンドレ美術館） ・Musée d'Art Moderne de Paris（パリ市立近代美術館） ・Musée de Monmartre（モンマルトル美術館） ・Musée Marmottan Monet（マルモッタン・モネ美術館） Musée Cognacq-Jay（コニャック・ジェイ美術館） サマリテーヌ（デパート）創始者のアルネスト・コニャックとその妻ジェイが、特に18世紀の美術品にこだわって集めたものを市に寄贈し、…

5~6年前からHugoが運営するInner Frenchのポッドキャスト（無料）を聴き始め、有料のコースも二つ終了しました。 Cours innerFrench – Apprendre à penser en français その一つが昨年1月に受講したLes Visages de Parisというコース。 パリに関して、街づくり、自転車、教育、演劇などさまざまな分野で活躍されている方へのインタビューで構成されていて、非常に興味深いものでした。 で、今年になって、そのコースに新たなインタビューが追加されたのです。それが、Feminists in the Cityを運営されているJulieさん…

私の少ないフランス文学体験の中で、一番面白いと思った作品が、デュマのモンテクリスト伯です。最初に読んだのは20年近く前。もちろん、日本語で。 何度か映画化されていて、直近でも、ピエール・ニネが演じていますが、私は、どんな作品に仕上がろうと、この物語は本で読むことをお勧めします。 そして、フランス語で本が読めるようになってから開眼したのがゾラの文学です。とはいえ、ほんの数冊しか読めていませんが・・・。とにかく著作量もすごいし、ルーゴン・マカール叢書が示す系統だった遺伝・家系の研究、人間観察力に驚き、徐々にファンになっていきました。 ということで、今回はこの二人の作家が過ごした家の訪問記となります…

今回の旅でやりたかったことの一つが、ボランティア活動です。 Laetitia ColombaniのLes Victorieusesという本の中で、仕事と私生活でのつまづきから鬱になってしまった主人公のソレーヌが再生のために、女性会館でボランティアをするという話を読みました。 その施設は実際にパリに存在します。 作家であるコロンバニ（Colombani）があるとき、散歩していて見つけた施設で、これはなんだろう・・・と調べてみたところ、それは100年前に救世軍の幹部であったブランシュ・ペイロンが、窮状にある女性たちのために開館に尽力した、という逸話を知ったところから、それと現代のソレーヌの話を交錯…

パリでは2回お芝居を見ました。 一つは行く前からチケット購入していた太陽劇団（Le Théâtre du Soleil)の "Ici sont les dragons" 。（「ドラゴンはここにいる」と言うような意味でしょうか・・・？ちなみにdragonには「竜騎兵」の意味もあります。） もう一つは、たまたま歩いていて見つけたパッシー地区の小さな劇場で、外観に惹かれて近寄ってみたら、ちょうど私のパリ滞在最終日の夜に行われる「シラノドベルジュラック」のチラシが貼ってあったので、急遽予約しました。 太陽劇団 2023年の東京公演で初めてこの劇団を知り、是非ともフランスで見てみたいと思っていました。 …

私はもともと新しいものについていけないタイプで、スマホもとても若者のようには使いこなせていません。 今回の旅行にあたっては、スマホをどの程度利用するか、少し悩みましたが、シム交換などせず、Wi-Fi環境でのみ使うことにしました。要するに、Googleマップを外で歩いているときには使えない、ということ。 それなのに、私は病的な方向音痴。例えば、新しい施設で公共トイレに入った場合、出てきたときには方向がわからなくなって、男性トイレに入ってしまっていた、ということ数回。 そんなわけですから、今回の旅では、本当に多くの方に道を尋ね、皆様親切に教えていただき窮地を助けていただきました。 特に、メダンにあ…

今回の旅の目的の一つが、パリの美しい図書館を訪れる、そして、そこで読書することでした。 特に国立図書館を構成しているリシュリュー(Richelieu), フランソワ・ミッテラン (François Mitterrand), アルセナル(Arsenal)の三館にはぜひ行こうと思っていました。 でいろいろ調べた末、年間パスカードを作ることにしました。（24ユーロ）館内ツアーやカフェの割引、電子書籍への無制限アクセスなどいろいろ特典ありますし、何かと便利そうだったので。 Pass BnF lecture / culture BnF - Site institutionnel ネットで申し込んでお…

昨夜遅くに、正味17日間のパリ滞在から戻ってきました。 道に迷ったり、アパルトマンの鍵開かないトラブルなど、いろいろありましたが、とにかく全部が楽しいパリ生活でした。 今回十分時間をとったので、現地で見たかった太陽劇団の舞台、ボランティア活動、予定外の映画やお芝居、素敵な本屋さんとの出会い、やむをえずやってしまったヒッチハイクなどなど、盛りだくさん。 インスタの方には、自分が何をしたか忘れないように、毎日書き留めていましたが、 https://www.instagram.com/garance_france/ ブログの方ではある程度まとめて書いていきたいと思います。 今のところ以下のように、8…

4月11日から27日まで、ひとりでパリ滞在です！ 滞在中はインスタにその日の行動を簡単に記録する予定です。普段は本と映画の記録用ですが、旅行中は旅日記に変更します。 Instagram 今回この記事は「その1」としましたが、「その2」以降は帰国してからになります。 スマホでブログ書く気になれないので。 今回の旅の目的は、「パリを体験する」。 今の語学力でどの程度理解し、楽しめるかの実験みたいなものです。ざっくりとですが、主なものを列挙してみます。 ○ BnF（国立図書館）の館内ツアーと読書 Accueil BnF – Site institutionnel BnFには主にFrançois …

やっと読み終わりました！ 1884年に実際に起きた炭鉱のストライキから着想を得て書かれました。炭鉱労働者の悲惨な生活と、そこから立ち上がり、自分達の権利を主張しようとする者たちのドラマです。 最初はAudibleでディクテしながら読んでいたのですが、それだとあまりにも進み具合が遅すぎて、読んだところも内容忘れそうになっちゃったので、2章まででそれは中止。 その後は音声聴きながら目で追う、次は音声なしで読む、最後にわからなかったところを訳書で確認、の順番で読み進めました。 読み進めるうちに、どんどん悲惨なことが起こり、ドキドキしてしまいました。 それにしても、なんと惨めな生活環境、悪烈な労働環境…

気がついたら、1ヶ月も更新怠っていました。 4月に17日間フランス旅行（主にパリ）することに決めたので、その下調べに忙しくしておりました。それと、後述する、ネトフリにハマり、時間がなかった！ 一昨年東京で見た太陽劇団、ぜひ本場で、あの弾薬庫を改装した芝居小屋で見てみたかったので調べてみたら、ちょうど面白そうな演目やってました。 www.theatre-du-soleil.fr アリアンヌ・ムニューシュキンにも会えるかな？ www.youtube.com 他にも、図書館やゾラの家などのvisite guidéeも参加しようと思っているので、口語がもっと聞き取れるようにならなければ！ ということで…

1月から村松恭平先生の読解講座に参加しています。 note.com 昨夜2回目が終わったところです。昨年末にTwitterで情報を見て、すぐに参加を決めました。 扱うのはルモンドの記事。参加者（8名程度）が、あらかじめ7〜10行程度に区切られている部分を順番に音読し、訳をします。 どんな点が良かったのか下記に列挙します。 ○グループレッスンであること 普段私は1対1のスカイプレッスンだけですので、グループの緊張感が新鮮です。 受講対象レベルは仏検準1級かB2程度ということで多少の差がありますが、他の人がどんなところがわからないのか、という点を客観視することができます。 また、私自身、他の人の訳…