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ピリケンさんになかつ道寺。 https://blog.goo.ne.jp/fdfhm086---ybb

昔、アメリカから来た利根運河の福の神。ピリケンさん 40年前、西の国(和歌山)から流れてながれ流山

ソウダイさ〜ん
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2018/05/12

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  • アメリカファースト (連載―第625号)

    今日は何の日?とラジオや車から聞こえてくる。ルイ・アームストロング、愛称がサッチモが亡くなられた日だと。1971年7月6日に老衰だったようだ。私が退院して最初に聞いた曲だ。『WhataWonderfulWorld』作詞・作曲のジョージ・ダグラスはベトナム戦争を嘆き素晴らしい世界を夢見てこの曲を作ったようだが、サッチモ(厚い唇)の歌を聴いて落ち込んでいた私にあたらしい世界をみせてくれた。サッチモが住んでいたニューオーリンズにも行けた。500年前、たまたま、コロンブスがインドと間違って上陸したところがアメリカ新大陸だった。そこには、いつからか知らないが先住民が住んでいた。その先住民をインディアンと呼んだ。コロンブスは天国でもアメリカをインドだとおもっているらしい。イギリスからキリスト教の分派のプロテスタント(...アメリカファースト(連載―第625号)

  • 鳴かぬなら 殺してしまえホトトギス (連載―第624号)

    気性のはげしいお方で、幼い青年期は裸で腰ひもに刀を背負って、部下の若者をひきつれて歩いていれば、世間の人々は、うつけもの(ばかもの)というだろう。ある日、タカ狩りに行った。タカは巣を飛び立つ時は、巣の場所を他の鳥にわからないように遠まわりして巣から飛び立ち、巣に戻る時は、親が早く小鳥に取った獲物を食べさせようと巣にまっしぐらに戻る。そのタカの習性を知ってか、タカ狩りの名人だ。世間はうつけものと言っているがすごい観察力だ。父の葬儀の時、位牌にむかって香を投げつけ人々はあきれかえった。北の美濃(岐阜県)には斎藤道三。東に三河(愛知県)徳川家康の父、松平広忠。さらに、駿河(静岡県)には今川義元。甲斐(山梨県)には武田信玄の父、武田信虎。その北には越後(新潟県)の上杉謙信の父、長尾為景というように、戦国武将がいつ...鳴かぬなら殺してしまえホトトギス(連載―第624号)

  • 一休さん (連載―第623号)

    今年は西の国の梅雨明けは6月という。1951年ぶりの早さのようだ。通常7月の中頃梅雨明けするのに、今年は早い。暑い暑い。ひとやすみして、水分をとって冷房をつけて熱中症にならないようにして下さい。熱中症で亡くなられる方もいらっしゃるそうですよ。一休さんはテレビでもよくみた、ン~と頭をひねればとんち話で返ってくる。形式と権威をきらい、庶民と共に、心のむくまま生き抜いた室町時代のお坊さんだ。父は天皇で、幼名は千菊丸と呼ばれ、お坊さんに成る修行中は周建と呼ばれていた。23歳の時、華曳禅師によって「一休」となづけられた。一休さんは今から約600年前の室町時代に生きた和尚さんで知恵とユーモアに富んだ人気者だったようだ。室町時代は、三代将軍、足利義満が京都の室町に花の御所と言われる家を建て政治をおこなったので室町幕府と...一休さん(連載―第623号)

  • イランとイスラエル (連載―第622号)

    朝、東の空からお日様が顔を出し、今日一日、善い日でありますように手を合わせ。夕暮れには、西の空に、一日の感謝を込めてお日様に合掌した。幼い頃、ウサギがお月様で餅つきをしている影絵のような月を、砂漠には、食べ物が冷たい飲み物が陽影になる涼しいオアシスあり、ラクダがからだを休めていたそんな光景を想像していた。明日の天気は雲の流れで、晴れるか雨降りなのか、テルテル坊主が天気を占っていた。おばあちゃんに、10円玉の大金を貰ってキャラメルを買いにいった。間に合わない時は、台所の引き出しを探したが、おばあちゃんの入れ歯に遭遇し、ビックリしたことがあった。いつの時代と言われそうだが、今はスマホがすべて代用してくれる。5分後の天気も人工衛星の発達で確実に予報してくれる。お金の支払いも現金を持たずに清算できる。保険、車の見...イランとイスラエル(連載―第622号)

  • ユーラシア大陸あれこれ (連載―第621号)

    ユーラシア大陸にはアジアのロシアもモンゴル帝国も中国もアラブの中東も東ヨーロッパも西ヨーロッパも北欧もみんな陸続きだ。黄金の国ジパングはポツンと東のはずれの島国となっている。歴史に逆らうつもりはないが、昔むかしのお話。ユーラシア大陸の世界を見ているとみんな陸続きだ。北は寒くて暖かい南に行きたがるのが常だ。欧州のデンマークの辺りに住んでいたゲルマン民族がアジアの北方から遠征してきたフン族に追われ、ゲルマン民族の大移動がはじまった。それまで欧州を支配していたローマ帝国が東西に分割統治され西側の国家である。ゲルマン民族が西ローマ帝国の領域に入り、西ローマ帝国を滅ぼした。さらに、ゲルマン民族は英国、フランス、ドイツなどの欧州の国々の原点を造っていった。北欧のスウェーデン・ノルウェー・フィンランドに住むノルマンディ...ユーラシア大陸あれこれ(連載―第621号)

  • 裸の王様 (連載―第620号)

    今から200年近く前のこと、デンマークのアンデルセンが「裸の王様」という童話を発表したのは1837年のこと。ある国にとてもオシャレな王様がいました。その国に二人の仕立屋がやって来て、不思議な布地で新しい衣装を作れると言います。その布地は「バカ者には見えない布地」です。王様は新しいしろものの洋服に興味を示し、仕立屋を呼び寄せ、衣装をつくるよう命じた。仕立屋は「バカ者には見えない布地」で織り始めます。部下たち誰もが見えていない見事な出来前の洋服に感激して褒め称えた。王様は部下たち誰もが見えているのに、王様だけが見えないと言えず、新しい衣装を着てパレードに出かけ、大通りを行進します。誰もが忖度して今更見えないとも言えず王様は大衆の中を行進します。大衆の中にいた一人の子供が「王様は何も着ていない」と叫んだ。大人は...裸の王様(連載―第620号)

  • 認知症と徘徊(連載ー第619号)

    どなたかこの子を生き返らせて下さいと母親は死んだ我が子を抱いて町を呆然とさ迷っていた。私はその子を生き返らせることが出来る。という見知らぬお方が現れ、その子を生き返らせるには、ケシの実を頂いてくるようにと言われた。ただし、死人を一人も出していない家庭のケシの実でないとだめだ、という。母親は、必死になって町中を探した。見つかりましたか?どこの家を訪ねても死人を出したことのない家など何処にも見つかりません。そうです、生きとし生きる者は必ず死が訪れる。とある見知らぬお方はこの世の条理を説いた。戦後、日本人の平均寿命は、1947年の当時、日本の男性が50歳、女性が55歳だったのが、2020年では男性が81.64歳で女性が87.74歳と30年以上も男女とも平均寿命が延びた。ちなみに、隣国のロシアの平均寿命は1980...認知症と徘徊(連載ー第619号)

  • アクタン・ゼロ (連載―第617号)

    私は1951年(昭和26年)この世に生を受け、年齢は忘れることにしている。小学校の時の担任は、元日本軍のパイロットで戦時の話をよく聞かされた。敵機に追われて急降下して地面すれすれに操縦かんを引いて難を逃れた。B29の爆撃機はスピードが速くて高高度で、戦うのに予め自機を高高度から降下してB29にむけて機銃を放った一瞬のチャンスだった。終戦間際、鉄が少なくて飛行機の羽も木材でつくられた飛行機もあったそうだ。最初の頃は中国から飛来してきたが、後に東京から南方に1250キロの離れた火山島、硫黄島から戦闘機を引き連れて飛来したのでB29を撃墜は、困難だったようだ。この硫黄島はB29爆撃機が日本を爆撃するのにちょうどいい距離で広島、長崎に原爆を投下してこの島の米軍基地に帰還した。日本は終戦のころ、火山島硫黄島を一日も...アクタン・ゼロ(連載―第617号)

  • エスカレータ右・左 (連載―第616号)

    半世紀ほど前に西の国から東の国東京にやって来た。東の国にはいろんな乗り物がある、階段が一段一段あらわれ立っているだけで人混みを抜き先に移動する。乗る時は最初はタイミングが合わなくて乗り遅れてバランスを崩してよろめいた。慣れればこれほど楽なものはない。東京もモグラのような街で地下に潜っている。だからこの乗り物には重宝する。神社にお参り何百段もある階段を、富士山に登る険しい道のりを登る達成感とは違って、急いでいる時は長い階段をのぼる時間がない。エスカレータの幅が2人が並んで立つ幅もあり、3人並んで立つ幅もある。"Escalator"という語は元々、アメリカのオーチス・エレベータ・カンパニーの商品名だそうだ。せっかちな日本人だけだと思ったらアメリカに行ってもエスカレータ上を足早に歩いていた。私も歩くのが速いと思...エスカレータ右・左(連載―第616号)

  • ハーバードとアメリカ (連載―第615号)

    いつか遅かれ早かれこんな時代がくるのだろう。何が本当なのか、嘘なのか。強い者がいれば、弱い者もいる。騙す者がいれば、騙される者もいる。人間も多様化され男女の区分もなく世はながれている。新しいローマ教皇を決める選挙、コンクラーベが2025年5月8日に行われた。キリスト教カトリックの信者、14億人の頂点を決める選挙だ。司祭の3分の2の得票が得られれば教皇に選ばれる。選ばれれば、煙突から白い煙が出るようだ。部屋の閉じ籠りコンクラーベの様相だ。1517年の昔、ドイツのルターがサン・ピエトロ大聖堂を建築するためにローマ教会が発行した贖宥状(免罪符)の乱売を批判するとともに教会の腐敗とを攻撃したことに始まり、キリスト教改革運動が起った。お金を払って免罪府を買えば人間の犯した罪が免除される、おふだを販売した。そもそも、...ハーバードとアメリカ(連載―第615号)

  • 鳶職(とびしょく) (連載―第614号)

    鳥のように、空を飛んで働く専門家,職人だと思っていたが、具体的にどんな仕事をするのか知らなかった。昭和33年に建設された電波塔東京タワー、新幹線が大坂~東京間に、昭和39年に開通した年と同じだと思っていたが、東京タワーの方がはやかった。あんな高いところに上って、下を見れば生きた心地はしない。命綱があっても、仕事の邪魔だとつけてないようだ。鉄骨と鉄骨を組んでいくのに、赤く焼けたピンを20・30メートル先の相手に放り投げ、受け取った人が鉄骨の穴に埋め込んで固定している。しかも高所での作業だ。一つ間違えば命と引き換えだ。ある人は、40メートルの高所から落ちて手足の骨を折れたという。よく死ななかったと普通に話しておられた。鳶職(とびしょく)の職人気質だろう。東京タワーの完成まで、とび職の方が1人、亡くなっておられ...鳶職(とびしょく)(連載―第614号)

  • 鳶職(とびしょく) (連載―第614号)

    鳥のように、空を飛んで働く専門家,職人だと思っていたが、具体的にどんな仕事をするのか知らなかった。昭和33年に建設された電波塔東京タワー、新幹線が大坂~東京間に、昭和39年に開通した年と同じだと思っていたが、東京タワーの方がはやかった。あんな高いところに上って、下を見れば生きた心地はしない。命綱があっても、仕事の邪魔だとつけてないようだ。鉄骨と鉄骨を組んでいくのに、赤く焼けたピンを20・30メートル先の相手に放り投げ、受け取った人が鉄骨の穴に埋め込んで固定している。しかも高所での作業だ。一つ間違えば命と引き換えだ。ある人は、40メートルの高所から落ちて手足の骨を折れたという。よく死ななかったと普通に話しておられた。鳶職(とびしょく)の職人気質だろう。東京タワーの完成まで、とび職の方が1人、亡くなっておられ...鳶職(とびしょく)(連載―第614号)

  • 裸の王様 (連載―第613号)

    5年後、10年後に裸の王様が現れるだろうと思って私の余命をかぞえていた。ところが、現在のこの世に「裸の王様」が現れた。1837年に発表したデンマークのアンデルセンの童話である。童話の内容を引用させていただきました。「ある国に、新しい服が大好きな、おしゃれな皇帝がいた。ある日、城下町に二人組の男が、仕立て屋という触れ込みでやってきた。彼らは「自分の地位にふさわしくない者や、手におえない馬鹿者」の目には見えない、不思議な布地をつくることができるという。噂を聞いた皇帝は2人をお城に召し出して、大喜びで大金を払い、彼らに新しい衣装を注文した。彼らは作業場に織機を設置し、さっそく仕事にかかる。皇帝が大臣を視察にやると仕立て屋たちが忙しく織っている「ばか者には見えない布地」とやらは大臣の目にはまったく見えず、彼らは手...裸の王様(連載―第613号)

  • 英仏百年戦争 (連載―第612号)

    イギリスとフランスの隣国同士。隣国はくっつく過ぎず離れずの関係がいいが百年も戦争をしていたとはお疲れ様と言いたい。国ごと、どこかに、引っ越すわけもいかず、辛抱するようだ。どっちが?お互い様。そもそも百年戦争は何故起きたのでしょうか?イギリスのエドワード3世がフランスに領土を拡大したいだとか発明した新兵器を試したいという希望があった。エドワード3世はフランスのイザベルとイギリスのエドワード2世とに間に生まれた。エドワード3世はフランスの王位継承権も上位にあり、フランスの王座をよこせとフランスに宣戦布告した。昔から舞台となった、フランス内にあるイギリス領土およびフランドル地方の領有に関するフランスとの対立も抱えていた。現在のベルギーとフランス北部にまたがる地方。古くから羊毛の産地であり、毛織物が生産されていた...英仏百年戦争(連載―第612号)

  • 二人喜ぶ人いれば、二人悲しむ人がいる (連載―第611号)

    一人のわがままで世はざわ剥いている。そのうち落ち着くだろう。❶世界は関税戦争で、アメリカの世界戦略の一環として、デンマークの自治権グリーンランドをよこせだとか。❷アメリカと日本は今にはじまったものでもなく、戦後、マッカーサーの当時から日本はアメリカに搾取され続けている。遡れば、江戸時代の幕末、ペリーさん来航の当時から黄金の国ジパングを上手く利用されてきた。長―く鎖国で先進国の植民地にもならず、日本には金銀財宝があるから鎖国をしたという説もある。世間知らずの日本を守って来た。為替も知らず、円安で日本の黄金の金を安くGETして南北戦争の資金源になったとか、南北戦争の戦後は使わなくなった鉄砲、大砲、軍服、を他国と共謀して使わなくなった物を新政府軍と旧幕府軍に分けて日本に買わせた。当時の西南戦争のセピア色の写真に...二人喜ぶ人いれば、二人悲しむ人がいる(連載―第611号)

  • Make America Great Again (連載―第610号)

    今から約533年ほど前、日本では戦国時代のころ、大航海時代のイタリア探検家、奴隷商人のコロンブスによってアメリカ大陸が発見された。彼は死ぬまでインドと勘違いしてたようだ。それで、アメリカの先住民のことをインディアンと呼ばれた。その後、イタリアの探検家のアメリコがアメリカとなずけられた。日本が種子島に鉄砲が伝わったころの戦国時代の頃だ。そうするとアメリカもまだまだ若い国だ。現代のAmerica大統領が世界を騒がしている。飛行機でも車でも生産するのに、エンジンは何処かの国、タイヤは、運転の頭脳となる精密機械は、と一国でなく他国の安価で性能のいいものを使っている。ロシアでも経済制裁で部品が入らないので生産できないものもあるようだ。アメリカに輸入するものに税金をかけるとなると販売価格が上がるものもでてくる。輸出国...MakeAmericaGreatAgain(連載―第610号)

  • 傘がなければ (連載―第609号)

    日本もやっと一人立ちを考えさせられる時がきた。戦後、百年になろうとしている。ひたすら先進国に追いつき追い越せと日本人お一人、お一人の勤勉でやさしい思いやりでご努力してこられた。ある時は戦争景気、ある時は神武景気で日本の高度成長のはじまりから、バブルの崩壊とめだましく過ぎて来た。今や、何がほんとうなのか、何がフェイクなのか区別できなく技術が進歩した。戦後百年目の節目に日本が誰と出会うのだろうと思っていた。雨に濡れないように傘をさしかけてくれたアメリカだ。アメリカ音楽に影響され、中学の時、エレキギターの音に憧れ、アメリカにも行かせていただいた。私の大半はCountry音楽でテネシー、ケンタッキーやメンヒィス、ニューオーリンズにイエローストーン、アリゾナなどにも行った。35年前には、信じられないがケンタッキーで...傘がなければ(連載―第609号)

  • 民営化 (連載―第608号)

    この分野は、大の苦手でチンプンカンプンだ。科学や物理を理解出来れば時を忘れ没頭する学問のようだが、残念だが私には、その能力を持ち合わせていない。ここに登場するのは、ノーベルとアインシュタインだ。ノーベルは1833年スウェーデンのストックホルムで生まれた。ノーベルは自然界には存在しない元素ノーベリウムはノーベルの名をとって名付けられた。環境がそうさせたのか、彼の父はバルト海を通りロシアのサンクトペテルブルグに渡り機雷の工場の経営していた。1854年、ロシアとイギリス、フランス、トルコの連合軍とクリミア戦争が勃発し3年ほど機雷の注文がロシアからあったが、ロシアが戦争に負け、バッタリ注文がなくなり、父の会社は他人に渡ってしまった。アメリカに渡ったノーベルはダイナマイトの実験に成功して特許を各国に申請して権利を得...民営化(連載―第608号)

  • 天地人 (連載―第607号)

    うわさでは、人生百歳時代と言われるが、そうすると、私の余命30年もあるけいさんだ。いち・じゅう・ひゃく・せん・まん・おく・ちょう・・・と鑑定番組では、お金の単位で途中、じゅうまん・ひゃくまん・せんまんと刻まれている。50年ほど前、大都会東京に来た時、サラリーマンを務めながら、貯金が百万円溜ったらと目標の夢があった。今は夢が見知らぬところに消えてしまった。ある人は何兆円も貯金があるという。ちょう金持ちだ。今の世は「ちょう」の位にに変化した。1兆円を毎日100万円使ったとしても約2739年暮らせるくらいのお金だそうだ。1,000,000÷365=約2739年。その後、何年も経つとお金の単位が「兆」が次の位の「京」に変わるのも時間の問題だ。30年前に、ある方のご子息が亡くなられ、お通夜に見知らぬ人が来てご子息に...天地人(連載―第607号)

  • ウクライナ (連載ー第606号)

    オー寒い!夏の暑さが恋しい。オ~暑い!冬の寒さが恋しい。日本がいい。だって、春・夏・秋・冬と日本には四季はある。ここのところ暑さと寒さが目立って春と秋を感じる間もなく、過ぎてゆく。昭和世代は今年で、昭和百年になると言っている。昭和世代に生まれてよかった。現代のスマホ・AIの時代まで体験させていただいている。少し前に生まれていたら、戦争を体験したかもしれない。もうすでに、第三次世界戦争が始まっているというが日本の島国でいると実感がない。敗戦国日本は平和な国で喜んでいたが変化は急だ。今や、航空母艦も駆逐艦も潜水艦も軍事基地もミサイルも戦闘機もイギリスとイタリアとの共同開発で作っている。敗戦後何年間は飛行機さえもつくれなかったのに、恐ろしいことに、広島・長崎に投下された原子爆弾もその気になれば簡単に作れるという...ウクライナ(連載ー第606号)

  • 紀道神社祭 (連載―第605号)

    和歌山の道成寺を造営する際、紀伊の国司(朝廷から任命され派遣された中央官吏)であった紀道成氏は、寺院伽藍の造営に使用する建築材を検分するために当地を訪れた。材木を調達し、日高川を筏(いかだ)に乗って下る途中に事故のために命を落とした。造営を志した寺院も道成寺の名で、紀道成を偲ぶことができる。紀道神社では、毎年スポーツの日の直前の日曜日に、勇壮な紀道祭が行われる。三百瀬の橋をわたり、山道をしばらく歩くとやがて大鳥居が見える。紀道成を祀る地元の信仰を集める紀道神社である。私も幼い頃、おふくろの色とりどりの寿司弁当をいだだきながら、山道の上から勇壮な10組の神輿と笛や太鼓、力持ちは長―い竹にのぼりを通し、一人で空に立てていた。私も大人になったら。馬が神社まで一気に駆け上り、大人は酒と喧嘩さ。若い衆は上半身裸にな...紀道神社祭(連載―第605号)

  • 紀道神社祭 (連載―第605号)

    和歌山の道成寺を造営する際、紀伊の国司(朝廷から任命され派遣された中央官吏)であった紀道成氏は、寺院伽藍の造営に使用する建築材を検分するために当地を訪れた。材木を調達し、日高川を筏(いかだ)に乗って下る途中に事故のために命を落とした。造営を志した寺院も道成寺の名で、紀道成を偲ぶことができる。紀道神社では、毎年スポーツの日の直前の日曜日に、勇壮な紀道祭が行われる。三百瀬の橋をわたり、山道をしばらく歩くとやがて大鳥居が見える。紀道成を祀る地元の信仰を集める紀道神社である。私も幼い頃、おふくろの色とりどりの寿司弁当をいだだきながら、山道の上から勇壮な10組の神輿と笛や太鼓、力持ちは長―い竹にのぼりを通し、一人で空に立てていた。私も大人になったら。馬が神社まで一気に駆け上り、大人は酒と喧嘩さ。若い衆は上半身裸にな...紀道神社祭(連載―第605号)

  • 私はチンパンジー (連載―第604号)

    私と同居している女性に言われた。「私があなたを好きになった時、あなたが私を好きになった時、二人はチンパンジーだった」昨日、朝食をとっているとき、その女性に言われた。あの田舎の山奥から、史上最低の学力を引っ提げて、大坂の梅田駅から蒸気機関車に乗って列車の床に新聞紙を敷いて、石炭とコールタールの臭いをかいで12時間揺られて大都会東京にやってきた。あまりの人混みに町はお祭り騒ぎだ。人混みの後をついて行っても神輿が見当たらない。田舎の村では人混みは祭りに決まっている屋台も見当たらない。都会の学校と意見が合わなくてすべて嫌われて布団をかぶってふてくされて寝ていたら捨てる神あれば拾う神に拾われて大都会東京の学校に親父とお袋に見送られて汽車に乗った。私は人気者で常に女性も男性もたむろしていた。なんぜ、モテるのか聞いたこ...私はチンパンジー(連載―第604号)

  • <img src="htt彼岸花 別名は曼珠沙華(マンジュシャゲ) (連載―第603号)

    幼い頃、茎を手に持ち花をを提灯として遊んでいた。老婆がお嬢様の夜道の足元を照らし、くの字に腰を屈め案内をしている老婆の姿が、目に浮かぶ。秋に咲くヒガンバナというから仏教に関係しているのだろう。墓地に赤~い花が何本も立っていた。花の部分は結婚式・成人式に着飾って出席する女性のヘヤースタイルに似ている、華やかだ。だけど、茎を折ると嫌な臭いのするゼリー状のねっとりした液体が出てくる。手に付着すると嫌な臭いはなかなか取れない。なに!これが毒だって。人が亡くなったら、現代は火葬だが、昔は土葬だった。つまり、土の中に埋葬する。土の中には、モグラやネズミが生息している。土葬の時代は、その動物たちがご遺体を荒らすのを防止するために人が墓場に彼岸花を植えた。彼岸花の原産地は中国のようだが、堤防・線路の脇・水田の畔などに植え...<imgsrc="htt彼岸花別名は曼珠沙華(マンジュシャゲ)(連載―第603号)

  • 古新の町 (連載―第600号)

    半世紀に前、史上最低の学力を引っ提げて古さと新しさが混在する町に来た。始めて皇帝と名のったのだろう、秦の始皇帝。権力もお金も手に入れた。手に入れていないのは永遠の命だろう。金が欲しければいくらでもやろう。偉くなりたい人は社長にもしょう。永遠の命だけは、今だ、医者であっても誰一人も良い薬を知らない。永遠に枯れない水銀の川や山をつくり花や生き物たちを地中の世界をつくろうが始皇帝の命は永遠ではないのだろう。ある医者はあらゆる永遠の命の薬を試すが即効薬がない。それ何飲んでるのと尋ねたら、水銀を常備薬として、服用しているという。水銀は人間の体に良くないと聞いた。しかし、あなたに声をかけても、あなたに聞こえないようだ。絶大な権力を手に入れた。あふれるお金も手に入れた。永遠の命だけは手に入れられなくて短命に終った。もが...古新の町(連載―第600号)

  • コンプライアンス (連載―第599号)

    史上最低の天才も流行り言葉は知らんかった。最近よく耳にする言葉ですが、勘のいい皆様はすでにご存じでしょうが暇な私は調べてみた。1,コンプライアンス(compliance)「法令遵守」のことらしいが、倫理観、公序良俗などの社会的な規範に従い、公正・公平に業務をおこなうことを意味しています。具体的には、法律違反(贈収賄、インサイダー取引、談合など)、社内規定違反(不正経理、セクハラ・パワハラ、情報漏洩など)、社会的規範違反(環境汚染、人権侵害、虚偽広告など)などが挙げられます。個人情報を悪用した重大なコンプライアンス違反です。電話番号や住所、クレジットカード情報などを取り扱う企業では、個人情報の管理に細心の注意を払う必要があります。2,ガバナンス(governance)企業経営において公正な判断・運営がなされ...コンプライアンス(連載―第599号)

  • 見ざる聞かざる言わざる (連載―第598号)

    (「ざる」を「猿(さる)」にかけて、「他人の欠点や過ち、自分にとって不都合なことを見たり聞いたり言ったりしない方が良い」というもので、「弱点を突くような人、うわさ好き・口の軽い人など印象の悪い人にはならないように」ということです。「ねえねえ、誰かが外で大声を出してけんかしているよ。とめなくていいの、見ざる聞かざる言わざる、他人のけんかに口出しないほうがいいよ」実際、合った話だ。ご高齢の男性が中年の男性にバイクのエンジン音がうるさいとグレームを言っていた。栃木県日光市の日光東照宮に3回行った。神厩舎には猿の彫刻が全部で8面あるらしいが、私が気づいたのは有名な3猿の彫刻だけだった。1面から8面まで物語があるらしいが、古くは古代エジプトからシルクロードを経由して中国、日本に伝わった。とかインドからだとか諸説があ...見ざる聞かざる言わざる(連載―第598号)

  • アアフリカの子供らに教わった 「教育は罪」 (連載―第597号フリカの子供らに教わった 「教育は罪」 (連載―第597号

    アフリカと聞いて何を想像しますか?と尋ねられたら、砂漠、象さん、ピラミッド、奴隷、難民、金、ダイヤモンド、エジプト、じゅうたん、ランプ、ミイラ・・・などが思い浮かべる。船底にギュウギュウ詰めにされた人間、トイレもなく水もなく死ねば海に投げ捨てられる奴隷船。今から、500年前、スペイン王の命令で世界周航を試みたポルトガル人の航海者マゼラン。マゼラン海峡を発見し世界周航に成功したが、彼自身セブ島で殺されが一行は1522年スペインに帰った。イギリスの産業革命も落ち着き、マルコポールの「東方見聞録」に影響されたのか大航海時代へとシフトした。インドやインドネシアの香辛料が欲しくてアジアに向かった。当時、中東にはオスマン帝国がいたので、アジアに行くにはアフリカを遠く回るしかなかった。そこで途中人々はアフリカに資源を発...アアフリカの子供らに教わった「教育は罪」(連載―第597号フリカの子供らに教わった「教育は罪」(連載―第597号

  • アメリカ村とカナダ (連載―第596号)

    私は幼い、和歌山県人だったころ、アメリカはアメリカでカナダもアメリカだった。やっと2025年になって、カナダも一国の国と認め、アメリカと分離できた。日本の国土の27倍の国で先進国G7になっている。ながーい延樹ケ浜の松林の中を女の車掌のオーライ、オーライの誘導でバスは松林を抜けるとカラフルな色をした家が見えた。まるで外国にでも来たようだ。バス停にはアメリカ村と書いてあった。いつか、あのような家に住んでみたいと思っていた。二世・三世の方々がお建てになったに違いない。昔むかし、ここは、三尾という漁村だった。江戸末期から明治初期にかけて、和州岸和田漁民との漁場争いに敗れ、この漁場で漁ができなくなった。三尾出身の数名の若者はカナダに渡航、ブリティッシュコロンビア州・バンクーバー郊外の漁村スティーブストン付近のフレー...アメリカ村とカナダ(連載―第596号)

  • 地球儀 (連載―第594号)

    今年も過ぎようとしている。1年が速く、74回目の新年を迎えようとしている。今年は、能登の大地震で、子供も孫も奥様もみんな犠牲になられてお一人残された方の「こんなことがあっていいのか」と叫びが私の耳に残っている。度重なる災害にもあわれ、どうなさっているのだろう。義父とは半世紀前からお会いし、92歳で今年、亡くなられた。病院、お通夜、お葬式、火葬、納骨を済ませ、義母の今後、の一連の出来事にあたふたした。私の故実兄の、田舎のお墓にお参りの予定が行けなかった。来年、子供が連れて行ってくれるから実行しよう。義父の最期は墓石の下の小さな部屋に納められた。お一人の人生の最期まで初めて見届けさせていただきました。はかない無常を感じた。何を書こうとしていたのだろう。目の前に地球儀があった。地球を3回手でまわして見た。ちいっ...地球儀(連載―第594号)

  • 歴史は現在の鏡 (連載―第593号)

    1585年、小牧・長久手の戦い440年前の昔むかしの遠い昔の人間のお話なんだ。と思ったら現在の人間世界の紛争・戦争に照らしたら人間様も440年前と変わっていないようだ。昨年の年の瀬に深夜近くのお寺の鐘がゴーンと聞こえた。除夜の鐘らしい、数えたことはないが108回打たれるようだ。煩悩は仏教用語と聞くが、人間には煩悩の数が108もあるそうだが、私の煩悩が108も数えたことがない。煩悩だらけの私はスパスパ出ると思ったら煩悩って人間の生き甲斐かもね。天下をとってみたい。高級車が欲しい、大きな家に住みたい、毛カニを吐くほど食べてみたい、燃える恋がしたい、宝くじ10億円当たってみたい。・・・と108も煩悩をだすのも四苦八苦する。4x9=368x9=7236+72=108かもしれない。?これは言葉遊びですので、煩悩の数...歴史は現在の鏡(連載―第593号)

  • 餅つき (連載―第592号)

    新しい朝がきた♪ラジオ体操で出席簿に赤いはんこをもらった。今日もあたらしいお日様に会えた。だけど雲があって、お顔をだしたり、照れくさく両手で隠したり北の空に浮いていた。なんてったってアイドルとはいかないが、これでもあのときは、空を飛んでいるように歩いていた。体重も増え糖尿の一歩手前で気づかされて食べるのを控えている。もういいじゃないの行くだけでしょう。なんと言われようがもう一度、燃える恋がしたい。「あなたの燃える手で私を抱きしめて、ただ二人だけで生きて痛いの」♪どこが痛いの?アメリカのハワイ眞珠灣にアメリカ海軍の戦艦が何隻も停泊していた。1941年12月8日、大日本帝国海軍の戦闘機に魚雷と爆弾を抱え奇襲して殆んどの戦艦を沈めてしまった。第二次世界大戦が勃発した。その8日後に戦艦大和が生まれた。1951年生...餅つき(連載―第592号)

  • 幸せは歩いてこない だから歩いてゆくんだよ (連載―第591号)

    1853年第1回ぺりーが浦賀に来航して、時は始まった。アメリカでは、南北戦争が始まる頃のようだ。徳川幕府が265年も鎖国が続き、たまりかねて、ぺりーが日本に開国を迫った。アメリカはクジラの油をランプの油として利用していた。実は大西洋でクジラをとっていたが、取りつくし、太平洋にまわってきたが、燃料と水の補給に日本という島がちょうどよかったので日本に開国を迫った。高知のジョン万次郎も漁船で嵐に会い遭難していて救ったが日本が鎖国だったのでアメリカに連れて帰った。日本は、突然のぺりーの来航で戦国時代に戻ったような騒ぎで対処できなかったので、1年後に、もう一度来航してくれるよう、それまで対処できるようにしておくからとぺりーを帰した。さて、ぺりーの大砲に驚いた江戸幕府は、敵の侵入を防ぐため高輪の山の土を江戸湾に運び、...幸せは歩いてこないだから歩いてゆくんだよ(連載―第591号)

  • 情報は宇宙を飛んでいる (連載―第590号)

    情報は宇宙を飛んでいる(連載―第590号)

  • こんじゃくものがたり (連載―第589号)

    現在社会は夫婦共稼ぎで頑張っていらっしゃる。40年前だろうか、私の結婚した時は夫が一人の稼ぎで生計をたてていた。現在はアパート代、給食費、交通費、燃料費、電気代などが高騰して、春闘もないし、給料も上がらないし、会社は内部留保といって、何かあったとき、社員のためにと貯金をしている。会社の不祥事があった時は、社長以下、取締役が深々と頭をさげていた。そんな光景を見せられているから社員はなにも言えない。社長たちもサラリーマン化して、己の実積だけのみる経営だ。設備投資をしたくても見る余裕もない。まして、社員の給料アップなど考える余地もない。労働組合は今現存しているのか、姿を見せない。バブル景気も崩壊して知人も何人か行方不明だ。日本はバブルが崩壊した後遺症だろうか経営者も人も臆病になっている。年収の壁だとか問題にして...こんじゃくものがたり(連載―第589号)

  • 壁・かべ・なんの壁 (連載―第588号)

    もうベルリンの壁が壊されて、ないのに、今更、過去を振り返っても仕方ないと思うのだが、複雑なヨーロッパの一部分を知ることで今の日本を、今の自分を少しでも知ることができるだろうと思った。私は73歳のジジィーとは思っていないが、わたしには95%の昔が宿っている。60歳過ぎてから折角、この世に生まれてきたから昔を知ろうと、字が書けないから脳みそに保存した。ところが、若干の5%の空きを見つけた。この5%が私の寿命のようだ。私は単細胞で生きてこられた。一人の妻と、3人の子供と3人の孫がいるが、誰もが私より偏差値が上だ。東京に住んでいた。ドイツのベルリンという町に、突然、高さ3メートル大きな壁が1961年8月13日につくられ。日本にたとえたら,日本が突然、東日本の国と西日本の国の二つに分けられた。名古屋を境に東側を東日...壁・かべ・なんの壁(連載―第588号)

  • いつわりの学徒出陣 (連載―第587号)

    私も若い筈なのに、3年ほど前から真空状態に陥ることがある。40歳半ばを過ぎた方に話しかけたら、そんなことしらないという。当然、知っているものだと思ったが、なにそれ?と返答だ。なぜ・なぜ・なぜ・・・・考えてみると昔むかし、あるところに・・・から始まる話らしい。嫌だね古―い化石人間だ。世はユダヤ教・キリスト教・イスラム教、資本主義・社会主義・共産主義と大きく分けて世界はまわっている。日本では八百万の神(やおよろずのかみ)といって、すべての物に神が宿っている。もったいない、と感じるのも神がそのものに宿っているから大切に物を無駄にしないように扱っている。こんなことをいうから若い人にもう古いと言われる。だって、73歳の私には90%過去が宿っている。10%の新しい話をしても、手遅れだ。先日、外から大きな声で争っている...いつわりの学徒出陣(連載―第587号)

  • 年収の壁 (連載―第586号)

    壁ってベルリンの壁を思い出す。はあ!そうじゃなくて、チマタで言っている年収の壁じゃよ。年収の金額によって手取りが多くなれば家計も楽になる。私の妻もパートやっているから例えで書いて見た。わかるかなあ。専門家ではないので、理解して下さい。例1,夫が500万円の年収があった。妻が102万円の年収があったなら、夫=5,000,000-480,000(妻の扶養控除)=4,520,000X所得税妻=1,020,000住民税(1,010,000の収入で年間7,000程度)例2,妻が104万円の年収があったら。夫=5,000,000-480,000(妻の扶養控除)=4,520,000x所得税妻=1,04,000x所得税1,04,000x住民税例3,妻が1,060,000の年収があったら。夫=5,000,000-480,0...年収の壁(連載―第586号)

  • 故義父と良寛 (連載―第585号)

    アメリカ大統領選挙となれば地球規模の選挙だ。選挙結果で、暴動が起ることも、海外からも横やりもあろう。島国日本は他国とは比較にならない島国日本の特殊な事情をもっている。45年前からアメリカのテネシー州を起点にアメリカ国内を旅した。タクシーのドアが閉まらないので手で押さえて乗っていた。アメリカの友がガソリンを給油するのに、セルフだった、私は怖くて見ていた。今じゃセルフは当たり前だ。ニューヨークに行った時は、忙しく空を飛ぶように人は移動していた。急に逆流性胃炎になり、田舎者の私は面喰った。ここは何処の国だろうと錯覚するほどアメリカ人は少なく感じた。1963年11月22日、テキサス州ダラスでケネディ大統領が暗殺された。その情報を知ったのが、私が12歳の頃、寝られなくてラジオのスイッチをONにした。深夜4時ごろだっ...故義父と良寛(連載―第585号)

  • 泡 (連載―第584号)

    日本では自公民過半数割れと、大リーグではヤンキーズとロジャーズと、11月5日にはアメリカ大統選挙と、東ヨーロッパでは日々、多くの人が亡くなられ、戦争の終結どころか拡大していると、中東では大国の思惑でそこに住む市民と子供たちが犠牲になっていると、昨日も大陸間弾道ミサイルが日本のEEZ(排他的経済水域)の外に着弾したと、日本を取り巻く環境は日々悪化している感がある。第二次世界大戦が終結し、計算では今年は100年だ。(私は74歳+昭和26年生まれ=100)世界の人口も1950年から2000年の50年間25億人から50億人と増えている。更に、今年で100億人になろうとしている。地球も重たくなった。私も更に減量して糖尿にならないようにしなくちゃ。内輪の話で申し訳ないですが、この前、総裁選で選ばれた人が責任を取って辞...泡(連載―第584号)

  • 大谷翔平とダルビッシュ(有 (連載―第583号)

    「パンチョ伊東」の愛称で、声に特徴があり、吹けば飛ぶようなかつらをして、ドラフト会議の司会などもしておられた。名は伊東一雄という。野球解説者であり、英語も流暢に話され、深夜、メジャーリーグを日本に紹介しておられた。言葉の違いをとりあげても劣等感と体力の違いが圧倒的な差があった。日本人がメジャーに行っても通じる筈がない。私の知る限り、ピッチャーがほとんどだ。当初は、敵地に行くような見方もされ色目で見られた。いつの間にか日本人も大きくなりバッターの選手も増えた。日本の野球のルールは大学受験のように難しい。単純で投げて、打って,塁をかける。そんな競技だと思ったが、メジャーとの違いだろう。メジャーは力と力の勝負だ。パンチョ伊東さんがメジャーに憧れて多くの選手が来られている世界を望んでいたのだろう。1995に野茂英...大谷翔平とダルビッシュ(有(連載―第583号)

  • ああ非常な人、平賀源内 (連載―第582号)

    どことなく、平賀源内の呼び声が大げさに聞こえてきた。知人に、平賀さんというお名前の方がいた。いい声をして、とても知的な品のある方であった。もしかして、平賀源内のご子息に関係した人かもしれない。友人に尋ねたら、案の定、平賀源内の血筋をひいている何代目に当たるのかは定かでないが、写真を見る限りでは、目鼻立ちが似ている風貌だ。平賀源内は江戸時代の中頃の人物だ。徳川幕府が265年も続いた長―い時代、日本は鎖国をしていて、長崎の出島だけ外国との窓が開かれていた。日本は鎖国政策の一環として造られた人工の島、出島を造った。ポルトガル人によるキリスト教の布教を禁止するために出島を造った。つまり、ポルトガル人の隔離島だ。そうとれるよね?当初はポルトガル人が住んでいたので「南蛮屋敷」とよばれていた。平賀源内は讃岐の国(香川県...ああ非常な人、平賀源内(連載―第582号)

  • 冥土イン・紀ノ國 (連載―第581号)

    先日、義父が93歳で亡くなられた。義母はおなじ93歳でご健在でいらっしゃる。私の子供3人と孫3人を連れてお葬式にお参りさせていただいた。故義父からすれば、孫とひまごだ。お葬式から半月が過ぎ、孫が遊びに来た。故義父のお葬式で人の死を知ったのか、孫がつくった段ボールハウスのドアーを閉めて死の言葉を連発して遊んでいた。子供って恐ろしく敏感だ。「あなた誰だい」とお墓の前で尋ねている人を見たという。お墓の住人が新しく住人になった方に聞いているのだろう。「どなたかこの子を生き帰らしてください」とその子を抱いて町をさ迷っていた。お釈迦様現れ、生きる者のさざめで人は誰しも死がおとずれる。と母親をさとした。今は火葬が多く、お二人で箸を持ち協力して、故人が三途の川を渡れるように遺骨を骨壺にお納めして、最後に灰をお納めしてして...冥土イン・紀ノ國(連載―第581号)

  • こんなんかな? (連載―第579号)

    もう25年ほど前だと思うのだが京都の山奥にポツンと一ある夫婦が住んでいた。旦那は、ドストエフスキーの「罪と罰」を読んでいるという知識人だ。驚いた、内容は知らないが、ロシアの世界的な著名な長編小説だそうだ。奥様は、耳と目がご不自由で、ご夫婦の会話は手話だと目がご不自由だから、皮膚の感触で何を話しているのかを旦那の指先がこまめに動いていた。そして常に彼の手が奥様の手に触れていた。これはもしかしてモールス信号かも知れない。{モールス信号は電信などで用いられているト・ツー・ツー・トと文字コードを使った電信号}奥様は耳と目がご不自由なのに料理をしたり編み物したりで、不自由なことは感じさせなかった。お二人は相思相愛だ。どちらかと言えば旦那の方が奥様をリードしているようだが、奥様が主導しているように見えた。山深い住まい...こんなんかな?(連載―第579号)

  • のこりものに吹く かぜ (連載―第578号)

    こんな筈じゃなかったのに、なっちまった今日この頃、内閣総理大臣のイスと大臣たちのイス、のこりものに吹くかぜは厳しく、なぜか、シラケ鳥が飛んでラー。世は、江戸時代に、戻ったような、まさか、ぺりーが来航して大砲を鳴らした。江戸の民衆は花火とまちがい、ドロドロ集まって来た。玉屋っと、「タマヤー」と威勢のいい声が空に響いた。火事と喧嘩は江戸の華(はな)と粋な江戸弁に憧れて西の国からやって来た。江戸は大火が多かったから切った木を隅田川にひたして木場のモク材やさんが栄えた。江戸っ子は気が短い、宵越しの金は持たないとその日の稼ぎは酒になって蒸発した。今更通用しない死んだふり。一句ができそうな島国日本。今日も国内が揺れている。総裁選で誰が次期総理大臣になるのか忙しそうだ。結局、ご年配の石破さんになった。先日、総裁選を見て...のこりものに吹くかぜ(連載―第578号)

  • のこりものに吹く かぜ (連載―第578号)

    こんな筈じゃなかったのに、なっちまった今日この頃、内閣総理大臣のイスと大臣たちのイス、のこりものに吹くかぜは厳しく、なぜか、シラケ鳥が飛んでラー。世は、江戸時代に、戻ったような、まさか、ぺりーが来航して大砲を鳴らした。江戸の民衆は花火とまちがい、ドロドロ集まって来た。玉屋っと、「タマヤー」と威勢のいい声が空に響いた。火事と喧嘩は江戸の華(はな)と粋な江戸弁に憧れて西の国からやって来た。江戸は大火が多かったから切った木を隅田川にひたして木場のモク材やさんが栄えた。江戸っ子は気が短い、宵越しの金は持たないとその日の稼ぎは酒になって蒸発した。今更通用しない死んだふり。一句ができそうな島国日本。今日も国内が揺れている。総裁選で誰が次期総理大臣になるのか忙しそうだ。結局、ご年配の石破さんになった。先日、総裁選を見て...のこりものに吹くかぜ(連載―第578号)

  • この世は光と影 (連載ー第577号)

    江戸時代に欧米諸国と結んだ不平等条約の改定交渉に明治時代に入り、岩倉具視全権大使ら木戸孝允(参議)、大久保利通(大蔵卿)、伊藤博文(工部大輔)、そして武雄出身の山口尚芳の5名と共に首脳陣や留学生ら107名ほどが欧米に派遣された。不平等条約を結ばされたということは、当時の日本が未発達で欧米先進国と遅れをとっていて、対等な立場を取れなかったことが条約を結ばされたのだろう。井伊直弼が日本がアメリカとの戦争を避けるため、やむを得ず不平等条約を結んだとも言われているが、後に、彼が批判され暗殺された。不平等条約って1,外国人が日本で罪を犯しても日本の法律で裁くことができなかった。2,日本市場で100円していた。これに外国が20円の関税を掛ければ、日本の商品価格は120円となり、外国商品価格は100円あなたならどちらを...この世は光と影(連載ー第577号)

  • 野口英世の生家を訪ねて (連載―第576号)

    35年前、栃木の義兄に連れられ、福島県の猪苗代の野口英世の生家の見学にいった。100年前の明治維新は、武士の世は終わり、欧米との遅れを取り戻すべく、日本も近代社会のはじまりだ。戸を開け中に、一歩踏み入れたら土間で、外には厠(かわや:トイレ)があり、そう田舎を思い出した。冬には暖房もなく、隙風(すきまかぜ)が吹き、寒いだろう。決して金持ちの住(すまい)とも感じなかった。父は酒ばかり飲んでいて、母は、3人の幼子を抱えて畑仕事もし、夜には、猪苗代湖の魚を取って、朝には町に売りに行きました。一日中仕事に追われ、子供の面倒も見る間も、ある日、1歳の英世が囲炉裏(いろり)に落ち、左手をすっかり、焼きただれていました。医者にみせる金もなく、薬もなかった。大人の世界も、特に、子供の世界も残酷だ。それを見てイジメる者もいる...野口英世の生家を訪ねて(連載―第576号)

  • 暴暴れん坊将軍:徳川吉宗 (連載―第575号)

    砂浜を馬に跨って勇壮にかけている将軍様。徳川吉宗8代将軍が、何で紀州の田舎の国の者が将軍になれたのか不思議に思った。突然ですが「今日はなんの日」とアナウンスされる。ラジオが私のめだまし時計だ。第二室戸台風が四国の室戸岬に上陸した。1961年の今日がその日だそうだ。200人の犠牲者を出したようだ。幼い頃、台風といえば、鹿児島か高知、紀伊半島、伊勢などに上陸した。台風が紀伊水道から大阪湾を通過すると私の紀州(和歌山県)は風も雨も強い。家の戸が外れそうになり、懸命に両手で押さえていた。瓦(かわら)が外れ空がみえた。台風のコースも沖縄からキルっと偏西風にのって北東に進路を変え、日本を縦断する。最近は、気候変動か偏西風も北におされ、沖縄から真っすぐ北西に進む。徳川家康が死後も我が身を日光東照宮の鬼門(キモン;物事を...暴暴れん坊将軍:徳川吉宗(連載―第575号)

  • 総裁選と平家物語 (連載―第574号)

    そんな古いはなし、誰もがおとぎの国の物語と思うに決まっている。ところが、1000年以上前の平安時代の古―い話を思い出した。当然、人も縄張り(派閥)をつくり勢力を誇示したい。鎌倉時代につくられた「平家物語」は、権力をにぎり大きく栄えた平家が源氏との戦いに破れて滅びていく様を描かれた戦記物語だそうだ。私は紀州(和歌山県)の生まれ、川を遠く坂上れば深い木々に覆われ、平家の落人(おちうど)の村もあった。平氏もこんな奥深いところまで、追われて、気が付いたらここだったような気がする。まるで、今のようだ。総裁選挙、誰が天下を取るのだろう。もうすでに、10人ほどの人が名乗りを挙げている。この10人の方は、東の国の人か、西の国の人か選挙基盤をみれば、源氏か平氏がわかる。京都を境に西が平氏、東が源氏にわかれるようだ。平氏も源...総裁選と平家物語(連載―第574号)

  • 次の世代に何を (連載―第573号)

    イントロで何の曲か、わかったのに、イントロ無の曲がふえてきた。人間様に「戦争」を知らない世代の人も増えて来た。脳の処理スピードも過去の人間より速い。半導体で世界をリードしている台湾は日本、アメリカ、ヨーロッパにも半導体の工場を分散している。危機管理なのだろう。半導体はスマホ、自動車、冷蔵庫、ドーローンなどのあらゆる電化製品の製造には、なくてはならない。私は、半導体の知識はなかったが、にわか知識で知った。半導体というから、電気が通す金属と通さない物を交互にすることによって半導体が作れる。On・Offを速く切り変えることによって計算を素早くする。更に、速くするには、チップを増やすことにある。その増やす技術とコンパクトにする制作する技術が台湾が優れている。これまでは電流であったものが、光に変えることで、計算処理...次の世代に何を(連載―第573号)

  • 今年は昭和百年に (連載―第572号)

    今年は、令和6年、私は昭和26年生まれのジイジだ。計算では昭和時代64年+平成時代30年+令和時代6年、計算では今年が昭和百年になるところだろう。思い起こせば、和歌山の山奥から史上最低の学力を意識しながら、太志を抱いて日比谷図書館の2階の自習室に入った。シーンと静まり返った部屋に足音も発てずに、皆は厚い本を読んでいた。この状態では太刀打ち出来そうもなくて、地下の食堂でカレーライスを食べて4畳半の暗いアパートの部屋に帰った。翌日、厚い漫画の本に無地の表紙をして、再び日比谷図書館にいぞんだ。厚い本は、隣の方の間にドカンと置き秀才を装い漫画を読んでいた。都会にも慣れて来た。お茶ノ水駅からの下りの坂道には山の上のホテル、偶然、近くに修学旅行で枕投げをした旅館を見つけた。更に、車の排気ガスで霞んで見えたが兄が通って...今年は昭和百年に(連載―第572号)

  • ブスと美人 (連載―第571号)

    街を歩いていると、女性も男性もみんな美形だ。一人か三人かブスにお目にかかってもいいのだが、行き交う人にブスにお目にかからない。ブスとは差別用語か私はわかっていない。もし、お気に障ったらお許しください。ブスが美人にイジメられる話は遠い昔に聞いた。兄が美少年だったから、無言に比較された。兄は美少年どころか勉強も出来た。村祭りには化粧して馬に跨り主役だった。私とは明らかに「月とすっぽん」だったから劣等感もなかった。女性のお腹から、男と女が産まれるから不思議だ。神様も酔っぱらって、付け忘れることだってあるだろう。40年ほど前、男性専用の酒場に連れていかれた。男性が化粧して、目線も女性になっていた。店内は、たばこの煙と淀んだ空気が蔓延していた。私は一応、男性だったので、その世界を異常に感じた。最近は、男性も化粧して...ブスと美人(連載―第571号)

  • 思い通りにいかないね (連載―第570号)

    私の目標が和歌山に帰り、両親、兄弟の墓参りする。そして、亡き兄のお葬式に行けなかったのでお参りすることであった。私は身体障害者らしいので、反対されることを予想して密かに一人で実行しょうと予定を組みバスも予約した。ところが、次男にそれがバレ6月の予定がすべてキャンセルさせられ、8月に次男の5歳の孫と共にワゴン車で行くことになった。つまり、次男が連れて行ってくえるという。子供は、スマホで宿泊先を簡単に予約した。和歌山では高野山のお寺さんに泊まる、奈良では一般の旅館をである。私は田舎のお墓に、子供は高野山と奈良に行きたいと言う希望だ。2泊3日の旅。さて、40年ぶりに帰る郷、何もかも変わっていることだろう。大阪から一本道を南下して紀の川を渡り、和歌山城を崇め紀三井寺、海南、湯浅を経て御坊まで、それから道成寺への旅...思い通りにいかないね(連載―第570号)

  • 怖い話 安珍清姫物語 (連載―第569号)

    舞台は和歌山県の日高川と道成寺に纏わるお話、安珍清姫物語。永遠の課題、男と女の恋物語。いや、悲恋の物語であった。能、歌舞伎、浄瑠璃の演目で『道成寺』が登場する。蛇に指をさすと腐ると、だから、友人にその指を切ってもらう呪(まじない)をしてもらった。大人になって人を指さすものではないと教えられた。幼かったら、誰かに指を切ってもらう呪(まじない)をしてもらったようだ。女の「嫉妬心」を蛇のたとえに、女を怒らせたら怖いと、だから、おんなの心をもてあそんではいけないと、教えられていた。説法では、人にはまごころで接しなさいと教えられた。「毎年、奥州(福島県白河市)から安珍という若い僧(山伏)が熊野那智の滝権現の神様に1泊の予定でお参りに来る。今年も若くてハンサムなお坊さんの安珍がお父さんが経営する宿、清姫の宿に来た。清...怖い話安珍清姫物語(連載―第569号)

  • 親子3世代和歌山へ (連載―第568号)

    本当は、一人で6月にバスで和歌山に行く予定だったのが、子供にバレテ8月に行くことになった。身体障害者の相台です。57歳の時、脳出血で死んだ筈がシブトク生きている。折角、実験で上野駅まで一人で行けたのに残念だ。次男が、危険極まる行為と私を戒め6月の予定が中止になり、次男の孫も含めた8月未明に3世代の2泊3日の旅となる予定だ。私はただ助手席に乗っているだけで済むと思っていた。和歌山生まれの私に旅の日程を組むように指示された。ただ、子供は高野山と奈良の宿をスマホで予約したという。高野山は宿坊らしい。出発日❶東京料金所~東名・名阪~亀山IC(下車)料金8980❷亀山~名阪国道25号・料金は無料~天理。❸天理~西名阪・阪和~御坊IC(下車)料金4190身体障害者割引を利用すると料金は割引されるようだ。御坊ICから1...親子3世代和歌山へ(連載―第568号)

  • チマタの話 (連載―第567号)

    8才の頃、画用紙に海を描き、地平線のかなたに、白い帆のヨットを浮かべ、はるか遠くの、よその国を想像した。もう50年ほど前だろうか、よその国、アメリカに行った。銀座で姉のおかげで、40年余り店をやってこられた。まさか、アメリカに来ようとは夢にも思わなかった。テネシ-州を中心に古き南部を旅した。ケンタッキー州では禁酒法のなごりか、道を挟んでバーボンを飲める、飲めない処もあった。田舎は店も早く閉店する。メンフィスのプレスリーの白い豪邸にも行った。(グレースランド)ある方から買ったようだ。意外と天井が低く、お墓も敷地内にあった。ニューオーリンズではジャズを聴き、ジャンバラヤを食べた。ミシシッピーの川面に写る夕陽をホテルの窓からみた。急にホームシックになった。ニューヨークでは、人は空を飛んでいた。地下鉄も乗り、逆流...チマタの話(連載―第567号)

  • 今日は何の日 (連載―第566号)

    妻の運転でリハビリに行く、車に座ると必ず今日は何の日と知らされる。へ~そう!と感心をする。今日7月20日はアポロ11号は1969年7月20日、月面着陸に成功。月に人類が最初に降り立ったアームストロング船長は「1人の人間にとっては小さな1歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」と言葉を残した。大阪の幼馴染が東京に来るから、今夜は二人で吞み明かそうと予定していたら友は、その日に帰った。明日、早朝から会議だという。新幹線、大阪~東京間が3時間に短縮され余裕が出来たのに、50年前には私が青春の頃、東京・大阪間11時間はかかって上京した。8時間の時間の余裕が出来た筈、世は、益々忙しい。リニア新幹線も時速500キロで名古屋まで40分と聞く、大阪まで開通の頃には大阪まで1時間に行けるようだ。もう60年前から、リニアと噂され...今日は何の日(連載―第566号)

  • 新札5千円の肖像・津田梅子 (連載―第565号)

    新5千円札のお顔は津田梅子さんだと云うが、あの津田塾大学を創ったお人だ。佐倉藩だった農学者の津田仙さんの二女として江戸で生まれた。日本も江戸の幕末から明治維新になり、明治政府も欧米先進国との遅れを取り戻すのに人を海外に留学させた。彼女も6歳で女性初めて渡米した。渡航費用も留学費用、生活費も国の負担のようだった。幼い6歳で日本語も忘れるほど、アメリカでの暮らしが長く、梅子はアメリカの人たちに好かれた。時は明治維新、江戸時代に先進各国と結んだ不平等条約の改定を主目的で欧米先進国を岩倉使節団が、視察の旅に旅立ったが津田梅子もメンバーのお一人となって渡米した。私を振り返ると、信じられない体験だ。画用紙に舟を浮かべ、海は広いな大きいな行ってみたいなよその国・・・♪アメリカで洗礼も受け、帰国しても、新渡戸稲造を知り、...新札5千円の肖像・津田梅子(連載―第565号)

  • 新千円札の顔・北里柴三郎 (連載―第564号)

    時は江戸時代、ペリーが浦賀に来航した幕末。1852年肥後国(熊本県)に北里柴三郎が生まれた。北里家は源氏の流れを組む名門武家の出で侍になって、国を人を守りたかったが、映画ラストサムライでも見たが、長い侍の時代は終わった。江戸時代、日本は先進国と結んだ不平等条約の改定を目標に、明治に入って欧米の先進国を2年もかけて視察の旅に出た。日本と先進国との格段の遅れを知ることから明治維新が始まった。北里柴三郎は、医者にだけはなりたくなかったが、オランダ人の教師マンスフェㇽトに巡り合って、医学の道に入った。医者も侍も人の命を守ることは同じだ。納得したのだろうか、ただ、その世界を知らなかったのかも。医者になりたくても成れない人もいる。彼の才能と地道な努力と研究心は人の心を揺さぶったのかドイツに行く機会を得た。北里柴三郎は...新千円札の顔・北里柴三郎(連載―第564号)

  • 天動説と地動説 (連載―第564号

    目ん玉は黒いし、髪の色は黒いし、鼻はそんなに高くないし、短足だし、このハゲー。ア!私だ。40年前、アメリカでは、よく中国人に間違われた。ニューヨークでもサンフランシスコでもチャイナタウンがあった。仕方がない、日本人は少ない。当時、アメリカ人から見ればアジア人と言えば中国人かインディアンだったのだろう。たばこを買うのもパスポートを見せていた。アメリカ南部に行ったが差別を受けることはなかった。黒人と言えば差別用語らしいが黒人にお世話になった。私は、史上最低の学力で55年前、和歌山の山奥からSLに乗って東京に来た。大阪の梅田の駅から12時間、汽車の床に新聞紙を敷いて上を見れば丸いドームの天井に茶色いのランプがぶらっ下がっていた。夜行列車だからトンネルに入ってもいちいち窓を閉めることがなかった。静岡辺りをくると、...天動説と地動説(連載―第564号

  • アイドルと辛亥革命 (連載―第563号)

    20年ほど前だろうか、ある地方のコンサートにある歌手のマネージャーとして行った。ステージの合間に外気に触れたくなり外に出た。もう町はすっかり暗くて、ネオンが辺りを明るくしていた。男女の若い子たちが、町の隙間で下向きにダンスの練習をしていた。いずれこの子たちがダンスを武器にマスメディアに登場する日が来るのだろうと思った。テレビ画面から吊るし人形が一糸乱れず音楽に合わせてダンスをしていた。人間だ!操り人形のように、靴がスカートが髪が左右に揺れていた。もしかしたら、あの時の若い子たちかも知れない。人間とは、思えない不気味さを感じた。アイドルは、英語で「idol」(偶像)というらしいが、欧州の宗教の偶像崇拝を思い出す。同じ宗派でも偶像崇拝を禁じられている派もいる。ステンドグラスに飾られた館内入ると正面にシンボルの...アイドルと辛亥革命(連載―第563号)

  • 犬去りて、豚来たる (連載―第562号)

    犬は、「吠えたり噛んだりしながらも、平和と秩序を保つ犬」と犬が去り。豚は、「食い散らかして、何の役にも立たない」豚が来た。中国語:狗去豬來)第二次世界大戦後初期の台湾社会における流行語、あるいは一種の差別用語である。蒋介石、率いる中華民国軍が毛沢東、率いる中国共産党軍に台湾に追い詰められ、その時の台湾先住民の印象を表現したものであった。犬は日本人で、豚は中国人を表している。ゴミ箱をあさる人を見たことが無かったが、日本ではゴミ箱さえ町になくなった。最近の、台湾問題で中国日本大使が信じられない発言をしている。「日本が台湾に加担すれば、日本を火の海にする」とか、大阪中国領事館が台湾代表就任式に出席した日本の国会議員全員に恫喝文を送りつけた。これに対し外務省および外務大臣は、ただ遺憾と電話で申し入れたそうだが、日...犬去りて、豚来たる(連載―第562号)

  • 味期限の話 (連載―第561号)

    どうしても、頭の片隅に昔聞いたこと、脳裏に残っている。若ゲのいたりだろうか素直に覚えている。❶誰かが団体旅行で海外に出かけて、立ち小便をした。❷ハイヒールは窓から汚物を投げ出すので、仕方なく路地を歩くのにハイヒールを考案した。❸大航海時代、上陸してきた兵隊が赤子の両足を片手で捕まえて、岩に頭をぶちつけた。❹兵隊さんが赤子を抱いた母親から赤子を奪い崖の上から放り投げた。母親は、アッ崖から身をなげた。❺若い兵隊さんが人体実験だろう人の心臓、肺、胃、肝臓、腸、の入ったホルマリン漬けされた容器が幾つも保存されている部屋を目撃した。❻高速道路の路肩にバスを止め、一人が要だしたら、二人、三人と、汚物はそのままだ。・・・・「旅の恥はかき捨て」ということわざもあった。空気が汚れているのか駅には、白いタン壺があった。町には...味期限の話(連載―第561号)

  • エロ将軍、徳川家斉 (連載―第560号)

    関ケ原天下分け目の戦いに勝った徳川家康が1603年に江戸幕府を開いた。江戸時代265年の徳川の世であった。徳川15代の慶喜まで長期にわたり続いた。家康が鬼門(キモン)とされる日光に我が身を置いて徳川の、世の安泰を願って今も祈っていらっしゃる。(鬼門はよくない方角と聞く。アナタ出先はその方角ではありますんが?いいんだよ、方角を変えてるから)こんな将軍様もいた徳川家斉である。特定されるだけで16人の妻妾を持ち、53人の子女(男子2人・女子27人)を儲けた。タブーなことだが、妾(めかけ)はニゴウさんのことで、イチゴウさんは妻をいう。この妾の字は今は死語になっている。この時代はよかったのか、何処かの隠居さんが妾と向島の、神楽坂の料亭で、と言った話は、今はご法度だ。故・田中角栄も神楽坂に妾が居て、国会の合間に妾と会...エロ将軍、徳川家斉(連載―第560号)

  • 吉田松陰の「二十一回猛子説」 (連載―第559号)

    身内に一人、こんな立派な人がいたら、夜も安心して寝かしてくれないだろう。吉田松陰は、1830年に長州萩城下松本村(現在の山口県萩市)に生まれ、幼い頃は杉寅之助と名乗っていた。松陰は父、杉百合之助の次男に生まれ。吉田松陰は子ども時代、兄の梅太郎とともに畑仕事に出かけ、草取りや耕作をしながら夜も仕事をしながら本を読んでいた。牧を背負って、本を読んでいた二宮金次郎のようだ。幼い頃、杉家より格上の吉田家に養子にやられて、杉から吉田に変わった。養子に入った吉田さんが、松陰が5歳の時に亡くなり家督を継いだ。叔父の玉木文之進がはじめた松下村塾は、やがて吉田松陰が主宰者となる。高杉晋作(長州藩士:山口県)、伊藤博文(元、首相)、山形有朋(元、首相)、など、幕末維新期に活躍する門下生が育ったのであった。伊藤博文が日清戦争で...吉田松陰の「二十一回猛子説」(連載―第559号)

  • 戦争はごめん (連載―第558号)

    はじめに中学時代は農家で、よく土をいじった。土にも栄養をやらないと、食物も育たないと大きくなって知った。水だけやればいいと思っていたが衝撃だった。田には、レンゲやタンポポが田の一面に咲いていた。レンゲに寝そべって遊んでいた。これが、土の栄養だと知った。世界の各地で戦争が起こっている。もしかして、栄養不足かも知れない。絶対に嫌だ。国から、召集令状が来て戦場に行った経験はないが、命が石コロのように扱われては、命に申し訳ない。日本と清、日本とロシア、ヨーロッパでも第一次世界大戦が勃発、日英同盟を結んでいるから日本も参戦した。ロシアでは、新しい社会主義国家をつくろうとレーニンが躍起となっている。ロシアは史上初めての社会主義国家の樹立に強権なスターリンへと引き継がれた。ロシア国内でも革命に向かっているのに他国と戦争...戦争はごめん(連載―第558号)

  • まち (連載―第557号)

    保護者が同伴でないと、割引が受けられない。と駅員に言われ、私の試しの旅がはじまった。それもそうだ。一人で出来る人に特典を与える。「町は甘くない」ど暗黙の助言を受けた。57歳の時に、まさか、脳出血で倒れ、半身不自由になり、運転免許も一部取り消しになった。それもそうだ。今日は、15年ぶりに町の雑踏にでた。リハビリも今も続けているが、今日は、自己責任で内緒で町にでた。妻も私を川に放り込むように私を手放した。「行って来るね」「おだいじに」込み入った文言もなく一人旅が始まった。杖を持っているから町は、やさしい。電車に乗っても、若者が席を立ち、言葉もなく別車両に移った。ドアが開き、何秒で閉まるのか、10秒の駅も、15秒の駅もある。ラッシュ時は、避けたいが乗車、下車はタイミングだ。本流の街に着いた。壁に寄りかかることが...まち(連載―第557号)

  • B29爆撃機【アメリカ】 (連載―第556号)

    B29をご存じの方は、ぎりぎり昭和人だ。私の年齢が73歳だとすると昭和26年生まれをプラスすると73+26=99となり、昭和に換算すると来年で昭和100年となる。洗濯物を川に持って行き、足で踏みながら汚れを落とし、河原の石の上で乾燥させた。洗濯物をコインランドリーに持って行き、漫画を読んでいる間に乾燥まで終わっている。比較はしたくはないが両方のことがわかるから幸せだ。灯油とガソリンは色と臭いで違いがわかる。灯油はジワーと火がまわる。ガソリンは一瞬に火がつく。石油ストーブに、まちがえてガソリンをいれて爆発して火事になった。という話は聞かない。ところで、B29爆撃機の本題に戻すと当時の最先端の爆撃機として、第二次世界大戦の後半から、日本の各都市を爆撃し広島、長崎に原子爆弾を投下したアメリカの爆撃機だ。高度1万...B29爆撃機【アメリカ】(連載―第556号)

  • ひとりごと (連載―第555)

    広島、長崎に原子爆弾が落とされ日本は戦争に負けたのが昭和20年だ。戦争を始めたのが昭和14年だから、6年も戦争をしていた。多くの兵隊さんが帰国して多くの子供が誕生した。村には子供が溢れていた。近所には8人兄弟もいる人がいた。野球をするにも、赤、白にわかれて、子供があつまり、すぐ対戦出来た。昭和22年~昭和24年の生まれの世代を「団塊(だんかい)の世代」と故、堺屋太一さんが言われていた。戦後世代、焼け跡世代などと言われていた。大学受験、就職には苦労した連中だ。他人事のようだが、私は2年後の昭和26年生まれだから難を逃れた。文化的な面や思想的な面で共通している。大学進学した人は、学生運動が最も盛んな時期に相当する。私も、先輩に言われ代々木公園から日比谷公園まで町を練り歩いた。陸橋から明るい光が光っていた。腕を...ひとりごと(連載―第555)

  • 明治100年、昭和100年 (連載―第554号)

    昭和になって明治百年目はいつ頃だろう。江戸時代は長―い鎖国の時代が過ぎ、ペリーの黒船来航は1853年、浦賀に来航して、日本が欧米諸国に遅れをとっていることに気づき、近代国家、明治維新が始まった。岩倉具視を団長に伊藤博文、大久保利通、木戸孝允(剣豪:桂小五郎)、山口尚芳ら総勢百名を超える使節団でしかも、2年余りも国を開け、西郷隆盛、板垣退助、大隈重信らが日本を守った。江戸時代の幕末に結んだ欧米の国々との不平等条約の改正が目的だった。一行は欧米との文明の遅れを痛感したのだろう調査の旅となった。薩長の重心を中心として2年も日本を開け、海外視察に出かけられたのも他国から侵略されないだろうと確信したのか西郷隆盛に任せたのだろうかそれとも他国は、日本を侵略する価値もないのだろうかと私は思った。日本の留守をまもった西郷...明治100年、昭和100年(連載―第554号)

  • へ~?so-! (連載―第553号)

    人がお亡くなりになったらお葬式をあげられて、火葬される。私の幼い時代のころは、土葬だった。必ず火葬しなければならない法律もないようだ。今も、土葬をなされるところも、あるようだ。宗派によつて、違うかも知れないが失礼があったら教えてください。火葬場で1時間程、待機していると、放送で知らせて頂ける。親族みんなで、お骨を骨壺に納めるのだが、お二人が遂になって、お一人がお骨を箸で持ち、もうお一人に渡し、お二人で骨壺に納める。最後に骨壺には喉仏をお納めする。この儀式は、お亡くなりになられた故人を無事、三途の川を渡れるように手助けするという。この儀式は、宗教、宗派によって違うのだろう。最初は、宗派もわからず、言われるままに従った。人が亡くなれば賽の河原を通り三途も川を渡り、冥土に行くと聞いた。その川を渡るのに、三途の方...へ~?so-!(連載―第553号)

  • アッ?so-! (連載―第552号)

    電車に腰かけていたら、若いカップルが乗って来た。お二人は手帳を見ていた。お一人が、日付の上に書かれた「仏滅」という文字を見て、どういう意味と尋ねた?しばらく、沈黙の後、これは、フランスが滅亡した日と答えた。周りの乗客は聞き耳を立ててお二人の会話を聞いていた。私は、次の駅で降りなければならない。残念!私も、仏と書いてあるから仏教に関係したことなんだと思っていたが仏をフランスと理解したのも新しい見方だし、正しい。「結婚式は大安がよい、お葬式には友引は避けよう、仏滅には祝い事は避けよう」とその日の占いに使っている。別に仏滅に結婚式をしてもかまわないが人は大安を選ぶ。仏教では、占いは嫌う。がお二人の最悪の日からの門出で門出としては、上昇の日として、最高の日かもしれない。とにかく、仏滅はインドから伝来した仏教用語で...アッ?so-!(連載―第552号)

  • 熊野古道 (連載―第551号)

    三重県の友人に教えられた。和歌山が紀州藩だったころ、伊勢の一部が紀州藩だったと、そんな話、聞いてないが事実のようだ。今だから、紀伊路も舗装され伊勢路に延びて居る。お伊勢さんにお参りするにも、伊勢路をテクテク歩いてお参りした。紀伊路は海に囲まれ、山にへばりついて道が通っていた。大阪に行くのも、紀ノ川を渡り山脈を越して岸和田、堺、大坂へと上った。吉野に行くのも、紀の川を上り橋本を過ぎ、高野山を拝みながら、山道を歩いたのだろう。私も車で高野山にお参りして、山道を走り、奈良の東大寺、春日大社にお参りして、奈良公園の鹿にあい、猿沢の池に行った。修学旅行のコースだ。紀の川の麓には、和歌山城が聳えている。和歌山城は豊臣秀吉が築城し、再三の火災にもあい、空襲にもあった。江戸時代、徳川家康の10男、徳川頼宣が家祖となり。暴...熊野古道(連載―第551号)

  • 高野山 (連載―第549号)

    私は54年前に、山奥から大都会東京に出て来た。史上最低の学力を引っ提げて出てきたが、日比谷公園内にあった。日比谷図書館に入館したが、静まりかえった図書室には厚い本を開いて若者が物音もたてずにいた。翌日、漫画の厚い本に表紙をし、隣席の学生との間に置いて、賢く見せ勉学をした。あれから、まだシブトク生きている。高野山は弘法大師空海の霊山だ。霊山は青森県の恐山、滋賀県の比叡山、和歌山県の高野山と聞く。私の和歌山の生まれ故郷から、龍神温泉を通り、平家の落人の村を眼下に見て、奈良県との境のスカイラインを過ぎれば高野山だ。大好きな高野豆腐も売っていた。空海は四国香川県のご出身で、なんで高野山なのかと尋ねたら、余談だが、香川県から偏西風に乗って白い布が舞い上がり、その布が高野山の木に舞い降りた。というおとぎ話のような、本...高野山(連載―第549号)

  • 比叡山 【連載ー第548号】

    現在は、「信仰の自由」と憲法で保障されているので、信じようが信じまいが各自の勝手だ。世の中が、ここまでになるには、長―い年月と多くの人の知恵がはたらいている。人は病気にもなり、しわも出来、歳もとり、誰もが避けることができない死を迎える。友人から同窓会の集合写真を送っていただいたが、誰一人として面影がなく戸惑った。日本の3霊山は、青森の恐山・滋賀県の比叡山・和歌山県の高野山と知った。70年前から祖母の傍で木魚(もくぎょう)を叩いていたので仏様もお経も覚えている。遠い昔からみんなそうだと思っていたから、平安時代と言えば、みやこ京都だ。街あるく人は今も、お公家様に見える。平安時代の庶民は読み書きどころかお米づくりにせいをだし、信仰は許されなかった。そんな余裕もなかったかもしれない。そんな世に、最澄和尚は、中国の...比叡山【連載ー第548号】

  • 恐山(青森県) (連載―第547号)

    誰がなずけたのだろうか「おそれざん」と恐い名前だ。日本の三大霊場の一つに恐山がある。まさに、極楽と地獄を思わせる。それとも御殿場にある地獄谷のように実際の地獄模様なのか。恐山は活火山でカルデラ湖であり宇曽利山湖の湖畔には、日本三大霊場の一つである恐山菩提寺が存在する。霊場内に温泉が湧き、共同浴場としても利用されているらしい。そもそも、弘前をひろまえと読んでいた私がばかだった。ひろさきと聞いて感激した。今も、頭の中で回転させ「ひろさき」が出てくる。三途の川に赤い橋が掛かっている川幅が狭く、宇曽利湖に注いでいた。私が夢で三途の川をみた。川幅が広く中州もあった。ここには橋も掛かっているから、橋を渡った人も居たのだろう。尋ねると、急流に流されながらようやく向こう岸に泳ぎ着いた人。浅瀬を渡る人。橋を歩いて渡る人。の...恐山(青森県)(連載―第547号)

  • 色・色・空・空の旅 (連載―第546号)

    ある作家が、北鎌倉のお寺さんに入られたと伺ったが、てっきり仏門に入られてお坊さんに成られるのかと思った。ところが、お亡くなりになり、お墓に入られたらしく私が勘違いしたようであった。以前に、このお寺さんを知ったが、歴史を感じさせる静かなたたずまいだ。これは、お買い得ですよ。極楽浄土には、ふさわしい物件だ。だって、極楽浄土もあるかわかないのに投資と思えばあの世も金次第のようなだ。ところで、色(しき)ってなに?空(くう)ってなに?昔に亡くなったおばあちゃんから聞いたが、色は形あるものを表すし。空は無を表すと言う。幼い頃から、おばあちゃんの傍で木魚(もくぎょう)を叩いていたもので、耳からお経を覚えていた。その中に、色と空がでてきた。形あるものはいつか消えるものだと言う。立派な豪邸でもいつかは腐ってなくなる。人間の...色・色・空・空の旅(連載―第546号)

  • オッペケぺー (連載―第545号)

    ♪権利幸福嫌いな人に自由湯をば飲ませたい……♪という唄い出しで有名な「オッペケペー節」選挙制度を一つとっても長年、人のご努力で変わってきた。国は一部の人によって動かされてきた。清き一票さえも夢物語。国の制度は一長一短ではかえられない。一票を得るには、何十年も先人のご苦労を感じる。政治家に国民の血税を勝手にさせない、賢い国民でありたいが、政治家は、国民を将棋の駒のように扱うのが得意だ。引き金をひかされないように。現代の選挙は、18歳以上の男女であれば誰でも投票出来るが、以前は20歳だったが、最近の選挙制度の改正で18歳になった。社会科で習ったが、衆議院の任期は4年で解散のたびに選挙で改選される。参議院の任期は6年で、3年ごとに半数が入れ替わる。立候補できる年齢は衆議院議員は、満25歳。参議院議員は、満30歳...オッペケぺー(連載―第545号)

  • オッペケペー節

    ♪権利幸福嫌いな人に自由湯をば飲ませたい……♪オッペケペーオッペケペーオッペケペーポーペッポ・ポー1,かたい裃角とれてマンテルズボンに人力車いきな束髪ボンネット貴女に紳士のいで立ちでうわべの飾りはよけれども政治の思想が欠乏だ天地の心理がわからない心に自由の種をまけオッペケペーオッペケペーポーペッポ・ポー2,亭主の職業は知らないがおつむは当世の束髪で言葉は開花の漢語にて晦日の断り洋犬抱いて不似合いだおよしなさい何にも知らず知った顔むやみに西洋を鼻にかけ日本酒なんぞは飲まれないビールにブランデーベルモット腹にも馴れない洋食をやたらに喰うのも負け惜しみ内緒でそーっと反吐ついて真面目な顔してコーヒー飲むおかしいねおかしいねオッペケペーポーペッポ・ポー3,米価騰貴の今日に細民困窮省みず目深にかぶった高帽子金の指輪に...オッペケペー節

  • ジョン万次郎 (連載―第543号)

    私のあだ名はまんろうさん、時には、ジョン・まんじろうと同級生から呼ばれた。だから、詳しくは知らなかったが、親しんだあだ名だ。土佐(高知県)の貧しい半能半漁の家に生まれ、万次郎が9歳のとき父が亡くなり、また、母と兄が病弱であったため、幼い頃から働いて家族を養った。学校も行けず読み書きも当然出来なかった。ある日、いつものように、小船で仲仲間5人で漁にでた。ところが、途中、海が荒れてきて、港に帰ることが出来なく、10日間も漂流して、遥か南方の鳥島に流された。鳥島は、日本から南に約600キロの所にある島で、渡り鳥のアホウ鳥が生息していて水も多少でた。ジョン・万次郎の5人は、アホウ鳥の生肉を食べて、5ケ月間生き延びた。そんなところにアメリカの捕鯨船が通り、船長:ウイリアム・ホイットフィールド率いるアメリカの捕鯨船ジ...ジョン万次郎(連載―第543号)

  • 二宮尊徳 (連載―第542号)

    この人誰?と聞く耳をもたないだろうが、昔むかし私が小学生の頃、学校の門で薪(まき)を背負って、朝早くから立たされていた。触れて見ると、冷たく固まっていた。可哀そうにどんな悪いことをして立たされているのか、私も喧嘩(けんか)してイスをバラバラに壊して廊下によく立たされた。今に女の先生のお名前を憶えている。(ち・・・・・)とね。半世紀(50年)も過ぎると、少しは考える事を知ったのか、あの立たされている人を見ると「勉強しなさい」と言われているように感じる。「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」と誰かが言っていたが、てっきり、人は生まれながら平等だと言っていると思っていた。ところが、世は平等ではなく、学ぶことで平等を知ると言われた。忙しいのに、「そんな時間など無いよ」と聞こえるが、1秒の時間もやりくりして...二宮尊徳(連載―第542号)

  • 喜怒哀楽 (連載―541号)

    歌舞伎の役者のお名前か、浮世絵師の方のお名前のような、しなやかな風貌のようだ。喜怒哀楽(きどあいらく)、喜び、怒り、哀しみ、楽しみ、巷で流行っている4文字述語だ。私が情緒不安定だったころ、はじめて、小学6年生のころ、目にした漢字だ。私が遅れているのだろう。私にも、かわゆい子供のころもあった。72歳の子供だったら、ギネス入りだ。「喜」と「楽」よろこび、たのしみは同じ感情だと思うが違うという。前シャは、受験などに合格した喜び、後シャは、憧れの彼女とデイトしている楽しみのようだ。喜怒哀楽には、賞味期限もあるようだから、期限内にお召し上がりください。私の脳みその記憶では、365日前までは最近だ。後はみんな昔に、占拠されている。3日前の昼食に何を食べたかと聞かれると時間の猶予がほしい。今に、限ったことではなくて、二...喜怒哀楽(連載―541号)

  • 間宮林蔵 (連載―540号)

    むかし、昔、北の寒い寒いところのお話。シベリアと樺太(カラフト)が陸続きで繋がっているか、それとも樺太が単独の島なのか。樺太が幕府の管理に決まったもので、ロシアとの国境をはっきりする必要がおこりました。そのために、函館奉行所は、測量のできる松田伝十郎と間宮林蔵の二人に樺太の調査を命じた。世界中がどっちなのか、それをはっきりするために、1787年にフランスのラ・ペリーズが、1797年にイギリスのブロートンが、さらに、1805年には、ロシアのクルーゼンシュテルンが樺太の探検にやってきた。ところが、海峡近くまで、きながら、その地点を測量することなく、望遠鏡でながめて、「樺太とシベリアがつながっているようだ」と結論をだしてしまいました。そのため、ヨーロッパ人たちは、樺太はアジア大陸の一部であると信じていました。1...間宮林蔵(連載―540号)

  • 親鸞って、しんらん (連載ー539号)

    私が死んだら、どこに埋められるのか,どんなお経で葬られるのか念の為、兄に尋ねた。頼りの兄も判らない。答えは後日となった。兄は、5人兄弟で一番、美男子で成績も優秀だ。後日、兄がお寺に行ってお坊さんに聞いたようだ。法然の浄土宗と判明した。死んだら、どんな形式で葬式をするのか、どこのお墓に入れてくれるのか墓石の手配もしなければ、気になっていた。無宗教という人のお葬式に参列したがお坊さんも、いなく、お経もなく、ただ、荼毘にふされ、故人をふりかえる時間もなかった。極楽浄土も行ったことがないし、ワシャ、しんらん。「どなたか、この子を生き返らせて下さい」と死んだ我が子を抱いて町をさ迷っている母親。「私は、その子を生き返らせることができます」と、「ただし、死人をお一人も出していない家のケシの実を貰ってくるように」と見知ら...親鸞って、しんらん(連載ー539号)

  • 東海道線鈍行の旅 (連載―538号)

    「久しぶりだね。宇宙人になってもう何年過ぎた?」耳も宇宙人らしくバカでかく。昔の友はA型で、ボケは,もちろん友だった。「君は変わっていないね」変わっていないと言われた私は地球人。「変わったさ」町のウインドウにうつされる我が身を見て、嫌になることがある。この前までは水谷豊と思っていたのにこのザマ―だ。「奥様は、宇宙人」と話しかけても無反応だ。宇宙弁は話せない。UFOらしき円盤に乗って来たらしいが、スピードが速そうだ。「ところで、先の奥様はどうしたのかね?」「そうなんだよ、病気になって、アッと天国に行っちまって」あんなに、大柄で元気な人だったのに、人って、普段、どこが悪い、ここが悪いと医者通いの人ほど長生きする。「君は、宇宙を飛び回って、命をまっとうしている」4月に、生まれ故郷に帰る予定だがUFOに乗せてもら...東海道線鈍行の旅(連載―538号)

  • テイクアウトっていいじゃナ~イ (連載―537号)

    ゲッツ!いい人だったよなあ。まだ亡くなられていない。突然、あらわれて、「ゲッツ!」訳もなくGetOutする。いいじゃナ~イテイクアウトは、死語だと思ったが、今更、古―い人間が持ち出して新語にされた。「これ、テイクアウトして下さい」と言えばめだたない。これ、食べきれなくて、自宅に持ち帰りたいのですが。「お持ち帰りですか」と簡易な入れ物に移してくれる。「はははっはー~」これってマジ~和製英語ですか?25年ほど前、アメリカに行った時、近くのホテルで朝食を食べに行った時、バンキング(北欧に住んでいたノルマン民族が略奪した食料を船に並べて食べ放題で食べていた。その映像が私の脳裏に残っていて食べ放題となった。)ですかと尋ねたら無反応だった。私より、上手が居た。ある温泉ホテルで食べ放題のシステムを知って、ある団体客がビ...テイクアウトっていいじゃナ~イ(連載―537号)

  • おとぎ話 (連載―536号)

    お父さんの田舎は、おとぎの国のようなところだ。海を初めて見たのが小学生の遠足だ。広―い広―い海、塩辛―い海水、こんなに塩辛ーいと台所の塩をいくらふりかけても足りない。こんなに海が大きいと、よその国には行けない。関所は、なかったが、村ごとにガキ大将の砦(とりで)があった。大人の自転車を横乗りして、冒険というか海を見に行った。砦を何箇所か通過するのに御代官様にお菓子の手土産が必要だった。港には、貨物船が横づけされており、忙しく大人が行きかっていた。赤色と青色が目に残っている。この船に乗れば、よその国に行ける、塩の香りも漂っている。帰りは、途中、食堂に寄って、キャベツとメリケン粉(小麦粉)だけのお好み焼きを食べた。ソースが美味しかった。帰りの関所はスムーズに帰れた。天気予報は、雲の動きを見て、雲が北から南に流れ...おとぎ話(連載―536号)

  • 勝 海舟 (連載―535号)

    「海から来る敵は、海でふせがなければなりません。そのためには軍艦が必要です。軍艦が必要です。軍艦をつくる費用は、外国との貿易で利益をあげれば・・・・・」勝海舟の父は旗本で、旗本の中でも低い身分であまり、裕福な家庭ではなかったようだ。その点、私と同じだ。違いを見つけているのだが、勝さんは都会育ち、私は山奥育ち。肉体は田畑山、村の駐在所の巡査に柔道を習って鍛えているから私の方が勝っているようだ。脳みそは根本的に違うし鍛えていないから勝さんが勝ちのようだ。しかし、勝さんは剣道場で厳しい修行に耐え、真剣勝負の世界で鍛えられているし、その過程において人を見る目がやしなわれたのだろう。幼い頃、犬にも噛まれあまりの傷口の大きさに医者もタジタジ、父親は刀を抜いて「さあ、医者なら肝っ玉を据えて傷口をぬうのだ。麟太郎(勝さん...勝海舟(連載―535号)

  • ある会社のカレンダー (連載―534号)

    「ニャンとすてきな一日だ」日めくりカレンダーは今もあるのか日本の旗は簡単に書ける。白地にうめぼしの紅色をまん丸に書けば出来上がる。遠くから見てもめだつ。昔、聞いたところによりますと、ある国が日の丸を譲ってほしいと言う。飛行機の機体に丸い赤をえがけば、遠くからで自国機とわかるからだそうだ。アメリカの国旗をTシャツにデザインして描けば街中でも着れる。日の丸をデザインしなくてもTシャツに描いて街中をかっ歩すれば人は変なめつきだ。昔、日めくりは、一日の長さがながい時に重宝した。お風呂を沸かすのも井戸から水をバケツに汲み、お風呂に入れた。新聞紙をお年寄りのしわのように丸め、小枝を上にかぶせ、牧に火が移れば、しばらく火の見て、いい湯加減になれば完了だ。もちろん五右衛門風呂だ。サツマイモがあれば灰に中に入れ、焼く。兄弟...ある会社のカレンダー(連載―534号)

  • 安珍・清姫物語 (連載―533号)

    むかし、紀ノ國(和歌山県)のある宿屋に、それはそれは奇麗な娘(清姫)がいた。毎年、奥州(岩手県)白川からくる若い山伏(お坊さん)(安珍)にひとめ惚れでもしたのだろう。今年も、那智大社に参詣の為、清姫の宿(紀州牟妻群の真砂、庄司清重の家)に宿泊する。安珍も若いイケメンだ。器量のいい清姫に、将来は妻として白川に連れて行こうと言ったもんで、若い清姫は信じていた。確か、昔は、お坊さんは一生独身であり続けなければならない。今は変わって、結婚もok、肉も魚もokのようだ。安珍は、例年のように、清姫の宿に泊まった。その夜は長旅で疲れて、早く眠りについていた安珍が、芳ばしい香りと衣擦れの音で、目をさました。ほのかな灯りに目をこらすと、清姫が枕元に座っていた。「清姫さま、どうなさいました」「安珍さまに、あいとうて、お傍にい...安珍・清姫物語(連載―533号)

  • 人生って 不思議なものですね (連載‐532号)

    小澤征爾さんの、訃報に、心からご冥福をお祈りいたします。お顔の表情と体の動きが、オーケストラと一体となって、まるで、自ら、楽器を演奏しているかのように、音を表現しておられた。命のリレーなんだろう。シャンソン歌手、日高なみと40年も、銀座6丁目でシャンソンの店をお手伝いをさせていただいた。最期は、2回目の脳梗塞でお亡くなりになった。幼い頃から芸事が好きで、宝塚出身の先生の影響でシャンソンとのであいで歌手になった。一曲の譜面を持って、シャンソンの登龍門のオーディションにでかけて、銀巴里のオーナーの直々の審査に合格して、その日から唄へと言われ、その日は同じ歌を歌ったようだ。当時、銀巴里では、丸山明弘さん、フランス人と間違えた故高野圭吾さん、津軽なまりでシャンソンを唄っておられた故工藤勉さん、の指の先まで表現して...人生って不思議なものですね(連載‐532号)

  • 北条時宗 (連載―531号)

    北鎌倉の円覚寺では鎌倉時代に元寇で戦死した日本の武士と元軍(モンゴル・高麗等)の戦士が、分け隔てなく供養されている。北鎌倉の円覚寺は、作家;開口健(かいこうけん)が永眠しておられるお寺だ。亡くなられて久しいがまたお目にかかった気分だ。鎌倉幕府第五代執権(将軍の補佐をし、幕府政治のすべてをきりもりをする最高位の役職)の北条時頼の子の北条時宗は、17歳の時に第八代執権職になつた。鎌倉幕府も将軍との確執で北条時宗も鎌倉を離れられなかった。そんな時に、モンゴル(元軍)と高麗軍が二度にわたって日本に攻めてきた。チンギス・ハンの孫のフビライ・ハンが朝鮮の高麗を征服して、モンゴルも中国との南宋と戦っており、火薬の原料の硫黄(いおう・火山があったので硫黄がとれた)が日本からに輸入していることもあり、日本を征服の必要性もあ...北条時宗(連載―531号)

  • 千 利休 (連載―530号)

    千利休は戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した茶人とある。下剋上の世の中、誰にも天下人になれる機会もないだろう。それが堺の豪商に生まれ、「富と空」をすなわち天と地をあじわった青年。わび茶という世界を造った茶人であると解釈している。近くの公園に茶室があり、はじめてお茶を頂いた。茶室はシンプルで何の飾りもなく、可愛い女の子が床屋の使っているような茶筅で泡立ててお茶を頂いた。泡をすするようにのんだ。苦いと思ったが美味しかった。帰りリサイクルショップで900円の茶碗を買った。これが私の「わび茶」だ。私は徳川御三家の徳川吉宗とは今のところなんの関係もないただの紀州人だった。堺は商人のたまり場、おおきに、の言葉に堺商人の魂が籠っていた。紀の川を渡れば岸和田も大阪や。江戸時代、大坂の浮世草子・人形浄瑠璃で有名らしい井...千利休(連載―530号)

  • 江戸時代のお医者さん 杉田玄白 (連載―529号)

    江戸時代が、なかったら日本は、どうなっていたのだろう。と漠然と思わせてくれる。政治は不平等条約を結ばされて、軍事も経済も医学も西洋に遅れをとっている。西洋から見ると日本は野蛮な国、国の体をなしてはいないのだろう。江戸時代は徳川幕府265年も続いた。1639年、ポルトガル船の来航禁止から鎖国がはじまった。長崎の出島にオランダの商館が移された。鎖国は、1853年、ペリーの浦賀に来航で終焉を迎えて、1867年、徳川15代将軍の徳川慶喜の大政奉還と新明治政府の王政復古の大号令で幕末となった。蘭学(らんがく)は、西洋の学術、科学、文化を研究する学問で、徳川第8代将軍徳川吉宗が鎖国にもかかわらず蘭学書の輸入を解禁してから、蘭学が盛んになった。従来、中国から伝わった漢方が日本の医術で主流だった。杉田玄白は、西洋医学書を...江戸時代のお医者さん杉田玄白(連載―529号)

  • 日本各地を歩いて、日本地図の完成をめだした江戸時代の地理学者(連載ー528号)

    「50歳から学問はじめ、日本各地を歩いて、日本地図の完成をめざした江戸時代の地理学者、伊能忠敬」と書かれているが、このような方は子供の頃から秀才と決まっている。72歳の私も、まだ20年の後に気づいても、・・・・・手遅れだ。やっぱり、算数も出来、ソロバンもでき、商才にたけていた。18歳のころ、傾いた大きな造り酒屋の伊能家の養子に入り、伊能家をたてなおし、1782年の天明の大飢饉に遭遇しても伊能の住む村は1名の犠牲者を出さなくてすませた。伊能さんの功績だったのだろう。私も、今は千葉県に住んでいるから伊能忠敬さんとは同県人だ。学生時代、測量のアルバイトに千葉県柏の山に出かけた。大鷹の鳴き声もする田舎だ。測量の望遠鏡を覗いている人はいいか、私は望遠鏡を覗くのに邪魔をする範囲の竹藪や木々を伐採する仕事だ。柏も今は、...日本各地を歩いて、日本地図の完成をめだした江戸時代の地理学者(連載ー528号)

  • ウクライナ、ロシア同じ国だったのに (連載―527号)

    つくづく日本は、温暖で海に囲まれ島国に生まれてよかった。海にも川も魚が獲れるし、山には山菜も木の実も採れる。水は豊富で新鮮だし、お風呂も毎日入れる。国民は、大和民族で、アイル、琉球とがいらっしゃるが、ほぼ単一民族だ。地球上は、凍り付く寒さの場もあれば、熱い砂漠の場もある。食料も豊富に収穫できる土地もあれば、輸入に頼らないと生きてゆけないところもある。その住む条件で人の性格も違うようだ。戦争の時は、勝っているとフェイクを流し、勝っているのに空襲警報が毎晩のようにある。逆らえば非国民とヤジられる。地球の大きさも百年前から変わっていないのに、地球が小さくなったのかもしれない。海は広いな大きいな、行ってみたいなよその国。画用紙に舟を浮かべて夢見た地球は大きかった。相変わらず人間同士が争いをしている。こんな狭いとこ...ウクライナ、ロシア同じ国だったのに(連載―527号)

  • イスラエルとパレスチナ (連載―526号)

    イスラエルとパレスチナを国家として承認してイスラエル軍が占領しているガザとヨルダン川西岸の両地から暫定的に撤退し、5年にわたって自治政府を認める。ノルウェー・オスロで合意した。(1993・8・20)ラビン首相とPLOアラファト議長とで合意された。ところが、アラファトはアラブ人に暗殺され合意は守れず、現在、ガザ地区とヨルダン川西岸地区には8mの壁が作られ、ガザ地区には、200万人、ヨルダン川西岸には100万人のアラブの人が押し込まれ劣悪な環境にいる。食料は国連が援助している。ガザの広さは、日本の種子島の広さらしい。西は、地中海だが、イスラエルの警備船が見張っている。壁を越せないように兵士が見張っている。所詮、共存は無理なようだ。現在の中東で何千人と亡くなられている。紀元前13世紀のエジプトは大国で各地から奴...イスラエルとパレスチナ(連載―526号)

  • 噓とホント (連載―525号)

    私は、今までうそをついたことがない。それはうそだ。5分間ほど考えるとあれもうそ、これもうそ、と出るわ出るわ、そんなつもりはないが白状するように、うそをついていた。私は、72年間の内、1回ぐらいのうそは、いいだろうと弁解したいようだが、1回ぐらいだと社会は許されるだろうと思っていた。日本の人口は1億だとして、日本には、1億回の、うそがうごめいている。「うそも方便」とも入れると世の中、うそだらけだ。ちょっと歩けば、道端にうそが転がっている。ついこの前も、うそに騙されそうになった。これは、うそ?と相手に聞いても、うそと応える筈がなく、電話を変わった子供にばかにされ、うそを教わった。世の中も多様化してうそと気づかない。うそのことを、巷では「フェイク」「フィクション」というらしいが、世の中の価値観も多様だし、昭和生...噓とホント(連載―525号)

  • River(ミシシッピー) (連載ー513号)

    幼い頃、田舎の川底に潜れば、流れは岩にぶつかり渦を巻く。渦が巻いていると川面に上がろうと、あたふた、もがく。こんな時は、渦に逆らわずいったん川底に潜って、渦から逃れれば、浮くように川面に出られる。「運命の別れ」川は、静かな流れで厄介だ。ミシシッピー川とは、山奥育ちの私とは出会う機会がなかったのが、カントリー・ミュージックとの出会いで太平洋を渡った。幼い頃、画用紙に描いたヨットに乗って、よその国に渡った。テネシー州ナッシュビルに着いた。まさか、広い遠い海を渡ってアメリカに来ようとは、思わなかった。「シェナンドー」とアメリカの民謡がある。約、200年前の1848年、カリフォルニア州で起きたゴールドラッシュの時に、ある男が一攫千金を狙って川で懸命に金を探すのに夢中でシェナンドーという名の娘をミズリー川で亡くした...River(ミシシッピー)(連載ー513号)

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