【書評】日本・破綻寸前~自分のお金はこうして守れ!(藤巻健史)
今日ご紹介する本は、伝説のディーラーと言われ参議院議員として仮想通貨税制や日銀の追求などで名を馳せたものの、落選して再び経済評論家に戻るという、まさに今の金融市場のようなボラティリティの高い人生を歩んでおられる藤巻健史さんの最新の著書日本・破綻寸前~自分のお金はこうして守れ!です。 藤巻さんは、ずっと以前1997年ころから財政破綻の危機を警告してきました。 いうまでもなく日本の財政が借金だらけであることが理由です。 しかしその後も国の財政は好転せず、むしろ政府・日銀の異次元緩和があったことで、禁じ手の財政ファイナンスが行われているとの警告に変わってきています。 そしていまや、膨大な日本の借金を返済する方法はハイパーインフレしかないという結論に達し、各方面に警鐘を鳴らしています。 今回の本で、著者は様々なデータをあげて、日本がいかに異常な状態になってるかということについて詳細に記載しています。 結論は、「財政再建にはハイパーインフレしかない」です。 なぜ財政破綻ではなく、ハイパーインフレかという疑問に対しては、財政破綻とハイパーインフレは同義であるとし、日銀がどんどん紙幣を刷れば財政破綻しないが、結果として円の価値が暴落しハイパーインフレになると解説しています。
わたし達の大切な年金積立金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)資産構成を大きく見直し海外シフトを強めました。 GPIFは四半期ごとに成績を報告しています。 もちろん価格変動のあるものに投資するので、マイナスが出るときもプラスが出るときもありますが、2001年度以降の累積収益額はプラス75兆円です。 GPIFは、国内債、国内株、外国債、外国株の4資産に分散して投資していますが、その構成比率を定めた「基本ポートフォリオ」を5年半ぶりに改定しました。 先日発表された2020年度からの新たな資産構成は、米国債など外国債券の割合を従来より大幅に増やすものです。 従来15%であった外国債券の割合を25%に引き上げ、外国株式を含む海外資産の割合を過去最大の50%としています。
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