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2018/06/08

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  • 東京のせがれ

    今日から大潮で、息子は素潜りでチャンポコ採り、孫娘たちは磯遊び。藻場になっているせいか、赤ちゃん魚が引いてできた磯の小さな池ではぐれている。ハコフグの赤ちゃんもいた。ぼくは竿を出してガシ釣り。笹ベラが釣れた。ガシを待つよりも、やっぱり、亀の手を採ろうと、出刃包丁をもってきたので、釣りから貝採りに変えた。磯の岩場の裂け目では亀の手の群れにカラス貝が混じり、やがてカラス貝に占領されるのか、逆なのかはわからない。夕方は孫娘も巻き貝を爪楊枝で刺して旨い旨いと食べていた。息子は偶然にヒオオギ貝が移動しているところに出くわし、それを取った。さすが紀州の海。ヒオオギの身が小さい。孫娘が食べた。せがれ(息子)は東京で暮らしていて、妻子ともに、夏と冬必ず来る。夏は川遊び、海水浴、磯遊び、冬は熊野古道を歩いたりしている。今年の尾鷲...東京のせがれ

  • 覚悟

    名前が知られるようになる。つまり有名になる。それが幸せなことだとも言えないのは宮迫博之らのトラブルでわかる。何年か前のことがフライデイで報じられる。泣いて謝罪したと思ったら、また疑惑が報道される。無名の人となって気兼ねなく毎日を過ごせたらいいと思うことだろう。自分に利する人に感情は流れやすいから、宮迫ちゃん、人は去ってゆくものだよ。忘れていたことを思い起こされた。酔っぱらっていてよく思いだせないが、どうやら自分は直営業の話にのって歌を歌い、どうやらそのお金で仲間との打ち上げ代をおごり、お釣りを財布に入れたらしい。お金みらってなかったことにしとこ、と口裏をあわせをリードした。ぉれが宮迫博之の転落だった。彼はh詐欺グループの一員でもなければ反社会的勢力のものでもない。ただの売れっ子のこの頃芸をしない芸人である。名と...覚悟

  • 密陽

    絶対に自分では借りないDVDを息子がもってくるので、付き合いしてみている。「へそくり社長」もそうだったが、「シークレットサンシャイン」(密陽という町の名前の英語直訳題名である)にも付き合った。韓国映画である。2007年公開の映画である。夫が事故で死に、夫の育った町密陽に主人公と子供がやってくる。ピアノ教室を開く。優しくしてくれる男性が現れる。この男性の演技がとってもよいのだが、名前まで覚えられない。またこの男がいつもそばに来て付かず離れずして親子を気にかける。女性の子供が誘拐され、子供は死体となって発見される。この事件もさらりと淡々と描かれる。誘拐殺人事件がテーマではないのだ。この女性はあるキリスト教系の新興宗教団体に入信する。それでこころの安定を得、殺人犯をも許しに刑務所までいくのだが、殺人犯も同じ宗教を信じ...密陽

  • へそくり社長

    息子がいつものようにいろいろなDVDをもってきて夜孫娘も寝てから、付き合って見ている。1956年の白黒映画で森繁久彌主演の「へそくり社長」が第一弾で、これにはクスクスと笑ってしまった。この時代の映画を見るとき、当時の風景やファッション、言葉使い、知っている俳優の若いころの姿を見るのもストーリーや演技だけでなく楽しいものだ。1956年と言えば、ぼくは6歳で、東京のこの商事会社の社長は本当は米のご飯を食べたいのに、越路吹雪演じる奥さんに入り婿ゆえつよいことも言えず、パンやスープ、野菜ジュースが朝食である。ご飯もの、例えば寿司などは禁じられている。今、思えば、1956年には今の家庭の食卓をやっていたわけで、わざと監督たちが未来を予測したのか、アメリカンブレックファーストを揶揄ったのかはわからない。小林桂樹や司葉子、三...へそくり社長

  • 夏がようやく来た

    息子たちが夏休みということで帰省した。いつも津まで迎えにいく。以前は名古屋まで迎えに行ったものだが、高速の渋滞に耐えられなくなり、いつの間にか、息子も娘らも迎えは津駅までとなった。津駅には3階に別所書店もあって、待つ時間に本の探索もできる。今日は、久しぶりに宮部みゆきの短編小説集「さよならの儀式」が出たと新聞広告で知ったので、しかも「宮部みゆき」の新境地」と帯にあることから、すっかり出版社のコピーを信じて、買うことにした。もうひとつ買いたい本があった。葉室鱗の「蛍草」である。これはNHKのBSで金曜日の夜8時から始まった時代劇ドラマの題名で、短編小説なのか長編小説なのかわからず、どの出版社の文庫本なのかも事前に調べなかったので今日はちょっと後悔した。結局探せなかったのである。テレビドラマ見て読んでみようと思った...夏がようやく来た

  • いろいろある

    昨日は、母親が目が痛いと言っていると、デイケアの方から電話があり、病院に連れて行ったり、台所の電灯のスイッチのヒモが切れてしまったり、解決の見込みがようやくついた難しい問題がまた蒸し返えされたりとなんだか慌ただしく、嫌なことってまとめてやってくるものよ、と、そんな日もあることを思うのだった。それと台風がどうなるかもイライラの一因でもあった。今日は民ぱくの客がくる。キャンセルなく、無事にいきそうである。母の目には逆さマツゲがあって、それを抜いてもらったら今日はすっきりしていた。台所の電灯もLEDに換えてもらいこれも解決した。難しい問題は待つことだけなので、待つ以外にない。若い起業家たちが「朝から生テレビ」の討論番組で討論していたので、録画をしておいて、今日の午前中に見た。若者のごくほんの一部の起業家である。日本は...いろいろある

  • オリンピックは本当に必要だったのか

    石崎徹という衆議院議員。丸山穂高衆議院議員、豊田真由子元衆議院議員。佐川元国税庁長官らの面々。高学歴と性格・倫理観・愛情なんて何も関係がないことを思わせるもので、世間一般の人も、あの人は「東大出だから」だの「りっぱな会社にいて」とか「どこそこの社長ですか」などなどおべっちゃらくらいなならまだしも、票を入れたり、後援会に入ったりするのは慎重にやらないと。多くの人は学歴なんてそうそう自慢できるものではないことは知っているのだが、自慢できるものだと勘違いしている人が多分、これはぼくの憶測であるが、国民の半分くらいはいるのかも知れない。テレビ局のバカがつまらないクイズ番組作って「東大生なんとかなんとか」みたいなのをやって「東大生はさすがによく知っている」と思わせる。あほか!と思う。それよりも「オリンピック過ぎたら景気は...オリンピックは本当に必要だったのか

  • 万引き家族をみた

    遅ればせながら映画「万引き家族」を見た。リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林/俳優として冴えわたる人物でこの映画はできていた。小悪人風の男がよく合うリリー・フランキー。やさぐれているけど優しい安藤サクラ。こっそり悪いことをしている樹木希林。よいとこのお嬢さんで家が嫌いな家出の松岡茉優の不埒なアルバイト仕事。こういう疑似家族がいるのは創作だとしてもありそうな話で、社会上よさそうに見える夫婦が子供を虐待したり、メンツばっかり重んじたりする人というのはゴマンといる。そういうゴマンといる家族からこぼれ落ちて集まったのが「万引き家族」である。この映画を作ったからと言って、この問題の本質が解けるわけではない。ああ、とため息をつくばかりだ。家族関係が崩壊していると言われ出してから20年や30年経つ。地方から出て...万引き家族をみた

  • 草刈りとどん詰まり

    夏になると草刈りがほぼ日常の仕事になってくる。草はどんどん伸びてくる。石垣の間でも生えてくるし、蔦は屋根にまで這いのぼっていく。蚊がどこかから来るから蚊よけが必要。汗をいっぱいかく。必ず借り残しがある。八つ手で刈った草を掻き集めないと借り残しはわかりにくい。電動の草刈り機にしてよかった。ボタンを押すだけが動きだす。前のには参った。紐をひっぱるのである。なかなかエンジンがかからない。これはストレスだった。鋸が必要になったらやはり電動にしようと思う。今のところ鋸の要る作業はシルバーセンターに依頼している。ようやく梅雨も明けたようで、すぐに草刈りをした。朝日新聞は「MMT」についてのわかりやすい説明をしていた。自国通貨を発行する国では国債をどんどん出してもいい。破綻はしない。インフレになればすぐ抑えればいい、という理...草刈りとどん詰まり

  • いい加減にしろ!

    吉本興業のこと、テレビは興奮してやっているが、ぼくには見苦しくてかなわん。こてまで批判もしていなかった芸人が今とばかりに言うのもおぞましく、会長を守らなあかん、動きます、といって動く男も見苦しい。宮迫も、亮も、岡本社長も一家のメンバーである。この一家で騒ぐ男たちはヤクザめいている。ヤクザではないのだろうが、ヤクザによく似た性質がある。駆けつける、庇う、忠告する、裏切る。そんな体裁だ。参議員選挙が終わって、「れいわ新撰組」などあつかったことなどなく、無視してきたテレビ局が予想外の「れいわ新選組」の健闘にあわてたのか、そのニュースに切り替えたいところだった。そこに、「吉本」の邪魔が入った。泣きの誠意と口下手の誠意が日本を席巻している。うんざりしているのはぼくだけだろうか。本当は司会者たちもうんざりしているのではない...いい加減にしろ!

  • 何か変

    何か変。記者会見で芸人二人が泣きながら喋っている。大の大人がなあ、と思った。すると、翌日吉本興業の社長が記者会見して、涙して語っていた。これにも違和感を感じた。要するに涙なんか簡単に流すなよ、とぼくは思ってしまうのだ。これはぼくの性格からくるのかも知れないが、吉田沙保里がリオのオリンピックで金メダルを逃したときの泣き姿にもうんざりしたのだった。見苦しかったのである。宮迫や亮は直営業と知っていて商売し、客が彼らが知らなかったにもかかわらず、反社会的勢力だったということに加えて、お金をもらってなかったと嘘をついたことである。つまり、ドツボに自ら飛び込んだのである。で、なんで泣くのかねえ、と思い、社長まで泣くというのが吉本興業らしいのかな。ぼくが変なのか、泣くことに納得できないのである。何か変

  • 経済はややこしい

    さほど気にもならず、この国の国政選挙の様子を見ていた。各政党人、候補者は必死であろうが、こちらは必死ではない。早々とチャンネルをBSに切り替えて、卓球TSダイヤモンドを観戦する。加藤美優は準決勝で話にならず、朱雨齢のストレート負けした。丁寧との三位決定戦を見る気がせず、早々に二階の我が部屋に引き込んだ。「パニック経済」を読んでいる。そう言えば、金利が下がると国民のお金が下がった分だけ国に行ってしまうのだった。もうひとつ金利が下がれば、企業や個人はお金を借りる際に有利になる。だから消費は活発化する、はずである。しかしなかなか借りる人、企業は少ない。政府はすでに大規模の金融緩和をやり、貨幣供給も500兆円と膨大になっている。政府の国債は銀行が買い、その銀行の国債を日銀が買っている。日銀はそれだけ引きうけているのだか...経済はややこしい

  • 投票日

    母親を投票所に連れて行った。保育所が投票会場であるが、その場所は一番奥にあり、母は長く歩くのが大変そうであった。一番手前の教室を使えばいいのに、と職員に言った。もしくは車椅子のサービスがあってもよい。会場内では至れり尽くせりで、みなさん親切に投票の手伝いをしてくれた。ぼくの投票会場はまた違うところである。会場に市役所の職員が多くいる。これほどいるかと思う。日当の公平性からもしかしたら全職員が働いているのではないかと思うほどである。財政難で喘いでいる尾鷲市である。今夜は選挙速報である。選挙後の安部政権は難題が山積している。なんと言っても、「有志連合」への参画かどうかだ。韓国は米国にすり寄るだろう。イランとの戦争は絶対に避けなければならない。アメリカにはシェールオイルがあるから石油運搬ではそれほど関心はない。あくま...投票日

  • 歴史の最先端の事故

    たとえば、1000億円の箱ものをつくると、約30年で同じ金額の維持管理費がかかると言う。一時、橋やトンネル、道路のメンテナンスの問題が出たが、これらの維持管理費も儲けがない限り、税金で払って維持しなければならない。最後は壊すお金さえ、準備しなければならない。すると東京オリンピックでできる箱もの、関連道路などの維持管理はどうなることだろう。尾鷲市も箱ものをつくるのが好きだったが、さすがここ10年目立った箱ものは保育園とかそんなものである。大曽根に野外コンサートホールがあるが使われていない。文化会館があるが使用頻度は少ない。海洋深層水の取水装置があるが赤字である。今後夢古道も怪しくなる。メンテナンスが必要になるときが問題だ。社会保障費が総予算も3分の1になろうとしている。介護士や保育士の給料を上げよう、上げなくては...歴史の最先端の事故

  • 富の偏在はろくなことはない

    昨日の京都アニメーションへの放火、爆発事件の犯人は41歳ということである。周辺の聞き取りでは「パクりやがって」という憤怒の声を上げている。京都新聞によると、小説をパクった、と言ったらしい。それが本当か、妄想かはわからない。気にかかるのはぼくらが心配する20代、30代、40代での貯金ゼロ48%という人たちのことだ。どうもこの41歳の男はガソリンの性質には無知で、結果を想像する力もなかったようである。その上でブチ切れている。日本は財政的にはたいへんな借金である。この借金なんて怖くないよ。インフレをコントロールできるのなら日銀が国債を買い取るにはOKだよ、というMMT(現代貨幣論)の論者を日本に呼んで、講演会などをしている。国債を増やせばよく増税は反対であるという論理である。例えば、政府が20兆円の国債発行したとしよ...富の偏在はろくなことはない

  • ドーダ

    ブログの校正がようやく2008年になった。毎日一時間ほどの校正作業で削除、付け足しもする。この頃のヤプログはツイッターとも連動し始めて、保存してくれている文が途中で切れていて保存されたいないものが多い。毎日でもちょっとずつでもやっていれば進んでいくものだと実感する。こんな文を書いていた。「ドーダの近代史」の内容をもう少し紹介したい。(「ドーダというのはオレは東大でてるんだぞ、ドーダ」のドーダである)中江兆民(幕末から明治にフランス語学者)の「一年有半」(岩波文庫)で、「山縣、松方、西郷(従道)などは書いても筆を汚すぐらいで、伊藤以下は皆死んでしまい、一日早く死んでしまえば、一日国家の益になる(要約)」と激烈である。と中江兆民が書いたことを上記のようにメモしている。それで今日はそれにつけ足しをした。ここまで言って...ドーダ

  • ロシア人の客

    酒を飲むのにやはり水も脇に置いて飲まないといけない。たとえビールでもそういう気がする。飲んでいるのはアルコールである。肝臓や腎臓に助っ人の水を供給しないといけないと思う。昨晩はよく飲んで、よく食べた。それで水を時々飲むのを忘れていたら、酔いもきつく、家に帰ってからまず水を2杯飲み、録画してあった「大相撲」を見ながら「あくび」をして何度も酸素を取り込み、あくびを無理やりだすこともできなくなるまでやったら、ちょうど録画したテレビ2時間が終わった。これでしっかり寝れば、朝の辛さはずいぶん減るだろうと思った。が、翌朝そうはいかなかった。からだがしんどい。深酒の翌日でも夕方になると元の体調に戻っていて、また酒を飲んでしまう。昨日は公民館で「よもやま話の会」があり、それに出席し、ロシア人の若者4人が貸別荘に宿泊するので、要...ロシア人の客

  • フェデラー vs ジョコビッチ

    夜の10時からウィンブルドン男子決勝があり、たいへんな接戦に寝ることもできず、終わったのは午前3時を過ぎていた。しかたない。試合が良すぎた。めったに見れないものだ。特別な日としよう。フェデラーが優勢に見えるのにいつの間にかジョコビッチが勝っている。最後のセットは最終の12ゲームまでいき、タイブレイクっとなった。ジョコビッチはデビューの頃、体力がなくバテていたらしいが、小麦が体に合っていないこともわかり、栄養の管理もして、バテない体力つくりをしたらしい。ジョコビッチ32歳。フェデラー37歳。このくらいの経験と技術の持ち主になると、どんな練習をするのだろう。レスリングの吉田沙保里は白鵬と話をしていて、吉田は30も過ぎると稽古の質だ、と言って、白鵬もひどく納得していたらしい。ある境地での稽古というものがあるのだろうか...フェデラーvsジョコビッチ

  • いつまで続く国の借金

    国の借金は国民の資産だ、もっと借金を増やして経済に活を入れろ、という意見がある。国の借金は国民の資産だということをわかりやすく言うと国はどこから借金をするかと言えば、国民であり、国民で構成する企業が元にあり、それを銀行が預かり、その銀行の預り金を日銀が買い取るという循環なのだから、借金はまた資産として国民・企業に戻ってくるというわけだ。そうなると、なるほどそうか、と思ってしまうのではないか。これは詭弁である。国民は国にお金を貸しているのだ。これも詭弁である。なぜなら国民は貯金を担保にとられている、とも言えるからだ。日本の借金は1100兆円となり、国民の貯蓄は1700兆円。この論理で行けば永久に借金をすれば資産が増え、全く財政は心配なしである。日銀が供給する貨幣は、1990年の国内総生産(GDP)は450兆円だっ...いつまで続く国の借金

  • 世襲政治家

    政治の世襲はダメだと思う。職人や芸能人の世襲とはわけが違う。国のあり方を決めていくのである。合格は選挙で決められる。後援会を継ぎ、事務所の資金を継ぎ、党員を継ぐ。これでは志をもち、あわせて才能をももつものの台頭が世襲によって阻まれることになり得る。小泉進次郎のどこが優れているのか、麻生太郎のどこが能力があるのかちっともわからない。生徒会では世襲はない。つまりまともである。自由・平等・人権、それに民主主義選挙においてまともである。18歳になって選挙権を行使するとき、まず戸惑うのは、18歳以上の世界はまともではないということを知ることである。がしかし大勢がそれはいけないことだと言わない。世襲で選挙に勝ったもの恥ずかしい顔をせず、どうどうとしている。この姿が日本国である。地方の隅々にまで世襲のネットワークがある。世襲...世襲政治家

  • 文学

    今月号の「文學界」には村上春樹の短編小説2編と、川上未映子へのインタビューがあったことと、近頃の文学の世界はどうなっているのか、と思い購入した。買っておきながらウィンブルドンでの錦織圭の試合があり、映画「太平洋の奇跡」を観たり、さっさと酔っぱらってしまったりで、雑誌の1ページも読めていない。昼読むと必ず眠くなる。困ったものだ。今夜こそ読もうと自分にカツを入れているところである。50年後も読まれる作品。村上春樹の「1Q84」が思い浮かぶ。三島由紀夫の「豊穣の海」も浮かぶが、ちょっとちがうか、と思う。中上健次の「千年の愉楽」は頷く。50年後も生き残る作家となると、森鴎外はあと10年耐えられるだろうか。太宰治は百年後も読まれるに違いない。夏目漱石はたいへんなものだと思う。「続明暗」を書く作家がでるほどである。また「明...文学

  • サービス産業

    サービスを事業としている会社の方からメールなどいただくと、「榎本様」が「榎本さん」と表記したときには「失礼しました。お名前の表記を間違いました。失礼のほどお許しください」などと返事が来る。ジャニー喜多川が仲間うちで「You」と呼んでいるのは「全員の名前と顔が覚えられない」こともあるのだろうが、Youはとても公平で、平等でもあるからだと思う。日本列島人はもってしまった言語ゆえに、「様」と「さん」さえ気をつけなければいけない世界で仕事をしているようだ。ぼくはざっくばらんでいいと思うが、クレーマーも多いのだろうから、その些細な気配りが必要なのだろうが、こんなことでは身体を悪くしそうだ。サービス産業がすでに70%ほどを占めている日本社会であるのに、サービス産業の賃金は少ない。そしてクレームを受けるのもサービス産業が最前...サービス産業

  • 太平洋の奇跡

    新書「日本軍の兵士」を読んでから、戦争を扱った本物に近い映画はないかと探していた。日本で作られる戦争物映画はどことなく、なじめない。特攻隊員のものでも、終戦時の会議にしても、これはもうまさに観客動員を意識した映画であり、映画に批判精神がない。Tsutayaで何か戦争物がないか結構コマメに探していたら「太平洋の奇跡」というDVDがあった。2011年の作品らしい。日米合作の映画かな、と思った。サイパン陥落に反抗する軍の兵士。アメリカ軍を恐れる民間人。実話に基づいているということなのだ、ドキュメントを見る気で観たのだった。サイパン島では軍人も民間人もことごとく死んでいく。アメリカ人の大将は早く戦争を終わらせたい。日本軍兵士は上層部からの命令がない限り、投降する気はない。収用所に行けば殺されると思っている。軍人、民間人...太平洋の奇跡

  • 最終的な課題

    老後を安心して暮らせるというのは人間の最終的課題のひとつであり、極めて重要な課題である。月に20万円の年金があればほぼ言うことはないように思う。老後が不安かどうかは社会の質にかかわってくる。2050年。ぼくの息子は69歳。この時に年金はほぼないに等しいだろう。年金機構は株を買っている。株は上がったり下がったりする。それに額が大きいから株式市場に大きな影響を及ぼす。日銀の投資も同様だ。容易に引けなくなる。自民党政権は天下りの法人を作り、公共事業にお金を使い、大企業を優遇してきた。今、戦闘機やイージスアショアまで購入しているのに、年金のお金がないと言っている。年金機構はグリーンピアを作っては失敗した。だれが責任を取ったのかしれないが、この問題の解決方向を見出さない限り、不安な生活が続くことになる。<不安>というのは...最終的な課題

  • ウィンブルドン

    朝方は大雨だったのええ、午前中は事務所に出ず、家で昨晩録画しておいた錦織圭の四回戦を観た。ウィンブルドンは錦織の試合が終わる頃、小雨が降りだしたようだったが、雨に邪魔されることなく早々に勝ちを決めた。四回とも試合をみたが、とても快調だった。上手さを感じる。ぼくの印象としての錦織圭は筋肉痛で棄権とか、ハードな試合が続いてバテてしまうという記憶が強かった。今期ウィンブルドンでは、フランス大会の次のシリーズは休み、疲れもとり、ナダルらとよい練習をして臨んだようだ。三回戦までは早い時間で勝ち、四回戦で2時間50分ほどかかったが、4時間、5時間というものではない。サーブが以前よ比べてよくなっている。ファーストサーブで決める場面も多くなったが、セカンドサーブを恐れず深いところで跳ね上げる。これが有効だ。もうひとつある。サー...ウィンブルドン

  • 想定外のことがまた起きた

    人が多いと何が起こるかわからないものだ。どうして頑丈なガラスが割れたのか、どうやったら割れるのか、見当もつかない。これも想定外だ。しかも割れるような場所ではない。しかし「割ってしまった」と大学生から詫びが入った。前回は居間側の厚手のサッシの戸がすべらなくなった。これもどうしてそうなったのかわからない。共通して、人数が多いと「考えられないことが起こる」という事実だけである。今日はガラス屋さん兼サッシ屋さんに来てもらって修理をする。当然彼らに請求書を出す。人間の集団の数が多くなると何かが起こることは人間の何かがあるのだろう。以前にはリーダーの統率が取れない、と書いた。よく中学や高校の頃に廊下でじゃれ合うみたいなことをしていた。大学生も酒が入ると、じゃれ合うことをするのだろうかプロレスの技をかけてみたり、中学生のよう...想定外のことがまた起きた

  • The Listen Project

    Marufukuさんからコメントをいただいた。感謝します。早速検索をした。すると山口智子の活動がよくわかる。「ListenProject」。羨ましい力だ。ぼくもEpisodeとして知っている情報を彼女に提供したいものだ。彼女は情報を求めていた。これは彼女のライフワークだ。バリ島に、「空で奏でる音楽」がある。ある村で代々この音楽をいわば指揮する男性がいる。何十羽という鳩に笛をつけて、空に飛ばすのである。鳩たちは大空に笛の音を奏でながら舞うのである。まるでフォーメーションダンスのようだ。最後は先祖代々の家の屋根にとまる。次に「神の楽器」と呼ばれる「ガンバン」という楽器の三重奏がある。観光旅行では聴けない。特別な日しか聴けないのである。乾いた音のする木琴であるが、確か一つの鍵盤で音階が微妙にズレ、三人の音によって音が...TheListenProject

  • 宮本信子、山口智子

    伊丹十三の「たんぽぽ」がアメリカで上映されていて、アメリカ人男性のファンの一人が25回観た、と聞いて驚いた。細い糸のようにナイーブな神経をしてかつ完璧性格監督である。映画をつくるまでは鼻持ちならないインテリ俳優だと思っていたが、映画を作れば面白いものを作った。のく全部観たし、次回作も楽しみだった。「マルサの女」もよかった。特に本多のテーマ音楽がよかった。彼を選んだのは伊丹十三であろうが、そのジャズっぽさが映像にシャレ気と展開の迫力を与えた。「さわこの朝」でのインタビューで知ったのだが、宮本信子は一回り伊丹十三より年が下らしい。伊丹は先生のような存在であったようだ。賢い人なのだろう。伊丹十三を尊敬し、敬愛し、愛し、従い、否定もせず、彼の脆い性格よく知っていたのだろう。宮本信子は「伊丹十三記念館」の販売コーナーのグ...宮本信子、山口智子

  • カラオケスナック

    年々尾鷲市内で食べにいくところ、飲みにいくところが減っている。次々と馴染みの店がなくなっていく。歌うことの好きなぼくは居心地のよいスナックが最近店を休んでいることに心を痛めている。どうしたものか。最近ウィスキーを節制している。ダイエット中なのである。やっぱり怖いには脂肪肝だと思っているので、また肝臓の解毒・分解能力限界が寿命の限界だと思っているので、大切にせにゃならん、と労る気持ちである。その意味ではスナックや居酒屋にいくのは体に負担となるから、変わっていく環境もこれでいいのかもしれない。しかし、今のところ、コーヒーを飲んでカラオケという気分にはならない。また昼日中からカラオケに行こうとは思っていない。現在、2008年のブログの推敲をやっている。2019年までまだまだ遠いが毎日ちょっとずつでもやっていると必ずや...カラオケスナック

  • ガラパゴス化

    無事ソニーCDリピーターを落札した。これで事務所にある音源を再生できることになる。今、アプリを開発していることは小出しにしながら細君にも伝えている。昨日、ポツッと細君が「ガラパゴス化してなけりゃいいけど」。ギクッとした。よくバリ島に通っていた時期、バリ島では日本のNTTドコモなどの携帯電話は使われないのである。これだけ機能が豊富で便利だと思うが、みな「ノキア」の携帯を使う。とてもシンプルで料金をチャージすれば、どこにでも電話ができる。NTTのはできない。NTTのものは機能が多すぎて、バリ島の人にはそこまで必要がないのである。したがってこういうのを「ガラパゴス化」という。いいものであっても売れるわけではない。ぼくが目指している語学学習やカラオケ練習のアプリも現在すでにあるもので十分なのかもしれない。自分で「たいし...ガラパゴス化

  • ソニーCDリピーター

    ソニーのCDリピーターが事務所に4台あったが、どれも故障している。この機器で語学が練習できる教材をいくつも作ったのは23,4年前である。その教材の一部が残っていて、テキスト教材は数は少ないが、さらに少し残っている。なんとしても音源をとるために故障のないCDリピーターが必要なので、ネットで探してみた。メルカリに2台あった。売り切れだった。ヤフオクにも2台あった。ひとつは入札が終わっていて決定済みで、もう一台は1000円で入札されている。ジャンク品らしい。アダプターがないのである。アダプターならぼくはもっているので、ヤフオクに入札した。1200円。様子を見て競争入札者がいれば上げていこうと思っている。ぼくのもっているCDリピーターを修理する方法がないかと思って、調べてみたら、な、なんと、ソニーCDリピーターの修理を...ソニーCDリピーター

  • 想定外のことが起きる

    壁にひとつ落書きがあると、いつの間にか落書きが多くなる。公園に一匹犬を捨てればやがて野犬でいっぱいになる。我が貸別荘の障子に穴が一つあけば次々と穴があく。あくびは伝染するのと同じだ。人間にはこの性質があるから悩ましい。それで、去年、障子を厚手のものに張り替えた。すると、破ってしまうことがなくなった。ことしも破れなく健在なである。人が多く泊まれば何が起こるのか。予想もつかないことが起きる。去年は居間と隣部屋の障子4枚が外されていた。どうして外したのかわからない。そして元に戻そうとしたら戻らなかった。わけがわからなくなって、シルバーセンターにお願いした、今日は居間のベランダ側の厚いサッシの戸が閉まらない。いつもはするするっと動く。力いっぱいに押すと動くのである。だれがどうしたのか。どうしたらこうなるのかわからない。...想定外のことが起きる

  • 世襲

    地位より血脈を重んじる日本社会だと思っていたら、血脈よりも「家」を重んじる社会と考えた方が納得がいく。養子をもらって家を継がせるのも、娘婿を政治家の世襲にするのも、日本社会の特徴である。日本のような世襲議員の多い国は珍しい。そしてこの世襲が続く限り、日本は停滞から脱することができないように思う。戦後の荒地から、再出発急速な勢いでできたのは、ほとんどの都市部が崩壊したからだ。頑張れば経済は成長する。アメリカの支援もあった。すでに多くのことが整った時代とは違うもである。当然戦後の経済成長で膨れ上がる団体や協会が日本列島の隅々まで網の目を張る。医師会、農協、経団連・・・できあがった岩盤をうち壊すことなんてできるのか。世襲議員にはできないように思う。彼らも岩盤そのものだからである。そして多くの人々は、地盤、看板、鞄に否...世襲

  • 歴史は「カチッ」と歯車をひとつまわした。

    トランプ大統領の任期の間に、「日米安全保障条約」の破棄があり得たとしたら(ぼくは破棄でいいと思うが)、中国脅威論が増すことだろう。核武装論議も出てくることだろう。しかしながら日本が核をもつことは世界のどの国も反対し、被爆国としてもあり得ぬこととして核武装ができるとは思えない。すると、中国脅威論が煽るれると、尖閣はどうなるのか、自衛隊の戦力を増強せよ、となってくることだろう。同時に外交力が極めて重要なことになってくる。政治手腕、外交手腕。言うべきことははっきり言う。日本列島人の一番苦手なところである。ディベートで鍛えられていない日本列島人は相手の言葉を一度呑み込んでしまうところがある。安倍政権での外交を見ていると、外国を訪問してはお金をばらまいているだけのように見える。ロシアは北方四島を返還するつもりはない。アメ...歴史は「カチッ」と歯車をひとつまわした。

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